桜の街の王子たち

　名護さくら祭りに足を運んできました。３～４分咲きですが、鮮やかなピンク色の花が灰色の曇り空に映えていました。

　頂上付近から桜ごしに見た名護市です。海も近くにあり、緑も豊か、いい街です。中南部の生活に無理して追いつこうとしなくてもいいと思いますがねぇ。この街にハチロー一家がいるのもあと一ヶ月かなぁ。

　祭り会場では歩行者天国となった大通りで大道芸人さんによるパフォーマンスが（下写真）。左端のあんちゃん、火が髪の毛に燃え移りそうなほどの迫真の演技です。

　名護には春季キャンプでハンカチ王子も来ました。どれだけの騒ぎになるか注目しています。ミーハーではないですが、一度くらいは生王子を見てみたいものです。なんでも「がじゅまる王子」なるものも決まったとか、しかも３人も…。世の中に王子はこんなにもいっぱいいるのですね。

　食いものの話題に。

　最近流行り？の移動カフェで注文したベーグルバーガーとスパゲティです（下写真）。それぞれ違う店ですが、どちらもおいしかったぁ。飽食の時代、いまでは美味しくない店を探すのが困難なほどですね。え？　それってメタボの証ですか。店名は忘れました（謝）。

　【追記】ベーグルを犬の種類だと思っていたハチロー。まずまずの食感に感激も上乗せでした。

　お次は、家族３人で行った割烹「ゆかわ」。下写真はハチローが注文したマグロ丼（１０００円）です。づけマグロがおいしゅうございました。ちりばめられた黄色いプチプチ（なんていう食材か知りません）がマッチしていました。夜は高そうな店でした。

　さて、ハンカチならぬ、我が家のガーゼ王子こと愛息ジュウロウ。最近は目に見える成長が著しくて怖いくらいです。下写真はお茶を自分で飲むジュウロウ。

　つかまり立ちも猛特訓中（下写真）。朝、目を開けたら即座に寝返りし、立とうとします（驚）。本能でしょうが、学ぶことに貪欲ですなぁ。見習おうっと。

　自分の足で歩くのもそう遠いことではないでしょう。やんばるから出るのとどっちが早いかなぁ。

いかだの神様不在

　さて話を数日前に戻します。

　やんばるの思い出づくりにまい進しているハチロー。念願の本部つりいかだ（下写真）に足を運びました。別名お魚パラダイスとも呼ばれる釣りの聖地だけに、年の瀬から坊主５連発のハチローの胸も期待で膨らみます。

　しか～し！　開始から５時間たっても一匹も連れず。「いかだでも坊主か！」と危機感を感じていたところ、やっとマイ竿リバティーに反応が。釣り上げてみると２１㌢のエーグヮー（アイゴ類の総称）でした（下写真）。エーグヮーは大物を狙う人たちにとって最大の邪魔者のようですがハチローにとっては待ちに待った一匹です！　

　しかし、その後全くアタリがなく…。

　そんなとき、先着組のＫ名人がハチローにいろいろ手ほどきをしてくれました。Ｋ名人はつりいかだのＨＰで度々大漁の様子がＵＰされている人物。「今日は全然だめ」といいつつ、すでにサビキ釣りでエーグヮーを４０匹釣っていました（汗）。ふだんはアーガイやイラブチャーも釣っているようす。細かな点までいろいろ教えて頂いたのですが、一番印象に残ったのは、「釣りを長い間やっていると、潮はあんまり関係ないと分かる。大潮でもつれないときは全くつれない。ただ個人的にいえるのは朝は必ずといっていいほど釣れる」との言葉。初心者ハチロー、肝に銘じます。

　あとはやはり数釣りをするときは「サビキに限る」と。えさ釣りでは時間がもったいないと。ただ、ハチローはえさを垂らしてぼんやりするのも釣りの目的。名人のように１分間隔でロケットにまきえをつっこむというハードなやり方はそぐいませんなぁ。

　ハチローが釣ろうとしているのは魚ではなく、仕事で失われた「自分の時間」かもしれません（ひゅーひゅー）　坊主が言うかっ。

　サビキにも挑戦してみようっと。

　さて、同席していたご年配のＹ名人はタコや４０㌢ほどのガチュン（メアジ）を釣っていました。タコを釣り上げたとき、ハチローがたもですくってあげたのですが、そのとき、衝撃の事実に気付きました。「たもをつかったのは初めてだ」と…（笑）。わしはどんだけ小物ばっかし釣ってんねん。

　しか～し！　ハチローが垂らし釣りをほったらかしにしていたわずか３０分の間にマイ竿リバティーがこんなことにっ（下写真）

　

　さお先が折れていたのです。しかも仕掛けも切られていました。よほどの大物（そう信じさせてください）がひっぱっていったに違いありません。油断大敵とはまさにこのことです。悔し～。

　あきらめることができず、２番目のガイドを頼りに竿を立て直し、１時間延長しましたが、釣果は１７㌢のオジサンを追加したのみ。いかだの神様がハチローに微笑むことはありませんでした。明日からトイレを掃除してべっぴんさんになるしかない。

　残り少ないやんばる生活でもう２度といかだに渡ることはないと決めた３７歳サラリーマンです。あとは安田漁港を絶対目標に、宜名真漁港、古宇利漁港を達成し、やんばるを後にしたいと思います。その前にチンを絶対釣るぞう。

　帰宅後、エーグヮーは最も簡単な魚料理ともいえる「エーグヮーのマース煮」に。ほうれん草もあえました。まぁまぁのお味でした。

　それにしてもＫ名人は４０匹のエーグヮーをどうしたのでしょうか…。

  【追記】渡し舟の船長によると「Ｋ名人が４０匹？少ないよ。一昨日は１００匹くらい釣ってたよ」とのこと…。名人すごすぎ。

　思い出づくりは食事にも及んでいます。先日、前田食堂の大宜味本店に行ってきました。ハチローは初めて、ティビチ、ソーキ、三昧肉がそろう「三味そば」（右）を妻はソーキそばを注文。おいしゅうございました。

　その間、そばを食べることができない愛息ジュウロウは机をガブガブ噛んでいました（笑、下写真）

　さらに別の日、ハチローは仕事の合間に、前田食堂のとなりの「つけ麺５８」に。冷え冷えの麺と熱々の辛口漬け汁が見事にマッチ。おいしゅうございました。

　やんばるにいる間、ハチローが７０㌔台に戻ることはないでしょうね（泣）

　天候不順な日々が続きますが、見上げると空には虹が（下写真）。

　人事異動の季節がやってきます。３７歳サラリーマンにとっても栄光の懸け橋となってくれたらいいのですが。

祝２０１１年、最後は虹

 

　明けましておめでとうございます　２０１１年、今年もよろしくお願いたします。みなさんにとって実りある一年になるようお祈り申し上げます

　毎年恒例の名護の光文字。今年は「虹」が灯されていました。どういう意味がこめられているのでしょうか。どちらにしろ、ハチローがやんばる在住として見る最後の光文字となるでしょう。ということで、特にいい写真ではないのですが大きめにＵＰしました（笑）。

　撮影しながら、一人、いろんなことを思い出しました。ハチローはこのやんばる３年間を一生忘れることはないでしょう。

　初詣は、初めて親子３人で護佐喜宮へ。おととし子宝を願い、去年、安産を願ったお宮です。そんなことを知ってか知らずか、愛息ジュウロウは空にいるはずの神様にガンを飛ばしていました（笑）。おいおい。まるで楳図かずおのまことちゃんのようですね（鼻水はなし）。父ちゃん譲りで顔がデカいわい…。

　７日には、テルおばぁの命日だったので那覇までお墓参りに。愛息ジュウロウを初披露してきました。

　天国のテルおばぁ、「ハチローに似ているねぇ」と言ってくれたかなぁ。ときはどんどん過ぎていきますね。ヤスーンの命日も近いっす。

　名護のとある集落では白い梅の花が咲いていました。丸々としたメジロがみつを吸っていました。桜の開花ももうすぐですね。

　残り少ないやんばる生活。後悔しないように過ごしたいものです。ダイビング納め、釣り納め、ランチ納め、飲み納め、どこにしようか検討中～。

　仕事せいっ。まだ２ヵ月あるばいっ（笑）