沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

肉々しい球春

2024年02月25日 | 食事処&飲み屋

 プロ野球チーム9球団が春季キャンプをはるここ沖縄。ついにオープン戦が開幕し球春🌸もクライマックスを迎えました。8郎家族も3連休の初日、中日vs広島戦が行われたアグレスタジアム北谷まで観戦ドライブしてきました。愛息10郎が所属する硬式野球チームも「プロの選手のプレーを見てきなさい」と練習が休みだったことも後押し。久々の家族ドライブつれづれを報告いたします。

 本題に入る前に下写真をご覧ください。愛息10郎の前腕(肘から手まで)です。第2次成長期真っ盛りの13歳10か月は筋肉の発達が目覚ましいのです。少年から青年への階段を駆け上っているので見ていて楽しいです。特にびっくりしたのがこの前腕。写真では分かりづらいですが、かなりぶっとくなっていました。筋肉モリモリです。

 父である8郎は幼少時から前腕、特に手首の骨が細いことがコンプレックスでした。背は高く筋肉質でもあったためトータル的には運動能力に恵まれていた方なのですが、いかんせん、土台となる骨格が細いことには内心大きな引け目を感じていました。中学生のころ柔道の時間に柔道部員を投げ飛ばし締め付けることが楽しかった8郎ですが(怖)、体重のある柔道部員と激しい組手争いが続いたあとは、例え勝利しても試合後に手首がかなり痛くなったのです。骨と腱の細さが原因だとすぐ分かりました。「この軟弱な手首の骨格では、筋肉を鍛えたところでいずれ限界にぶち当たる」と痛感したものです。そのハンディが野球をやっている息子にも遺伝するのかなぁと申し訳なく思っていたのですが、写真のように太くたくましく育っています。野球部でもリストを鍛えるトレーニングは特にしてないそうなので、毎日のプロテイン摂取や重いバットでの素振りの影響もあるでしょう。あとは、骨太の父を持つ妻側の遺伝子が大きく働いたとも考えています(笑)。30年前、東京ドームの天井スピーカーに初めて打球を当てた当時の近鉄のホームラン王ブライアントが言っていました。「どうやったら打球を遠くにとばせるかって? 背筋力じゃない。リストのパワーだ」と。確かに、バットに力を伝える最初の関節という意味では説得力があります。10郎よ、母からもらったこの強靭なリストで、ブライアントのようにボールを叩き潰すスイングをするんだ!(手首の細い星8徹より)。

 

 ⚾  ⚾  ⚾  ⚾  ⚾

 

 はい。恒例のどうでもいいかつ長い前置きは以上です(笑)。本題に入ります。オープン戦会場に向かう前に早めのランチをと、以前ご紹介した北谷町の『ばくばく亭』さんにお邪魔しました。おいしい肉と高台からの美しい景観を妻子にも体感させたかったのです。県内でも有名な急坂を登って、到着。

 駐車場のフェンス越しに心地よい風が吹いていました。愛車ハリアーをパチリ。曇空が反射してご自慢の美白成分クリスタルパールシャインの輝きはイマイチ。

 店舗は2階。開店15分前に到着したのですが観光客がすでに1組いました。とはいえ2組目なので窓際の席に案内されました。早く来てよかったぁ~。ご覧ください、窓席からの景色を。北谷町内はもちろん那覇市や海を隔てた慶良間諸島まで見渡せます。

 店のオーナーシェフさんが長崎県松本市のご出身らしく、ご当地メニューとPRしていた「山賊焼き」を単品注文してみました。にんにく醤油、しょうがなどを含むタレに付け込んだ鶏のから揚げです。同じく鶏のから揚げである北海道のザンギと何が違うかというと、サイズのようです。ザンギは一口サイズ、山賊焼きはその名の通り山賊がかぶりつくようなサイズということらしいです。ハーフサイズで650円でした。

 8郎は「ヒレカツカレー」(単品で1600円くらいでした)。なんですか、このヒレ肉のカタチは!? 最初エビフライと勘違いしてしまった庶民派夫婦がそこにいました。肉自体は薄味仕上げなのですが、自家製ソースも付いてきますのでそれをかけて食べると絶品。おいしゅうございました。

 10郎は「チーズオーブン焼きハンバーグ&チキン」。チキン🐔とはまさかの「山賊焼き」でした。表記はどっちかで統一してほしいですね(笑)。牛🐄と県産アグー豚🐖をミックスしたハンバーグとのコンビでさらに肉肉づくしです。おかげさまで良質なタンパク質を大量摂取することができました。また前腕がたくましくなりそうです。牛さん、豚さん、鶏さんの命に感謝です。

 美しい景色を横目においしい肉を食べることができて大満足でした。気づくと店舗入口から階段には列ができていました。

 帰ろうとするとハリアーの下でくつろぐ猫がいました。見えづらいですが赤い首輪をしていたので店の看板猫なのかもしれません。君もここちよい風を堪能していたのかな。

 ご自慢の肉球を披露してくれました。勝手ながらバッキーと命名(もちろん店名由来)。

 10郎もスマホで撮影。最後は「仕方ねぇニャ~」と言わんばかりにのろのろと移動してくれました。さよなら、バッキー(仮名)。

 妻からレシートを見せてもらうと3人で8500円! 厳しい家計事情にもかかわらずかなりの高額ランチとなりましたが、いずれ旅立っていく愛息との時間づくりと考えると、贅沢したとは思えないですね。そうです、「時間だけは買えない」のですから。後悔しないように息子と一緒にいる時間をできるだけつくっておくつもりです。なにせ一人っ子ですから~。そして額相当にいいお店でした。

 途中で道が消えた、と錯覚するほどの急坂を下って、アグレスタジアム北谷に向かいます。

 球場に入る前に、久しぶりの美浜だからとアメリカンビレッジ内をサクっとドライブしました。運転しながらパチリ(免許はゴールドの危険運転おじさん)。そこにウチナンチュの姿はほぼありませんでした。沖縄もどんどん変わっていく。ナイチャー、外国人に負けるな! 経済発展はいいことですが「ここは俺たちの生まれ育った土地だ」というウチナンチュスピリッツだけは失ってほしくないですね。

 アグレスタジアム北谷に到着。近隣の共同大型駐車場にハリアーを停めたのですが、これが大失敗! 帰るときは駐車場内が大渋滞となり道へ出るまでに1時間かかりました(買っていたたこ焼き16個を車内で3人で完食する始末)。

 球場入口で中日ドラゴンズのマスコットドアラの看板と記念撮影。ちなみに10郎がお気に入りで着用している長ロングTシャツは父8郎世代にはなかったデザイン(笑)。息子がこれを着るたびにびに昭和生まれの父は「君の前・前・前世から僕は ♪か!」と突っ込んでいます。息子はうざそうな表情を浮かべます(笑)。

 球場内は広島カープファンのときれいに2分されていました。県外の観光客も多くてびっくりしました。

 休日のおじさんはやっぱりこれがなきゃ🍺 もちろんここでドライバーの役目は終了。妻に引き継ぎます(酷)。

 試合は広島カープが中日ドラゴンズを圧倒。中日に移籍後初お披露目となった中田翔選手は2打席ノーヒット。守備はうまかったです。広島では田村俊介という選手が3安打の大活躍でした。この選手、20歳にして井端監督率いる侍JAPANに選ばれた逸材✨のようです。やはり一番目立ってましたね。背筋や大殿筋の太さは、前を打っていた先輩「タナ・キク・マル」のタナこと田中広輔選手を凌駕するくらいでした。今年のブレーク候補として期待します。

 久しぶりに9㌄をフルで観たので疲れました。中学硬式も7㌄までなので10郎も「9回ってやっぱり長いね」という感想でした。中日の根尾昴選手と県出身で昨年のドラ1仲地礼亜投手が見れなかったのは父子ともに残念でした(根尾選手は翌日に先発し4回1失点の好投だったそうです)。

 お次の写真はランチ前に北谷町の謝苅公園駐車場(こちらも眺望よし)で撮影した妻子ツーショットです。2人の身長差がどんどん開いていきます。

 このツーショットを撮るたびに「息子はいつまで家族ドライブに付き合ってくれるかなぁ」と寂しい思いでいっぱいになります(と毎回書いてますよね。笑)。現在169㌢の身長が175㌢を超えるころにほぼ完全に親離れ(レクという意味で)すると思っています。目線が近くなった父、見下ろしてしまう母と並んで歩くのは嫌だろう、という全くの8郎主観ですが(笑)。その時まで長くてあと2年かなと考えたりもします。一人っ子の子育てって寂しい限りです。時折よぎるそんな寂寥感が春一番のように駆け抜けた2024年の球春でした。

 ま、親の気持ちなんか考えずにどんどん大きくな~れ。

 以上、8郎家の春の野球観戦ドライブ日記でした。


二日酔いの宅シネマ

2024年02月18日 | 映画

 おつかれさまです。2024年も2月の半ばを過ぎ、徐々に温かくなってきています。天気は晴れの日が多く、過ごしやすいですね。仕事の途中、空があまりに青く透き通っていたのでパチリ。

 オフィスビルからの夕暮れ時も美しかったのでパチリ。

 先日、久々に那覇で所用があったので、そのまま行きつけの飲み屋をはしごしてきました。久々に会うオーナーさんらも元気でうれしかったです。

 もちろん翌日は午前中は布団から出ることができず(泣)。50歳を過ぎて一番劣化を感じるのは肝臓機能でしょうか。いや、記憶力かもしれません。なぜなら、買った記憶も食べた記憶もない、沖縄そばのカップとスイーツの袋が部屋のゴミ箱に捨てられていたので。。。お前が買って食ったばーて!

 

 ・  ・  ・  ・  ・

 

 ということで、本題です。二日酔いでほとんど勉強ができなかった週末2DAYSに宅シネマで鑑賞した映画を2作ご紹介します。

 まずはアガサ・クリスティー原作の『ナイル川殺人事件』(2022年)。8郎は原作を読んでいません。映画としてはリメイク版です。まぁまぁ面白かったです。ミステリーの女王様の原作だけに外すことはないですね。ただ、エジプトの景観がほぼCGだったのが残念。ちなみに迷探偵明智小8郎、珍しく犯人を当てることができました。愛息10郎に「お父さん、すごいね」と珍しく褒められました(笑)。

 ちなみこの名探偵ポアロシリーズは前作『オリエント急行殺人事件』(2017年)の方が完成度が高いのでこちらもリンクしておきます。初版発行から90年が経った今も「衝撃の犯人」は色あせません。2年前の観賞当時、10郎も「(犯人について)まったく想像がつかなかった」と驚いていました。 

 追記ですが、名探偵ポアロシリーズとしては3作目『ベネチアの亡霊』もあるようです。これまた原作を読んでいないので今から楽しみです。

 

 お次が今回イチオシの作品となります。BSで録画していた『コーダ あいのうた』(2021年、シアン・ヘダー監督)です。耳の聞こえないろう者家族の中で唯一聞こえる女子高生が主人公です。思春期の出口に差し掛かった主人公がろう者家族というコンプレックスに悩みながらも、幾多の経験を経て独り立ちをする前に、家族がくれた愛の深さに気づくというストーリーです。アカデミー作品賞を受賞するなど世界的評価の高い作品なので観た方も多いと思います。近年のハリウッド映画には道徳観の欠如しか感じなかったので、とても新鮮でした。自由主義国家アメリカの古きよき家族を見た気がします。

 耳の聞こえない家族に向かって手話を交えながら歌うクライマックスは涙なしには見れません。そして、娘を遠い都会に送り出す父の切ない心境も描かれていて「娘がいなくてよかった」とすら思った無粋な50歳です。いい映画ですので本当におススメです。

 

 ・  ・  ・  ・  ・

 

 アメリカの古きよき家族、と書いたところで思い出したので、最後に余談を一つ。いや、もしかするとこれが今回の本題かもしれません。

 8郎がドラマを通して見た理想の家族像は「寺内貫太郎一家」でも「渡鬼一家」でも「サザエさん一家」でも「一つ屋根の下一家」でもありません(その中に8郎の理想とする父親像は出てこないからです)。8郎の理想家族とは、アメリカの約半世紀前の古典的名作ドラマ『大草原の小さな家』インガルス・ファミリーです。頑固者だった父が8郎姉弟に唯一鑑賞を許した連続ドラマです。西部開拓史を生き抜くワイルドさを持ちつつ家族には優しいチャールズ父さん。家族を侮辱されると自分より大きくマッチョな男にも立ち向かうところがかっこよかった。そして、決して豊かではない生活においても、いつも美しくて気高く優しいキャロライン母さん。こんな夫婦の下に生まれた子供たちが幸せでないはずがありません(そう考える8郎は古いでしょうか)。俺もいつかチャールズ父さんのようにたくましい男になろうといつも思っていましたが、なれなかったようです(笑)。

※ちなみに、実際のチャールズ父さん演ずるマイケル・ランドンさん(監督も兼任)は10代の女性スタッフと不倫するなど男としては最低だったとキャロライン母さん演ずるカレンさんが暴露本を出したようです(爆。現実とドラマは無関係です!)。

 懐かしいのでオープニング動画をリンクしておきます。激懐のオープニング曲に涙がちょちょぎれますね。家族という集団を信じることができた時代でした。

 余談その2です。『大草原の小さな家』はもちろん本国アメリカでも国民的ドラマだったので、製作40周年を記念した一家勢ぞろいの番組が10年前に放映されたようです(下にリンクはります)。残念ながらチャールズ父さんはすでにお亡くなりになっていましたが、その他のメンバーは勢ぞろいです。番組当時70歳だったキャロライン母さんは番組当時と変わらず気品が漂っていますね。ローラはじめ三姉妹は面影を探すのに苦労しました(笑)。長女メアリーはなんとなく分かりましたが。興味のある方はご覧ください。

 以上、二日酔いのときの宅シネマやYoutubeチャンネルの選択肢として参考になれば幸いです。

 チャールズ父さんの褐色のたくましい胸板を持てなかったアジア種の二日酔いおっさんは、真っ白に肥えた出っ腹をさすりながら、もう寝ます。


虹の空に桜2輪

2024年02月03日 | スキルアップ

 寒かった沖縄も徐々に気温が上がってきました。県内各地の桜祭りも盛況のようですね。8郎は行ってませんが。自宅近くの公園の桜🌸は満開でした。

 風景写真をもう1枚。わが家の絶景テラスから拝んだ夕暮れ時の虹です。

 診断士1次試験(沖縄再試験)の合格発表がありました。公式サイトに、5度目の挑戦だった50歳8郎の受験番号はありませんでした。自己採点で分かってはいたものの「激難だったのは間違いない。歴史的な得点調整があればまだ合格可能性は残っている」と一縷の望みは託していましたが、叶いませんでした。今回の記事は試験対策上の備忘録的なものでカテゴリーも不人気「スキルアップ」になります。興味のない方はここでページアウトをお願いいたします。

 今回の落第通知は想定していたので落ち込むようなことはありませんでした。落胆より驚きのほうが大きかったですね。何に驚いたかというと、合格者発表と同時に発表された合格率が8月の本試験とほぼ同じ約3割となる29.1%だったことです! 例年合格率15%未満の沖縄地区において合格率が2倍に跳ね上がったということになります! まさかやぁ~。しかもその中に自分が入れてないなんて!

 これまでにも書いてきましたが、台風6号による沖縄地区のみの再試験だったことから、8郎は実施団体が難易度を極端に上げてくると見ていました(8月本試験と平等性を保つため)。実際に受けてみると、予想通り過去一といってもいいほどの難しさでした。「合格率全国最下位のウチナンチュだけの試験だから合格率は5%台近くまで下がるのではないか」と見ていました。「10人中1人に入る」という目標で戦ってきたので15%程度の合格率であれば自分はその中に入れる、という自信がありました。

 なので、合格者番号のページより先に合格率を確認したくらいです(笑)。29.1%という数字を見て、「まじか! 35点以上の加点がされるなど奇跡が起きたのか。どちらにしろ3割も受かるのであれば俺は間違いなくその中に入っている!」と確信を持ちました。急ぎ合格者記載ページに移ったところ、自分の番号がないことに啞然としました。「これはおかしい。3割っていうのは発表ミスではないか」とすら思ってしまいました。しかし何日たっても公式サイトに訂正の発表はありませんでした。3割が合格というのは正しい数字だということです。

 

 ということで、今回の沖縄再試験はいったいどういう試験だったのか。全体合格率以外のデータをもとに分析していきます(250人程度しか受けない試験のため、どこの予備校も分析などしてくれません。自分でやるしかないのです)。

 合格率を科目別に見るとさらに驚きます。全体3割合格が信じられないほど低いからです(比較のために8月の本試験のそれをかっこ内に併記します)。

※ちなみに下記の数字に「試験合格者(全体合格者)」は含まれていないそうです。なので実像より多少低めの数字になっています。

 

■経済  11%(13%)

 得点源として臨んだトップバッターでありながら、いきなり心を折られる難問だった衝撃が痛いほどよみがえります。一方で、やっぱり難化していたんだという安堵感もありました。科目合格者は14人。

 

■財務会計 7%(14%)

 一けた台の激難ぶり! 2021年に科目合格していた8郎は免除(60点換算)だったので影響はなかったのですが、もし保険受験していたら・・・と考えると背筋がヒヤッとします。試しにやってみたところ47点しか取れてないので。ということで2024年はゾンビ復活科目となります。ま、復習すれば合格ラインは取れると思います。

 

■企業経営理論 28%(20%)

 こちらも免除科目だったので影響はなかったのですが、合格率を見ると今回一番のサービス科目だったようです。一番の得意科目(ほぼ国語の問題)なので受けた方がよかったやつですね。試験に「たらればなし」です。こちらもゾンビ復活となりますが、得点源として前向きに受け止めます。再び7割獲得を目指して。

 

■運営管理 4%(9%)

 まさかの4%台! 診断士試験史上においても1,2位を争う低率です! もちろん今回の爆弾科目💣でした。歴史的な難易度を沖縄限定再試験に持ち込んだのです。試験中の8郎も雲をつかむような感じでした。科目合格者もわずか5人しかいません(これらの合格された方々にはリスペクトしかありませんね)。44点だった8郎はまぐれがあっても6割に乗せることはできなかったと断言できますので。難しすぎました。完敗です。しかし、得点加算調整が1点もなされなかったのは、なぁぜ、なぁぜ? 

 

■法務 19%(26%)

 この結果は今回一のショックとも言えます。過去に合格経験ありで、なおかつ8月の本試験を試しにやったところ60点超えていたので、それなりの自信をもって臨んでいたからです。結果は44点。難易度も高かっただろうと思っていたら20%近くまであることに驚きました。簡単とは言えないでしょうが、そこまで難しくもなかったのです。。。自らの過信を思い知らされた科目となりました。

 

■情報システム 21%(11%)

 アナログおじさん8郎ですら合格ラインを余裕でオーバーする70点🌸を取れたので、合格率は40%くらい行くと見ていただけに約2割というのは意外でした。ウチナンチュはやはりITに弱いのでしょうか? それにしても、診断士試験の難易度の乱高下ぶりには、何回受けても精神的に疲れますね~。

 

■中小政策 9%(20%)

 試験時の感触通り「運営管理」と並ぶ爆弾💣科目で、一けた台の合格率でした。科目合格者は13人しかいません。「5回目もだめかぁ」と悔しい思いをしました。しかし、なんとこの科目だけ得点調整が行われ全員に8点が追加されたのです! 55点だった8郎も一気に63点となり合格ライン🌸に乗せることができたのです! この科目は初合格です。試験の神様が最後の最後に50歳への哀れみを施してくれたのでしょうか。

※でもなぜこの科目で8点追加するのに驚異の4%台だった「運営管理」は加点しないのか(怒)。まだ言う~。受かるまで言う~。

 はい、科目別分析は以上です。書いてきたように沖縄再試験の難易度は8郎の想定通り激難だったことが分かっていただけたと思います。合格率一けたの科目が3科目もあるのですよ(11%の経済も入れると半分以上が高難易度だったことになります)。

 なのになぜ、全体合格率としては、沖縄地区過去最高とも言える3割も受かるのでしょう!? 科目別に見ると3割近い合格率は「企業経営理論」(28%)の1科目だけなのです。不思議です。

 

 いろいろ考えたところ、8郎なりの分析結果は出ました。

 

 結論から言うと、沖縄地区受験生には、多年度受験生(つまりすでに5~6科目合格し残り1、2科目だけの受験生)が多かったということだと思います。つまり合格した多年度受験生らはあと1,2科目を60点ラインに乗せればいい、という戦いだったのです。つまるところ「ミクロの勝負」だった多年度受験生にとって「マクロ的な難易度の高さ」はあまり関係なかった、ということになりそうです。例えば「情報システム」や「経営法務」だけを合格すればよかった受験生が全体の4割近くを占めており、そのうちの9割が受かった、というイメージですね。それしか考えられません。

 恥ずかしながら、この分析は5年間これまでできていませんでした。予備校に通わない独学者のデメリットでしょうね。「沖縄受験生の1割に入れば合格できる」という戦略は、受験のリアルとずれがあり、勝利を確実にするには物足りなかったのです。「上位5%に入る」くらいの意気込みでなければ難しかったのかもしれません。大いに反省します。

 初めての挑戦が今回の沖縄地区限定再試験だった受験生は、経営情報システム以外、ほとんど太刀打ちできなかったと思います。

 以上、敗戦通知を受けての、自分なりの分析、総括です。 

 ということで、毎年のように過去の悔しさがいぶり返してきます。「残り2科目」に迫っていた前回令和4年のことです。あの時に人生最大の勝負🔥を懸けなければならなかったのです。愛息10郎の学童野球チームの保護者会長を務め、九州大会派遣の陣頭指揮と試験の時期が思い切りかぶり、家事も並行しなければならかったあの時。両手に重荷を課せられた8郎は、目の前に迫った数年に一度しか来ない勝利の最大チャンスを、両手からまんまとこぼれ落としてしまったのです。「試験は全力投入の戦争で受かったもん勝ち」という観点において、つくづく甘かったと反省します。 

 しか~し! 1年かけて努力をしてきたという事実は動きません。そして「撤退を撤回」し、挑戦継続を決めた今となっては、不合格という結果は「失った」だけで終わりではないのです。上記の通り「情報システム」「中小政策」の2科目は合格🌸していました。特に初の合格となる「中小政策」は素直に嬉しいですね。苦手な単純な暗記系でしたが5回目にしてやっと壁を破ることができました。

 そしてこの2科目はともに2次試験にはほとんど関係のない暗記科目。この勉強を今年はやらないで済むと考えると、昨年の独りぼっちの努力は今年への道をつないでくれた、と言えるでしょう。あきらめない限り負けではないのですから。はい、勝つまで言い続けますよ🔥 

 ということで今年は昨年同様5科目受験となります。「財務会計」「企業経営理論」という平年並みの難易度なら6割は確実の2科目が復活します。そして、50歳のおじさんには苦手な暗記3兄弟のうち次男、三男を受けなくていいというのは去年より多少楽になると思います。あきらめの悪い、いや、更年期障害であきらめる能力すら失ってしまった五十路おじさんの6度目の挑戦に、温かなエールをいただければ幸いです。

 以上、5年間、負け惜しみばかり書いている当ブログを今回も読んでいただき、ありがとうございます。書くことで敗因分析と心の整理はできましたので、改めて一歩前に踏み出します。

 

【参考】8郎の独断だけでは何なので、とある診断士Yottuberさんの記事から、当診断士さんが解いてみた感想(概要)をご紹介させていただきます。

 『この再試験については、過去の診断士1次試験の悪いところが全てできった、膿み出し的な様相さえ感じる。易化と思えば、難化もあり、問題数が少なく手抜きと思えば、凝っている科目があったりと。もし、令和6年度試験がこの様相で出題されるといったことがあれば、メンタルがやられてしまう人続続出になることなのか・・・今までとは違う対策が必要な出題に変わっていた』

だそうです。

 

 ・  ・  ・  ・  ・

 

 今回は「スキルアップ」オンリーと書きましたが、試験の話だけではなんなので、最後は8郎家の話題で締めます。サクっと「おいしゅうございましたシリーズ」。COCO壱さんです。仕事で頑張ったあとに自分へのご褒美だということで(メタボの言い訳)、カツカレーにカキフライ2個を添えてしまいました。おいしゅうございました。

 次の写真は愛息10郎の素振り用手袋です。左右2つとも擦り切れていたので買い換えることにしました。捨てる前に息子の努力の証として写真を撮りました(でも捨てきれず保管しています。親馬鹿ですね。笑)。

 来週末に久々の紅白戦があるようです。ホーム球場の改修工事に伴い、狭いところで基礎練習ばかりが続きストレスがたまっていた10郎。紅白戦とは言え今年初めての実戦となるので家族みんなで楽しみにしています。思い切りフルスイングしてほしいものです。応援に行きたいけれど、落第生父ちゃんは自宅で勉強ですね(泣)。2年前の失敗を繰り返してなるものか。

 桜の季節に10郎がスタンドまで虹のようなアーチを架けるシーンを夢見て、今日はこれにて。

 

【追記】我が家に小さな🌸がもう1輪開花していました。10郎が英検4級に合格したのです! 合格ラインぎりぎりだったようですが、父の分までよく頑張りました🌸 遅くとも中2で3級取るようにと不合格父は伝えています🔥