波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

ナミ・オブ・ボイス

2015-09-02 00:14:25 | 探求シリーズ
こんばんは、白黒茶々です。
突然ですけど、皆さんはご自分の声を気に入っているでしょうか? とはいっても、その声は二種類あるといってもいいでしょう。その一つは、発すると同時に聞こえてくる、頭蓋骨を通したものです。こちらの声は、かなり聞き慣れていると思います。



そしてもう一つは、カセットテープなどの機器に録音したものを介して、間接的に聞いたものです。こちらのほうは、自分以外のみんなの耳に入る真の声なのですけど、なかにはそいつを初めて聞いたときに「私はこんな声でしゃべっていたのか……… 」と、ショックを受けられた方もいると思います。頭蓋骨ボイスとのあまりのギャップに「何このヘンな声は。化け物 」とか「穴があったら入りたい………」とかいうのも、ムリはありません。そういう私も、最初はダメージを受け、受け入れられるようになるまでにかなりの時間を要したので。



そこで博士は思い付いたのだよ
※「博士」って誰?ひょっとして、自称?(編集部注)
ここしばらくはご無沙汰しているのですけど、私は波をワンコイベントやオフ会などになるべく連れ出すようにしています。 しかしそのような席では、彼女はまったくと言っていいほど、吠えたり鳴いたりしないのですよ。そういうこともあって、「波ちゃんって、おとなしい子だね」と思われている方もいるでしょう。しかし、それは誤解です。 実は、彼女は犬なのに猫をかぶっているのです。家では散歩前やニャンズを見つけたときなどに、吠えまくっているのですよ。
そんな彼女が、自分の真の声を聞いたら、どのような反応をするのでしょうか?………という悪だくみ、いや、実験テーマがふと閃いたのです。 今のところヤギ以外のもので恐がったことのない彼女は、ビビったりするのか? それとも、「初めて聞くこの声の主は誰なの?」と、探しまくるのか?それか「嗚呼、なんてきれいな声なの」と、聞き惚れるのか?とにかく、検証してみます。



実験に際して、用意するものは……… 被験者の波と、ボイスレコーダー、たったこれだけです。 しかし、私の家には専用の機器はなく、このなんちゃって実験だけのためにわざわざ電気屋さんに駆け込むのもナンなので、その機能がまだ残っている先代の携帯(電話)を使うことにしました。 それから、前もってこの実験のことを伝えると、意識して珍妙なリアクションをしてしまう恐れがあるので、本ワンには何も告げずに取り掛かるようにします。



そうしたら、まずは波の声を収録するところから始めなければならないのですけど、散歩時間に元携帯の録音ボタンを押してから、外に箔だけを連れ出したら、「待ってなの、なみも連れてってなの 」のような声を出してくれました。私はこれを「波声1」と呼ぶことにしました。
念のために、もう一種類。今度は彼女の前に、猫の銀ちゃを連れてきてみました。 そうしたら、先ほど以上に大きく激しく吠えましたよ そのようにして録った声は……… 自動的に「波声2」とするしかないでしょう。このようにして、下準備が調ったので、いよいよ実験に取り掛かります。そうしたら、波ちゃおいで~



何も知らずにやって来た彼女の前で、元携帯レコーダーのスイッチをポチっとな そこから流れてくるヒャンヒャン という「波声1」に対して、彼女は………



とても不思議そうに、その声の主を探していました。 「これこれっ この反応を期待していたのじゃよ 」博士の思惑どおりの結果になると思われたのですけど………



そのうち彼女は落ち着いてきて、冷静にその声を受け入れるようになりました。 それなら、ワワワワン という「波声2」ならどうだっ



その声に対して、彼女は首をかしげたりはしたのですけど、それ以上のリアクションはしてくれませんでした。 犬が首をかしげる動作は、真剣に聞いてその音を分析しようとしているそうです。そのあと、いくら「波声1」と「波声2」を聞かせても、結果は同じでした。

これらのことから検証すると、う~ん……… 波はレコーダーから聞こえてくる声を、自分のものだと認識していたかどうかは判らないのですけど、いちおう冷静になって聞いてみることにしたようです。私が期待するような取り乱しはなかったのですけど、これはある意味賢さの表れといってもいいでしょう
………はい、親バカを承知の上で申しております。

その波が、救急車や消防車のサイレンの音に対して、遠吠えするということが最近判明しました。 しかも、ソプラノ・ボイスで。私の家で遠吠えするワンコを飼うのは、15年ぶりぐらいでしょうか?今どきのワンコにしては珍しい。そういえば、SKIP君の娘の笑美ちゃんは、飼い主さんがハーモニカを吹いたら歌い出すそうです。 そうしたら、波は?これにはハーモニカの入手と、私の演奏能力の向上が必要なのですけど、また新たな実験をしてみたくなってしまいました。


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コメント (6)
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