波と狛のつれづれ日記

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黒いもふもふ猫・晃ちゃの最期

2024-08-10 00:49:45 | ニャンコ

こんばんは、白黒茶々です。

7月15日の朝、白黒茶々家の愛猫のが旅立ってしまいました。 享年9歳3ヶ月。

その数日前まではいつもと変わらず元気で、あまりにも突然のことに私たちの気持ちはついていけず、悲しみと喪失感に襲われています。それでも気持ちを整理するためにも、晃ちゃが歩んできた足跡を見ていきたいと思います。皆さまもどうか、お付き合いくださいませ。

今から10年前の平成26年(2014年)の秋に、私たちはウチの近くで生後2ヶ月にも満たない小さな仔猫を保護しました。 黒くてふわふわな男の子で、蒼(そう)と名付けて大切に育てました。 ところが、間もなくして重い肺炎を患い、ウチに来てから僅か1ヶ月ちょっとで亡くなってしまいました。 蒼ちゃへの想い入れは強く、家族全員が悲しんだのですけど、やがて「大人になった蒼ちゃの姿を見てみたい」という気持ちが強くなっていきました。 そして猫の里親募集サイトで、蒼ちゃによく似た黒ふわの子を探す流れとなりました。

しかし黒ふわの仔猫の数は少ないうえに人気もあって、やっと見つけても速攻で里親が決まってしまって、なかなかめぐり逢えませんでした。 それでも、活動を始めてから5ヶ月ほど経った6月下旬に、ようやく希望していた子を迎え入れることができました それが ………と緑(りょく)だったのです
晃という名前は蒼ちゃと発音が近い「こう」に、私が好きだった2代目水戸黄門を演じた俳優の故・西村晃さんから1字いただいて名付けました。
※名前の文字の一部のように言っていますけど、まるまる全部では!? (編集部突っ込み)

晃ちゃは緑ちゃと一緒に、元気にすくすく育っていきました。 ビビりで引っ込み思案な緑ちゃとは反対で、人懐っこくて甘えん坊でした。 さらに私たちが想い描いていた通り、いや、それ以上に黒い長毛がふわふわなうえに、イケメンな成猫になってくれました。

病気知らずとはいかず、尿道が詰まりやすい体質で、獣医の薦めで療養食のロイヤルカナンが必須となりました。 それでも、そのフードを食べさせ続けていたら、尿道の病気はまったく再発しなくなりました。 以降はほとんど病院にお世話になることもなくて、元気に過ごしていたのですけど………

7月14日の日曜日は元気がなくて、ご飯もあまり食べませんでした。さらに、私たちが就寝しようとする頃には、グッタリしていて息も荒くなっていたのです これは放っておくワケにはいきません 熱中症の症状とは違うのですけど、何が原因なのかはわかりませんでした。

とにかく、私たちは手分けをして、救急で受け入れてくれる病院を探しました。 ところが、24時間体制を謳っているところでも深夜2時で受付を終了していて、日付けが15日となったその日は祝日で休んでしまう病院も続出 留守番電話で受け付けているところも、繋がりませんでした。
ワラをも掴む想いでネットで相談してくれるところに入ってみたのですけど、それは人の弱みにつけ込む悪徳商法のような感じだったので、断念しました。

結局、寝ないで晃ちゃを見守り、朝一番で病院に連れていくことにしました。箔母さんはその日は仕事が休みだったので、彼女にその2つの任務をお願いして、私とたつぴは途中で寝ることにしました。しかし「起こしに来られたら、それは晃ちゃに悪いことがあったということに………」というのが恐くて、私は一睡もできませんでした。

そうしているうちに、いつもの起床時間となりました。恐る恐る箔母さんと晃ちゃがいる部屋に入っていったら……… 晃ちゃは私たちの想いに応えてくれたのでしょうか?呼吸や容態は前の晩よりは落ち着き、箔母さんによると自分で起き上がって水を飲みに行くまでに快復したそうです。 よかった、持ち直してくれたー

私たちは安心し、平常通りに朝の支度をしました。それでも、念のために晃ちゃは箔母さんに病院に連れていってもらって、いろいろと診てもらいましょう。そんな彼に、出勤前に「いってきます 」を言いに言ったら………

晃ちゃは飲んだ水を吐き出して、舌を出したまま苦しそうに息をしていたのです そんな……… もう大丈夫だと思っていたのに。私は彼のことが心配で仕方がなかったのですけど、箔母さんに託して出勤せざるを得ませんでした。神さま、獣医さん、どうか晃ちゃを助けてー

それから1時間後に、箔母さんから「9時30分位に息をひきとりました。(原文ママ)」というメールがありました。

箔母さんによると、病院に到着する直前に晃ちゃは心肺停止したそうです。その時「ニャ~」と鳴いたのですけど、彼女は「『もうムリ 』と言ったのかな」と呟いていました。私は最期に「今までありがとう」と言ったと信じています。そのような状態でも箔母さんは病院に運び込み、先に来ていたお客も順番を譲ってくれて、晃ちゃは獣医さんに心臓マッサージなどの蘇生処置をしてもらいました。一瞬心電図が動いたのですけど、彼は二度と戻ってきてくれませんでした。

その日のうちに晃ちゃは箱の中に入れて、花やご飯を供えました。翌日の16日に野辺送りをすることになり、最後に白黒茶々家のすべてのペットに見送ってもらいました。緑ちゃは晃ちゃとは性格が反対でしたけど、一緒にウチに来て兄弟のように育っていきましたね。寂しくなりますけど、彼のぶんまで長生きしてください。

京ちゃは面倒見がよくて、仔猫の頃にやって来た晃ちゃたちの相手をよくしてくれましたね。彼らにとっても、いいお姉さんでした。

最後は、です。狛は相手が猫でも落ち着いて対応していたのですけど、波は追い回してしまうので、ウチのニャンズには警戒されていました。しかし、本当は仲良くしたかったのかも知れません。そんな彼女は、晃ちゃの亡骸に顔を突っ込んで、別れを惜しんでいる……… と思っていたら、お供え物のフードをつまみ喰いしていましたよ

病院でも死因はわからなくて、突然のお別れに私たちの気持ちは追い付いていません。とはいっても、たとえ長生きしたとしても、最愛のペットに旅立たれたら「あの時ああしていれば」のような後悔と深い悲しみに襲われるのですよね。なので、彼らには持って生まれた寿命があると思うようにしました。まだ「なんで死んじゃったの」と引きずってはいるのですけど。
それでも、緑ちゃと一緒にウチに来てくれて、ウチの子になってくれて、さらに私たちに癒しと幸せをもたらしてくれて、とても感謝しています。 晃ちゃ、ありがとう。


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