沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

温泉の里で霧キリまい (前編)

2008年08月30日 | 県外 8 Scene

 【はじめに】

 ご覧の通り、ブログ開設以来、初めてテンプレートを変更いたしました。雰囲気が変わっているのでビツクリされた方もいるかと(謝)。理由はビューアーソフト更新に伴い不都合な面が生じてきたためです。「みなも」はなかなか気に入っていたテンプレートだったのですが…いたし方ありません。現在の機能ではこれが限界かと(泣)。当面、このデザインでよろしくお願いいたします。 

では早速、記事を!

 

 

 08年度夏休み、二泊三日の湯布院の旅を終え、昨日帰宅したハチロー夫妻です。温泉街、列車の旅、など初モノづくしの今回。いろいろあったのでご報告を!

※ゆふいんについては「布院」と「布院」の二つの漢字が実在します。どちらが正しいとは地元でも言えないそうです。もともとは布院だったようでが、温泉街としての知名度が上がってきたころ、当て字の意味も含めて布院へ。しかし、その後市町村合併などで布市が誕生したのをきっかけに、公共機関などは布院を使っているようです。ただし地元民は布院が好きらしいっす。ややこしいっ。

 なので当ブログでは基本ひらがなで参ります。

 下写真は那覇空港のマッサージチェアでくつろぐハチロー。早朝五時に名護を出発したので、すでにおつかれモード(笑)。しっかりせい、旅はこれからじゃ。それにしても珍しくガランとしている空港内ですな。

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 福岡空港へひとっとび。しかし飛行機の窓から見る九州上空はすでに雨雲がどっさり。不安が胸をよぎりました。そこから地下鉄で博多駅へ。そして今回の旅でハチローが楽しみにしていた「ゆふいんの森号」に、いざ乗車です! 下写真がゆふいんの森号と妻。(由布院駅到着後に撮影)。

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 レトロな外観木目調の車内が渋かったっす。鉄道のない沖縄に生まれ育ったハチロー(今はゆいレールがありますが)、博多からゆふいんまでの二時間半、非日常をたっぷりと味わうことができました。二両目に Photo_4えたハチローですが、飲んでみたかったっす(泣)。

 しかしそれを補ってあまりあるお楽しみが駅弁(右写真)。かしわめしで「大名道中駕籠」という漢字六連発の長い商品名でしたが、お味は最高。とくにそぼろ?が激うまでした。うぅ~ん、こういうった繊細な和の味というのは、沖縄では味わえませんなぁ。1000円程度しましたが、安いもんですっ。

 走り出して30分ほど、車内でかいがいしく働いていた美人な乗務員さんが「記念写真いかがですか」と営業スマイル。電車の乗務員さんにしてはかなりの美人さんだったので(JRに失礼千万)、妻に無理やり同意を求めると「スッチー予備軍が研修がてら働いているらしい」とネット情報を披露。なるほどと納得するのも束の間、お美しい乗務員さんは、ハチロー夫妻に車掌&乗務員の帽子をかぶせてパチリ。なかなかお馬鹿な写真となりました(笑)。改めてみると恥ずかしいですなぁ。しかも日付入り。念入りにモザイクをしてUPします。

 

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 さて、下写真は由布院駅。大分出身の建築家が設計したモダンな雰囲気。しかし難しい建築様式はともかく、ハチロー的には、外観の色にを選んだのがいいかと。理由は、白い曇り空でも存在感は抜群だから…。

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 駅から歩いて五分、宿泊先となったのが、「ゆふいん山水館」。残念ながら洋室でしたが、広々としていて落ち着ける部屋でした。窓から眺める美しい山並みの景色もオススメとガイドブックにはありで…。早速窓辺による妻。

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 ところがですっ。「何も見えないっ」との妻の声に、ハチローも窓辺へ。そこから見えたのは…。おっそろしいくらいの霧がぁぁぁ! 山並みを隠しているぅぅぅ!(下写真)

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 こんな霧、沖縄では見たことないっす(泣)。約一年前の中華航空機事故(@那覇空港)でもここまで煙は出ていなかったっす。これはもう霧のカーテンですよ! 千㍍級の山並みが美しい曲線をなしているそうなのですが、全く見えません。くぅぅ!(川平慈英風)。

 早く晴れてくれ!

 レンタカーを借りて向かった先は「九重“夢”大吊橋(ここのえゆめおおつりはし)」。2006年に開通した高さ173㍍、長さ390㍍の歩行者専用橋としては日本一らしいっす。確かに高くて長い! そしてここにも霧がぁ。

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 歩いてみると、風も強く、橋は揺れていました(怖)。ヒールを履いていたために、格子上の中央部分を避け、端っこを風に打たれながらよろめきながら歩く身長153㌢の妻です。頑張れ!

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 この吊橋は九酔渓という渓谷にまたがっており、そこには日本の滝百選にも選定されているという「震動の滝」があります(下写真)。二本ありますね。晴れていたらがかかってさらに絶景だったかもしれません。霧を心底うらみます(沖縄は水不足だっちゅーの)。しかしこの写真、まるで空撮ですね。これを徒歩で撮れるなんて、まさに“夢”の橋です。ところで、高所恐怖症のハチロー、前だけを向いて歩きました。

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 さて、再びゆふいんに戻り、向かったのは湯の坪街道。ゆふいんで一番にぎやかな通りです。いろんな土産品店が並んでおり、温泉街の観光気分を満喫させてくれます。Photo_14

 下写真は、日本一を歌うコロッケ家。早速買ってみましたが、二人とも「うぅ~ん」という感想(笑)。美味しかったけど…。

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 補足ですが…。湯の坪街道には「工房 ゆふのかほり」という小さなお店があり、そこの「地鶏めし」(三個320円)は絶品! 地鶏としいたけのうまみがぎゅっと詰まったおにぎりは、それはもう美味かったっす(涙)。おにぎり好きのハチロー、購入したおにぎり史上最高ランクとなりました。※購入史上とはほとんどがコンビニ歴ですが…。

 

 

 

 

 

 宿に帰ったハチローらは夕食へと。実は、今回の旅がパック旅行だったので、あまり期待はしていませんでした(部屋も洋室でしたし)。「もしかしたら団体客と一緒かもしれない」と田舎モノ全開の不安を抱えていました。ところが案内されたのは個室。出てきたのは料理長ご自慢の和の道フルコースでした(もちろん各上の別メニューもありましたが)。これには二人も大満足。下写真がそうですが、これはほんの一部。あまり手馴れていないお座敷付のおばちゃまが「次は十分後に…」との言葉どおり、どんどん運んできましたよ(笑)。

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 「ゆふいん山水館」の夕食については二日目がさらによかったので、また後編でご紹介いたします。

 腹を満たしたあとは、35歳ウチナーンチュ、初めての温泉です。入ったのが午後10時くらいだったので誰もいず。広い温泉を独り占めでした! おかげでミューによる撮影も敢行(盗撮ともいえます)。夜だったので露天感覚はなかったのですが(泣)。隣の冷水風呂にも挑戦し、一気に疲れが飛びました。

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 そんなこんなで一日目は終了。明日(28日)は、今回の旅で温泉、列車と並ぶ目玉の一つ、阿蘇山へのバスツアーが待っています! 絶景がつづくやまなみハイウェイを通りながら、大自然のパワーを体感できる阿蘇山までのドライブ。しかも自分が運転する必要もありあません(それが一番嬉しいかも)。

 明日こそ、晴れてくれっ。

 ハチロー夫妻の願いが叶ったのかどうか、中・後編をお楽しみに…。

追記:UPして気付きました…。怖がりの方、以降、読まないで下さい。温泉の写真の中央下、水面から女性の顔が出てきているように見えるのはハチローだけでしょうか。手すりのところです。ハチローは湯冷めタイムで二度ほどあの場所に座りましたが、ああいう突起物はなかったような気がします。個人的に心霊写真など信じないので、夏の夜の小ネタということでご勘弁をー。うぅ~ん、気になる!


この暑いときに

2008年08月23日 | 家族、親戚

 先日、那覇の家族が、名護に遊びにやってきました。父、姉妹とその子供達計6人です。子供達の夏休み中にぜひやんばるで遊びたいという姉妹たっての(半ば強引な)お願いのためです(笑)。やはり那覇という大都会にいると息がつまるのでしょうかねぇ。市内の21世紀ビーチバーベQをやることに。ビーチの予約、買出しなどなど、ほとんど妻がやってくれました(謝謝)。下写真はその風景。当然ながら真夏日が続く沖縄ですが、夕暮れ時を選んだのでそこまで暑くはなかったです。さらに平日に敢行したのが功を奏し、混んでもいませんでした。

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 ハチローも泳ぎたかったのですが、チビどもとその母連中が水遊びしている間、見張りをしなければならなかったので、実現せず(残念!) しかし野外で家族とメシを食うというのも、たまにはいいものですねー。

 その後、場所を移して、ハチロー妹の長男NAOTAの二歳Photo_2の誕生日を祝いました。誕生直後は「ぶさいくベイビー」と不名誉なあだ名を命名されたNAOTAですが(犯人は伯父です)、今やまさに可愛い盛り。ヨチヨチ歩きながら言葉も覚えてきています。お昼の水遊び終了後はフルチンで芝生を走り回っていました。平和な光景でした(笑)。最近の得意ギャグは「オモロー」。しっかり両手の親指立ててます(笑)。愛嬌たっぷりで親戚中のアイドルNAOTA。くれぐれも甘やかさないように、気をつけなければなりませんなぁ。NAOTAよ、伯父さんはとっても怖いのだぞう。

 左写真は満月の夜、大宜味の塩屋大橋で撮影した月の道です。うぅ~ん、月が高すぎて、しかも小さい。失敗作ですなPhotoぁ。東村の海岸ならもっといい絵が取れるのですが、そこまでして撮ろうとも思わない体重が重けりゃ腰も重い、なんちゃってカメラマンのハチローです。

 いや、来年撮ります!

 話は変わって…。皆さんは夏休みは取得されたでしょうか。お盆で終わったという方が多いのでしょうか。ハチロー夫妻は来週、取得します。ハチロー5連休(土日含む)を頂きました。会社に感謝です。一年を通して一番ヒマだといわれるこの時期。同時にエアーチケットが一番高い時期(泣)。同僚らがあえて避けるシーズンですが、ハチローはあえて選びました。やはり、いざというときに職場にいない、というのだけは避けたいものですからね。妻にも事情を理解してもらい、休みを取ってもらいました、すまんのう。本当はチケットの安い時期を望んでいただろうに。

 さて目的地ですが、県外に行ってきます。二泊三日の旅で、場所は湯布院です。そうです、このくそ暑いときに温泉旅行です(笑)。一年で一番高い時期に、一番安いパックを選んだのですから当然です(泣)。それはともかく、福岡から大分由布院まで電車の旅(初体験)、阿蘇までのバスの旅など、これまでにないのんびり系の旅になりそうです。楽しんできます。

※どうでもいい話ですが、ブログ開設2年半、初めて絵文字も使えるということに気付きました。早速(いや遅いって)、温泉マークを使わせていただきました。

 そんなことより、台風、来るなよ!


ウークイ・ホスピタル

2008年08月18日 | どぅしぐわぁ

 いきなりでビビらせてしまうかもしれません。下の写真…。青白い室内灯の中浮かび上がる白い無機質なベッド。そしてよく見るとその下には真っ白な人間の手が! こ、こわ! 

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 まるでホスピタル系ホラー映画の1SCENEのような、おっそろしい写真。けしてどっかのHPから転載したわけではありません。正真正銘ハチローが撮影したものです。事情は後ほどご説明を…。

 さて、旧盆の里帰り(名護⇒那覇。距離にしてわずか70㌔)に会わせウークイの夜、どぅしぐゎたぁと飲Photo_2んできました。ポン先生亀さん森ドゥのいつもの野郎メンバー。そして正月のヤスーン新年会で奇跡の再会を果たした砂吉も、ホテルマンの仕事を終えて参加。元気そうな顔が正直うれしかったハチローです。

※右写真は会場となったダイニングバー「蔵ら(?)」の入り口。料理のおいしい新しい店でした。

 ポン先生がヤスーンの杯をテーブルに置き、ヤスーン飲み会は例年通り行われました。話はいつもどおり、たわいもないこと。仕事や家族のこと、35歳の男たちはそれぞれの人生観ただよう小話を展開しました(一人風俗ネタを持ち出した公務員もいました。もはや“教職”は聖職ではない、と痛感したハチローです)。

Photo_4  個人的には、森ドゥが横浜でギタリスト青春を送っていたころの話が一番面白かったですなぁ。ハチローもいちどぅしのてっちゃんと二人、遊びに行ったころのことです。あの頃はハチローも苦しかったが、森ドゥも大都会で一人闘ってたんだなぁ、と思うと懐かしくて懐かしくて。森ドゥ、あの頃ちみは、でっかい夢を追っかけ、そして腐った弁当売りさばいてたんだなぁ…。

 ところで、それなりに楽しい会ながら、どことなく盛り上がり感には欠けました。やはりヤスーンの声が聞けないという事実があったのは否めません。そしてもう一つ、Tら~の不在が大きかったかと。Tら~、次回は強制参加よろしく!

※左写真はUPの順番、微妙に間違ってますが、翌日行った北谷のゲームセンター。パットに挑戦するハチローです(妻撮影)。まったく凶暴そうな雰囲気をかもし出していますね。

 話を戻して…。ヤスーン飲み会を終え、ハチローは一人、新都心のビジネスホテルへと。深夜から名護に帰るわけにも行かず、妻と二人、宿泊することにしていたのです。午前2時ごろ、ホテルの部屋を開けたハチローの目に飛び込んできたのが、上写真のホスピタル系ホラー映画的眺めだったでのす(笑)。下の手は、ダブルベッドの中央で爆睡している妻の左手、そして上のベッドは夫用に用意されていた簡易ベッドなのです(泣)。身長約178㌢、体重82㌔の夫は大人しく眠りにつきましたよ。

 本当にビビッた方、すんまそ~ん。

 下写真は翌日の朝、新都心内の「フレッシュネスバーガー」で食べた、その名もスパムサンドイッチ(390円)。もちろんスパムが入っています。目玉焼きとの混ざり具合がB級的においしかったっす。値段は高めながら、絞りたてオレンジジュースと合います。オススメです。

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 さて、なかなか充実した移動後初の三連休でした。那覇のどぅしぐわぁたぁとは、しばし会えませんが、お互いに頑張りましょう! 

 今年も参加してくれたヤスーンに恥じないようにな。


ウークイが「始まり」

2008年08月14日 | どぅしぐわぁ

 更新間隔がどんどん開いてきているような…いや間違いなく開いてきている今日このごろです(笑)。

 なので猛烈な睡魔と闘いながら、意地をかけてパッと更新いたします(かっちょいいー)。

 今日(14日)は旧盆の中日(ナカヌヒー)。そして夏の甲子園で浦添商業がベスト8入りを決め、熱気にわいた沖縄です。そんな中、ハチローは伊江島に業務出張しておりました。二年ぶりかと。もちろん島の美しい景色を撮影するひまなどありませんでしたが…。下写真は帰りのフェリーから撮影(泣)。タッチューが寂しげですね。さらば伊江島、また来るぜ。

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  下写真は妻に土産で買った伊江島カリー(レトルト)と名物伊江ソーダ伊江島カリーには伊江島牛となぜかシブイ(冬瓜)が入っているのだとか…。正直シブイは入れてほしくなかった、と感じるのはハチローだけではないはず。まぁ食べてみないと分かりませんが。そしてソーダのほうは、正確には買ったわけでなく土産店の方からサービスで頂きました(笑)。あまり売れてないのだろう、と勘ぐってしまう35歳庶民派サラリーマンです。素直になれっ。

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 夜は妻と一緒に、国頭村へ旧盆名物道ジュネーを見学に(下写真)。道ジュネーとは、お盆の夜に青年団が各集落をエイサー太鼓を披露しながら練り歩く行事で、夏の風物の一つです。普段は物静かな集落の夜が、まるでお祭りのように賑やかになりました。道沿いでは老若男女が手拍子をしていました。

 地域の住民が一体となって盛り上がる。祭りっていいですね。ネットの世界では作れませんっ。

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 さて、明日(15日)は旧盆のメインイベントウークイ(お送り)。文字通り、旧盆にあの世から戻ってきたご先祖様を再びあの世にお送りする日です。ハチローも那覇の実家に帰省します。そして都合があえば、どぅしぐわぁたぁとも飲むつもりです。ハチローにとっては、顔も見たことのないご先祖さまや会話したことのない親せきより、同じ時間を共有した彼らと飲んでたほうが有意義ですからねー。

 ヤスーンもとっくに帰省しているでしょう。例年通り、一杯飲むぞ。

 そしてやんばる異動後、初の三連休となるこの週末(喜)。緊急業務の可能性はいつでもありますが、有意義に過ごせたらいいなぁ。

 旧盆は終わりを迎えますが、同時にハチローの三連休が始まるのです! 

 みなさんも、よい週末を。