沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

手作りの夏休み

2017年07月30日 | 10郎

  親子でともに手作り工作するイベントが、うるま市であったので10郎と二人参加してきました。出発前のテラスからの眺めはごらんのように青空。台風が3つ接近しているとは思えないですね。9号が直撃した石垣・与那国島の方にはお見舞い申し上げます。 

 方角によっては雲ひとつありません。これ本当(旅行雑誌のようにフォトショップで消したりなどしていません!)。

  息子のために父も手作りをしようと、44歳ハゲごっつ、おにぎりをニギニギ。10郎が大好きな名護のばあば手作りの梅干しを混ぜています。10郎にとってのおばーの味かな。いつまでも忘れずに。父のてぃーあんだーも。

 いざ出発。

  イベント開始時間まで余裕があったので、嘉手納道の駅に寄り道。広大な嘉手納基地を見せました。72年前の戦争でアメリカ軍に乗っ取られて無理やり作られたことも教えました。だからといって戦争で勝てばいいという話でもないことも。

 上写真右奥に見えるのは米空軍の世界最大級の輸送機ギャラクシーでしょうか? ウィキペディアによると、全幅67.89㍍、全長75.3㍍、全高19.84㍍ 重量170トンだとか。8郎も10年ほど前、新都心で真上を飛んでいるのを見ましたがその巨大さに圧倒されたものです。あんなのが墜落したら町一つが吹っ飛びます。ものづくりの英知は人類の共存共栄のために生かしてほしいものです。

 道の駅の駐車場で、おにぎりをむしゃむしゃ。三つすべて平らげました。

  さて、うるま市の工作会場に移動。いまブレーク中の県出身マジシャンのパフォーマンスが見られるという特典もついていました。工作ではアクリルをつかったフォトフレームに挑戦(1500円)。汗をかきかき真剣です。

 装飾用のビーズ? ビー玉? とてもきれいですね。きれいだったのでマクロ撮影。

  1時間ちょいで見事完成。会場の司会であるお笑い芸人さんにインタビューを受ける一幕も。多少くちごもっていましたが、いい経験になりました。手前が完成品です。

 とてもいいイベントでした。未経験のご家族は来年こそぜひ!

 

 勤務中の暑い昼下がり、またしてもランチに。「もとなり久茂地店」です。この店の豚骨スープの味は間違いないっす。勤務中だったので、さすがに同店名物の「手作りギョーザ」は控えましたが。おいしゅうございました。 

 8郎が勤める会社は今年もおかげさまで夏のボーナスが出たので、念願のホームシアターを購入! 本当は立柱式のスピーカーがほしかったのですが、アンプも必要だということで経済的に断念。アンプ込み3万2千円のビギナー向けで手を打ちました。サラウンド効果は期待できないのですが音質はかなり向上しましたね。早速、昨年の大ヒット作邦画「君の名は。」を鑑賞。噂通りの傑作でした。なんといっても絵、特に空の絵が超きれいでした!(音じゃないんかい)。これはアニメならではですね。アニメーションの世界もデジタル化は進んでいるでしょうが、いまだに職人アニメーターたちの手作り感を感じます。CGや3D技術を使わなくてもあれだけの開放感、奥行きを出せるなんて、日本のアニメはまさに国宝ですね。

 愛息10郎はホームシアターそのものではなく、それが入っていた空き箱に興味しんしん。タイムマシンをつくるのに適当な大きさなのだとか。「これから作るから捨てないでよ」という必死な表情に、しばらく様子見を決めた両親です。手作りタイムマシンでどこに行くつもりなのでしょうか? 彗星が落ちる前の糸守町に行って三つ葉の手助けでもするつもりでしょうか(笑)

 先日、水泳教室の昇級試験を受けてきた10郎。空手の昇級試験とダブルで昇級したら、ベイブレードを買うという約束に張り切っていたのですが、残念にも不合格。帰宅そうそう、「とても疲れた。眠たい」といって寝込んでしまいました。相当の落ち込みようです(笑)。この様子では空手にも影響するでしょう。10郎、負けた時こそ、自分に足りないものが一番わかるのだぞ。より強くなる最大のチャンスでもあるんだ。国民栄誉賞ミスター長嶋茂雄も言っていたではないか、失敗は成功のマザーだと・・・(古)。

  とにもかくにも10郎の夏休み、泣いたり笑ったりの毎日です。見ている父はとても楽しいです。

 夏休みは始まったばかりだぜ。夏バテに負けず楽しんでいこうぜー。


芸術の夏

2017年07月23日 | 草野球

 ナガンヌ島で最高の天気だったので「自分たちはなんて運がいいんだ」と思っていたら、帰宅後もずっと晴天続きです。夕日にいたってはさらに輝きを増している状態。下写真は、ナガンヌ島から帰宅翌日に妻がマンション最上階で撮影した夕日です。きれいに水平線に沈んでいるではありませんか。8郎撮影@ナガンヌ島よりも芸術的です。さすがにグリーンフラッシュまで見ることはできなかったようですが。 これが前日のナガンヌで見れたらなー。今年の天候は台風が来ていないことが最大の理由でしょうね。今、来沖している観光客はベストオブ沖縄を堪能していることでしょう。

 さてナガンヌから帰ってきた日の夜、4年ぶりに草野球チームダン〇ンズの試合に参加してきました。どうしても人数が足りないという緊急事態だったのです。球場はなんと沖縄野球の新しい聖地、沖縄セルラースタジアム! しかもその日は夏の甲子園沖縄地区大会の決勝があり見事、興南高校が2年ぶり12度目の優勝を果たした節目の日でした。8郎の上司の息子さんが大活躍したのも感動的でした。息子さんのために毎朝、朝食夕飯をつくっていた上司の支えがあったからこその栄冠だと思います。

 一方、数時間後の会場はご覧の通り人気はなく、球児たちの熱気と余韻はどこにも残っていませんでした(笑)。40代おじさんたちの「さ~こ~い」というたるみ切った掛け声と、ダン〇ンズメンバーの一人はてこうを応援にきた幼い娘さん二人のケンカする声が響いていました(笑)。

 結局12人が集まったので、8郎は打順11番、ポジションは1塁を交代ずつという、かなり期待度の低いポジション(笑)。かつては4番を打ったこともある8郎ですが数年も貢献していないとさすがに当然のポジションでしょう。結果は3打数1安打、ワンエラーでした(恥)。自慢ですが一安打はおっつけた芸術的なものでしたよ。バットスイングがさびていたので仕方なくの流し打ちですが。

 チームの絶対的エースであり、最近では幹事までこなすIKUOが、試合中に腕立て伏せまでしているのに驚愕。ここまでやっているからこそ、20代と変わらない体形を維持できるのだと感服しました。水筒にも何やら怪しげなドリンクが入っておりました。8郎も週一(少な!)で腕立て伏せ程度はやっていますが、もっと鍛えなければなりませんなー。特に腹回り。

 試合は意外にも11対7で勝利! 勝利を祝って記念撮影です。球場管理のお姉さんが撮ってくれました。8郎は後列右端。広角レンズのせいで吉川晃司のような肩幅です。サンクス!

 その後、打ち上げに。初めていった松山の「げんた」という店は、広島カープファンの大将がおり、野球談議で盛り上がりました。大将も社会人野球で全国大会優勝経験があるのだとか。披露宴出席で試合には出れなかったヒーローもスーツ姿で参加してくれました。「俺たちも上司のご機嫌とりをしてでも出世しないといかん世代あらにー」と真剣に語っていたのが面白かったです(野球の打ち上げやでぇ!)。それもまた正直な生き方でしょう。8郎のいちどぅしてっちゃんも相変わらず100㌔超でしたが元気そうでした。みんなの相談役マンネンさんは先代の後を継いで代表取締役社長!になったと名刺をいただきました。マンネンの人柄ならどこ行っても人脈をつくれるさ! 

 ブログで振り返ると4年前は「5年ぶりの出場」と書いてあったので、9年間で2試合しか出場していないことになります(驚)。呼ばれるだけでもありがたいですね。また試合に出てみんなと打ち上げをしたいものです。

 結成30年を超えたダン〇ンズ(県内でも珍しいのではないかといつも思っています。メディアが取材してもおかしくないと思うとります)。結成時のメンバーでもある8郎も参加数を増やしていきたいですね。

 

 さて、初めての1学期を終えた10郎。きっとお勉強もさぞかし頑張ったであろうと、修了式の夜、家族3人でカプリチョーザへ。父は早速プレミアムモルツを注文。芸術的といえるクリーミーな泡! 地元以外のビールが断然うまい!(悲)

 ところが人生初の「よいこのあゆみ」をなかなか見せようとしないわが息子。口周りの筋肉を芸術的に活用し、にわとりのくちばしのようにふたをします。早く見せろ~。

 強引に開けてみると成績は◎〇△の3段階で、よく分かりにくかったです。まあ◎が多かったかな。小学校1年ですから、担任教諭独自の評価に大きく左右されているのでしょう。得意の工作で◎じゃなかったのが気になりましたが。いつの時代も学校の評価より将来役に立つ中身のある勉強をしてもらいたいと思います。

 下写真は8郎家がカプリチョーザで一番おいしいと思っている「キノコを使ったクリームパスタ」です。クリームたっぷりの平麺、エリンギなどのキノコ類とガーリックが効いた味付けが超おいしいです。

 鉄板メニューですね。

 帰宅中の車の後部座席から10郎が撮った写真があまりに芸術的だったので2枚アップします。単に車窓越しの信号や車のバックライトがぶれているだけなのですが。 まるで夏夜の花火のようです。

 子供のセンス、というのはあまりにも親ばかでしょうか。

 最後に、10郎が空手道場生として出演した浦添てだこ祭りで妻が撮影した本物の花火です。スマホながら結構とれています。実は家で勉強していた8郎もテラスからSTYLUS TG-2の花火モードで狙ったのですが、ピンとが全然合わすに断念していました。た~まや~。  

 補足です。2007年2月にデビューしたわがダイバーズコンピューター、SUUNTモスキート。電池交換したら完全復活したことを先日お伝えしていたところですが、今度はベルトが切れかけたので(主犯は7歳)、ネットで発注しました(3000円)。モスキート自体はすでに生産中止ですが、後継機のベルトが同規格だったので助かりましたね。届いたベルトは純正品に比べるとかなり薄っぺらくなっていたのはご愛敬。コスとパフォーマンスの点でダイバーたちから「芸術的な名機」と語りつがれるモスキート。10年使い続けている8郎もそれを実感している一人です。あと数年よろしくな!

 個人的な今年最大のメインイベントである宅建試験まであと3カ月を切りました。今年に入っての勉強時間がまだ100時間に達していません。「5時から男宣言」も週2ペースです。超やばいっす。ナガンヌ旅行は2017年8郎家の夏休みという意義付けだったので(短)、残りの週末は勉強中心で行きます! すまんな、10郎~。


ナガンヌの星(後編)

2017年07月17日 | 離島物語

 ナガンヌ島1泊ツアーの後編です。

 国立公園記念碑がある小高い丘で記念撮影。後ろにみえるは渡嘉敷、座間味の諸島群です。

 ナガンヌ島は野鳥の繁殖地でもあり鳥獣保護区にも指定されています。 先日の地元紙に、野鳥の会らがナガンヌ島で24年前に島で生まれたアジサシの生息を確認したなどという記事がありました(つまり森高千里の『わたしの夏』と同い年!)。保護区の効果が出てきているというような趣旨でした。確かにたくさんいました。海で捕った小魚を巣に運ぶ親鳥の姿をカメラに収めることができました。 

 次々と海からえさを運んでいくアジサシ。よく働きます。

 その姿になんだか、感動。8郎も10郎のためにひたすら汗を流して働こうと思った次第であります!

 ちなみにナガンヌの空に米軍のミサゴことオスプレイも飛行していました。落ちんじゃねーぞ。

 夕方が近づくにつれ、空が幻想的な雰囲気になってきました。夕日を拝もうと再び記念碑がある丘へと移動することに。

  先を行く親子連れらしき3人をモデルに撮影。なんかのテレビCMで見たような光景です。

  夕日が丘を舞台に幻想的な光景を作っていました。

 丘に登ると雲に隠れる直前の太陽が。間に合った!

 去年の阿嘉島では拝めなかった力強い太陽に感謝です。

 記念撮影。

 あわよくば地平線に沈むまで見られるかなと期待したのですが、難しそう。10郎、グリーンフラッシュは次のテーマだな。

 雲に隠れても力強い太陽です。

 さよなら、ナガンヌの太陽。

 日没直後の空のキャンパスには、一筋の青いカーテンが描かれていました。

 そんな美しいパノラマを背に、愛息10郎は大好きな石ころ集めです(笑)。

  さて、コテージに戻り、星空撮影の準備です。星空撮影はピント合わせが一番大事なので早めに本島那覇の照明群に照準を合わせます。といっても10郎が何度もぶつかったので、間違いなくずれているはずですが。

  8郎が好きなアコークローの空色になりました。星が徐々に見え始めました。自販機で買った「南国チューハイパイン&シークヮーサー」があっという間にぬるくなりました。

 ヘリコプターが美しい光のラインを引いていました。

 今回撮った中で一番、星が多く映っていたのがこちらです。

 以上すべて同じカットなので、最後に真上を映したやつも載せておきます。魚眼レンズがほしくなります。

  写真の完成度はいまいちですが、8郎が11年前に阿嘉島で見た満点の星を、やっと二人にも見せることができたので思い出の夜となりました。

 コテージで就寝。屋根あたりにいた鈴虫らしきものがたまに携帯電話の着信音のような鳴き声を響かせていました。

 朝です。午前6時にはもうこの太陽。鳥の鳴き声がすごかったので、営巣地域まで行ってみることにしました。

 昨夜11時近くまで起きていた10郎は爆睡中。仕方なく一人で向かいました。

 鳥獣保護区はコテージから距離的にはそう遠くないのですが、砂に足を取られるのでなかなかたどりつけません(笑)。営巣地区から50㍍ほど手前に立ち入り禁止の看板がありました。

 営巣地区にはアジサイの群れです。昨日えさを加えていた親鳥はここに帰ってきたのですね。鳥類学者らしきおじさん二人が調査していました。これが鳥たちの鳴き声を誘発していたのでしょう。

  起きた10郎。ウッドデッキを歩いていたヤドカリさんと記念撮影。 

 さて、ダイニングレストランでの朝食です。昨日の愛想のよい健康的なお姉さんが「飲み物はコーヒーのほかに、トロピカルドリンクのマンゴー、パイン、グアバから選べます。どちらになさいますか?」と聞いてきました。8郎は朝から甘いトロピカルを飲む気になれなかったので、コーヒーを頼み、10郎に「3つのうちどれにする?」と聞きました。すると10郎は「俺もアイスコーヒーにする」とのたもうたではありませんか!? 爆笑するお姉さんが「パパとママからアイスコーヒーをちょっともらって、僕はジュースにしたら?」と優しく諭してくれたのですが、それが逆に7歳男児の“男気”に火をつけたのか「俺、アイスコーヒーが本当に好きなんだよ」と我を張るのです! 仕方なくアイスコーヒーを3つ頼みました。

 朝食の内容は下写真。妻によれば、女性二人組の観光客が皿を一目見るなり「パン、パン、パン!」と叫んでいたそうです(笑)。まさに炭水化物の宝石箱やぁ。無人島とはいえ、せめて卵くらいは・・・という気持ちもありました。濃いめのオニオンスープは腹にしみわたりました。

  妻に「どうせ飲めないでしょ」と言われ、意地でも飲みきろうとする10郎。男の見栄ですね! コンビニのミルクコーヒーとは違うぞ。お姉さんにちらちら視線を飛ばしていましたが、結果、7割残しました。

 息子の日々の成長が面白くてたまらない44歳です。 

 午前9時。出港です。さらば、ナガンヌ島。

 行きと同様にアジサシが狩りをしていました。那覇が見えてきたぞ~。

 島での18時間、遊びきった10郎。ついに力尽きて、うたた寝です。お姉さんに見栄を張るほど成長しても、ほっぺたはまだまだ子供です。

 20分で泊港に到着。1泊だったとは思えないほどの満足感と疲労感に満ちていました。近くのファミリーマートでざるそばセットを買って、タクシーで帰宅しました。なぜだかむしょうに食べたかったのです。

 以上、ナガンヌ1泊ツアーの報告でした。

 10郎が幼いうちに見せたい沖縄の夏、その最大目的地は西表島です。西表島は8郎のいちどぅしヤスーンとの思い出の地でもあり、妻と挑戦したものの台風でドタキャンとなった因縁の地でもあります。小学校3年までにはいきたいと思っています。

 家族での旅は子供の成長が一番の楽しみですが、同時にいつまでも子供のままでいてほしいという親としての身勝手な気持ちにも直面しますね。

 10郎、3人で見たナガンヌの夕日、星空、そして世界一美しい沖縄のエメラルドグリーンを一生忘れないでおくれ。

 


ナガンヌの星(前編)

2017年07月17日 | 離島物語

 7月の3連休を利用し、家族3人、ナガンヌ島へ1泊旅行に行ってまりました! 昨年の阿嘉島を上回る好天に恵まれ、沖縄の美しい夏を満喫することができました。愛機D300STYLUS TG-2が写した写真とともに、2回に分けてお届けします!

 

 3連休を前にした数日はずっと晴天。自宅マンションから見る夕日も下写真のように美しく力強かったです。そのせいもあって「まさか週末に台風発生来ないよなぁ」という不安が募るばかりでした(笑)。結論からいうと、この太陽よりもっと力強い姿を拝むことができました。 

 

 スノーケルセットを新調し、島が待ちきれない愛息10郎。宿題するときもマスクを着けたままです。って曇ってるやないかい! 仕事中に妻がLINEで送ってくれました。

  数あるナガンヌツアープランから8郎家が選択したのは、14時に泊港を出発し、コテージで1泊してから、翌朝9時に島を出るという「格安プラン」です。節約の意味合いよりは、混雑を避けたいというのと、7歳のボーイにとって長時間海にいるのもきついだろうという判断からでした。

 タクシーで着いた泊港に、送迎船がやってきました。ナガンヌの方角でもある背景の空には多少の雨雲が見られました。

 いざ、出港! 2階席もあり、定員53人という船内には8郎家を含め8人ほど。多くは午前の便に乗っていたようです。作戦成功!

 離岸直後の船からは、かなり大きなクルーズ船が那覇新港に着岸しているのが見えました。中国船籍でしょうか。沖縄に外貨をいっぱい落としてくださいね。そしてそれが、この島で生まれ育つウチナーンチュに1円でも多く届きますように。

 防波堤を抜け海に出ると快晴。入道雲が美しいオブジェをつくっていました。 

 青と白だけのコラボレーションはいつみても爽快ですね。森高千里の「私の夏」が聞こえてきそうです(1993年リリース、四半世紀も前やでぇ。古!)。

 泊港で買ったサングラスをかける10郎。妻と並ぶと豪華クルーズ船から降り立った中国の小皇帝みたいですね(笑)。 

 この旅には、今度こそ星空を撮影すべく愛機一眼レフD300を持ってきました。この旅初めての撮影。入道雲、慶良間諸島をバックに白波をたてて疾走するダイビング船です。沖縄の夏まっさかり!が伝わってきませんか? 

 ケラマ諸島といえば、沖縄の古くからのことわざ、キラマー ミーユシガ マチゲー ミーラン! ご先祖たちのことわざの意味をかみしめたい今日このごろです。

 アジサシの群れにも遭遇。一生懸命、狩りをしていました。

  パラセーリングを楽しむ光景にも出会いました。島は近いっす。 

 ついにナガンヌ島に到着。泊港から約20分。8郎は6年ぶり、妻と10郎はもちろん初上陸。船から桟橋に移ると、エメラルドグリーンの海が出迎えてくれました。まだまだ甘えん坊の小皇帝がそこにはいました。

 抱っこも今年で終わりかな~。寂しいなぁ。

 振り返ると、干潮時だったため、船はかなり低い位置にあるのが分かりました。

 桟橋の格子越しに見えるエメラルドグリーン。まさに宝石のような輝きです。飛び込みたくなります。

 愛息もこの笑顔。あらためて、すごい垂れ目さんですなぁ。誰に似たのかなぁ。

 ナガンヌ島は那覇から西に約15㌔に位置し、行政区としては渡嘉敷村に属します。面積は19.6平方㍍。東西約1.7㌔、南北約200㍍の「横長」の島です。

 上陸すると赤い屋根のダイニングレストランと宿泊施設であるコテージ群(右)がありました。白砂がまぶしいのなんのって。

  受付をすませると早速コテージへ。白砂ぁ~。この島ではサングラスがないと生活できませぬ。

  コテージの目の前にはごらんのようにパラソルとデッキチェアーが完備されています。コテージ宿泊者には無料レンタルという、うれしい特典です。

 注目のコテージにいざチェックイン。妻はもちろん女性だけに、宿には徹底してこだわります。

 そんな妻はドアを開けるやいなや「想定以下だよ」と低い声(笑)。8郎ものぞき込むと、ごらんのとおり、ベッド3台以外、足の踏み場もほとんどありません。あまりの狭さに笑ってしまいました。でも、基本寝るだけという意味では十分な設備でしたよ。なんといってもクーラーがフル稼働しています。8郎的にはそれだけで十分。トイレ、シャワーは共同で、シャワー施設はコテージからはちょっと遠かったですね。

 でも、窓のカーテンを開けるとごらんの通り絵葉書のようなSCENE。これには妻もびっくり。

  17時には遊泳時間が終了するので、急ぎ、島反対側のビーチへと移動。ビーチは思っていたより混みあっていませんでした。ほとんどの日帰り行楽客は午前中に遊んでいるのでしょうね。 

  パラソル&チェアーをレンタル。1500円でした。

 10郎、7歳の夏、ナガンヌの海にざぶん!

  透明度はご覧の通り。

  丸々としたイスズミ(方言名シチュー)がたくさん泳いでいました。 

  あまりの気持ちよさに10郎もお手上げ?

 10郎とイスズミの出会いはこちらの動画から(21秒)。いつもながらの出来の悪さなので、水中の雰囲気だけでも堪能ください。 

  

 休憩をはさんだ10郎はなかなか水につかろうとしないいかーかーを連れて再び海へ。砂というかサンゴのかけらなので素足はかなり痛いっす。

 母子ともにナガンヌの海を満喫しました!

 わずか1時間半程度ですが、海遊びはこれにて終了。翌日も朝一の出発なので、ナガンヌの海とはこれでお別れです。でも満足感にひたされた1時間半でした。

 コテージに戻る小道はヤドカリロードとも呼ばれているらしく、大量のヤドカリさんに合うことができます(笑)。集まっている姿を撮影したのですが、ちょっとグロなのでUPは控えますね~。

 コテージで休憩。すると晴天の中、通り雨が。これも沖縄の夏。

 

 星空撮影に多少の不安がでてきました。曇るなよ~。空に雲は少ないのですが・・・。

  シャワーを浴び、塩を流しました。環境に配慮し、シャンプー、石鹸は使えません(宿泊客は夜間は使えるそうです)。

 公式サイトには「18時から夕食」と書かれていた記憶があったので、準備中の妻をコテージに残し、男二人、先にダイニングに向かいました。ダイニングは下写真のように海風が吹き抜ける心地よい場所です。しかし、スタッフのお姉さんから「日によって変わり、今日は18時半からとなっています」と説明を受けました。「え!!」と驚きながらも、とても愛想のよいお姉さんだったので、男二人、素直に受けいれました。健康的に日焼けしたお姉さんは10郎にも優しく語りかけ、微笑みを投げかけてくれる愛嬌のある女性でした。

※このお姉さんが10郎のタイプらしいことが翌日判明! 後編でご報告いたします(笑)。

 真水が貴重な島ではレストランでの水も有料(100円)です。簡単メニューでも頼んでおこうかと家族会議をしていると、笑顔のお姉さんがやってきて「準備ができましたのでご用意いたします」とのこと。うれすぃ~。お姉さんが届けてくれた食材はこちらです。おいしそぅ~。

 早速、明るいうちにBBQ。ジューっと焼ける音が食欲をそそります。イカもおいしかったです。

  鉄板奉行はこの方。

 夕焼けを背に、いただきま~す。今だに、一口目には「あんむ」と口ずさむ10郎です(ドラえもんがどら焼きをうまそうに食べるあの音です。笑)

 写真をご覧になってお分かりのように、撮影した父は思い切り直射日光。44歳、また鼻を黒光りさせそうです。 

 BBQはとてもおいしゅうございました。無人島のBBQだからといって、品質の不安は一切ない、ということをお伝えしておきます。妻とも「普通のメニューにしなくてよかったね」と納得しあいました。ただ、南国チューハイとスーパードライが、灼熱の無人島だからか、自販機の電力不足なのか、すぐにぬるくなってしまうのはちょっと残念。今思えば、自販機で買わずにカウンターでお姉さんから買えば、氷を入れてくれたのではないだろうかと反省。

 さて、 BBQで腹を満たしたあとは、島の丘から夕日を眺めます。夜はコテージ前のデッキから、阿嘉島でできなかった星空撮影に挑戦します。うまく撮れたかな? 後編でご紹介いたします! 


節目祝う熱帯夜

2017年07月08日 | 食事処&飲み屋

 7月に入り、熱帯夜が続いています。就寝時もクーラーはほとんどフル稼働です。

 さて、以前ご紹介した友人ツカピンの居酒屋がめでたく創業9周年を迎えたので、顔を出してきました。草野球チームダンキンズ有志で花を届け、個人的にケーキも差し入れました。

 ダンキンズメンバーからはHIDETOとけんぱ~も参加し、結局午前2時半まで飲み明かしました。けんぱ~が盛り上げハッピーバースデーも歌いましたね。奥さん、お母さんも喜んでくれたと思います。店を出たところ、あまりの熱帯夜にけんぱ~と二人、のどを潤そうと近くのBARでチューハイ飲んで2次会。家に着いたのは午前4時半でした。44歳の飲み方じゃないぜっ(汗)。翌日は自宅でトドのように寝ていたことは言うまでもありません。主のいない周年祝いだけに、みな一様にツカピンの早期復帰を願いました。

 

    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆

 

 食べ歩き報告です。まずは家族で出向いた沖映通りの老舗讃岐うどん「麺ぼう」。となりのラーメン屋「暖暮(だんぼ)」にSNSで情報を取得した中国人観光客が行列を作る中、すっーと入れました(笑)。

 8郎が頼んだのはかつ丼&冷やしそばセット。900円くらいだったでしょうか。かつ丼は昔ながらの甘めの味付け、冷やしそばも手打ちだけあって、歯ごたえがあり、どちらも大変おいしゅうございました。また行きたくなる店でしたね。暑い中、並んでいた中国人観光客の皆さんがかわいそうになったくらいですー。

 お次は、熱帯夜に負けずに沸騰する那覇の不夜城こと松山にあるステーキ88。関連会社から出向していた後輩M君の2年間の契約が満了したため、8郎が個人的にお祝いしたのです。もちろんおごりました! いつかの恩納村での楽しい夜を振り返りながら、午前零時過ぎに300㌘の牛肉をいただきました。

 M君、関連会社に戻っても持ち前のエネルギーで頑張ってくれ! 

 最後はパレットくもじの最上階にある「あるでん亭」。午後3時ごろ一人で入りました。1000円を超えましたが、おいしいコーヒーもついて、ゆったりとできましたね。パスタも本格的でおいしゅうございました。

 このおじさんはいつやせるでのしょうか。

 

 さて宅建ですが、受験申込が始まったので、初日に手続きを終えました。ITパスポートのあとだけに、なんだかすべてが煩雑に感じたものです(笑)。もともと合格発表まで2カ月以上(針のむしろです)もかかることで悪評が高い宅建。IT化の波に早く応えてほしいものです。

 連日、晴天が続いています。慶良間諸島方面に沈む夕日も相変わらずの力強さ。そりゃ熱帯夜になるわな。

 今年の夏は超近場の離島に足を延ばす計画です。また当ブログでご報告いたします。しかし、昨日から10郎が高熱を出しています。那覇市でインフルエンザ注意報が出ているので、妻が病院に連れて行きましたが、インフルと分かるにはもうちょい時間がかかるとのこと。8郎夫妻も感染が心配ですね。それにしても夏にインフルがはやるとは、時代も時代ですね。

  今日はこれにて。


ITの夏、将棋の夏

2017年07月01日 | スキルアップ

 国家資格ITパスポート試験を受けてきたのでご報告いたします。

 本番を控えたこの一週間は過去問の繰り返しでした。テキストを繰り返し読み、なんとか6割を超えるようになりましたが、新問題を想定すると7割を取る力がなければという焦りがありました。本番前日、最後の過去問は7割に挑んだのですが、残念ながら届かず。不安を残したまま、本番に臨むことになりました。

 試験会場は那覇市の港町にあるビル。午前8時半ごろ、夏晴れがさわやかでした。そういえばいちどぅしのTら~、元気かなぁ。

 毎週のように各地で実施されているITパスポート試験。自分で希望日を設定することができるという特長があります。8郎が受けた日には、20人ほどの男女が参加していました。年齢層としては8郎より年配が2人ほど。あとは学生や中堅サラリーマンがほとんどでしたね。スキルアップというより、就職を意識した資格武装が多そう。

 またこの試験はIT系らしく、コンピュータを利用して実施するCBT(Computer Based Testing)方式を採用しています。コンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。44歳のおっさんはもちろん初体験。10郎が受ける大学受験はこうなっているかもしれないと考えながら試験に臨みました。 

 問題は思っていたよりも難しくて、焦りました。ただ、ほとんどが用語の意味を問う100問に対し2時間も配分されているので、考える時間を確保することはできました。老化しつつある脳をフル稼働させ、この2週間で学んだもの、社会人としての常識、簿記2級やFP3級試験で得た知識を頼りに解きました。1時間40分ほどで「終了」ボタンをクリック。直後の感触としては「5割はいっているだろうが、6割はどうか・・・」という不安なもので、手ごたえは微妙でした。CBTなので得点は数十秒後にモニターに表示されます。ITってすごい、と感慨に浸りながらも、おいおい、まさか不合格をそんなにスピーディーにお知らせするんじゃねーぞとも思いながら。

 結果は次通り。総合655点で、3分野とも300点越えです! 頑張ったかいがあったのか、一番苦手なはずのテクノロジ系が一番得点していました。これもうれしい誤算です。

 正式な発表は8月中旬ですが、上記の合格基準を満たしているので、まぁ、合格でしょうね。社会人の4割以上が受かるといわれる試験ですから(笑)。ただ、ちゃんと勉強しないと合格点には届かない! というのはお伝えしておきますね。

 

 早めの合格祝いということで、家族3人で安謝のあけぼのラーメンへ。店内は労務者の方や親子連れが多少という感じ。100種類以上あるというメニューの多さに圧倒されます。どれもこれもおいしそう~。

 以前に業務中に同僚が食べていて(!)うらやましかった「ガーリックステーキ」(700円)を注文。ごらんのようにニンニクがこれでもかと入っております! たっぷりのキャベツも、胃腸機能が弱まりつつある44歳にはうれしいですね。

 とてもおいしかったです(しかし業務中に食べてはならないメニューです)。また行きます。 

 

 さて、将棋界の「天才少年」藤井聡太君が世間を賑わしていますね。14歳で最年少棋士でもある藤井四段は6月26日、竜王戦の決勝トーナメント1回戦で勝ち、公式連勝記録を29に更新、30年ぶりに新記録を達成しました。デビュー戦からの負け知らずなので、あらゆる世界の天才少年の中でも群を抜いている存在かなと思います。NHKや朝日新聞もトップニュースでしたね。個人的はこの連勝記録更新よりも、8郎が30歳のときに生まれた男の子が、8郎より三つ年上の羽生善治三冠に「参りました」と言わせしめた非公式の試合に、新しい時代の到来を感じました。公式戦で羽生三冠がどう意地を見せるか楽しみです。

 歴史的瞬間を報じるテレビニュースに、我が家の王子も感化されました。得意の工作で将棋の駒と譜面づくりです。

 自作の駒には王や飛車のほかに「父」とも書かれていました。父を戦場へ送るつもりかっ(笑)

 藤井四段ブームに乗って、将棋セットを買ってきました。じゃじゃん! コンビニで買った660円のミニサイズです。文具屋で見つからず、だめもとで入ったコンビニで10郎がお菓子コーナーから発見しました(!) 子供の観察力って恐るべしです。

 早速勝負。7歳の天才少年こと「藤井10太」と引退間際で鼻毛が目立つ「ハチミン」の名勝負です! 10郎は藤井四段というより、若き日の羽生三冠のように頭を抱えています。

 開始30分くらい粘っていましたが、自陣を出た王(なぜ)が敵の飛車や金将に囲まれると(そりゃそうだ)、急に「もう、まいりました!」といさぎよく敗戦宣言(笑) しかし意外に善戦していましたね。各駒の役割を覚えたら、あと2、3年で父は勝てなくなるでしょう。それまで父は負けてあげるなんてことはしないぞ!

 

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 将棋は8郎に40年近く前の光景を思い出させてくれます。

 それは、8郎がちょうど今の10郎と同じくらい、当時小学校1、2年のころの記憶です。畳間で姉と将棋をやっていたのですが、姉に王手を決められ、そこからどう考えても挽回できないことがわかり、「参りました」というのが嫌で、悔しくて泣いてしまったのです。しかし、その8郎を父と母が笑いながら「泣かないでいいよ」と言ってくれたのです。ただそれだけの光景です。二つ上の姉に将棋で負けて悔し涙を見せる息子を父と母が優しく慰める、そんな当たり前の光景ですが、8郎にとっては優しい顔をした父と母がそろったほぼ唯一の思い出なんです。姉の「将棋で負けたくらいで泣かなくていいのに」という戸惑った表情も覚えています(笑)。家族がそろった穏やかな日常というのもほかに記憶がありません。なぜかそこに妹の記憶がないのですが、たぶんトイレなどに行っていたのでしょう。

 あのころの父の気持ち、母の気持ちは想像することしかできませんが、間違いなく、日に日に成長する子供の感情を優しい目で見てくれていたのだろうと思っています。借金を重ねる母を無職の父が殴るという地獄の毎日でしたがね。

 少年8郎が悔し涙越しに見た、若き日の父と母二人がそろって自分に注いでくれた優し気なまなざしは、今も忘れていないので、一生忘れることはないでしょう。

 

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 さて、梅雨明けの大雨もありましたが、ここ数日は晴天続き。8郎が一年で一番好きな7月の夕日も美しかったです。

 6月中盤から宅建を投げ捨ててまで勉強時間を割いてきたITパスポートが終わりました。国家資格として取得すること以上に、その分野での知識を初歩的ながらも得ることができたのは、8郎の次のステップにきっとつながることでしょう。

 さあ、10月の宅建に集中するぞ!