沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

親友の父の死

2016年07月31日 | どぅしぐわぁ

 先日、いちどぅしのTら~のお父様がお亡くなりになられました。亀さんからの深夜のメールで知り、驚きました。まだ60代後半だったそうです。

 8郎は高校時代にTら~の自宅に遊びにいったときに数回お会いしたくらいでほとんど接点はなかったのですが、家のガレージにあったキャンプ用品や釣りの道具などにTら~一家の仲の良さが垣間見え、とてもうらやましく思ったものです。Tら~も父の話をするときはいつも目が輝いていたね。電気関係(?)の仕事でほとんど家に帰ってこないけど、そんな父をかっこいいと思うし体調も心配だ、という話を聞いた記憶があります。思春期の息子がなかなか父に対してそういう見方はできないよな。リスペクトしていたんだね。やせ型の姿恰好もTら~によく似ていた記憶があります。告別式でTら~を久しぶりに見ましたが、かなりやせていました。元気だせよ、とは今は言えませんが、しばらくしたらまた飲もうぜとはいってもいいかな。お父様も、Tら~のような心配したらきりがない長男をはじめ3人のお子さんたちに恵まれ幸せな人生だったのではないかと、勝手ながらに思います。ご冥福をお祈りします。

 8郎の友人のなかで、父が亡くなった人はそういませんが、みな、そういう年代になってきたのだなと胸に迫るものがあります。 

 8郎はといえば、父とまた絶縁状態です。1年前、70歳を超えた父の老後を心配し、過去を清算してでも面倒をみようと話し合いをもったのですが、それでも意地をはり、子供に言ってはいけない言葉を繰り返す親に愛想が付きました。父がそういう人間になってしまった背景に理解はできるのですが、親と子の関係において子がそこまで配慮するのにも限界があります。できるという人がいるかもしれませんが、8郎にはできません。親の面倒より、子供の教育が大事だと思っています。

 憎しみは父が死んでも消えることはないでしょう。しかし、今回のTら~のように実際に父がこの世からいなくなったとき、もう二度と話すことのない遺体を目の前にしたとき、8郎も憎しみのエネルギーだけで父と向き合えるのか。自信がありません。Tら~のお父様の告別式に参列したとき、つくづくそう思いました。どうすればいいのか、43歳のおじさんになってもわかりません。

 Tら~、また今度ゆっくり飲もうぜ。ヤスーン飲み会もキャンセルしようかと思ったが、旧盆にヤスーンが帰ってこれないのもかわいそうだということで、実行するよ。

 よければそのときに来てくれ。無理はするなよ。

【補足】会社で購読している朝日新聞に毎週金曜日掲載の「オヤジの背中」という連載があります。単純に有名人に自分の父について語ってもらうコーナーなのですが、これがとても胸に来ます。8郎も職場のテーブルで椅子から腰をあげられなくなるほどの衝撃を受けるときもあります(働かんかいっ)。有名人といってもAV男優まで出てくるので、ネトウヨに叩かれてもさすが朝日新聞だと思ったりします(加藤鷹さんの内容も衝撃でした)。最近では元祖イケメン俳優の風間トオルさんのものに感動しました。内容はあえてここに書きません。どうにかして読んでみてください。あのバブル時代の代表的なイケメンの裏にものすごい悲しみと屈折があったのだということに衝撃を受けます。尊敬する存在にしろ、憎しみの対象にしろ、子供にとって父とはどれほどの存在なのか深く考えさせられます。父親のいないご家庭もありますが(8郎もいっときはそうでした)、それでもその大きな存在を考えずに育つ人はないでしょう。「オヤジの背中」はネットでは購読契約しなと読めないみたいですが、読める環境にある方にはぜひよんでいただきたいと思います。今度、単行本にでもなったら、Tら~にプレゼントしたいなと思います。もちろん自分のためにも買います。(注)8郎はけして朝日新聞のまわしものではありません。だって購読料が高くて自分で契約してませんからっ。


阿嘉島3連休(上)

2016年07月18日 | 離島物語

 阿嘉島で3連休を過ごしてまいりました! もちろん家族3人です。

 しかし、今回の旅はぎりぎりまで実行するかどうか迷いに迷いました。そもそも計画を立てるのが遅れていたので、フェリーも午後の便しか取れず、1泊では島を満喫することは不可能だったからです。さらに宿に至ってはほとんど満室状態でした(当然ですね)。ほぼ断念しかけていた中、幸運にも(?)8郎たちの予約日程を8月と間違えて受け付けてくれた宿主さんが「うちの間違いで受け付けてしまいました。実際は満室なんですがなんとか一部屋用意しますのでぜひお越しください」とのこと! これは行くしかないと決行しました。気象庁の週間天気予報でずっと晴天だったのも強く後押ししてくれました。8郎が9年前にダイビング一人旅で見た阿嘉島の美しい夕日と満点の星空を妻と10郎に見せてあげることができる!と期待に胸が膨らみました。

 以下、2泊3日の旅をご報告いたします。写真が多いので3本立ての長編となりますのでおひまなときにお読みください。

  ◆    ◆    ◆    ◆    ◆

 船にめっぽう弱い妻のためにフェリーでは座席を確保しようと早めに泊港に到着。しかし早すぎたので、とまりん2階のカフェでランチを取りました。10郎とともに、はやくフェリー来ないかなぁーと窓越しに港を眺めながら。

 8郎は石垣牛ハンバーガー(830円)を注文。おいしゅうございました。

 青空の下、汽笛を響かせ、ついにフェリーが到着。

 最近お気に入りの袖なし(幼稚園の男子ではやっているのだとか)を着た10郎もご機嫌。かーかーセレクションのパナマ帽もかぶり気分は「ONE PEACE」です。

 船内は思っていたより、混んでいませんでした。ゆうゆう3人分の座席をゲッツ!

 早速、魚肉ソーセージにかぶりつく愛息。おいおい、それは夜釣り用のえさだぞ!

 座席を確保したものの妻は出港後30分で「気分が悪い」とこのありさま(泣)。

 そんな妻を横目に旦那は冷たいビールで一人乾杯。うまい!

 気が付くと10郎も爆睡。

 しかし10郎は5分で起きると(驚)「船の中を冒険したい」と父をせかします(笑)。揺れる船内を歩き、屋上デッキに出てみました。途中でほかの乗船客の吐しゃ物がありました。苦しんでいたのは妻だけはなかったようです。屋上デッキは日差しがかなり強いものの海風が気持ちよかったす。外国人もかなりもいました(欧米系が多く中国人は想定したより少なめでした)。それにしても、いまさらながらアングロサクソン系は男女とも背が高くてかっこいいですね。みんなモデルみたいでした。8郎があの洋服を着たら絶対似合わないだろうと思うものでも、彼らが着ればいつでもファッション雑誌のスチールで使えそうです。そりゃ、人類は歴史的必然的に白人優位主義になってしまいますわなぁと、8郎なりのおそまつな人類学に浸ってしまったものです。10郎、ミルクとタンパク質をたくさんとって、あいつらに負けない体をつくれよ! 鼻ぺちゃさんなところはどうしても勝てないけどね(笑)。そんな南方系モンゴロイド(当たってる?)のひがみ根性はさておき、出港2時間を前に渡嘉敷島が見えてきました。

 10郎もうきうき。「降りたくない」といいましたが、トイレもあるので無理やりおりました。またオシッコ漏らすぞー。

 座間味を経由して、午後5時前に阿嘉港に到着。阿嘉島はポン先生と釣りに来て以来、2年ぶりでした。

 民宿からカイさんというにーせー(青年)が迎えに来てくれました。このカイさんは、実は観光で阿嘉島に来て、この民宿の主さんと知り合いになり、シーズンになるとヘルプに入る助っ人ということでした(※このカイさんのおかげで8郎家は3日間で3つのビーチを回ることができたのです!感謝)。早速、徒歩3分の宿へ(送迎する必要ある?)。

 利用したのは民宿さくばる。ネット上での口コミもよく、なんといっても満室なのに受け入れてくれた、8郎家にとっては、まさに神の宿です! ごらんのように絵に描いたように島の民宿でした。ご夫婦で経営しているのだそう。8郎家を含めて20人ほどが泊まっていました。

  案内された部屋は古めの畳間。8郎はこういうところ大好きです。クーラーさえあれば。

  クーラーはありましたが、なんとコイン式。といっても100円を繰り返し使えるので、ほほ無料ですね。しかし、1時間で切れるので、寝ている間に何度も起きることになりました。 

  屋上にあがってみました。電線が気になりますが、海が見えるポジションです。希望者が多ければプラス料金で夜バーベキューをするようです。楽しげ~。

 さすがにこの時間から泳ごうとまでは思いません。夕飯まで時間があるので、散歩にでかけました。島名物のケラマジカが描かれたマンホールのふたを見つけ、なぜかウルトラマンの悪役べリアルのポーズをとる10郎です。さらになぜか手には拾った石ころが。

 港に入ってきたときに誰もが目につく阿嘉大橋へと向かいました。らせん階段を登り切って橋の上から見る海は絶景でした。伊平屋の野甫大橋ほどではありませんがね。飛び込みたいっ。釣りがしたいっ。

  橋を降りると、誰も遊んでいない公園がありました。夕飯の時間が迫っているのですが、10郎は「ここで遊ぶ」と聞きません。離島に来てまで公園か!?(笑)。しかし、フェリーの2時間でかなりストレスもたまっていたはずなので、遊ばせてあげました。うんていで汗を流す元気者です。

  たくさん汗を流したあと10郎は、また石ころ拾いに汗を流します(おいおい金はらって離島旅行してるんやでぇ)。この前、かーかーの「大事なものはなんですか?」との質問に10郎が「1番がお母さん、2番が友達、3番が石、お父さんは4番目」と答えたのは、今や8郎家の伝説です。8郎はベスト3に入らなかったことより、石ころに負けた衝撃が大きかったっす。 

  映画「マリリンに会いたい」で有名になったシロの像の前で記念撮影です。座間味島のマリリンに会うために海を渡るなんて、シロの情熱には8郎でなくとも映画化を考えますよ。主題歌の「コバルトの彼方に」は今でも8郎の夏うたベスト10の常連です。コラァ、飛鳥~。あの美しい名曲をつくった心を思い出せ~! もう遅いか・・・。そんな 父の心を知ってか知らずか、10郎は最近得意のつくり笑顔です。今回のブログでもすでに2回登場していますね。撮影が終わると、怖いくらいの真顔に戻ります(笑)。ま、それをみて父と母は笑っているんだけどね。

 女性観光客3人衆がなにやら騒いでいるので見に行ってみると、なんと、島の名物ケラマジカが2頭歩いているではありませんか。カップルでしょうか。港にも普通にやってくるんですね。10郎にいいものを見せてあげることができました。

  次写真は別の民宿「辰登城(たつのじょう)」の1階にあるスーパーです。ここには日用品から、お酒、釣りのえさ、蛍光灯まで売っています。離島とはいえ、コンビニなれした都会っ子にはとても便利です。ダイビングスタッフらしき女性が店番を交代でやっていました。

  さて民宿に戻るとお楽しみの夕食です。食堂にはサインがずらりと飾ってありました。よく見ると、「マリリンに会いたい」で主役をつとめた安田成美のサインが二つありました。色紙には書いた年月日も記されているのですが、2枚には1か月の差しかありません。ロケ入り前とロケ後に書いたのでしょうか。それにしても2回も書いてあげるなんて、安田成美さんはきれいなだけでなく優しい人だったのでしょうね。そりゃ、ノリさんもほれるわなー。

 夕食は、とんかつに刺身、しぶいの煮つけにもずく、さらには沖縄そばと。沖縄の定番、かつ8郎好みのメニューでした。43歳、お代わりをしてしまいました。

 腹ごしらえをしたあとは、10郎と初の離島釣りへと。もちろん安全を期して近くの港です。旅行前に1200円で買ったライフジャケットも着せました。えさはもちろん魚肉ソーセージです。さすがに離島まで来てオキアミ臭くはなりたくありませんので。

  中潮で月も明るく。ケミホタルと月のツーショットです。

 さすが離島の海です。餌を投げ入れると10秒でかかります。しかし、8郎のてーげー仕掛けでは、雑魚の代表格ともいえるオヤビッチャが続々と釣れるだけです。一度だけ、竿が180度くらいカーブする引きがありましたが、針ごと糸を切られました。引きが速いというより重かったのでイラブチャーだったのかな。それでも1時間弱、二人でわいわい楽しみました。釣ったものはすべてリリース(そんなかっこつけていうことでもありませんが)して、20時に民宿に戻りました。

  宿に帰ると、オーナーさんに屋上で風に当たるよう勧められました。家族3人、星空も見ようと屋上へ上がりました。すると真っ暗な中、オーナーご夫婦とヘルプのカイさん、ほかの宿泊客4人が軽い宴会を開いているではありませんか。8郎家も混ざり、いろんな話をしました。そのうちの一組の男女はなんと、この屋上にテントをはって泊まっているんだとか(!)。もしかして8郎家のためにオーナーから頼まれ部屋を出たのかとも思いながらあえて聞きませんでした・・・。みなさんヤマトンチュでしたが、いい人たちで、阿嘉だけでなく慶良間諸島のことをよく知っていましたね。ウチナンチュももっと自分の生まれ島を愛さなければ、そして勉強しなければとつくづく痛感しました。

 8郎も一人旅だったら朝まで付き合ったでしょうが、10郎があくびをしだしたので、中座しました。

 写真は星空撮影のためにわざわざ持ってきた愛機D300で撮影。というより設定途中でいたずらした10郎の撮影といえるでしょう(笑)。残念ながら今回の旅で満点の星空を見ることはできませんでした。10郎、来年のテーマだぜ!

  夜は1時間ごとに切れるクーラーのため、なかなかぐっすりとはいきませんでしたが、久々の島旅行の余韻にひたりながら、家族3人川の字になって眠りました。

 さて、翌日はカイさんの送迎で阿嘉島名物のビーチを巡ってきます。ウミガメが100%見れるという阿嘉ビーチにも行きます。なるはやで更新いたしますのでこうご期待!


遅まきの1号に決意

2016年07月10日 | スキルアップ

  台風1号がついに発生しました。史上3番目に遅いようですね。

 東の空では、青とオレンジが混ざり合い、台風前の予兆を強く感じさせていました。マンションに引っ越して初の台風だけに、8郎家も不安と一種の楽しみが入り交ざった気持ちでした。

 しかし、結局本島には上陸せず、台湾に向かっていきました。とはえい、梅雨にもどったかのような雨天続きとなりましたね。

  さて、今年も宅建申し込みの時期がやってきました。去年は独学だったので自分で申し込み用紙を宅建協会に取りにいったのですが、今年はすでに塾通いなので先生がもらってきてくれていました。妻に7千円を振り込んでもらい、即座に申し込みました! 2度目の挑戦に合格への決意を新たにした43歳です。

 台風以外特に話題もないので、2枚の写真をご紹介します。

 1枚目は国道58号沿いにあるミカド食堂の弁当です。とんかつやハンバーグ、にんじんしりしりなどもおいしいっす。これで500円ですよ! 帰宅が早いときにはバス停に寄りながら購入しています。もはやかつての油ベタベタの沖縄弁当ではありませんよ。沖縄弁当のいいところ残しつつ、さりげなく進化しています。みなさんもぜひ!

 お次は愛息10郎が父の日に書いた絵です。見て大爆笑。先日の海遊びを描いたようですが、父はまるでチョコボール人間ではありませんか!(強引に人間に例えればボルト)。髪の毛が一本も描かれていないところが悲しいっ。しかし、親ばかなから絵がうまいと思います。※こんなに黒くはありません。

 でも、この絵をみて改めて決意。今度の3連休は家族で慶良間に行って10郎に世界一の海を見せてくるぞ!と。 フェリーはほとんど空いていませんが、すきまをぬぐって実行したいと思います。 また報告いたします。


人工ビーチに足しげく

2016年07月02日 | 海遊び (ダイビング外)

 台風も来ない素晴らしい夏が続いています! 8郎家はまたまた朝から豊崎ビーチへと。途中のコンビニで軽い昼食を買いながら、30分のドライブで到着です。監視員がつく9時ごろなら東屋も確保できます。

 父の背中に日焼け止めクリームを塗ってくれる優しきジュニアです。

 いざ、出陣!

 ざぶん!

 ぷぅ~。

 浮き輪に入ったまま、泳ぎの練習も。

 最高の夏、7月だね!

 しかし、人工ビーチのため、浅瀬にはほとんど魚もおらず。自然観察という意味ではほとんど楽しめませんね。カニ?の穴くらいしか見つかりませんでした。

 海遊びをたっぷり満喫した愛息はごらんのとおり。日曜日の畳み間の父のような姿になりました。今日もまた黒くなったね。

 目の前には慶良間諸島がくっきり。

 人工ビーチは安全で手軽で楽しいけど、やはり慶良間の浜で熱帯魚を見せてやりたいな~。今度の3連休に計画してみようかな。

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 そんな愛息は身長も伸びてきていますが子供らしさも残っています。ミルクを飲むとご覧のとおり。白ひげ坊やと呼んでおります。記念にUPしておきます。

 6年の付き合いになるぬいぐるみのプーさんのために部屋を作ってあげるなど、心優しきボーイです。親ばかごめん。

 慶良間に行くかどうか、これから下調べして判断します。フェリーはもう取れないでしょうが。どちらにしろ、海遊びにあてたいですね。

 台風来るなよ!って言うと来そうだなぁ~(怖)