沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

息子と契約書

2022年09月28日 | 学童野球

 今回のカテゴリーは愛息10郎の学童野球です。市レベルの公式大会の結果を報告いたします。11月の冬季県大会市予選を見据えた最後の公式大会ということで、チーム全体に気合がみなぎっていました。下写真は試合前の球場上空の。当ブログチェッカーのみなさんはお分かりでしょうが、虹は今や8郎家にとってバッドエンドを意味する象徴となりつつあります(笑)。なんて美しい凶兆💀なのでしょう!

 初戦はTR。6年生が少ないチームなので予想通りコールド勝ちでした。先発した10郎は2回をパーフェクト、そして県外大会に続き5者連続奪三振!🔥 そしてセンター方向に公式戦通算11号ホームラン(学童用の柵があったら超えていたでしょう)という、まさに大谷翔平級の二刀流で勝利に大きく貢献しました。

 この試合ではもう一つやってのけました。先月の県外大会で出した110㌔を大幅更新する114㌔⚾を投げたのです! 電光掲示板にしっかり表示されていました(写真はありません)。これは小学生には打てませんね。動画も残しておきます。

 しかし2回戦で強豪UTに逆転負け。再び先発した10郎は初回こそ剛球でねじふせたものの、2回に四死球連発の押し出しと暴投で2点献上。味方エラーが続発し計4失点。2回で60球超を投げるはめになり降板となりました(泣)。しかし、外野にはフライ1本(エラーでヒットに)しか飛ばさせず、あとは無安打と力でねじ伏せました。自責点は多くて2点なので相手エースより悪かったわけではありません。ちなみに10郎の打撃成績は四球と空振り三振でした。試合はそのままずるずると劣勢のまま2対5の敗戦となりました。8郎から見ると明らかにチーム全体の戦力、練習量で劣っていました。

 ところが、どこにでも責任転嫁する大人はいるもので、敗戦後、すべてを10郎のコントロールのせいにするコーチがいたようです。それを耳にした10郎は「俺がフォアボールだしたから負けたんだ」と反省する始末。

 悩める息子に父は言いました。「全然違う。お前はいいピッチングをした。投げた60球を相手は1球もヒットにしていない。負けた原因はエラーと貧打という総合力、そして、本番中にもかかわらずため息をつきまるくコーチ陣だ」と。

 そもそもUTは四死球狙いのチームなので、8郎的には「勝たなくていい相手」という認識です。三つ子の魂が決まる学童時代に、身長の低い子を下位打線に並べた上にしゃがませてボールに当たりに来る戦法と真っ向勝負をしても意味がありません。このチームに勝つためには、スーパーエースが力でねじ伏せるか(10郎は4月にやってのけました)、同じ土俵に乗ってボールに当たりにいくしかないのです。とうことで、8郎は敗戦を気にしていません。

※といって、このチームさんの選手育成を全否定しているわけではありません。四球狙いの子たちも素振りを見ていると、明らかにうちの選手より鋭かったです。間違いなくうちより素振りをしてきています。この試合でその差が出た、ということです。

 

 試合後「速い球なんか投げなくてもいい」という残念なコーチもいたそうです。父8郎は息子に言いました。「全然違う。速い球にこだわるんだ。速い球にこだわらないやつがいいピッチャーになれるはずがない🔥 軟投派に見えるエースほど実はストレートに自信をもっているんだ」と。

 子供のころからコントロールを最優先にピッチング練習を考えると、のびしろに自ら制限をかけてしまいます。速い球を自分が投げたいところに投げる、それこそがピッチング練習の基本のキです(もちろんケガするまで投げるのはご法度)。バッティングも同じです。速いスイングでボールを叩く。それを子供の時点でやらないと一生体が理解しません。先述の通り、まさに三つ子の魂百までです。それすら分かってない昭和のコーチが多すぎますね。自分たちがその夜酒をおいしく飲むためだけに勝利が欲しいのでしょうか。学童野球は勝利至上主義でなく教育の場です(もちろん試合で勝利を目指すのは当然のこと)。平成からとっくにそうなっています。今は令和です。

 

 敗戦投手として迷える息子に、父は再び〝奥の手〟を解禁しました。

 

「冬季大会市予選で優勝したら1万円じゃ」

 

 そうです、また金で釣ったのです(爆)。

 それまで悩める表情を見せていた10郎は人が変わったように「まじ! じゃ、ちょっと待ってて」とどこかに消えるではありませんか。「お父さんが勉強で使っているA4用紙を使おう」などとつぶやきながら。。。数十秒後に戻ってくると、何やら書かれたA4用紙を持っており、「さあ、ここにサインしろ!」と期待に満ち溢れた表情で父に差し出したのです。

 なんと、契約書ではありませんか!(爆) 診断士試験にいまだ不合格という父への信頼度が低いのか、有言実行を確実にする契約書を作っていたのですよ。県外大会での直前キャッチボールで父にうまくはぐらかされたことに今さら気づいたのかもしれません(笑)。8郎も思わず笑ってしまいました。そして思わず署名をしてしまいました。ついでに誤字を修正までしてあげるのは、あまりにも親ばかでしょうか。。。

 しかし、そこは鬼父👹8郎 。ちゃんと条件を付けました。それは県大会出場には必ず破らなければならない2チームとの試合で勝利投手🔥になること、です。エースとしての自覚を持ってもらうためです。UTには勝たなくてもいいと書きましたが、ストレートでねじふせてほしいと期待はしています。実際に10郎がそういう仕事をしなければ、このチームの現状では県大会出場は厳しいです(10郎が出場しない試合は下位チーム相手にさえほぼ連敗中ですから)。10郎も条件に納得してくれました。チーム事情を分かっているのでしょう。この契約書は息子の意気込みの表れと捉えたいと思います!

 念願の県大会出場へのラストチャンスである市予選まで残り1カ月半。課題は、制限70球を余裕で投げられる投球フォームとスタミナづくりですね(バッティングはすでに市レベルでは無双状態だと思いますので)。8郎もできる限り付き合ってあげたいと思います。ただし8郎は決勝戦予定日はすでに仕事が入っております(泣)。

 11月末、10郎が堂々と「契約書通り支払ってもらうぞ」ユダヤの守銭奴のように1万円を要求してくるのを一日千秋の思いで楽しみに待っています。

 

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 8郎の熱血(偏向?)野球理論は以上にして、おいしゅうございましたシリーズで終わりたいと思います。数年ぶりに足を運んだ那覇市の『登竜門』です。冷やし担々麺です。魚肉臭さが個人的にイマイチですが、トータルでそれを上回る高得点。細麺がいいですね。また数年後?に足を運びます(笑)。

 お次は自宅で食べたインスタントラーメン。「一風堂」です。卵とハム、のり、キムチはトッピングですが、黒焦がしニンニクの豚骨スープはインスタントとは思えないほどおいしかったです。みなさんもぜひ。ちなみに本家に行ったことはないので機会あればのれんをくぐりたいと思います。

 さて、なるべく多くの時間を家事と勉強に当てるためにブログはこのへんで。


満月の羅針盤

2022年09月18日 | スキルアップ

 当ブログでは数えきれないくらい満月🌕の写真をUPしてきましたが、今回の八月十五夜のそれは過去最も鮮明だと思われます。なぜなら野球部で購入したNIKONのミラーレス機クールピクスで撮影したからです(撮影画角なんと2000㍉相当!)。200㍉が限界の8郎の一眼レフ愛機D300はもはや白亜紀世代ですね~(でも10郎が学童野球をやる限りは現役続行!)。ということで、満月どーん。

 さて、今回のカテゴリーはスキルアップです。興味のない方はページアウトお願いいたします。

 「3000里までは歩いてやろう!」と誓った診断士試験への再スタートをスムーズに切ることができました。不合格の精神的ショックはもちろん大きかったですが、自ら「挑戦は今回で最後」とエンドを決めたことで、心をうまくリセットできたような気がします。3000里以上は歩かないと決めたので。再び過去問に向かっています。

 戦略を立てるために自己分析をしようと、まずは来年ゾンビ復活👻となる3科目の過去問にとりあえずトライしてみました。採点結果がこれです。

 

 ①経済学(20年度64点) 52点

 

 ②経営法務(20年度60点) 48点

 

 ③経営情報システム(22年度) 36点

 

 やはり2年が経ち知識が薄まっていることを痛感しましたね。でも①と②はそれなりの手ごたえがありました。特に①「経済学」は2年間全く勉強してないにも関わらず50点に載せたことは、今からでも得点源にできるような気がしたものです。②「経営法務」も手ごたえはありました。そもそも難易度が高かった年に合格している得意科目です。また会社法、財産権を中心に個人的にもっと勉強したい分野ではあったので、再挑戦を機と捉えていることもあり、「また勉強しないといけないのか~」というマイナス思考はほぼないですね。

 なので問題はIT関係の知識を問われる③「経営情報システム」に尽きます! 合格した20年度は難易度が下がった年でラッキー67点(全科目で過去最高得点)でした。同様に難易度が低いと言われた今年の問題に取り組んでみたところ、足切りの36点! ゴロ合わせ等で無理やり脳に叩き込んだ知識のほとんどを忘れていました(TAC平均を見るとけっして難易度低くないのが逆にうれしかったです)。「やはり暗記は実力にはつながりにくいんだな」と痛感したものです(まぁ、そういう科目なのですが)。2年でさらに新たなデジタル用語が増えているはずなので早めに着手したいと思います。

 満月を愛でながら飲まずにはいられません。久々にコロナビールを購入。

 薄口ですが、飲みやすかったです。夏にはゴクゴクいけるやつですね。

 上記結果を踏まえて、ラストシーズンの戦略を立てようと思います。これは、あと1年弱〝太平洋ひとりぼっち〟状態で荒波に挑む8郎の羅針盤となるものです。ゾンビ3科目は上記の通りです。

 まず、今年も不合格(つまり一度も合格ラインに載せていない)だった「運営管理」「中小企業経営・政策」です。

 ①「運営管理」 去年58点、今年54点と苦手科目に変わりはないですが合格ラインまであと一歩のところまでは来ていることも事実(TAC平均によると今年は昨年より多少難化した様子)。もう過去問を繰り返すしかありません。ただし得点源にはならないと思うので62点を目標にします。

「中小企業経営・政策」 今年は科目合格まであと一歩の57点に迫りました(もちろん過去最高)。コツをつかみ伸びてきているのは事実。合格ラインに乗せるための勉強量というのは肌で理解できたので、来年も終盤戦はこれに懸ける勢いでやります。問題集にマネー💴を惜しまないでおきます! 

 

 そして2次対策です。今回は1次試験挑戦ファイナルシーズンと設定しているので、2次に割く余裕はないはずですが、そうもいかないのが診断士試験です。1・2次ともにダントツ最重要科目である「財務会計」は今からやっておかないと2次では到底太刀打ちできません。またこの科目は業務での財務分析にも役立つので、やって損はない科目です。「6番目の科目」として位置づけ、地道に問題集を解いていきたいと思います。 

 

※ただ、WEB講座を受講するかどうかはまだ決めきれません。経費を考えるとどうしでも10郎のことが頭に浮かぶのです(自分にマネーをかけていいのかと)。でも早めに決断したいと思います。

 

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 スキルアップ関連の余談です。

 2018年3月に登録した宅建士証の初の更新の時期がやってきました。3度目の正直を果たした感動の合格・登録からもう5年が経とうとしているのですね! 今年4度目の不合格となった診断士への挑戦を思いたったのもちょうどそのころです。時の流れは早い。。。だからこそ、挑戦していてよかったと思います。当時のくされアホ社長のせこい嫌がらせ人事に負けず、新たな挑戦を決めた自分を褒めてあげたいと思います(まだ受かってませんが)。

 宅建士証の更新には1万6千円ほどの費用がかかります(泣)。宅建士の資格自体は生涯有効(だから最優先で取得したのです)なので、更新しなくても資格自体をはく奪されることはないのですが、無登録だと世間向けに名乗れませんし業務もできません。現在8郎は不動産関係の仕事をしていないので登録しなくても支障はないのですが、5年ごとにきちんと更新しようと決めています。理由は名刺に「宅建士」と記載できるからです。今の名刺は配ることにほとんど意味のない内容しか記載されていません。なので配ることに少しでも意味を持たせたいのです。さらに、いつ何時不動産関係の仕事に携わるか分からないことも想定しています。その時に「今から更新手続きをしますので・・・」ではチャンスを失いかねません。あと5年のうちに、何が起こるか分かりませんし。

 更新には、上記費用の負担と11月末の平日に丸1日の講習を受ける必要があります。堂々と有給を取って(笑)受講してきます。

 

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 最後においしゅうございましたシリーズです。浦添市の「和の実」という日本そば屋さんでランチを食べてきました。先日の結婚記念日の「びっくりドンキー」では物足りなかった食いしん坊夫婦です。独創的なかき揚げがおいしゅうございました。炊き込みご飯は薄味。そばは細麺でした。

 またしてもランチビールに手を出してしまいました。

 店は住宅街の入り組んだ先にあって分かりにくいですが、タレントのサインもかなり飾られていたので有名なんでしょうね。行かれてない方はぜひ。

 

 さて、4度立ち上がって歩き出した3000里踏破への残り道。ラストチャンスへの挑戦を思い切り楽しみたいと思います。残り1年、暗い夜の航海の途中で迷ったときは、今日作った羅針盤を満月が照らし、方向性を示してくれるでしょう。


ささやかに18周年

2022年09月13日 | 夫婦

 台風11号、12号ともに沖縄本島をそれたのでホッとしております(ただし先島地方は2度直撃。早期復興を願うばかりです)。ささやかながら台風対策として窓ガラスに貼っていたビニールテープを外そうかと考えていたところ、新たな熱帯低気圧が発生し台風14号となって週末に沖縄本島を直撃する可能性が出てきました。テープは外さずにいようと思います。それにしても11号からすべてが「週末台風」ですね~。

 下写真は会社帰りに利用するバス停前のハイビスカス。徐々に柔らんできた西日を背景に撮影。夏の終わりはまだ先ですが、ピークは過ぎ去りましたね。あ~海に行きたかった!(ささやながら学童野球部のビーチパーティで海遊びに対する飢えをしのぎたいと思います)。

 ちょっと話は遡りますが、8郎夫婦、先日結婚18周年を迎えました㊗ ここまで来れたのもみなみな様のお陰です。18年前の結婚披露宴を思い出し、祝福いただいたみなさんへの感謝を忘れずにいようと思います。

 さて、記念日ディナーですが、今年は愛息10郎の野球関係で8月に3回飛行機に乗ったこともあって、家計は火の車状態。ということで、10郎セレクトの「びっくりドンキー」にしました(笑)。8郎は黒デミハンバーグです。ささやかに、がテーマだったので味噌汁等は付けずに単体です。ヒンスー(方言で貧乏)育ちの8郎には十分ぜいたくでおいしゅうございました。

 18年を振り返っている余裕はありませんね。来年、再来年のことで頭がいっぱいのサラリーマンです。家族3人とも大病なく健康に過ごしてこれたことだけが、ささやかな誇りです。

 そんな19年目を迎えた夫婦の、まさに〝かすがい〟こと10郎について、これまた話は遡るのですが、4月の体力測定を記録として残します。

 左足首を痛めた直後だったのも影響しました。ソフトボール投げは本来な60㍍は行けたはず。50㍍走も前年同タイムに終わり、反復横跳びに至っては前回を下回っています。あとは身体能力の高さを示すものばかりです。親ばか御免で「練習熱心」なボーイですから!  父に似て体の柔軟性と俊敏さへの評価が低いのが気になりますが(笑)。。。これからもいっぱい運動していっぱい食べて、たくましい体を作ってもらいたいものです。人生で一番体が発達する時期を大切に過ごしてほしいと思います。最近、父の言う通り魚粉を自らご飯にかけて食べていますよ。37年前のヨーガリー8郎に比べると豊食マッチョな体してまっせ!

 19年目、20年目も主役はこのボーイに間違いないことを確信したところで、ささやかなネタしかなかった今回はこれにて終了させていただきます。


有言果たすぞ3000里

2022年09月06日 | スキルアップ

 2022年度中小企業診断士1次試験の合否発表がありました。8郎の番号はもちろんなく、4度目の不合格が公式決定しました。自己採点で知ってはいたのでもはや落ち込んだりはしていません。ただ、診断士協会公式サイトの合否を告げるPCのモニターには、油断したために負けた哀れな初老の男が写っていましたね。情けない限りです。敗因分析はすでに書いたので、今回は今後の方向性について決めたことを報告いたします。

 不合格確定後から針路についてかなり悩みました。そして、結論を出しました。

 

 まだ、あきらめない。です。

 

 そうです、8郎は挑戦継続を決めたのです(しつこいやっちゃ)。ちなみに女性に振られたら即あきらめる、そういう男ですが(今そんなのカンケーねぇ)。 

 前に書いたように49歳にとって状況は「試験からの撤退」を意味するものがほとんどです。そんな中、継続を決めた理由も無理くりたくさん見つけたのですが、一言に凝縮すると、50代後半への不安が大きい、に尽きます。

 わが社の売上は右肩下がりで落ちています。8郎も勤務20数年で多方面から商品づくりに携わってきましたが、この島で生きてきた49年の人生経験を合わせても、うちの商品に対する世間様からの需要が上がることはもはやないと確信しています。すぐ倒産というわけではないでしょうが、M&Aという時代の波にさらされるのは間違いないと見ています(子会社に格下げして給料減らすけど辞める?どうする?正直辞めてほしいな~的な)。そんな中で日々同じ仕事に時間を費やしていいのかという不安です。この資格への挑戦を思い立った5年前からそれは変わりません。もちろん、この資格を取ったところでその不安が解消される約束は全くないのですが、サラリーマンとしての自己分析、総括、集大成には最適の勉強科目だと思っています。たとえ受かっていなくても、会社の分析、見通しなど自分なりの判断、まとめができているのは、間違いなくこの試験科目を勉強してきたお陰です。

 視界不良の中、とにかく勉強だけは続けておきたい、そういう心理が後押ししているのは事実です。50代後半になって「あの時、なぜあきらめたのだろうか」と後悔したくないので。

 自己採点のショックが消えず、なかなか起き上がれなかった試験翌日8月7日の朝、カーテンから力強い朝日が見えました。それが冒頭に載せた写真です。その光景を見て、今から30年前の大学2浪が決定した日のことを思い出しました。あの時は若いだけに今の数倍ショックが大きかったですね。同じように強くて温かい太陽が輝いていました。備忘録として書いておきます。

 

 話は1993年にさかのぼります(細川護熙が首相になり、福岡ドーム、レインボーブリッジが完成した年です。懐!)。大学試験に2回落ちたということは、来年受験するなら成人で受けることを意味します。周りは大学、専門学校、就職などを決めて、新しい生活をしている中で、俺一人だけまた宅浪かと焦りました。父親も無職で家庭の収入はほとんどありません。予備校も通えずクーラーもなく古い参考書と紙だけで勉強する毎日にもう嫌気がさしていました。バイトもしていましたし。こんな状況で来年は受かるのだろうかと、かつ将来に対する不安でその夜は眠れませんでした(例え受かっても高校1年だった後輩と同級生になるのです。笑)。よく眠る8郎の人生で2回だけ、心理的絶望で眠れぬ夜があったのですが、そのうちの1つです。

 しかし、朝起きて団地の廊下にふらふらと出たところ、2月のまぶしい太陽が8郎を照らしてくれたのです。それはもう力強い太陽でした。体が温かくなり、眠れなかった8郎を優しく元気づけてくれました。同時に19歳8郎は思いました。そうか、状況はどうあれ、落ち込む、落ち込まないは自分の心次第。これから苦しい3度目の受験勉強が始まるが、その間も太陽は変わらず俺をずっと照らしてくれるだろう、と。まだピュアだった19歳8郎は「生命の源である太陽が照らす限りまだ頑張れる」と気持ちを切り替えることができたのです(昭和の歌謡曲にありそうですね)。※神様のいたずらか、翌センター試験は成人式の日でした。スーツ姿や晴れ着姿の同年生が楽し気に闊歩する中、一人車の中で弁当食いながら単語帳をめくっていたのを思い出します。

 当時のことを思い出し、ちょっと泣けてきましたね~。もう年です。19歳の俺へ、49歳になってもまだ勉強してるぞ。おっさんがまだ踏ん張れるのは19歳の君の努力があるからだよ。

 

 センチメンタルな話は終わります。

 もちろん感情的なだけでなく、冷静に分析もした上での判断です。診断士の重要科目「企業経営理論」に沿って、周辺環境を(スウォット)分析しました。

 

 ・  ・  ・  ・  ・

 

 まずはマイナス要素から見ていきましょう。(弱み)(脅威)です。

 

(弱み)

・来年50歳になる。記憶力、集中力、やる気が落ちてくるだろう。

・同時に競争相手は若年化が加速している。年齢的にも不利が加速していく。

 

(脅威

・2年前に合格した3科目(しかも2次試験と無関係)がゾンビ復活し、5科目受験となる。

・比較的定時に退社できる現職場も5年目に入る。異動の可能性も高い。影響多し。

・実はこの3年間はコロナに助けられていた(コロナ休あり、イベントなし等で勉強に集中できた)。今後はコロナ効果は期待できない。

・7科目中1番苦手な「経営情報システム」が今年易化していた。来年難化するはずなので超手ごわい。

 

 以上、マイナス要素を上げましたが、やはり多いですね。ただ気力さえあればカバーできそうな気もします。どちらにしろ50台後半の不安を麻痺させるほどの要素ではありません。次に少しでも前向きになるために(笑)、プラス要素です。

 

(強味)

・これまで積み上げてきた知識のベースがある。一から勉強し直すわけではなく、5科目すべてすでに当落線上にいる。つまり最低でも50点は取れる状況からのリスタート。

・5科目と増えるが、試験対策上、科目が多いほど「高得点科目が助けてくれる」という全体最適化というメリットもある。

 

(機会)

・来年1次を合格すれば、再来年2024年までの2次試験の権利を得ることができる。

・【挑戦継続を決めた最大の要素はこれです】落第の最大要因だった「10郎の野球に時間を割いている」が、来年からはなくなる!  負け惜しみではなく、それさえなければ去年で合格していたと思います。

※ただし、その選択については一切後悔していません。10郎との野球生活は8郎の人生最大の喜びでもあります。例え過去にもどって神様に「子どもの野球か己の合格か」と求められても同じ選択をすることでしょう! 

 

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 以上が49歳のSWOT分析です。分析結果からも挑戦を続ける価値はあることが分かります(ということにします)。

 

 ただし、継続イコール時間の消費であることには最大限注意を払いたいと思います。なので継続するに当たって心苦しいながらも2つの「時間制限」を設けました。

 

①1次試験は来年2023年までとする(来年不合格なら撤退する)。

②2次試験は再来年2024年までとする(再来年不合格ならまた2科目がゾンビ復活するので撤退する)

 

 つまり診断士挑戦は長くても51歳まで、となります。そうふんぎりを付けようと思います。19歳当時と違って8郎には本当に時間がないのです。終わりを設定しなければなりません。来年1次がダメなら、涙を飲んで撤退します!

 下写真は2022年度の合格発表ページ。何度見ても8郎の番号はありません!(笑)。

 

 あとは、勉強法の見直しですね。過去問集中のほぼ独学でしたが、改めてWEB講座も検討しようかと思います。来年中学生になる10郎の学習経費に充てたいので、妻とも相談ですが。。。来年の1次試験までもう10カ月しかありません。5科目で割ると1科目2カ月しか割けないのです。19歳のときと違って、1年は向こうから全力ダッシュでやってきます(笑)。

 

 以上長々と書いてきましたが、それは49歳の心に近い将来への不安がある証拠です。でも書くことで心の整理ができるので更新させていただきました。

 当初計画の2000里余歩いても目標を達成することはできませんでした。でも、息子との約束「有言実行」を果たすため、年々弱りつつある足腰を5度立ち上がらせ、3000里までは目指してみようと思います! 太陽が照らし続けてくれるでしょう。

 往生際の悪いおっさんに引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします!


仲間と架けた虹@佐賀(後編)

2022年09月06日 | 県外 8 Scene

 準決勝から舞台はSHOWAハンバーガースタジアム唐津に格上げされました。ところで不思議な名前のスタジアムですが、全国大手ハンバーガーチェーン店をフランチャイズ運営する地元企業のネーミングライツだそうです。両翼96メートル、中堅121メートル。LEDのスコアボードや照明灯を備え、スピードガンも設置されています。総工費は約16億7千万円で2年前に完成したばかりのまだピッカピカ。こげな立派な球場でおらがチームが試合さできるなんて夢みたいだべさ。たーやが!

 さぁ、事実上の決勝戦と見据えた準決勝です。相手は、同じく沖縄県勢で先の九州大会も制していた優勝候補筆頭のTMを下した地元のNHが相手です。あのTMを破ったのか!とチーム内にも衝撃が走りました。監督はもちろん10郎を先発に指名。マウンドにたった息子を見てると、さすがに10郎の胸にもこみ上げるものがありました。うしろの8太郎👻の怨念も年々薄れていくね!

 自慢のストレートで真っ向勝負だ!

 そしてついに出ました! 自己最速110㌔/hです。ボールスリーから連続3球ストレートで三振を奪った最後の1球がそれでした。電光掲示板にしっかり表示されていました。妻がその瞬間を逃さずに激写! 息子は父との約束をまず1つ果たしてくれました。

  そのシーンを動画で。いい音出してまっせ!

 しかし10郎より背の高い相手技巧派エースもさるもの。初回のワイルドピッチによる1失点を守ります。わがチームも打ちあぐねるまま、5回表まで1-0と心臓バクバクの緊迫した展開。10郎は4回を無安打無失点4奪三振🔥と大舞台の先発の役目を十分すぎるほど果たして、あとにマウンドを継ぎます。投球制限まであと11球残していたので5回も十分行けるのでは?と思いましたが、監督が決勝戦のために温存したのは明らかでした。

 そして、5回表、ついにその時が来たのです!

 仲間たちが連続四球で1,2塁とし、2番Y君が芸術的な犠牲バントで2,3塁と舞台をお膳立て。3番10郎に回ってきたのです。今大会でまだホームランの出ていない10郎。某プロ野球団ジュニア選考会での打撃テスト不調をそのまま引きずっているのではないかと不安でもありました。しかし、ここで打たなきゃ、男じゃない! 迷わず振れよ、振れば分かるさ! チバリヨー 🔥

 その結果も動画でお伝えします。

 痛烈に右中間を破るランニングホームランでした。3打点! スタンドの盛り上がりでカメラも揺れたので映像もブレブレです(笑)。このダメ押し3点を皮きりにチームついに猛打爆発。相手中継ぎ陣も力尽きたようで、結局9-0の完封リレーで勝利、夢にも思わなかった(笑)決勝進出を果たしたのです! 10郎は大役を見事に果たしてくれました。そして父との2つ目の約束も。ありがとう。

 

 ついに決勝戦です。相手は同じく沖縄勢のTSが勝ち上がってきていました。このチームは今年の強化大会で、10郎が先発2回で4三振を奪うなど力でねじ伏せた相手です。チームにも「もしかして本当に優勝しちゃう!?」という期待感(油断?)が高まりました。油断大敵を実感した試合となりました!

 決勝戦の始球式では、開会式で頑張っていたご当地ゆるキャラからワンが始球式。ワンバウンドで打者の胸元を突いていました。

 泣いても笑っても最後の試合。全43チームの頂上に立つチームが決まるのです。監督はまたしても10郎を先発に指名。11球しか残っていなかったので抑え起用かと思っていた8郎もビックリ。でも、決勝戦の先発を10郎を立たせたかったのだと理解しました。

 しかし10郎、緊張と連戦の疲れからか、先頭打者から2連続フォアボールを出してしまいます。球速もMAX105㌔/hです。先発の役目を果たせません。それでも意地を見せ3番打者から空振り三振を奪ったところで、投球制限によりマウンドを降りました。変わったN君が直後4番に3塁打を打たれるなど一気に3点献上! 10郎の大会自責点も一気に3点になりました(笑)。ベンチにまたも嫌な雰囲気が漂いました。

 しかし、この夏に成長した子供たちのエネルギーはすごいものがありました。相手に先制3塁打を打たれたN君がその裏に2点タイムリーを放つなど3点を取り返したのです。そのあとも5点を追加し、8-3。優勝へのリミットが近づきました。しかし、相手も海を渡ってきた意地があります。4点を取り返してきました。実は準決勝で力投したR君がひじを痛め、決勝には出ていません。残りの投手陣に不安が残ります。

 最後の最後まで一致団結して戦おう! 監督の激に18人が心を一つにします。

 しかしもう一人、成長していました! 経験は不足ながら身体能力の高さで4番目の投手として急成長したT君がMAX96㌔/hで相手の反撃を抑え込んだのです。あっぱれ!

 そして5回裏の攻撃中に時間切れで見事優勝が確定! 県外大会としてはもちろんチーム初です! 歴史的な快挙を達成してくれました。おめでとう~! 県大会の出場を2度も失った悔しさを、この栄冠が思い切り晴らしてくれました。えらいぞ、子供たち!

 10郎は準決勝ほどの大活躍ではありませんでしたが、2打数1安打1打点1四球2盗塁で見事勝利に貢献しました!

 

 この世代としてはすべての大会を通して初優勝! 表彰式で整列する子供たちを誇りに思いました。もちろんわが息子が一番輝いて見えました 

 ところで、10郎。最後の最後のベースタッチプレーでまたも骨折してしまいました。今回は左手親指です。近くの整形外科で「全治一カ月」と診断されました。オーマイガッ。栄冠と引き換えの名誉の負傷、と考えるしかないね~。骨細の家系ですね~。今も固定具をはめていますが、元気なのでご心配なく。

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 大会4試合での10郎の成績を記録として残しておきます。チームの中心としてよくやったと思います。両翼96㍍のスタンドに打ち込めなかったのだけが残念!(それは求めすぎですね)。

【打撃走塁】

13打席10打数5安打

打率 5割 

HR 1本(公式戦第10号)

打点 5

盗塁 3

四死球 3

出塁率 6割1分5厘

【投手】

投球回数 8回

勝利 1

自責点 3

奪三振 11

最高球速 110㌔/h

 

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 その夜は、父ちゃんたちで飲み会。父ちゃんたちも疲れと嬉しさの混じり合ったいい顔をしていましたね。佐賀で飲むビールもおいしかったです!

 以上が夏の夢を実現した子供たちの激戦記です。つたない文章ですが伝わったでしょうか。

 

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 大きな夢を与えてくれたご褒美にと、最後の予備日は熊本県にまで足を運んで遊園地を満喫しました。

 8郎はあまりの暑さで、入口付近のパーラーで1人缶ビール。しかし、あっという間にぬるくなり全部飲み干すことはありませんでした。

 妻から送られてきた写真には、ジェットコースターを楽しむ10郎の姿が。安全のためメガネを外した顔にまだ幼さを感じました。楽しそうだね~。高所恐怖症の父の遺伝は薄いようです!

 30分経つころには、一人ブラブラしているのも限界だったので、ついに10郎たちと合流。その流れで8郎もジェットコースターに乗ることに。ほかのお母さんがいたので逃げるわけにもいかなくなったのです。

  

 立ち乗り型ジェットコースター「ミルキーウェイ彦星」です(こんな怖い乗り物つくって、こんなかわいい名前つけんけ!)。隣の着席型「ミルキーウェイ織姫」のほうがよかったな~。妻と10郎は楽し気でしたが、8郎は死刑台に立たされた気分。いざ、発射!

 最後まで目をつぶって恐怖を耐えしのごうと思ったのですが、予想以上に上下のが激しいのです! 膝がガックンと思ったら、次は空に向かって放り出されるでのはないかというくらいの反重力! 目を空ける恐怖より、次に何が起きるか分からない恐怖が勝りました。高所恐怖症の49歳が、無理やり目を開けてみた地獄の光景を言葉にするのは難しいので、公式サイトのYoutubeをご覧ください(笑)。

 恐怖感が伝わったでしょうか。あまり伝わってないと思います・・・(笑)。後半失速型のアトラクションでしたね(だからこそおじさん耐えられたのでしょう)。

 フリーパス5千円相当を払ったにもかかわらず、アトラクションはこの1台だけ。めっちゃ高く付きました。でも、子供たちはみな満足そうでした。

 バスで空港に移動。5日間機敏に貢献してくれたF田さんという高齢の運転手さんに子供たちからお礼を告げました。いい感じのおじいちゃんでしたね。大型バスで忘れものを取りに行ってもらい(酷)、一部の保護者にビールの買い出しに付き合わされ(再酷)、本当にお世話になりました。

 福岡空港で最後のランチ。10郎はハンバーガー、8郎はカツカレー。遊園地に時間をかけすぎて、空港でゆったりできませんでしたね。お土産も足りなかったかもしれません(謝)。

 帰りの飛行機では機内アナウンスでチームの偉業をたたえてくれるハッピーサプライズがありました。JTAさん、粋だね!

 貸し切りバスで地元の公園に到着。すると、在沖組のメンバーらが横幕を作って歓迎をしてくれていました。感動です! 遠路の疲れも吹っ飛びました。ありがとうございました。優勝という最高の報告をすることができてうれしいです。下写真は他の保護者さん撮影を無断借用しています(謝)。

 10郎、チームメート、その保護者の方々、そして何といっても、金銭面でご支援いただいた多くの方々に感謝ですね。

 

 この夏、父子はそれぞれの大きな目標に挑戦しました。しかし、父は油断した挙句に国家試験4度目の不合格。10郎も頑張ったけど長期計画での準備不足が否めなかったためジュニア2次選考会を落選。いずれも虹を架けることはできませんでした。しかし、10郎は仲間たちと力を合わせて佐賀唐津の地で、九州大会優勝という美しいを架けてくれたのです。夏の終わりに架けた。甲子園のようなサイレンが鳴り響く中で見た光景はそれはもうこの上なく美しいものでした。8郎家にとって一生忘れられない思い出となるでしょう。

 以上、2022年夏、野球の神様がくれた熱い熱いクライマックスのてんまつでした。何度でも言いましょう、野球って素晴らしい! 


仲間と架けた虹@佐賀(前編)

2022年09月01日 | 県外 8 Scene

 野球の神様が用意してくれた2022年夏のクライマックス、と前回書きました。それは、愛息10郎が所属する学童野球チームが、九州・山口大会で見事優勝👑した!ということです! 夢のようで今でも信じられません。また優勝という偉業だけでなく、家族以外の部員とその保護者達約40人の大所帯で過ごした4泊5日の旅も、学生時代に部活経験などなかった8郎の49年間の人生において非常に貴重な体験となりました。下写真は、今大会の開催地となった佐賀県唐津市の観光シンボル唐津城から妻が撮影した、同じく観光シンボルの虹の松原という名所です。風光明媚な観光地の野球大会で10郎とその仲間たちが見せた熱き夏のドラマを前後編の2回に分けて報告いたします。仙台育英が東北初の甲子園優勝を果たしたのと同じ日に、おらがチームも初めて県外大会で栄冠を勝ち取ったのです! 子どもたちに感謝。そして野球って素晴らしい!

 8郎10郎父子にとっては先週の某プロ野球団ジュニア選考会から2週連続の飛行機。8郎にとって人生初ですね。今回はともに天候に恵まれ最高の空の旅でした。何度でも言いましょう。沖縄に生まれてよかった~、そして絶対にまた帰ってくるぞ~。40人の大所帯なので飛行機内もにぎやかでした。

 福岡空港から貸し切りバスで唐津市へ。1時間ちょっとのバス旅でした。開会式には保護者会長である8郎も監督と出席。佐賀県知事も出席するなど、35回目を迎えるこの大会に懸ける地域の思いが伝わりました。からワンというご当地ゆるキャラがおり、いろいろ頑張っていましたよ!(笑)

 トーナメント初戦の相手がコロナで辞退していたので、わがチームの初戦突破は旅立つ前から決まっていました。いろんな方から金銭面でご支援いただいているので、辞退したチームさんには悪いのですが、初戦敗退がなくなったことを素直に喜びました~。下写真は唐津城の天守閣。唐津城は豊臣秀吉の家臣が7年かけてつくったのだそうです。天守閣は登ることができ、子供たちは観光してきたようです。保護者会長の8郎は調整・雑務でそれどころではありませんでした(汗)。

 唐津城は夜はライトアップするそうです。妻がママ友と散歩しながら撮影した写真をアップします。会長8郎はこちらも拝むことはできませんでした。

 宿泊場所は全国チェーン展開のホテルでした。部屋の窓からは、川越しに唐津市内を一望できる絶景。毎日美しい夕焼けを拝むことができました。

 廊下の窓からは反対側の景色。虹の松原越しの朝日が拝めました。

 夜は子供たちにも自習の時間をしっかり確保。でもほとんどお互いの部屋を行ったり来たりで遊びまくっていましたけどね!

 さて、試合ですが、われらがチームは3回戦からの登場となりました。長崎代表のIW。10郎が先発しました。3回を投げ2失点(明らかな誤審とエラー)でしたが、相手打線から5者連続含む6奪三振を奪い(ロッテの佐々木朗希か!)、力で押さえつけました。打撃は3打数2安打1打点1四球。試合も7対2で勝利! 1回勝っただけで早くも準々決勝、ベスト8進出です(学童野球あるあるですね)。

 ズバッ!

 カキーン!

 セーフ! ユニフォームも泥まみれのハッスルプレーでした。

 スリーボールから三振につなげた場面が複数あり、マウンド上で自分をコントロールできたことをコーチ陣も褒めてくれました。前週の某プロ野球団のジュニア選考会の大舞台が経験として生きているのを実感しましたね!

 

 さぁ、準々決勝です。地元の強豪OR。ネット調べでは7月の市大会で優勝していました。初戦で65球を投げていた10郎はファーストです(学童野球は1日70球の投球制限があります)。この試合は盗塁2つと好守備で貢献しましたが、打撃は3打数ノーヒット(相手エラーで2回出塁)。記録上はヒット2本でしたが、鬼父8郎はエラーと認定しました。ということで大活躍とはいきませんでしたが、仲間たちが意地の猛反撃。最終6回裏に3点を取り、逆転サヨナラ勝ちを収めたのです。ベスト4進出です! 保護者たちも大喜び。沖縄の応援組からの熱いメッセージもLINEを通して数えきれないほど届きました。

 まさか、大会最終日までグラウンドに立てるとは本当に想像もしていませんでしたよ。子供たちに感謝です。 

 実は佐賀に来る前に、父8郎と息子10郎は2つの約束をしていました。1つは、公式戦通算10号のホームランを放ち2桁に乗せる、もう1つはピッチングで時速110㌔を達成する、です。ここまでの2試合では達成できませんでした(スピードガンがないだけで球速は測りようがなかったのですが)。事前に調べていた8郎は、準決勝からの舞台となるメーン球場SHOWAハンバーガースタジアム唐津の電光掲示板には球速表示があることを知っていたのです。本当にその舞台に行くとは考えてもいませんでしたが!

 父と息子の約束は実現するのか!? 10郎と仲間たちの夢を追った熱き戦いの行方は? いずれも後編でお伝えします。今日はもう寝ます!