波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

上ノ郷城をリアルタイムで追ってみた

2023-03-15 01:57:42 | お城

こんばんは、白黒茶々です。

前回の日記で、白黒茶々家に新たな中古車となるセレナがやって来……… いや、正確には私たちが中古車屋まで引き取りに行きました。 その手の車は私にとっては初めてで、まだ浮わついていたのですけど、いきなりその日の午後にを乗せて40kmほど先の蒲郡市までドライブすることになりました。

そのセレナには、今まで乗っていた車にはなかったスマートキーやカーナビなどが装備されていることもあって、ちょっとした高級感を味わうことができました。 ただし、カーナビは15年前のデータからアップデートされていなくて、コンビニのサークルKが点在していたり、その間に開通した豊橋パイパスを走っているハズなのに、私たちは畑のど真ん中を突っ切っていたりしました。

そうしているうちに、目的地の上ノ郷城跡の駐車場に……… いや、すでに満車となっていて、止めることができません。 上ノ郷城は、今川氏真の配下の鵜殿長照の居城だったところです。 永禄5年(1562年)2月に、三河統一を目指す松平元康(のちの徳川家康)に攻められたのですけど………
私たちが訪れた時は、まさに「どうする家康」がそのあたりの話で、蒲郡市の市街地から外れた高台にある中世の城跡が脚光を浴びていました。 実は私も、ドラマに出てくるまでこのお城の存在を知りませんでした。 あ、駐車場のほうは空きそうにないので、神社の灯籠の横のヘンなスペースに止めておきました。

そうしたら、いよいよ上ノ郷城の主要部に迫りますよ

ドラマでは「断崖絶壁の上に聳える城」というナレーションがあったのですけど……… 地形を生かして幾重もの堀を廻らせたりして攻めにくくしてはいるものの、立地は標高50m程の小高い丘の上でした。

そこに至るまでは、民家の間の路地を通って、みかん畑の細道に入っていきます。 それでも、所々にお城への案内があったので、迷わずに向かうことができました。

城の南側を守っていた土塁の上には、立派な城址碑が立てられていました。 
松平元康の攻撃を受けた上ノ郷城は、一度は敵を撃退したのですけど、落城してしまいました。 その戦いでは、忍者が活躍したと云われています。

主郭に立てられた「上」「ノ」「郷」「城」「跡」の看板も、遠くからでもわかりやすくていいですね。

それほど険しいところではないので、お城の中心部の主郭には難なくたどり着くことができました。 こちらは広い空間となっていますね。
松平元康の城攻めによって、鵜殿長照は討ち死に。 彼の子の氏長氏次は、元康の捕虜となりました。 のちに彼らは、今川氏真のもとにいる元康の妻子の瀬名竹千代亀姫たちとの人質交換に出され、命を救われることに。

その北側も見渡すことができて、ここが独立した丘であることを実感しました。 それと、パイパスの橋桁も見えますね。

城跡のPR看板(?)を、同じレベルから見るのもいいですね。 そこからは………

蒲郡の市街地や三河湾を臨むことができます。 今までに私は、ドラマやアニメの舞台となったところを訪れたことはあるのですけど、その話が進行している時に行ったのは、今回が初めてでした。 そのぶん賑わっていて、ドラマの影響の大きさを実感することができました。 とはいっても、今回の目的地は上ノ郷城跡だけではないのですよ。 私たちはそこから近いといえなくもないところにある………

蒲郡市の西部公民館に向かいました。 建物の窓には、これでもかというほど「どうする家康」のポスターが貼られていて、テンションの高さが窺えます。 その屋内には………

上ノ郷城の復元模型が飾られているのですよ これは発掘調査などの資料をもとにして作られたので、かつての様子がほぼ正確に再現されています。 その頃のお城には石垣や瓦葺きの建物はなく、土を盛ったり突き固めたりした土塁の上に、掘っ立ての柵や見張り楼、屋形などが建てられていました。

さらに私たちは市街地を突っ切って、海沿いにある蒲郡市博物館に行きました。 その入口には、かつてその街中にあった蒲形陣屋から移築されたがあります。そこを潜っていった先には………

蒸気機関車のD51が野外展示されています。 その運転席はもちろんのこと………

客車も開放されていて、見学したり座席に座ったりすることができるのですよ このレトロ感から、私は「鬼滅の刃」の「無限列車編」を思い出していました。 それだけではなく………

その構内に、古墳まで持ってきていましたよ こちらは馬乗2号墳という方墳で、愛知技術短大を建設する際に、その敷地となるところから移されました。

しかも、博物館が開館している時間内なら、石室の内部まで自由に出入りできるときたもんだ このような形でも、丁寧に保存されていてありがたいです。

つい、博物館の外だけでテンションが上がってしまいましたけど、メインとなるこちらも見ておきます。 かなり立派なのですけど、入場無料でした。

その館内には、蒲郡市の歴史や民俗に関する資料だけではなく………

上ノ郷城跡の発掘調査の写真や………

その出土品も展示していました。 それらを見ていったら、上ノ郷城が機能していたことをより感じることができました。

あと、ブラウン管テレビやジュークボックスといった昭和の家電も置いてありましたよ

それから、こちらにも「どうする家康」のポスターが多数貼られていました。 お気持ちはよくわかります。 その日、蒲郡市はそのドラマの最盛期を迎えたのですけど、これをきっかけにしてリピーターが増えるといいですね。 私は今度は竹島水族館竹島ファンタジー館子安大師などを訪れたいです。



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