沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

いとこでユニット

2018年10月28日 | 家族、親戚

 妻の祖母の十三回忌があり、またまた(笑)名護に帰省しました。愛息10郎は、曾祖母と会ったことがないので感傷にひたることはありません。2歳年下のいとこタカ坊に会えるということで興奮気味です。

 名護の実家には、タカ坊のほかにも16歳のリン姉ちゃんと3歳のハナちゃんもいました。10郎のお目当ては弟分であるタカ坊! 早速、タカ坊に自慢の工作を伝授します。テーマはサッカー日本代表のユニフォームをつくる、です。リン姉ちゃんが小学生のころから大事にとっておいた絵の具を使い、二人で床を汚しながら、2時間ほどぬりぬりしました。

 絵の具が乾く間に、体を動かしてこようと散歩に出かけました。近くのカフェでアイスクリームを食べることに。まだまだ足の短い二人が、腰の高いスツールに腰掛ける姿がおかしくてパチリ。

 その後は、タカ坊のたっての希望で、地元の神社である護佐喜宮でウートートーすることに。タカ坊はクリスマスプレゼントでほしい物でもあったのでしょうか!? 

 二人で5円のさい銭を入れ、鐘を鳴らします。

 ほんでもって記念撮影。二人とも、強くたくましく、そして優しい男になれ!

 その後は北部農林高校のグラウンドで軽く体を動かします。

 カメラを向けると、互いに競いあうようにアクロバティックな動きを見せる二人。レンズ越しのこの構図に既視感があると思っていたら、思い出しました。今から約30年前に布袋寅泰吉川晃司が結成したスーパーロックユニット「COMPLEX」のデビュー曲「BE MY BABY」のPVです! 布袋と吉川の自己主張がぶつかる、かっこよくも、どこかユニークな動きが脳裏に蘇り、一人笑ってしまった45歳です。

 いとこでユニット結成です! ユニット名は「いとこンプレックス」にでもしておきましょうか(笑)

【ご参考】モノホンの「COMPLEX」(1989年)です。東日本大震災復興を願った2011年の再結成ライブもとてもかっこよかったですね。

 

 「いとこユニット」のパフォーマンスに、布袋のギターと吉川のシャウトが聞こえてきたような気がしました。名護湾からの海風と太陽を浴び、心地よい時間を過ごせました。

 帰宅後も「いとこユニット」はさらに2時間かけて、ついに日本代表のユニフォームを完成させました! 最近環境問題での注目度が増しているビニール袋を活用しています。妻によると親戚の女性陣に大好評だったとのことです。ちなみに自宅にはポルトガル代表版もあります。

 あっという間にお別れの時間です。ユニットの解散時期となります。曾祖母に再度線香をささげて、タカ坊はじめ、お世話になったじいじばあば達に別れを告げて帰路に。一人でお互いの家にお泊りに来る、という約束を交わしましたね。

 途中、宜野座村で宜野座祭りが催されていたので、せっかくだからと寄り道し、焼き鳥、お好み焼きなどをいただきました。すごい人だかりでしたね。少々、肌寒かったです。

 最近は屋台のメニューも小ぎれいになっていますね。こちらのお好み焼きも、右半分は卵焼きバージョン、左は青じそマヨネーズというコンプレックス(複合体)となっております。おいしゅうございました。

 8郎はビールを一杯飲んでしまったので、妻と運転手を交換(謝)して帰宅しました。この日は、浦添市でも「てだこ祭り」が催されていたので、テラスから鑑賞。秋の風物詩を満喫することができました。

 「いとこンプレックス」が再結成する日を楽しみに、今日はこれにて。


あきらめない秋

2018年10月26日 | 食事処&飲み屋

 今年の「中秋の名月」は9月24日だったようですが、沖縄は1カ月遅れと考えたほうがいいのか、先日まさにそんな夜空でした。不気味なほどの黄金色に輝く満月を愛機D300でパチリ。画像ソフトで明度は上げましたが、色味に関しては一切画像加工しておりません。これホント。

 日中もウロコ雲が広がる秋空になっています。まるで米映画『インディペンデンスデイ』で巨大な宇宙船が空を埋め尽くすワンシーンのようです。大事な人を守るために、あきらめずに宇宙人と戦った人類の物語でしたね。若き日のウィル・スミスがかっこよかった。アメリカの自己中心主義が目立つ内容でもあったような記憶もありますが。

 ところで大好きな夏よ、今年は今度こそ、さようなら、かな。

  さて、愛息10郎は元気いっぱい。録画していたアニメをなぜか逆さまになって鑑賞するほどエネルギーが有り余っています。 

 おい、苦しくないのか?(笑)。

 そんな10郎ですが、髪型を変えました。いつものこう●いけのおじさんの切り方が気に入らなかったらしく、妻が別の散髪屋に連れて行ったところ、若いにーにーがかっこよく切ってくれたそうです。ご満悦で、うぃっしゅ。クリロナヘアーをあきらめられなかったようです。早く丸刈りにしろ!(byハゲ坊主)

 最近ドッジボールで小指を骨折し、包帯姿が痛々しいですが、それも男の人生の通過儀礼。いい経験になったね。

 

 さて、おいしゅうございましたシリーズです。 

 浦添市大平のラーメン屋「はるや」に足を運びました。「とんこつはないのですか」と聞くと、優し気なおかみさんが「うちは醤油と味噌だけです。とんこつはお隣ですね。移動されますか?」と笑いがら聞き返してきました。なんと、お隣には「昇家(しょうや)というとんこつ系の人気ラーメン屋があるそうです! もちろん「あ、そうですか、では隣に・・・」と席を立つ度胸のない小心者45歳は「こってり味噌」(700円)を注文しました。個人的にラーメンに入れてほしくないもやし(嫌いではないがスープの味を薄めてしまう)が入っていましたが、背脂がたっぷり入ったスープはみそとマッチング。なんといってもチャーシューはマジうまです。とんこつ派から見ても、総合点は高いですね。ギョーザとチャーハンも人気のようです。みなさんもぜひ。

 お次は、仕事帰りに初めて訪れた那覇市内のフレンチのバーです。フレンチ料理とワインの店ながらカウンターがメインという新しいスタイルのお店です(テーブルは2,3席程度)。店名をご紹介したいのですが、これまた、8郎の「しーぐゎ」(隠れ家)にしたいので、ご紹介できません(謝)。おつまみにはピクルス(400円)。こんな繊細なピクルスを食べたことがありませんなー。おしゃれなフォークとナイフでいただきます。めったに手を出さないワイン(グラス)まで飲んでしまいました。仲良さげな男性二人が仲睦まじく営業していましたね。また、行きます。

 【後記】お通しもチーズとハムの燻製?だったかな。これまたおしゃれでした。「店内禁煙」だけが残念!

 そんなこんなで体重は82㌔台を維持(泣)。70㌔台を目標に掲げて、はや20年なのですが・・・。20年だめでも、21年目にはできると信じ、あきらめずに減量がんばるぞー。

 現在、ペースをつかみかけている資格勉強をはじめ、何事も「あきらめたら終わり」と、改めて心に言い聞かせる45歳です。ブレずにあきらめずに努力を続けていれば、人生はきっと自分のものになる! 美しい秋の朝日に力をもらったところで、今日はこれにて。


台風去り 里帰り

2018年10月08日 | 10郎

 3連休を利用して、妻方の実家がある名護に帰省してきました。旧盆に仕事のため行けていなかったからです。高速道路から見る青空はやっと秋模様。 朝夕はクーラーをつけなくても過ごせるようになってきました。夏男8郎としては寂しい限りですが、年齢のせいか、多少ほっとした感もあります。今年の夏は特に暑かった!

 じいじ、ばあばとは宜野座村の「すば家 赤がーら」で待ち合わせ。初めて利用したのですが、立派な店構えです。どうやら住居も兼ねているようです。

 出迎えたオーナーに5人だと告げると、二階の個室に案内されました。オーナーさんは往年の名俳優ファンファン大佐こと岡田真澄さんを彷彿とさせるガタイのいい初老の男性。一階にはアコースティックギターが飾られているところを見るとロックおやじなのかもしれません。「いただきます」の直前まで8郎の肩に乗っていた10郎を「お父さんの上に乗ったらだめじゃないか!」と本気モードで怒るなどロック魂を見せてくれました(笑)。でも、なぜ急に怒る!?

 備え付けの双眼鏡をのぞき込む愛息。南方面となるうるま市の伊計島、宮城島が見えました。

 道に迷って遅れているじいじ、ばあばを待つ間、ひまなので父相手にカードゲームを強制する10郎。強いカードを先に自分で確保したうえで、父には残り物から「すきなものをえらんでいいよ」と余裕を見せる詐欺師ぶりを発揮します。

 悪者になろうと頑張って垂れ目を吊り上げます。しかし、君が考え抜いた作戦すべてが見抜かれているぞ(笑)

 じいじ、ばあばも到着してようやくランチ。8郎が注文したソーキそば(大、700円)です。とてもおいしゅうございました。ご覧の通り、麺が見えないほどソーキと三枚肉が乗せられ、さらには最近沖縄そば盛り付けのスタメンから外れつつある卵焼きまであるではないですか。肉、だし含めてロックおやじの腕は本物でした。麺は名護そばを使っているのだとか。 みなさんもぜひ。ただし、いただきますの前には子供を肩から降ろしてください(笑)。

 ロックおやじは、去り際に10郎に足し算のクイズを出すなどフレンドリーさを強調。ただし最後には「ちゃんと扉は閉めなさい」というなど、単にしつけに厳しい人なのかもしれません(笑)。機会があれば、また来たいと思います。

 

  せっかく宜野座村まで来たのだからと、最近オープンした道の駅ぎのざに足を延ばしました。巨大な遊具が設置されており、多くの家族連れでにぎわっていました。 

  施設の2階からは国道329号が見えました。2000年の九州・沖縄サミットでイタリアとの交流を記念して設置された「真実の口」のレプリカがありました。数年前とは違う場所にあったので、施設内で移設された様子。

  宜野座村で春季キャンプを行う阪神タイガース記念館も。無料かつ撮影オーケーです。

 施設1階には本来水遊び場が稼働しているようですが、先日の台風24・25号で被災し、利用禁止となっていました。

 でも隣には天然の水遊び場が。こっちの方が断然いいよね。10郎も足を冷やしました。でも中央部分は急に深くなっているので子供だけ遊ばせるのは危険です。

 お次は漢那ダムへ移動。展望台からダムを見ると、台風の影響でオーバーフローしていました。ところで、展望台駐車場には、いまどき無線機のアンテナをつけた黒い車に怪しい男性が一人で乗っていました。地元の無線アマチュア集団の一人かもしれませんし、そもそも悪い人ではないかもしれませんが、傍目はどうみても不審者です。8郎が警察官なら絶対に職務質問いたします。子どもだけではどこも行かせられない世の中になってきましたね。昔からそうかもしれませんが。

 

 放水口の真上は車でも行くことができます。上から見るとこの迫力。こればかりは台風の恵みといえましょう。

  同ダムには広い公園もあり、そこでじいじとキャッチボール。いい思い出になるね。御年80近いじいじも腰痛にもかかわらず、初孫の投げるボールを受けてくれました。8郎は自分の祖父との楽しい思い出なんか一つもありませんなー。10郎、じいじに感謝しなよ!

 いざ、名護市へ。いつもと違い夕暮れ時になったので、おなじみの道もいつもと違った表情を見せてくれました。

 バッティングセンターで一汗流したあと、里帰りのディナーは、豪勢にもしゃぶしゃぶ! このほど、職場での契約形態がワンランクアップした妻を祝って、じいじばあばがおごってくれたのです。派遣社員として7,8年間頑張ってきた妻の地道な努力が評価されたのです。右肩下がりの会社に勤める夫も心強く思いました(笑)

 その日は午後10時には寝て、朝8時に起きるなど、体力の衰えを感じた8郎です。10郎との1時間に及ぶ野球の練習が原因です。まだまだ体力をつけなければ!

 さて、翌日は、数年ぶりに瀬底島へ足を延ばすことに。途中、名護市の安和当たりの海岸で休憩。秋晴れの名護湾が美しいっす。10郎が生まれたばかりのころ(8郎も名護勤務でした)も、たまに来ましたね。釣りを楽しんでいる人がたくさんおり、大きなゴマモンガラ、オジサンなどを釣り上げていました。ちょうどブロックの穴がバケツ代わりになっていて、釣れた魚を入れているので、通りすがりでも釣果を見ることができるのです。

 台風の被害があちらこちらに。相当の暴風、高波だったのがうかがえます。

 

 そんな中でも一羽のチョウがしっかりと生き抜いていました。枯れ枝についた塩分でも摂取しているのでしょうか。

  10分ほどまったりし、夏の終わりと秋の訪れを感じました。

 そうそう、この一帯の山は沖縄一の採石場なのですが、普天間飛行場の辺野古移設工事で使われているのか、一気に削られていました。ふるさとの形が変わるのは悲しいっす。

  ランチは数年ぶりに本部町瀬底島の「FUU CAFE」へ。店のスタッフさんによると、海に近いだけにやはり台風被害を受けたそうです。自慢の庭の草木も塩枯れしていました。下写真は8郎注文の「ハンバーグ」(1500円)。おいしかったのですが、肉が少なくて高値(たかあたい)した気がしました。女性観光客向けですね。じいじが頼んだ、エビたっぷりのシークヮーサーソースのパスタ(1200円程度)の方がおいしそうでした。

 ランチを済ませたあとは、島の奥まで軽くドライブ見学。奥地の方には移住組のペンション群なのでしょうか、多少荒廃した感のあるコミュニティがありました。20数年前の第一次移住ブームの方々なのでしょうか。時の流れはいろんなものを変えていきます。

 ランチ後は、10郎をジャスコに連れて行き、ドラゴンボールのゲームでエネルギーを発散させます。じいじ、ばあばともお別れです。お世話になりました。

  いつも初孫をうれしそうに迎えてくれるじいじ、ばあばに感謝です。ふるさとの風景とともに、10郎の心にいつまでも美しい思い出として残ってくれるでしょう。

 以上、台風の爪痕が残る、秋の里帰り報告でした。


台風パラディーゾ 第二章

2018年10月06日 | 10郎

 台風24号(チャーミー)が過ぎたかと思えば、25号(コンレイ)がやってきました。ということで、またも台風時のわが家のお話です。

 とはいえ、24号から25号までの間は、この晴れっぷりでした。ちょっと太陽が優しくなっているような気がします。

 うつくすぃー。

 チャーミーと違って、コンレイは8郎家に初の停電(瞬間停電除く)をもたらしました。ほぼ1日間の停電でしたが、かなり不便を感じましたね。テレビはもちろん、クーラー、冷蔵庫など三種の神器も機能停止。「やはり人類史上最大の発明はインターネットでもAIでもなく、電気だね」とうなずきあった庶民派夫婦です。灯りはキャンプで使うLEDランタンが役に立ちました。ということで、もちろんBD、DVD鑑賞もできません。

 子ども時代に懐中電灯を手にした誰もが一度はやった「おばけ」を見せる10郎。でも、垂れ目が逆効果なのか、全然怖くありませんなー(笑)

 テレビも見れないのですることがありません。かーかーがつくったおにぎりとミニUFOで腹を満たします(ガスは使えました)。電気のありがたさが分かったかな。

 あまりに暇なので父が昨年購入したサンレレ(沖縄三線とウクレレをミックスした楽器)をさわります。父は一年たっても「てぃんさぐぬ花」しか弾けません! いまやただのインテリアです。もっと触ろう。

 しまいには、布団の上で、彼の将来の夢の一つでもある「YOU TUBER」の練習を始めました。カメラを動画設定にし、レンズの向こうの架空の視聴者を相手に、カードゲームの説明をします。真剣です。誰か知りませんが本物のYOU TUBERのまねをしているのがすぐわかるほど、いつものイントネーションとは違います(笑)。途中で、くしゃみをしてしまい、カメラの向こうの(架空の)視聴者に一言「すいません」と軽く謝っていたのには妻と大爆笑でした。まだネット配信されてませんから! あんた、最高だね!

 家族3人、身を寄せ合って過ごした台風パラディーゾその後でした。

 台風明けには、沖縄にも多少の秋の気配がやってくるのでしょうか。今日はこれにて。