沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

さよなら2018年

2018年12月31日 | 年末年始

 2018年が終わろうとしています。皆さんにとって、どういう年でしたか。

 下写真は今年7月に訪れた西表島バラス島の海です。

 世相を振り返ると、オウム真理教の教祖麻原彰晃らの死刑が執行されたのは印象的でした。死刑にすることで事件究明の手段が永遠に失われたともいえます。なぜあのような集団が平成の世で拡大したのか、分からないまま、新しい時代を迎えることになるのは世の中にとっていいことではありません。森友・加計学園問題が象徴的な安部政権の国民不在の政治はさらに深刻化しています。投票率の低さゆえにやりたい放題が放置されています。台風、豪雨、地震、豪雪など自然災害が顕著だった一年でもありました。どんなにテクノロジーが発達しても天災に立ち向かうすべを人類は得ていないのですね。沖縄の基地問題でいうと、米軍普天間飛行場の移設のために名護市辺野古の海浜に土砂が投入されました。粗暴な海兵隊の沖縄からの撤退が叶わなかったのは非常に残念なことですが、同時に、ある偽りの現象が終わりを告げ、真実の姿が見えてくる、とも考えています。

 芸能界では、沖縄が生んだスーパーアイドル安室奈美恵さんが25年の歌手生活に区切りをつけ引退しました。引退関連イベントは歴史に残るものとなりました。安室フィーバーの立役者小室哲哉さんも引退しました。バブルとともに輝いた一つの時代が終わりました。8郎自身の年齢も関係あるでしょうが、もう心動かされる新曲に出会うことはないだろうという寂しい気持ちがありますね。これからは作曲もAIが手掛けるような気がします。さらば、音楽黄金時代の昭和、平成。

 スポーツ界はさらに話題が豊富でした。シアトルマリナーズのイチロー選手が事実上の引退表明をしました。アメリカで記録を塗り替えた姿やWBCでの活躍は超かっこよかった。同い年であるだけに寂しい限りです。しかし、一方でエンジェルスの大谷翔平選手が二刀流の大活躍で新人王を取りました。新しい時代はすでに始まっているのです。サッカーW杯ロシア大会で日本代表は16強進出。評価が分かれるところですが、個人的には圧倒的な体格不利の状況でよく頑張ったと考えています。いろんなドラマを見せてくれましたし。ピョンチャン五輪ではなんといっても小平奈緒選手の金メダルと名言に心打たれました。県勢でいうと、プロ野球で西武ライオンズの山川穂高選手が県勢初の本塁打王&MVPに輝きました。芸能・スポーツで沖縄は本土にコンプレックスを感じることもない時代です。「本土に追いつき追い越せ」の精神時代とは隔世の感がありますね。

 ほかに大相撲やラグビー、レスリングでのパワハラ騒動がありました。貴乃花親方の一連の虚言騒動なども含めて、うそで固めた虚構の世界がついに限界を迎えた感もありました。どんどん壊して、新しい時代をスタートしてほしいものです。

 とにもかくにも、2018年は、バブルに象徴される平成のまさに終焉といえる年でした。45年生きてきた中で、日本という国の限界が露呈した1年だったと感じました。

 

 8郎はというと、4年目となる現部署をなんとか無事に乗り切りました。きったねー人事権者が豪奢な役員室でネチネチ考える人事には全く期待していません(情報筋によれば年末の風物詩となったいやがらせ人事が着々と進行中だとか)。ただ、どこにいようと、自らで掲げた50歳までの目標は達成しなければなりません。あの時のかっこよくない地味な頑張りが、今の自分を支えているんだと、いつか胸を張れるように。なにより、息子にその姿を見せておきたいからです。それが今年できたかと振り返ると、反省多き一年ですがね。

 妻は日頃の努力が認められ、雇用形態がワンランクアップ。仕事に、育児に毎日頑張っています。ただ、もっと運動をしてほしいというのが夫の希望です。愛息は空手、水泳、勉強と彼なりに頑張っています。まだまだ緊張感が足りませんが…。家族3人とも、穏やかに地道に日々を邁進した一年だったといえますね。周囲の方々に感謝です。

 

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 さて、Xmasイブのお話です。信じられないことに(笑)いまだにサンタの存在を信じている愛息10郎のために「今年までは夢を続けさせてあげよう」ということで、8郎夫妻もそれなりに仕込みましたよ。

 この時期にだけ突如、品行方正になる10郎が、サンタさんとトナカイさんのためにお供えものをしていたテーブルには、待ち望んでいたバディファイトのカードセットがありました。よかったね! 平和な世の中に感謝して、いっぱい勉強しろよ!

 さて、8郎も一年最大の繁忙期を終え、無事に仕事納めをすることができたので、家族3人で今年初めての焼き肉点へ。3人でもりもり食べました。特に妻が一番食べていたような気がします(笑)運動しろよ!

 愛息との年越しの過ごし方を考えていたところ、買っちゃいました。懐かしの野球盤です。妻によると4900円がさらに2000円引きだったとか。在庫処理ですね。

 場外ホームランを2本打ちながら、父に逆転負けを喫した10郎です。でも面白かったね。たまにやろうな。

 野球盤に飽きた(早!)あとは公園でリアルにキャッチボール。やはり野球は「野」でやるものですね。投球、キャッチングに成長を見せる愛息です。父の「野球回帰大作戦」にまんまとはまる愛息です。

 ということで、愛息を中心に、だらだらと書いてきた2018年の当ブログもこれにて書き納めとなります。お世話になった方々へ感謝申し上げます。闘病中のどぅしぐわぁもいます。エールを送るとともに、45歳のおじさんになって、つくづく健康第一だと実感する次第です。40代以上のブログチェッカーのみなさんには(笑)お体をご自愛くださいますようお願いいたします。

 まだ8歳の愛息は、紅白歌合戦の「USA」で踊りまくり、元気いっぱいです!

 それでは、みなさん、それぞれのよいお年をお迎えください! 


イフなきイブ

2018年12月24日 | 家族、親戚

 今日はクリスマスイブです。世界中のこどもたちが生まれてきたことを歓迎してもらえたと感じる夜になってほしいものです。庶民派サラリーマンでしかない8郎には悲しいことに願うことしかできませんが。

 先日我が家で開催した「いとこXmas&忘年会」の模様をお伝えします。8郎にとってはかわいい姪っ子甥っ子たちです。

 ともに、サッカー部で頑張っている中2のたいちんと来年中学生になるNAOTA。10郎がいつも一人寂しく行ってる畳間サッカーの相手をしてくれました。NAOTAは市選抜にも選ばれるなどハイスペックに成長中。10郎も大いに刺激をうけたようでした。完全に遊ばれていたけど(笑)楽しそうだったね。

 ところで、たいちんは席次が学年で1番になったとか! 塾にも行かず、本当に偉い! 1番と2番では大きな違いだよ。どう頑張っても2番しか取れなかったおじさんが言うのだから本当だ(中1の時に、こんだけやったんだから絶対俺が一番だと臨んだ試験で唯一負けた女の子がいました。8郎とは違ってエリート塾に通っていたヤマトゥーだったけどね。でもこれだけの量でも勝てない相手を心の底からすごいと思いました)。たいちんの地道な努力が実ったね。その努力はきっと君を助けてくれるから、続けてほしい。たいちんの努力を少しでも称えようと、希望のベルギー代表司令塔デブルイネのユニフォームをアマゾンで買ってあげました。

 10郎は、たいちんにーにーにアルファベットを書いてもらい、お得意のビニール袋ユニフォームを完成させました!

 高校生活1年目を頑張っているひまりんと、来年小学生になるYUNAちゃんも愛嬌いっぱい元気いっぱいで、とても楽しい一夜となりました。来年もまた来てくれるかなー。

 

 ところで、以上のようにサッカーにハマりつつある愛息です。

 野球をやってもらいたいのは、あくまで父の希望。本人がサッカーがやりたいというなら、反対はしないでおこうと決めています。8郎には青春時代に何ひとつ好きなことをやらせてもらえなかった悔しい記憶があるので、自分の思想信条だけで息子の「やってみたい」という気持ちをすべてつぶす、そういう父親にだけは絶対になりたくないと思っているからです。自分の息子に「もし野球をやることができていたなら・・・」などと思わせたくないのです。

 もちろんサッカーも素晴らしいスポーツです。幼少期の男の子にとって確かにサッカーのほうが見ててかっこいいし、ボール1つあれば、という絶対的な誘発材料があります。さらに、今後のグローバル時代を考えると、サッカーのほうが世界共通なのは間違いありません。未来を生きる息子の選択には「時代」の流れも考慮しなければなりません。

 下写真は10郎が新聞紙を大量に丸めてつくったサッカーボールです。

 でも、息子の思考や身体能力を冷静に見ていると、サッカーより野球に向いていると思うのです(ていうか、サッカー向いてない?)。何よりも第一に、父8郎が野球(草野球ですが)から学んだ大切なこと(絶対にサッカーでは学べない!)を、親として息子に伝えなくていいのかという迷いもあります。8郎は子育ては結果論だと考えています。「もし」「たられば」を振り返っても意味がありません。こどもにも失礼です。野球か、サッカーか。どっちでもいいことなのですが(笑)、永遠の野球少年としては息子の選択が気になる2019年となります。

  8郎が所属する草野球チーム「ダン〇ンズ」の初期のユニフォームを着た愛息。日本シリーズで脅威の6連続盗塁阻止を決めMVPに輝いた「甲斐キャノン」を真似た「ジュウキャノン」だそうです。紙を丸めたボールと紙皿のミットです。親の欲目かもしれませんが野球ユニフォームが断然似合っていると思うのですがね!

 仕事も勉強も、手を休めてキャッチボールに誘ってみようかな。

 

                        

 

 さて、ブログチェッカーの皆さんには不評のカテゴリー“資格試験”です。個人的備忘録として書かせてください(謝)。去年の今頃スタートとした勉強ですが、このたび、通算時間がやっと500時間を超えました。計画より200時間も少ないことになります。情けないばかりです(泣)。ただ、内容に関して手ごたえは徐々に感じつつあり、1次試験に関しては、絶対に受からない試験ではない、という実感を得つつあります。来年はともかく、2020年に全7科目合格は非現実的なことではない、とも感じています。まぁ、その後の2次試験がさらにハードなのですが・・・。ともかく「もし、あの時1時間でも机に向かっていれば・・・」と後悔することのないよう頑張ります。来年は46歳。後悔する時間すら残っていないぜっと自分に言い聞かせながら。

 さて、これから。我が家のイブパーティー。毎年この夜が近づくと、突然、品行方正になる息子が面白くてなりません(何を企んでいる!)

 今日はこれにて。


誘う師走

2018年12月16日 | どぅしぐわぁ

 2018年もついに師走に突入しました。早いものですね。

 本題に入る前に、なんだかチムワサワサーする空模様の一枚から。この写真は、名護市辺野古の海に土砂が投入された12月14日朝に浦添市の自宅テラスから、本島西向けに撮影しました。知事選の民意を無視し、建設を強行する日本政府(まさにクサレナイチャーの象徴。汚い言葉ですがこれ以外に表現のしようがありません)に対する沖縄の歴史的な怒りを表したかのような色でした(夕焼けモードで撮影)。数年に一度の赤さでしたね。

 8郎は辺野古移設に関して「基地負担増」を理由にこぶしを振り上げるつもりはありません。よもや「美ら海を守れなかった」「ジュゴンを守れなかった」などと涙を流すつもりなど全くありません。街のど真ん中から海岸への移設です。辺野古の反対側の那覇沖合では那覇空港第2滑走路建設ですでに大量の砂が投入され、希少生物が死んでいます。そもそもが、日米安保という国際同盟の下だからこそ、70年以上も他国の攻撃を受けなかった、右翼による軍事政権への逆走が実現しなかった(米軍が撤退した瞬間、日本軍は復活するでしょう)、と考えています。日本国民が歴史上一度でも自らので民主主義を勝ち取ったことがあるでしょうか。「平和、平等」をうたうだけで、それが実現するなんて夢物語だと人類の凄惨な歴史が教えてくれます。戦後73年は、世界史上でも稀有の、まさに奇跡のような時間だったことでしょう。しかし、そう考えている8郎でさえも、辺野古移設をはじめ日本政府の沖縄に対する目線は、クサレナイチャーの本性を見るようで怒りがこみあげてくるのを抑えることはできません。

 そもそも、ほぼウチナンチュだけに被害をもたらしている日米地位協定を早く改定せい!

 

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 そんな堅苦しい政治的な話はさておき、庶民派サラリーマン日記ののどかな本題にはいります。 

 まずは、ひさびさに、おいしゅうございましたシリーズ。浦添のパイプライン通りにあるラーメン屋「一光」です。近くで妻の職場の忘年会があったので、妻が同伴していた10郎を迎えにいった帰り、美味しそうなにおいに誘われるように入店しました。注文してびっくり! メガ盛り系でした。左下のチャーハンの器が普通かつ丼で使うくらいのサイズです。

 メニューに子供用がなかったのですが、しょうゆラーメンが500円と低価格だったので、まぁいいかと頼んだところ、10郎にも同じサイズの器が。10郎が風呂として使えそうです。レンゲも巨大。

 お味はというと、ラーメンはまあまあですね(でもかなり良心的価格)。チャーハンは多少脂ぎっていましたが、古き懐かしき味、でした。8郎好みですね、ラーメンだけでなく、オムライスカレーなどもありました。また、家族で行きます。

  さて、その10郎ですが、小学校2年生なので、もはやサンタクロースの存在を信じていないと思いきや、先日自宅のXmasツリーにこのようなカードを発見しました!

 それだけでなく、似顔絵で思い切り愛嬌まで振りまき、「来てね!」とサンタさんを誘っていました。お礼のコーラも添えて。

  まだまだ純粋な心を持った息子に、心温まりました。父ちゃん母ちゃんがサンエーで買っていると、いつ気づくのかな。その時は親としては、さびしい気持ちになるのかなぁ。

 

  さて、今年も恒例のヤスーン忘年会を開くことができました。場所をセレクトする時間もなかったので、ツカピンの店に席を確保していただきました。ツカピンもカウンターに座っていて元気そうでした。

 会には、当会のリーダー各のTら~が入院中のため参加できず、いまひとつ盛り上がりに欠けました。でも、彼は最近ついに加入したLINEで適時、会に乱入。うれしかったです。一日も早い復活を願います。一番乗りの森ドゥ、亀さん、ポン先生、砂吉と、みんな元気そうでした。

 後半からは、お店の常連さん、Mさん、Tさんの女性二人も誘われるように、合流。ヤスーン会では珍しい“華”のある飲み会となりました。独身の砂吉がMさんを口説いていたことをネット上で報告いたします(笑) 冗談ですが、とても楽し気に会話が弾んでいました。砂吉はかなり酔ってたから覚えてないだろうね~。下はお店のおかみさんMさんに撮ってもらった記念写真(ポン先生のLINEより無断DL!)

 打ち上げは午前1時を過ぎたので、帰宅するはずが、誘われるように近くのBARで2次会。ポン先生と砂吉が付き合ってくれました。1杯だけ。何を話したか、どうやって帰ったのかも覚えていません。翌朝、部屋の机の上にあったカップラーメンの空いた容器に「本当に自分が買って完食したのか」と驚くばかりでした(ついにボケてきた?)。深夜、コンビニの灯りに誘われるように入った、酔っ払いおじさんがいたのでしょう。

 でも、みんな、楽しかった。ありがとう! ヤスーンも喜んでいただろう。これでみんなも2018年のみそぎとなったかな。

 

 ところで、その酒席でロックマニアの亀さんがつばを飛ばしながら絶賛していたのが、今話題の映画『ボヘミアン・ラプソディー』です。亀さんはすでに数回リピートしているのだとか。「で~じおもしろい。クイーンを知らなくても楽しめる。観たら感動のあまり、俺にお金を渡したくなるはずよ」とまで豪語するので、8郎、仕事帰りに、おそらく人生で初か、2度目となる一人映画を敢行してまいりました(妻を誘ったのですが、もちろん10郎のお迎え等があるので無理でした)。

 感想はというと、歴史に残る映画、とまでは言えませんが、間違いなく傑作です。特に“伝説のステージ”こと「ライブ・エイド」に至るまでの怒涛の展開は、クイーンの音楽の迫力もあって、圧倒的で、人種を超えて胸に来るものがあります。館内のあちこちで号泣する声も聞こえました。8郎より年上のおっさんも泣いていました。クイーンのリードボーカルであり映画の主人公のフレディ・マーキュリー(役者ラミ・マレック)が、伝説のステージを前に、自らが余命間もないエイズ患者であり、同性愛者であることを家族に打ち明けたところ、厳格だった父に抱きしめられるシーンでは、さすがの冷徹批評家8郎も涙を誘われました(脚色あるとは思いますが)。亀さんにお金を払う必要はありませんが(笑)、ご鑑賞をお勧めします! 

 ただし、何を隠そう異性愛者である8郎にとって、数回登場する、同性愛者の方々の「誘い、誘われる」場面はかなり苦痛でした。ひげとひげがキスをするなんてっていう~(LGBTの方すいません! でもそう感じるのも8郎の自由ですよね)

 亀さん、熱い推薦、ありがとね~。

 

 さて、これから、姪っ子甥っ子たちをお誘いして、Xmas&忘年パーティーを我が家で開くので、今日はこれにて。