沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

夏うたLOVE

2008年09月28日 | 音楽

 かなり更新をサボっていました…。特に忙しかったというわけでなく、単にUPするほどのネPhoto_2 タがなかったという感じです(笑)。

 いったん涼しくなった沖縄ですが、ここ数日は盛り返してきました。まだまだダイビングやシュノーケリングを満足にしていないハチローにとっては、嬉しい限りです。※台風15号が接近しています。

 右写真は名護湾から見た青空。穏やかな水面に入道雲が写っています。一年中こういう季節だったらいいなぁ。

 さて、またしてもネタのない今回。過ぎ行く夏を惜しむハチローの、勝手に夏うたベスト10をご紹介いたします(!)。1980年代から昨年2007年までのふぉとぐらふぃに、おヒマな方はおつきあいください。

 まず、10-6位です。じゃじゃん。

 【10位】 センチメンタル・カンガルー (渡辺美里)

 渡辺美里が元気いっぱいだったころの曲です。顔にも「あたし元気いっぱい」と書いてありました(笑)。ハチローのB・BLUEな思春期の朝を、この曲が元気いっぱいに起こしてくれました。「サマータイムブルース」も捨てがたいのですが…。 

 

 【9位】 ミュージックアワー (ポルノグラフティ)

 比較的最近の曲。楽しい曲ですね。聞いているだけでビーチの賑やかな風景が浮かんできます。学生のころ聞いていたらもっとはまっていたかもしれませんが。聞いたのは28歳ごろでした。時すでに遅し…。

 

 【8位】 DEAR ~コバルトの彼方へ~ (荻野目洋子)

 申し訳ないのですが、荻野目洋子嬢に興味はないのです(泣)。作曲者の飛鳥涼に尊敬の念を捧げたいのです。「マリリンに逢いたい」のテーマ曲でしたなぁ。きぃみのぉ ほぉほぉえみがぁ 僕のぉ空ぁ高ぁくぅ浮かぶぅ♪。シロが泳いで渡った慶良間の海のようにピュアな曲です。疲れきったサラリーマンの心を洗い流してくれますなぁ。

 【7位】 また君に会える (ケツメイシ)

 「夏うたの全盛は80年代で終わった」そう思っていたプチおじさんハチローに、イマドキのミュージシャンがガツンと応えてくれました(2007年発売)。デビュー当初から沖縄通の彼ら。密かに期待していましたが、この曲でブっ飛びました。郷愁的なボサノバリズムとラップの組み合わせがかっちょいいっす。YO 暑さが増すこの季節が織り成すリズムに心踊りだぁすなんてそれまでのミュージシャンは歌えなかった(笑)。PVのエビちゃんも可愛いっす(それはあまり関係ないっす)。

 【6位】 LOVELAND,ISLAND (山下達郎)

 タツロー氏の澄んだ声が最高ですなぁ。ふいに現れ消えたあの人 きっと夏の女神さ 光の愛はここにもあると 教えに来たんだ♪。クサいっす、でも超かっこいいっすぅ。これからの冷めた次代、ここまでの詩を歌い上げるミュージシャンはもう出てこないのでしょうね。

 閑話休題。下写真は大宜味村の畑で見上げた青空。雲ひとつありませんでした。

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 そして勝手にベスト5へ。

 【5位】 二人の夏物語 (杉山清貴&オメガトライブ)

 小学生のころ、ベストテンで聞きました。ルームナンバー 砂に書いて 誘いをかけた♪のくだりを聞いて「これはきっと大人の曲なんだ」と幼きハチロー、強く感じました(笑)。情緒間たっぷりのギターがかっちょいいっす。襟なしのシャツに 10月が来ても 夏は終わらない♪。しぶいっすぅ。そんな人生を生きてみたいっすぅ。

 【4位】 白いパラソル (松田聖子)

 誰ですか、色眼鏡でハチローを見始めたのは。ハチローはけっしてアイドルマニアではないっす。ただ松田聖子だけは小さいころから好きなんです。不世出の国民的アイドルに異論も反論もありません。財津かずお(作曲担当)は稀代のメロディメーカーですな。そして本人も可愛かった(過去形)。いくら水着のエビちゃんや巨乳グラビアアイドルが砂浜を走りまわろうと、白いパラソルをもって登場する松田聖子の足元にも及ばないっす。

 【3位】 SUMMER CANDLES (杏里)

 基本、女性の曲だと思いますが…。バブル時代、結婚披露宴によく使われていたようですね。なぜか大好きな曲です。杏里はドライブのBGMに最高ですが、その中でもダントツの完成度だと思います。奇跡が今 二人を呼ぉびぃあうぅぅぅぅぅ~。ハチローがハチ子だったら1位だったかと思います。先日、沖縄の某ホテルでライブを行った杏里、行きたかったぁ(泣)

 【2位】 みんなのうた (サザンオールスターズ)

 徹頭徹尾、楽しい曲っす。名前の通りみんなで盛り上がる曲っす~。他の名曲をおしのけ、ハチロー的にはこれが一番っす。「波乗りジョニー」も捨てがたいけど…。本当にまた「みんな」と会いたくなります。サザンよ、永遠なれ!

 【1位】 シーズン・イン・ザ・サン (TUBE)

 ハチローにとって永久不滅の夏うたです。まるで潮騒のようなイントロのコーラスは何度聴いても、新しい夏の訪れを告げてくれます。夏を彩る名曲の中で「あの世に唯一持って行く曲」となればこれしかありません! 典型的なバブル時代のリゾートソングともいえますが、その根底にあるのは、過ぎ行く夏への思いを歌い上げているわびさびの極地。夏よ逃げないでくれ いつまでもこのままでいたいのさ♪。かっちょいいだけじゃないっす~。夏の王様はサザンでしょうが、サザンでも出来なかったことTUBEはやってくれました。不惑のマジおじさんになっても聞いていたい曲です。※作曲担当の織田哲郎がリメイクしたヤツも最高です。そっちを1位にしてもいいくらい。

 以上、プチおじさんの夏メロならぬ懐メロベスト10をご紹介しました。順位付けへの賛否はともかく、懐かしさを味わっていただけたら幸いです。

 次回は、懲りずに「夏うたバラード編」をお届けする予定です…。

 正直、最近、ネタがない♪


クイナがナビするくんじゃん道中記

2008年09月15日 | 風物詩(やんばる)

 OFFだった昨日(14日)、ハチロー夫妻は終日、国頭(くにがみ)村をドライブしてきましたPhoto_2(※国頭は地元方言では“くんじゃん”というそうです)。距離にして約150㌔。30代夫婦、帰宅後にどっとつかれが出たのはいうまでもありませんが、なかなか有意義だったもので、ご報告を。

 久々に沖縄本島最北端の地・辺戸岬に行ってきました。台風13号の影響で悪天だったため、あこがれの与論島(実は今回の夏休みの第一候補でした)も拝めず、わずか数分で退散。駐車場に向かいながら撮ったのが右写真です。遠くの丘にヤンバルクイナ展望台が見えます。今回は近くまで行きませんでしたが、実物は恐怖感を抱くほどの巨大さです(笑)。どれくらい大きいか知りたい方は2年以上前の記事をお読み下さい(笑)。懐かしぃっ。

 ⇒「辺戸岬で巨獣対決!」06年5月24日記事 

 スコールに襲われながら車を走らせて「奥やんばるの里」をチラ見してきました(下写真)。いいですねー。古民家風のコテージ、涼しげな音をたてて流れる清流。この施設が、良心的な価格で借りることができるのですから、ぜひ一度行ってみたいと思っています。まぁ、夏休み中の予約はかなりの激戦らしいですが、平日の穴場を狙ってもいいかと。7―8人用の大部屋から3人程度の小部屋までと、家族連れからどぅしぐわぁ用までそろっています(笑)

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 詳しくはこちらを⇒ 「奥やんばるの里HP」

 施設内の食堂でそばを食ったあと、県道70号線ヤンバルクイナが飛び出てくる道路で有名)をドライブしました。これまでに二度ハチローは横断するヤンバルクイナを見たことがあり、一度は写真に収めています。ぜひ妻にも見てもらいたいと思っていた矢先…「あ!あれ、ヤンバルクイナじゃない!?」と叫ぶ妻の声に慌てて車を停めました。確かに草むらに逃げ込む二羽のヤンバルクイナが見えました。急いで愛機D300を取り出し、望遠いっぱいいっぱいの200㍉で激写。結果がこれです。注:ものすごくトリミングしています。

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  右側に一羽写っていますが、左側にいたはずのもう一羽はいずこ~! かなり残念な絵となりましたが、妻的にはかなり感動した様子。感想は「案外大きい」でした(笑)。野生のヤンバルクイナの目撃体験のある主婦というのはめったにいない。井戸端会議のネタにしてくれっ。

 【注意】ヤンバルクイナの輪禍が多発しています。国頭をドライブする際はお気をつけください。

 そして国頭村のとある区でお目当ての豊年祭を鑑賞したあと(ほのぼのといい感じでした。写真はありません)、そのまま同村奥間へ向かいました。400年の伝統(!)を誇る「奥間大綱引き」(隔年開催)を見るためです。にぎやかな会場に入ってまず目に飛び込んできたのが、下写真です!

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 ヤンバルクイナっすう。まるで青森のねぶたっすぅ。巨大っすぅ。幻想的っすぅ。ていうか怖いっすぅ!(笑) ついでにD300ISO感度3200ってすごいっすぅ。

 巨大ヤンバルクイナは綱引きの前のパフォーマンスに登場してきました。しかも南北軍両方に二羽ずつはいます。しばらくすると動き出しました!(台車あり)。一体、どうするのかと思いきや、巨大なヤンバルクイナたちは大綱の周りを周回し、どんどん勢いをつけたまま、ついには出店の列の前でガッシャ~ン!! (下写真)

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 なんとバトルを始めたのです!(驚)。これでは青森のねぶたを通り越して岸和田(愚連隊)のだんじりっす!! 村民大盛り上がりです。二羽VS一羽というハンディの末敗れた左の白い方は、その後台車も壊れ、出店の前でたたずむはめに(泣)

 メインの綱引きはというと、7分以上の激闘の末、?年連続で南軍が勝利したようです。老若男女入り乱れ、全員が汗をかきながら綱を引いていました。夏の風物詩ですねぇ。ハチローはやりませんが(やらんかいっ)。

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 ヤンバルクイナに導かれた楽しい国頭(くんじゃん)ドライブでした。

 ところで、台風13号気象台の予報では沖縄本島に再接近しているような感じですが、勢力は弱まっているようでもあり、今後の影響が読めませんねぇ。水不足に悩む沖縄に、命の水を下さるよう祈るしかありませんな。

 そういえば祭りって、本来ならそういう「祈り」の気持ちから始まったんですよね。


風の岩、滝の壺

2008年09月08日 | どぅしぐわぁ

 先日、伊是名島のとある古民家に行ってまいりました。そこで行われるちょっとした会議に参加するためです。趣のあるイベントでしたなぁ(下写真)。島の未来について夜を徹して語り合うという主旨で、午前四時半まで続きました。後半はほとんど飲み会でしたが(笑)。しかし、古民家で食べて飲んで寝て、思いました。昔の家のつくりは、人様を歓迎するために作られているんだなぁ、と(異論もおありでしょうが…)。こんな家があったら、毎日どぅしぐわぁたぁと飲み会三昧だけどなぁ

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 さて翌日、ハチローは一人、風の穴へ向かいました。風の穴とは、青い海をはじめ、屋那覇島や陸ギタラなどのスポットが一望でき、何といっても岩に寝転んで涼しい風を独り占めできる、という伊是名村随一の癒やし系景観スポットなのです。ちゃんとした案内表示と誘導路がないため、なかなかたどり着ける観光客はいないようです。ハチローも一度挑戦しましたが、頂上付近の雑木に迷ってしまい、あきらめた経験が(泣)。事前情報を得て、再び向かうと、案外簡単につきました(笑)。下写真です。Photo_2 

 ペットボトルのお茶を置いたのは、縮尺の意味。大きな洞くつ入り口と思われないためです(ハチローはどっかの写真を見てそう勘違いしました)。いやぁ。景観ももちろん、名前どおり、心地よい風が吹いていました! しかも独り占めです。皆さんもお立ち寄りの際はぜひ。

 下写真はせっかくだからと無理やり記念撮影。かなり窮屈! これでは、風を楽しむ観光客というより、伊是名に潜伏する石油王暗殺を企むゴルゴ13のようです。 

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 鬼気せまる偽ゴルゴに配慮し、伊是名の話は終わります…。 

 昨日(7日)、愛すべき弱小球団ダンキンズの事務局長にして広報担当(?)のマンネンさPhoto_4夫妻がヤンバルまでやってきました。同じくチームメイトのたっPも同行していました。なんと目的は比地大滝ツアー!(え?ちみたち、そんな風情ある趣味あったっけ?という感じです。笑)。喜んでハチロー夫妻も参加しました。ハチローは滝つぼでひと泳ぎしようと(遊泳禁止です)、海パンを購入して向かいました。

 ご参考に⇒「比地大滝について」

 右写真は、急勾配の階段。こういうのがゴールまでに数個はありました(泣)。最後尾は引きつった笑いを浮かべながら登るマンネンさです。参加を直前キャンセルしたという我らがキャプテンてっちゃん(目測体重110㌔)、不参加は正解だったかもしれません。「あにひゃー(あいつ)だったら、途中の休憩所から動かんかったはずよぉ」とは、全員の総意です。

 歩くこと、約30分ほど、ついに比地大滝が見えてきました!下写真です。

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  正直、露出があっていない失敗作ですが(笑)。意外に行楽客がいるのがお分かりかと。夏休み中はもっと多かったのでしょう。早速ハチローとマンネンさは滝壺で遊泳開始(注:遊泳禁止)。淡水はあまり浮力がない、という基礎知識を改めて体験学習しました。下写真は親子?五人で滝つぼをのぞく光景。何だかかわいいっすね。エビでも探しているのでしょうか。

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 平たい岩場で、弁当を食べ、癒やしの時間を過ごしました。また、ハチローが仕事中にもらPhoto_10 いまくっている東村産パイン(妻が切りました)も持参しましたが、これがまたおいしいこと!今まで何個も腐らせていた(悪)ことを恥じました。疲労した体が甘酸っぱさを求めていたのでしょう。

 右写真は滝を前に、語り合うともに35歳のマンネンさたっP。ダンキンズでは常に1、2番を打つ左打者コンビです。二人とも決して足も早くなく打率も高いとはいえませんが(そこまで正直に書かなくても)、チームのけん引役です。35歳ならではのシブ~い将来観を語り合っているのでしょうか、いやいや、「あれが天然のプレコどぉ。水槽の掃除ばっかししてるわけじゃないばぁよぉ」と、少年時代の夏休みに戻って、初歩的知識のお披露目大会をしているのかもしれません。

 楽しい一日でした。そのまま居酒屋に直行して打ち上げのビールを飲めなかったのが残念無念!ですが、それはまた次の楽しみにとっときます。

 マンネンさたっP、また楽しい企画をもって遊びに来てくれ。今度は100㌔超級の男も連れて。

 今、ハチロー夫妻は、足首が曲がらないほどの筋肉痛です(泣)


温泉の里で霧キリまい (後編)

2008年09月06日 | 県外 8 Scene

 二日目(28日)の夜、楽しみにしていた夕食に向かいました。初日の料理に大満足だったPhoto_14め、いやが上にも腹が鳴ります。テーブル席の個室へ案内されました。

 クジラ肉の鍋やヒラメの薄造りなど、普段食べることのできない料理に舌鼓を打っていると、部屋付きの女性が「メインは料理人がこちらで直接お作りいたします」とのこと。しばらくするとガラガラと台車を引いて粋な料理人が現れました。料理人は「綿あめを使って当店自慢の『雲海鍋』をおつくりいたします」との言葉通り、鍋に白い綿あめをいれ(!)、その上に、豊後牛のロースを乗っけるではありませんか。 「なるほど、白い綿あめがもくもくとした雲海をイメージしているのだな。確かにゆふいんはずっと曇っているわい」とくだらぬことを考えていたハチロー。その間に妻が取った写真が右です。最近、ハチロー以上にミューを使いこなす妻が取った力作。どうです! 料理人に後光が差しているかのような迫力のある構図(笑)。残念ながら料理用にマクロモードのままだったのでピントは合っていませんが…。お味も最高でした!

 温泉旅館の夕食をなめてはいけないと、と痛感した35歳です。

 腹を満たしたあとは、夜の街に繰り出そうと、雑誌で見つけたBARに向かいました。「STIR.(すてあ)」という隠れ家的なお店です。普通の雑居ビルの二階にありました。さすがにD300を取り出すのは気が引けたので、ミューで撮影(下写真)。

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 アルコールがからきし駄目な妻もバレンシアを完飲! 恐らく薄めに作ってくれたのでしょう。渋いバーテンダーとの話も弾み楽しいお酒でした。バーテンさんによれば、ゆふいんにも沖縄マニアが数人いて、三線の練習をしたりしているようです。沖縄ブームよ、永遠なれ。

 そして夜が明け、最終日(29日)。午後二時にはゆふいん駅を出発するので、あまり時間Photo_3がありま せん。再びレンタカーを借りて、湯平(ゆのひら)温泉街へ向かいました(右写真)。ゆふいんとは違ってリゾート色はなく、石畳せせらぎが残る公衆浴場が基本の温泉街です。とても静かで、時間がとまっているかのような雰囲気でした。

 イコール何もすることがない、ということで(笑)ふたたびゆふいんへ。そして、ハチロー夫妻、最後の賭けに出たのです。それは狭霧台(さぎりだい)でリベンジを果たす、ということです。狭霧台とは、ゆふいんが見渡せる高地にある展望台で、旅行初日にも行ったのですが、霧・キリ・きりで、まったく何も見えなかったのです。でも、阿蘇の神様が最後にほほえんでくれのたのだから、ゆふいんの神様だってきっと…と二人は信じ、レンタカーを走らせました。

 そして到着しました。

 遠く沖縄からやって来た庶民派夫婦への、ゆふいんの神様の施しがこれです。 

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 何もみえないやないかぁ~い。ルネッサ~ンス!

 まるで雲の上にいるかのようでした…(注:それでは観光にならない)

 長くなりましたが、以上がハチロー夫妻の2008年夏休みでした。いろんなことがありましたが、初の温泉旅行、楽しめました。不況の世の中、格安パックながらも県外旅行をさせていただける状況に感謝しなければなりませぬ。

 皆さん、ゆふいん、オススメです! 旅行の目的地に悩んだときはぜひ選択肢に。

 もはや言うまでもなく、「週間天気予報の事前チェック」は忘れずに…。

 昨日は朝四時半まで飲んでいたものですから(in伊是名島)、もう限界、寝ま~す。


温泉の里で霧キリまい (中編)

2008年09月02日 | 県外 8 Scene

 霧に悩まされながらも、列車、温泉、食事に満足した初日。旅行二日目となるあくる28日、ハチロー夫妻が期待したのは、やはり快晴ゆふいん⇔阿蘇山までの絶景ルート、通称やまなみハイウェイのバスツアーがあるからです。

 しかし願いは叶わず、朝から霧雨けぶるゆふいん…。二入はとりあえず、集合地点の駅に向かいました。

 その途中です。ガッシャーン!という大きな音に二人は飛び上がりました。慌てて音のした方向を振り向くと、軽トラックが民家の玄関口にバックから衝突しているではありませんか!(下写真)

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 運転席に人が乗ってなかったので、しばらく事情が理解できなかったのですが、ざわつく周囲の人たちの話から、大方把握できました。民家と道を挟んだスーパー駐車場に、青年が軽トラを停めたのですが、サイドブレーキを忘れたまま入店。軽トラは穏やかな傾斜道を一人バックしたということです(怖)。民家の方には可愛そうですが、対人事故でないだけ不幸中の幸いでした。写真の青いシャツを着た青年が運転手。大慌てで車に走っていくところです。左のシャツの男性は撮影をしているようですが、一体何もの? ※というハチローも人のこと言えませんが(笑)。

 そんな小話も交えつつ…(だから長くなるっつーの)。

 さて、ゆふいん駅で待つこと数分、ついに「あそゆふ高原バス」がやってきました! 真っ赤なボディがかっちょいいっすぅー。手前のおじさんが超邪魔っすぅー。

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 写真でも分かるように、停車前からすでに降りる準備をするほど手際のよいバスガイドさん。ゆふいんの森号のお美しいスッチー予備軍お母さん世代にあたるかと…。しかし、ちゃきちゃきの博多女性(表現間違ってる?)という感じのエネルギッシュなバスガイドさん、この方がそれはもう素晴らしかったっす。お名前を聞くのを忘れましたが、ウン十年の経験を感じさせる職人技的なマイクパフォーマンスでした。車内放送で恐らく紙を読みながらしゃべっているであろうに、何度もかみまくっていたお美しいスッチー予備軍(バイト感覚?)とは、雲泥の差を感じる進行案内ぶり。その様子はムービーでないとお伝えできないのが残念無念。

 乗客はハチロー夫妻をいれて7、8人とガラガラだったもので、二人は左奥のいわゆるカズ席をゲット。眺めはOKです。あとは少しでも晴れ間が出ることを祈って…。あそゆふ高原バスはゆっくりと出発しました。

 阿蘇の美しい山並みが続く絶景…。そう聞いていたやまなみハイウェイ、ハチローが撮影した写真がこれです。

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 霧で何も見えないやないかーい(泣)。ボンジュゥ!

 それにしてもすごい霧です…。写真で振り返り、改めて思います。バスガイドさんも「ご覧下さい!延々と続くやまなみを…といつもならご紹介するところなんですが…」と苦笑い。それでも「お客様を喜ばせなければ」というガイド魂に火がついたのか、最後の手段に打って出ました。下写真です。

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 「通常ならこんなによく見えるんですよぉ」と写真集を掲げたのです!

 最後部座席(通称カズ席)のハチロー夫妻にとっては…

 「見えるかっつーの」(笑)

 さて、やまなみハイウェイは、高原のど真ん中を走っているので、牧場の牛や馬が道路に出てくるSCENEにも遭遇します。まず一枚目、乗馬風景です。妻が「よく撮ったね」と感動した奇跡の一枚を(笑)

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 二枚目は道路に飛び出した牛です。目が可愛かったなー。でもどうやって戻るんでしょうか? 早く戻らないとステーキになってしまうぞー。

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 こんな感じで数十㍍の至近距離しか拝めないまま、目的地の阿蘇山へ。※阿蘇山という山はなく総称です。

 火口付近までのケーブルカーにぜひ乗ってみたいと思っていたのです。しかし着いてみると「ガス発生のため運行休止中」との張り紙が! 風向きによって有毒ガスが流れてくるのだとか。これまた残念無念。時間を置けば可能性はあるのですが、バスツアーにそんな猶予はなし(泣)。下の土産物店を回って、出発しました。下写真は霧に消えてゆくケーブルカー。まぁ乗れたにしろ、この霧とガスでは何の風景も拝めなかったような気が…。ご夫婦と黒いワンちゃんが呆然と見上げていますね。

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 帰路、せめて「米塚だけでも見たい」と嘆く妻。「米塚」とは阿蘇の神様が米を積んで作ったという伝説が残る可愛い火口。女性観光客に大人気だとか(詳しくは下記を)。往路でも霧で全く見えませんでしたから。阿蘇まで来たという証を一つでも瞼に焼きつけておきたいのでしょう。

 そんな沖縄から来た運の悪い夫婦に、阿蘇の神様はちょっぴりだけ微笑んでくれました。「あ、米塚が見えましたよ!」。バスガイドさんの声が車中に響いたのです。た、確かに!(した写真)。慌ててミューを構える妻。タテじゃない、ヨコだぁ。

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 「ほうら、可愛かったでしょう」満足げなバスガイドさんの声に妻も同意。タテの構図(なぜ!)ながら何とか可愛い火山「米塚」を記念に収めました。

 ご参考に⇒「米塚について」

 次に向かったのは「くじゅう花公園」。サルビアケイトウの花が満開でした。下写真はサルビア畑で食べた「しそアイス」。美味しかったっす。

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  ケイトウの花畑。まるでジュウタンですね。九州はもう秋色が近づいているようです。

 

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 こんな感じで、期待満足度六割のバスツアーを終え、ゆふいんに戻りました。天気さえよければバスガイドさんの話ももっと楽しく聞けたでしょうねぇ。でもレンタカーではとても行けない山道を、カズ席(何回言う?)で満喫できた点では満足度100%です。

 さて旅の続きはまだありますが、それは後編につなぎたいと。ちょっと長すぎて疲れました(謝)。

 あと一回、お付き合い下さい!