沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

初入院で四苦8苦

2023年10月07日 | 病気、入院

 いきなりヒゲ面の汚い写真ですみません。学生時代から悩むアレルギー性鼻炎の改善を目的とする人生初の全身麻酔手術・入院を終えて、無事帰宅しました。担当医によると、過敏な粘膜と脳をつなぐ神経を5本切り、鼻腔内の空気の流れをよくするために鼻腔の骨を一部抜いたようです。

 ブログを更新している今日は退院から5日経過していますが、まだ改善傾向はみられません。それどころか人生最大級の鼻づまりが続いています。止血目的で詰め込まれた水溶性ガーゼが急に鼻の穴から出てきたり、のどの奥に落ちてきたりします。頭もぼーっとしています(手術したのに、なぁぜなぁぜ?)。改善傾向は早くとも2週間後で、本格的に改善を実感するまでは2か月を要するらしいので気長に待つしかありません。退院から2週間は運動も飲酒も禁止されています。1カ月は飛行機も禁止らしいです(これについては関連後述あり)。

 ということで50歳おじさんの人生の記録として初めての入院・手術体験談をつづってまいります。多少汚い写真もあるので興味のある方だけお付き合いください。

※今回を機会に新カテゴリー「病気、入院」を設けました。本来マイナス要素のカテゴリーは置きたくないのですが、ポスト50歳なので個人的な備忘録として設けることにしました。

 入院したのは県立の総合病院。これまでにも書いてきましたが本来は7月頭予定だったのがコロナ拡大のため今回に延期となっていました。やっと受けられる~。

 入院日の朝9時に電話するよう言われていたのでかけたところ、入院は午後イチに決まりました。一番強く要望していた「個室」については「午前中に退院する方がいれば可能性がある」とだけで確約をもらえませんでした。入院は4泊5日予定です。いびきがひどいらしい8郎はほかの患者さんに迷惑をかけるので相部屋だけは避けたいのです。

 妻運転の愛車ハリアーで病院への道程で〝最後の晩餐〟ならぬ〝最後のブランチ〟を取ることにしました。どうせ点滴生活が始まるのでダイエットを気にせず食べようと! ホテルランチも考えましたが8郎が入院に備えすでに短パン、スリッパ姿のため断念。近くのジョリパスで妥協しました(笑)。愛車ハリアーの横姿、いつ見ても美すぃ。まだ10回ほどしか乗ってません。

※愛車つながりで別カットも。8郎の社宅に荷物を取りにいったついでに夜のリアビューを撮影してみました。一文字テールランプのかっこいいこと!。そして社宅アパートとのツーショットもいい記念になりました。

 本題に戻ります。〝最後のランチ〟で8郎は「ボルペッティのデミトマトソース」を注文(約千円)。

 サイドメニューとして「牛ほほ肉煮込みのデミドリア」(約千円)も注文。妻と分け合いました。どちらもおいしゅうございました。

 ジョリパスさんは店名にパスタを入れているだけあってパスタのメニューがとても充実しています。選ぶのに時間がかかりますが、女性はその時間も楽しいのでしょうね。女性人気がある理由も分かるような気がしました。男同士で来るかどうかは微妙ですね。デザートまでふんぱつ。「ホワイトチョコレートのシトラスカッサータ」(約300円)です。おいしゅうございました。カッサータとはイタリアのシチリア産アイスのことらしいです。20数年前に新婚旅行を検討する際、高額旅費ゆえに断念した憧れのシチリア(伝説的名画『グランブルー』の舞台でもあります)に思いをはせました。いつか行ってみたいなぁー。

 〝最後のブランチ〟この店にしてよかったです。

 病院に到着。入院初心者でもある8郎、一気に緊張感が高まります(笑)。これから数日間食事もトイレも就寝もここでしなければならないのか、と当たり前のことが頭を巡りました。

 受付を済ませると看護師さんから「個室」が確保できたと連絡を受けました! 緊張を2割ほど和らげるうれしいニュースです。別の病棟になり距離が遠くなるとのことでしたが、相部屋より全然いいっすぅ~。案内された部屋は窓もあり、トイレ・シャワーも完備でした! 環境は最高です。※日額5,500円。スーパーホテル並みに経費はかかりましたが。

 トイレ・シャワー付きは本当にありがたかったです。好きなときに使えたので(特に後述する排尿時!)。

 入院初日は手術前検診を終えれば何もすることがないので、あとは寝るだけです。愛息10郎送迎のためにいったん帰宅した妻が甘いモノを購入して戻ってきました。さっきシチリア産アイス食ったばかりじゃねーかと聞かないでください。ジョリパスは〝最後のブランチ🍴〟だったのであり、これは〝最後のスイーツ🍨〟なのですから。やせない男の言い訳って聞き苦しいですね!

 そうそう、驚くことに夕飯が出ました。〝リアル最後の晩餐〟はあったのです! 「前日夜から絶食」と聞いたような気がしていたのですが勘違いだったようです。。。〝リアル最後の晩餐〟のお味はまさに病院食! 毎日こんなの食ってたら健康的にやせるでしょうね。自省を込めて現代人は飽食すぎますよ、ホント。

 入院の身とは言え、10月末には2次試験が迫っています。時間が大切であることに違いはありません。この日は午前零時まで勉強しました。病院は静かなのではかどりましたね。〝最後のスイーツ〟を終えたはずなのに、深夜に1人、クリームにおぼれているのは、なぁぜなぁぜ?

 翌日、ついに手術日です。朝飯もなく水分摂取も午前8時までと限定されています。朝食がないので点滴を打たれます。新人看護師さんがベテラン看護師さんに指導を受けながら打ってくれました。事前に「新人に経験積ませてもいいですか」と打診があり、人のいい8郎はOKしていたのです。たどたどしい新人看護師さんを、まるで父親のような目線でほのぼのと見ていた8郎ですが、新人看護師さんがあまりに血管を決めきれないもので、不安になったのも事実(数カ所で強行しようとしましたがベテラン看護師さんに「そこはだめ」と諭されていました)。結果から言うとベテラン看護師さんにサクっとやってもらいたかったですね(笑)。まぁ、おじさんだから若い娘さんに何も言いませんが! 沖縄看護界の未来のためにチバリヨー!

 この点滴は丸一日装着することになりました。振り返ると一日だけだったとは思えないほど長く感じたので相当違和感を感じていたのでしょう。8郎より背の高いこの金属棒と常に行動を共にしないといけなかったのですから。左手甲のかすかな痛みも常に気になるし。振り返る出でも嫌な思い出です(もちろん点滴の効果には感謝してます)。

 50歳おじさん、ついに念願の白ハイソックスを履いて女子高生コスプレデビューです!(もちろん冗談です。そんな変態ではありません)。血管圧迫式ソックスです。

 このソックスは、入院から手術の間ずっと寝たきりだと飛行機でいうエコノミー症候群になるらしく、それを防ぐため装着するとのこと。看護師さんから「圧迫感が強いのでストレスに感じる患者さんも多い」と聞かされていましたが、個人的にはそうでもなかったです。全身麻酔が解ける夜8時ごろには外せましたし。女子高生コスプレともお別れです。いざ手術室に向かいます。初心者だけに緊張が高まります。さらにこの青いスリッパ。ただでさえ滑りにくい仕様の病院の廊下によく引っかかり、何度か転びそうになりました。常用している自分のギョサン(漁師さんが船上で使っていた滑りにくいサンダル)を持ってこればと反省しきり。。。

 

 映画やドラマでしか見ることのなかった厳重なガラス扉を何度も潜り抜け、手術室へ到達です。高価だけど無機質な医療機器が目立ち、明らかにそれまでの病棟の雰囲気とは違う緊張感が漂っています。ここで人間の体をメスで切り開いているのだと思うと多少寒気がしました(医療関係者の皆様、すみません。人生初の入院なものでビビっていたのです)。

 そんなおじさんの前に、突如とてもキラキラした瞳の若い女性看護師さんが現れました✨(マスク効果でよりキラキラ感が増しています)。女性看護師さんは8郎の手を引いて殺風景な手術台に案内してくれました。

 意外に幅の狭い手術台に横たわると、女性看護師さんがキラキラした瞳で8郎の顔を覗き込んできます。「全身麻酔を注入しますね」とほほ笑んできました。殺風景な手術室にあってキラキラした瞳はたとえわずかな時間であっても癒しになりました。女性看護師さんと視線が合ったのを最後に8郎の記憶はそこでぶっ飛んでいます。 

 

 全身麻酔をした上でのアレルギー性鼻炎の手術は、のちに医師から聞くと約4時間かかったそうです。8郎にその間の記憶は一切ありません! 全身麻酔ってすごいですね。

 

 気が付けば、医師からの「8郎さん、終わりましたよ。大丈夫ですか?」との問いかけが聞こえます。もうろうとする中、なんとか「だ、大丈夫です」と返答(大丈夫かどうかも分かりませんでしたが)。さっき視線が合ったばかり(実際は4時間前ですが)のキラキラした瞳の女性看護師さんの姿は見当たりませんでした。麻酔で時空を超えた8郎にとって一瞬で姿を消した感覚です。まさか幻想だったのか? その後8郎は車付ベッドのまま部屋に戻されたようですが、ふたたび麻酔が効いたらしく移動している間の記憶もないですね。気がづくと病室の天井が見えました。

 その後は寝るだけです。ずっと寝ていたので鼻から血が出ることはあまりなかったのですが、確認するとやはりポタポタ落ちていたようです。

 ということで全身麻酔のおかげで手術自体はすんなりと済みました。しかし、本当の苦しみはそこからだったのです! 

 手術直後の8郎を苦しめた要因は大きく分けて4つありました。 それは、 

 ① 鼻呼吸ができない

 ② 片頭痛の痛みが2倍

 ③ 涙が止まらない

 ④ 排尿時の激痛

 まさに四重苦💀です!

 ①の「鼻呼吸ができない」は理由は、術後の大量出血を抑えるため鼻腔内に大量にガーゼを詰め込んでいるからです。鼻の入口もガーゼで締め切られます。なので口呼吸となります。鼻に問題を抱える人はたいてい口呼吸に慣れているはずなので8郎も特に警戒していませんでした(ダイビングでも難なくクリアしてきたし)。しかし、術後に関しては想定外の負担がかかったのです。なぜかというと、鼻呼吸ができない状況下で大量の鼻血を含んだ痰(たん)がのどにドロドロ流入してくるからです。文字で書いても分かりにくと思いますが、鼻をつまんで唾を飲む、という行為がずっと続くという感じです(試しにやってみてください)。その上で食事をしようものなら・・・もう大変です! 8郎は食事をしていて自分が過呼吸になるのが分かりましたから。そこまでして食うか! こんな味がないもの!と半分以上残す始末(調理された方大変申し訳ございません)。

 さらに寝るときが一番きつかったです。寝落ちしようと思ったら、血たんがのどに入り込み、むせるんです。鼻呼吸できないので。2,3時間ごとに、起きて、寝る、を繰り返しました。途中、心理的パニックに襲われましたよ! 今考えると全身麻酔の影響で心理的に弱い状況にあったのだとも分析できますが。。。もし窒息したら、看護師さんは本当に飛んできてくれるのか、寝られたとしても無呼吸症候群に陥り朝には死んでいるのではないか、などと考えると恐怖感に襲われました。個室は病棟の端っこにあり看護師さんのカウンターから一番遠かったことも不安を増強しました。まぁ、10分ほど呼吸を整えると落ち着きましたが。でも愛息10郎にこの手術をさせていいものかという疑念も生まれました。

 ②「片頭痛が通常の2倍痛い」。片頭痛の改善が最大目的であるこの手術なのに、術後に2倍の痛みを味わうことになるとは! 鼻周り、眉間周りに鈍痛が続きました。でも、おかげで8郎の何十年も悩ませる頭痛の原因はやはり鼻周りにあったんだ、と確信した次第です。こればかりは「術後だから痛いのは仕方がない。いずれ沈静化していく」という期待感とともに乗り切ることができました。

 ③の「涙が止まらない」ですが、これも鼻神経を切った影響で、涙腺が刺激され続けているのか、とろみのある涙がずっと流れてくるのです。②の影響も多少あると思います。8郎は持参したハンドタオルを濡らしてまぶたの上にずっと置いて対応していました。これがあって助かりました。ちなみに②③のおかげで手術日とその翌日はまったくテキストが読めなかったことは言うまでもありません。試験対策としては2日間無駄にしました(泣)。

 ④の「尿道に激痛」ですが、これは事前に経験者同僚から聞いていました(全身麻酔の間に失禁しないよう看護師さんが尿道に管を通すようですが、それを外した後に激痛が発生するそうです!)。なので覚悟はしていたのですが、その覚悟以上に衝撃の痛みでした。術後から強い尿意を感じたので「トイレに行かせください」と看護師さんにお願いすると、「術後3時間はベッドから動いてはいけません。排泄するならベッドの上でやってもらいます」との返答。 「ベッドの上でどうやってやるんですか?」と聞くと「それ用のビンがあります」とどこかで見た記憶のあるプラスチック製のアーティスティックな造形物を持ってきました。そこで8郎は思い出しました。この造形物は、40年前の国民的人気テレビ番組「ドリフの大爆笑」で故・志村けんさんが病室ネタでよく使っていた尿瓶(しびん)だと。まさか40年後おじさんになって自分が使うとは想定もしていませんでした(とっくにこの世からなくなっていると思っていました)。しかし、このままでは間違いなく漏らすと感じたので尿瓶をお借りしました。

 しかし、尿瓶に我が分身を差し込んでも尿はなぜか全然出ません。看護師さんいわく「寝た姿勢では腹筋に力が入らないし、環境が違うと心理的な負担で排尿ができなくなる患者さんは多いです」。早く言わんかい! しかし尿意は明らかにあります。とにかくベッド上での地獄の3時間を耐え、ようやくトイレに自力で行くことができました(部屋付けでよかった!)。やっと苦しみから解放されるときが来たのです。いざ排尿! 

 そのときです。

 

 あがっ!

 

 想定できなかった激痛が我が分身の最も敏感な先端部を襲ったのです!

 数年前にヒゲ脱毛で経験した「鼻の下にホッチキスを打ち込む」的な横綱級ではありませんが、大関級の激痛が分身の先端に走ります。便器の上で身もだえる50歳。冷や汗がどっと出ました。あがっ以外、声も出ません。便座でひたすら激痛に耐えるのみです。間違いなく管を差し込まれた影響です。かなりぶっとい管を使ったに違いありません。結果、排尿を完結するのに5分ほどかかりました。こんな体験、人生初です。この痛みは2日後(つまり3日間)まで続いたことも記録として残しておきます。

 退院した今なら冷静に振り返ることができます。全身麻酔のおじさんの我が分身に、遠慮なくぶっとい管を通したのは、間違いなく8郎を手術台に優しく誘ったあのキラキラした瞳の女性看護師さんだったのだと。。。あのキラキラした瞳で俺の分身にこんなことを・・・。そりゃ4時間あれば片付まで終わりとっくに退室してるわな。。。

 すいません、どうでもいい話で。

 

 余談ですが、術後「高熱が出た」という体験談もよく聞きますが、8郎はそれはなかったです。上がっても37度でした。

 

 はい、夕飯です。全身麻酔による影響を考慮してか、おじやでした。前述の通り食事をすると過呼吸になるので、申し訳ありませんが小魚を口にする余裕など全くありませんでした! これを完食したら息ハーハーして血圧が上昇すること間違いなしです。7割残しました。SDGSの精神いずこ。

 手術は八月十五夜に行われました。十五夜ということでその夜は県内各地で祭りがあったようです。妻が自宅テラスから撮影した「宜野湾はごろも祭り」の花火をLINEで送ってくれました。満月🌕とのツーショットです。

 術後1日目(入院3日目)まではきつかったです。ずっとベッドの上でもうろうとしていたので記憶もあまりありません。鼻の奥に詰めたガーゼは本当にストレスでした。

 手術から2日後(入院4日目)の午前、ついに鼻の奥のガーゼを取りました。医師がピンセットでぬるん、ぬるんと抜いていきます。その時、あまりの気持ち悪さに失神する人もいるそうです(なので8郎も病室まで車いすで送迎されました。60代後半の小柄な女性看護師さんに押してもらい大変申し訳ない思いをしました)。8郎は多少の痛みを感じたものの、取り除く嬉しさが断然勝りました。しかし最後の1枚は取れなかったらしく、医師は「水溶性なのでいずれ溶け、のどか鼻から出てくるから大丈夫です」との説明。たしかに鼻の奥はかなりすっきりしましたが、完全復活とまではいかない感触がありましたね。ただ、やはり鼻が密閉されていないのはいいことです。

※残念ながら時間とともに鼻腔内が腫れてきて鼻づまりが発生しました。異物を詰めたのとは違い自然発生的に詰まっているので仕方ないことです。

 夜になると多少落ち着きが出てきました。まだまだ鼻の中は最悪、顔面痛もひどいですが、試験のことに意識が向き始めました。気分転換して勉強しようと考えました。ストレス解消にはやはり甘いものです。病室から30㍍の自販機で上島珈琲牛乳を購入。味はほぼしませんでしたが、ミルクコーヒーを飲んでいるというだけで心理的にほっとした次第です。

 試験に向けて休んでいるひまはない50歳。1分でも多く勉強に費やすぞ、と気合を入れ直します。でも、この時も排尿時には激痛を伴ったので、そのたびに気持ちが萎えること、萎えること(泣)。でも「1㌻も多く」と根性でテキストを進めることができました。B5版300㌻超のテキストですが、4回転を終えるところまで来ています。本番までに5回転こなしておこうと思います。テキストはほかにも数冊ありますが、試験前に最終確認するのはこいつになるはずだからです。

 ところで、手術日から1カ月は飛行機も禁止、とされています。福岡での2次試験を受けるために飛行機に乗らなければなりません。搭乗予定日は術後1カ月間に1日足りませんが、これくらいは強硬突破させていただきます。たとえ鼓膜が破れようとも2次試験会場に座っていなければならないので🔥

 入院5日目、ついに退院予定日の朝を迎えました。診断した担当医から「経過は順調です。本日退院できます」と告げられました。やったー。医師は「神経6本のうち動脈に邪魔されない5本を切断することができました。しばらくは手術の影響できつい状態が続くと思いますが、11月くらいから徐々に改善を感じることは間違いないでしょう」と言いました。その言葉信じています! 

 待ち合わせていた妻と会計に向かいます。事前のネット調べで20万円超えると覚悟していたのですが「高額療養費制度」なるものが適用されたようで負担は最少額になっているそうです。ネット情報では民間保険の活用でさらに負担減にできる可能性があるそうです。その辺りにうとい8郎は、かつて薬局勤務経験がある妻にすべてをゆだねております。

 それにしてもこちらも痛い出費であることに違いはありません。。。

 退院後は社宅アパートでなく自宅マンションに戻り数日間静養することになりました。会社はお休みを取りました。8郎の業務をカバーしてくれている同僚たちに感謝感激、ヒデキ感激です。5日ぶりに戻った自宅マンションの畳み間で寝転がったときの幸福感、8郎のつたない文章力では表せません。手術を成功させていただいた病院の皆様、いろいろサポートしてくれた妻にも感謝です。

 

 嗅覚に関しては復活にまだ時間がかかりそうです。退院した夜は妻がカレーを作ってくれたのですが、人生初、まったく味がしませんでした!(驚)。口の中がヒリヒリする感覚だけでカレーと理解したくらいです。また、入院に備え買っておいたボディ用のウェットティッシュには「シトラスの香り」と表記されており入院中に3回ほど使ったのですが、全く香りを感じませんでした。

 退院後の薬とともに活用を勧められたのが鼻うがいです。キットを買わされました。過去に経験はあるので抵抗はありません。医師の指示通り術後5日後から試してみました。気持ちいいいっす。

 お次は汚い写真が2枚続きますがご了解ください。鼻うがいの効果で、鼻の穴に残っていた水溶性ガーゼがのどにドロンッと出てきたのです。本当に何の前触れもなく、です。口からティッシュに吐き出しました。なんか気持ちよかったです。しかし、これですべて出たのではなく、この3倍くらいの量が数日間に分けて続きました。

 術後6日目でこの程度は出てきます(下写真)。これは鼻から出てきました(仕事休んでよかった~)。上写真ともにいずれも痰ではなく溶けかけたガーゼだということをご承知おきください。

 赤いガーゼはもうしばらく出てきそうです。これが出なくなるころから復活への第一歩となると思います。

 

 ・  ・  ・  ・  ・

 

 最後はまたも余談で締めます。

 5日ぶりに会った愛息10郎が「オレまたお父さんに近づいたよ」と言ってくるので、スマホアプリで妻に計測してもらいました。すると、

 170㌢に届いていました! アプリ計測は誤差もあるので実際は169㌢かもしれませんが、先日お伝えした168㌢からは間違いなく伸びているようです。ちなみに5日間ほぼ寝ていた8郎も念願の「180㌢倶楽部」に入会していました!(笑)。

※このおじさんは体重が軟骨を圧迫してその日のうちに179.5㌢に縮まり「180㌢倶楽部」を強制退会させられたようです。

 冗談はともかく、ちび助と呼んでいた息子がわが身にあと10㌢に迫っていることを知り、本当にうれしかったです。何度も書いておりますが、書いても書いても痛感します。子の成長は早い、いや早すぎる、ということを。息子が大人への階段を昇っていく姿はうれしいだけでなく、さみしい気持ちにもなりますね。なにせ1人っ子ですから。

 

 以上、人生50年で初の手術入院記録でした。当面は手術前より改悪状態が続きそうです(泣)。でも年内には改善傾向が見られるという医師の言葉を信じて耐えようと思います。ポスト50歳の目標「8郎2.0」に向けて自らをバージョンアップしていきます。鼻血対策で常にティッシュを携帯しながら、頑張っていきます!

 さぁ、10月も忙しいぞ!

 

【追記】気になる体重ですが、退院後に測ってみたところ、下写真の数字となりました。〝最後のスイーツ〟を重複してしまったことと、退院後、食欲は回復したものの全く運動していないことから、思ったほど痩せていませんでした(泣)。体調が回復次第、あきらめずに引き続き減量していきます。