沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

飽きない秋

2020年10月19日 | 草野球

 先日の夜、わが家のベランダ・・・いや絶景テラスから、美しい花火を鑑賞することができました。コロナで中止となった「浦添てだこ祭り」の代替措置として打ち上げられたようです。急ぎ往年の愛機NikonD300を三脚に取り付けて撮影! 久々の花火撮影(レリーズ使用)だったのでぶれっぶれですね(笑)。強風だったのと、意外に低空だったので安い三脚をイスに載せなければならなかったのも原因です(いいわけ御免)。でもブレのおかげでいい感じ出てませんか?

 なんでも市内2か所で実施されたのだとか。2カ所から花火が上がるという、珍しい体験だったので、こちらもパチリ。

 美しい花火は、何百発だろうが何万発だろうが、ずっと見てても飽きませんね。クライマックスの連発状態から急に終わりが来たときの静寂に移る感じは、まさに夏の終わりと同じで、はかなさを感じます。おかげさまで、2020年の8郎の夏も散り際美しく終わらせていただくことができました。コロナの影響も大きいでしょうが、企画した方々、ありがとうございます。

 一年で一番大好きな夏よ、来年会おう! 

 おまけの2枚です。

 た~まや~。

 

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 さて、久しぶりに草野球の話題です。

 8郎が所属する草野球チームダン〇ンズの試合に、愛息10郎ともども出場してきました! 10郎を見学に同行させたことはあったのですが、今回は初めて父子同時出場となりました。学童野球も「家庭の日」ということでお休みだったということもあって、タイミングもよかったです。

 

 今年初めての参加となる8郎は打順は8番、守備はセカンドの交代要員という期待度の低いものでした(笑。当然です!)。でもメンバーが気を利かせてくれたのか、10郎も途中から出場させてもらうことになりました。よかったね、ユニフォーム着用でやる気を見せて(笑)。 

 10郎は、MAX126㌔(セルラーは球速も表示されます!)の投手相手に、2打数でサードフライ、四球に終わりましたが、下写真のようにソフバン柳田ばりのフルスイングを見せてくれました。ファールするたびに相手チームからも「この子打つよ!」と拍手喝采を浴びていましたよ(笑)。自信になったかな? 

 守備もなんぎさー父ちゃんに代わってセカンドを3イニングも務めてくれました。スマホの望遠撮影のため画像が粗くてすいません。

 10郎が四球がらみで2塁まで進塁したときに味方のヒットが出ました。ベンチから「10郎、回れ、回れ!」と激が飛びます。8郎が見てもタイミング的に完全アウトでしたが、「幼いころから気持ちで守りに入るな」という、いい意味でのメンバーたちのがんまり(からかい)です(笑)。小さな体で一生懸命3塁ベースを回ってホームに滑り込み、想定通り「アウト!」と宣告される姿を見ていると、笑いと同時になんだか涙が出てきそうになりました。親ばか御免。息子が野球する姿は、何度見ても飽きませんね。

 ウチナー昭和世代(まさにナイチャータックルセー世代です)の8郎にとって、興南高校が甲子園を春夏連覇した時点で、高校野球に対する情熱は薄れていました(もう本土に劣等感などない、という意味で)。そして、少年時代の最大のスーパースターだった清原和博選手がああいう状態になり、同世代の松井、イチロー両選手が引退した今、最高峰プロ野球にすら興味が湧かなくなっていたここ10年(自らの加齢もあるでしょうが)。しかし、昨年息子が少年野球に入ったおかげで、野球の楽しさをあらためて思い知らされています。一つ一つのプレーにこんな意味があったのか、と学び直し、楽しんでいます。心底飽きかけていた野球に再び向き合うことができているのは、息子のおかげです。

 また、草野球とはいえ、沖縄野球界の聖地であるセルラースタジアムで野球ができる、というだけでなく、息子と一緒に出場までさせてもらったというのも、とてもいい思い出になりました。まるで、メジャーリーグのケン・グリフィー父子になった気分です(笑)。さりげなく「次10郎出すぞ」と言ってくれたエース兼監督のIKUOはじめ、こういう機会をくれたダン〇ンズのメンバーにも感謝の念でいっぱいです。初めて野球で一緒になったひーでー(8郎がたま~に足を運ぶ飲食店のオーナー)も10郎とキャッチボールをしてくれました。ありがとう! 月一の試合にはなかなか行けませんが、忘年会や新年野球も時間をつくって顔を出さなければなりませんね。

 まわりの人たちに感謝の念しか湧かない、とある日の草野球でした。

【追記】試合は2-0の完封勝ちでした(IKUO、はてこーと助っ人さんが抑えてくれました)。このチームに入って30数年、相手をゼロに抑えたのは初めて見た気がします(笑)。チームにとっても記念すべき一日だったのかもしれませんね。あ、8郎は2打数ともボッテボテの内野フライ、ゴロでした・・・。素振りしなきゃ。

 

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 久しぶりのおいしゅうございましたシリーズです。那覇市前島のラーメン屋「赤まる」ののれんを初めてくぐりました。沖縄そばの麺を使っているのが売りらしいです。定番らしい「豪快ラーメン野菜並盛」(780円)を注文。食べてみると沖縄そば麺はそこまで意識するほどではありませんでした。チャーシューはおいしかったです。もやしとキャベツがスープの味を薄めてしまう(泣)のは分かっていましたが、それを差し引いても多少飽きてしまう味だと感じたのは、店主らしき男性から聞かれたニンニクを入れなかったためでしょうか。見た目に比べ、少々パンチが足りなかったので、個人的には80点と採点させたいただきます。

 もちろん悪い店ではなかったので、今度はニンニクを入れたとんこつに挑戦してみようと思います。ちなみに、ランチタイムだったので「ごはんのサービスどうします?」と聞かれ、迷わず頼んでしまった80㌔オーバーの47歳です。ことわれ!(笑)。

 

 さて、絶景テラスから拝む初秋の朝焼けは毎日見ても飽きの来ない美しさです。一日分のエネルギーをもらえる気がします。さぁ、また頑張るぞ。


初秋の初ホームラン

2020年10月13日 | 学童野球

 10月も半ばです。最高気温がやっと30度を下回るようになりました。沖縄もようやく初秋の感が漂ってきました。出社時の光景も晴れ。仕事さぼってダイビングに行きたいなー(笑)

 8郎家にとって、うれしい出来事がありました。少年野球を頑張る愛息10郎が練習試合とはいえ、初めてホームランを打ったのです! 公式的な距離としてはライトオーバーくらいでしょうが、4年生としてはかなりの距離でした。狭いグランドの壁はもちろん、高い木も越えて、隣の幼稚園まで運んだのですから、誰が何と言おうと父認定のホームランです! 同世代では初のさく越えです。父と二人で築き上げた「全身特に下半身を使ってどのコースのボールもコースに逆らわず叩き潰すフルスイング」が形になっていたので、球審をしていた父8郎もマスク越しに見た放物線が超うれしかったです。やったぜ、10郎!

 ちなみに上の写真はHRを打ったときではなく(球審8郎は撮影できません)、その前日の公式大会(5年生以下)で左中間方向に打ち返したときの写真です。試合自体は5年生が主体の強豪チームにコールド負けしたものの、10郎は一人気を吐き2打数2安打。初の公式戦デビューのキャッチャーも無難にこなし、大健闘でした。野球を始めて1年半。子の成長には目を見張るばかりです。

 どうでもいい話ですが、8郎の理想とする国産左バッターは、天才イチローでもゴジラ松井でも現役のソフバン柳田でもありません。元巨人の高橋由伸選手です。メジャーのケン・グリフィーJR同様、パワーだけでなくバットの軌道をうまく使ったフルスイングだからです。見ていて美しいのもその理由です。素人が見ても「美しい」と思うフォームは、専門家がどうこう言う前に、やっぱりいいのだと思います。ほとんどの方が興味がないと思いますが(笑)、念のため高橋由伸選手の現役MAX時代の映像を転載いたします。

 ちなみに理想のフォームは高橋選手ですが、構え、雰囲気の理想はバリー・ボンズですね。どんなピッチャーが出てきても自分の世界を崩さずに、逆に自分の土俵に相手を引き入れて一気に粉砕する、あのスタイルが最強だと思います。薬に手を出したのはいただけないですが。

 

 さて、8郎認定のホームランが飛び出たその夜は家族で恒例のくら寿司🍣さんへ(笑)。日曜にもかからず超満席(驚)。妻が予約してくれていたので並ばずに入れました。

 上写真の「ネギマグロ」は、マグロ(たたき?)がボリューミーに載っているにもかかわらず2貫で100円ですよ! 大トロ、中トロに隠れた存在のコスパのいいネタです。妻と二人で3皿頼んでしまいました。8郎の鉄板ネタとなるでしょう。

 ご機嫌の愛息は一人で13皿くらい食べていました。いっぱい鍛えて、いっぱい食べて、世界のどこに出ても負けないごっつい体をつくれよ! まだまだガリガリ君だけどね。

 さて、秋と言えば〝メタボ肥ゆる秋〟でもあります。パレット久茂地地下の中華総菜店「胡同DELI (フートンデリ)「担々麺(黒)(¥850)を食べてきました。「冷やし」と告げるのを忘れて、熱っついやつが出てきて困りましたが、おいしゅうございました。

 お次は何度も紹介している那覇市久茂地の「もとなり」のラーメン。ランチタイムは500円です! 増税後も消費者に転嫁せず頑張っています。安さだけでなく、8郎的に今一番おいしいラーメン屋さんですね。卵はトッピング(50円)です。

 以上、まーさむんを2枚載せたところですが、日ごろの筋トレと食事制限で、体重はなんとか80㌔ラインを死守しています(わかりにくいこと言ってないで早く79㌔以下になれよ!笑)。

 体重がリバウンドしない理由の一つに少年野球の審判があります。2時間弱、炎天下で球審をしているだけで1~2㌔は軽く落ちますね。

 ところで、野球はルールが複雑なので、審判をやるとなると一定の勉強をしておかなければなりません。8郎はまだまだ公式戦は無理ですが、練習試合程度なら手伝いたいと、空いた時間で知識を詰め込むことにしています。本をアマゾンで購入。減量もかねて、積極的に審判をしたいと思います!

 と、かっこつけてみても、審判を頑張るのはとりあえず今年いっぱいかな。年明けは、もう落ちることは許されない〝人生最後の資格〟試験が待っているので。10郎、悪いが、父ちゃんは来年勝負をかけなければならないんだ。再来年、君が6年生になった年に、父ちゃんが試験から解放されて全力で付き合うためでもあるんだ。球場に父ちゃんがいないのは寂しいかもしれないが、いつだって全力プレーだぞ。チバリヨー、10郎!

 最後の写真は少年野球大会の会場で撮ったハイビスカス。日々涼しくなるのはうれしいですが、夏も終わりかと思うとさみしくなるものですね。今日はこれにて。


懺悔の宅シネマ

2020年10月03日 | 映画

 10月になりました。日が沈むと、ちょっとだけ涼しさを感じる今日この頃ですね。特に忙しいわけでもなかったのですが、いろいろパタパタしていて更新が滞っていました。ブログチェッカーの皆さん、すみません。大した話題もないのですが、さらっと更新いたします。映画ネタです。2本ご紹介いたします。

 

 まずはTSUTAYAで借りた『ドラゴン・タトゥーの女』(2011年 デビット・フィンチャー監督)です。

 ノルウェーのとある島に住む大富豪一族で40年前に起こった女児失踪事件。猟奇殺人の可能性もにおわせながら、この中に犯人がいる、という謎解き要素も含んだストーリー展開。まるで、8郎が敬愛する横溝正史ワールドではありませんか! 

 主役のダニエル・クレイグもかっこいい。天才ハッカー役の女優ルーニー・マーラもミステリアスな魅力を持っています。どんでん返しと、はかないラストも心にグサッときます。『スラムドッグ$ミリオネア』と同様にDVDを買ってもいいかなと思わせる力作でした。156分という長さも感じさせません。好き嫌いははっきりしそうな内容ですが、個人的にはおすすめです。ただ、残虐やエロのシーンもあるのでお子様との鑑賞はできません。

 

 もう一本は「キリシタン弾圧」というかなり重いテーマの『沈黙 -サイレンス-』(2016年 マーティン・スコセッシ監督)です。日本の小説家・遠藤周作の代表作を映画化したものです。BSで鑑賞しました。

 江戸時代の長崎で行われたキリスト教弾圧をポルトガル人宣教師ロドリゴの視点から描いています。棄教(キリスト教を棄てること)を迫る役人たちからの拷問に耐えても、一切助けてくれない神。「神よ、わたしたちがこんなに苦しんでいるのに、なぜあなたは沈黙しているのですか」というキリスト教最大タブーの問いがテーマです。踏み絵に象徴される、まさに極限の心理状態です。8郎だったら、すぐ「神なんかいらねぇ」と自分や家族を守るために、棄教しますがねぇ。宗教によって破壊された親戚一同をこの目で見てきた人生観もありますし。

 もちろん物資的に豊かな現代人の感覚で、当時の殉教者の方々を批判することなどできません。彼らは、そうやって神にすがるほど、毎日の生活がつらかったはずだからです。彼らの祈りは、現代人からは想像できないほど純粋で深刻なものだったはずです。そして、自らも信者でありながら、教会のタブーである矛盾に迫り、自分なりの答えを導き出した遠藤周作という作家もすごいと思います。

 抵抗しつつも最後は信者たちが受けた「穴吊り」を目の当たりにし、棄教を選択した主人公ロドリゴ。キリスト像を踏んだロドリゴの心はどのようなものだったのでしょうか。彼は本当に棄教したのでしょうか。キリストはロドリゴを許してくれたのでしょうか。

 非情に完成度の高い作品なのですが、減点要素としては、外国人監督というのもあってか、宣教師の人物像だけよく描きすぎ、という点でしょうね。当時は人身売買していたエセ宣教師もいたはずですから。

 ちなみに、心の弱い信者キチジロー(ハチローではありません)を演じた窪塚洋介は、主役を奪うほどの素晴らしい演技でした! 

 世界遺産に認定された隠れキリシタンの聖地、長崎の五島列島を訪ねてみたくなりましたね。

 

 以上2本となります。秋の夜長にどうでしょうか。

 

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 さて話は変わって。

 飲みにいくのを控えめにしている47歳です。理由は二つあって、経済的なものと体力的なものです。ただ、体育会系飲み会を生き抜いてきた世代なので、長時間のデスクワークを終えると、どうしても「軽く一杯」という気持ちになるのも事実。とはいえ同僚らと時間を合わせ、それから数時間というのも明日を考えると少々きついときもあります。そこで新しい飲み方を見つけました。バス停近くのBARです(笑)。あえて店名は書きませんが、写真を見れば大体分かりますよね(笑)。バスを待つ間に一本(500円)というスタイルです。すでに2回利用しています。もし一人まったりとビールを飲んでいるおじさんを窓越しに見かけたら、決して声掛けなどせず、スルーしてくださいね(笑)。帰宅後に家事と勉強が待っているおじさんの束の間の癒しの時間なのですから・・・。

 さあ、明日も10郎の野球に付き合います。予報では31度で☀降水確率0%となっています。日焼け止め必至ですね! 体力を温存したいおじさんは早く寝ます。更新を優先するあまり、どうでもいい中身となってしまいました(笑)。神よ、お許し下さい。

 今日はこれにて。