沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

さよなら2020年

2020年12月31日 | 年末年始

 新型コロナウイルスに翻弄された2020年ももうすぐ終わります。みなさんにとってどのような一年でしたか。下写真は外出自粛要請真っただ中の今年5月にバスから撮影した国際通りです。朝とは言え、ゴーストタウンのような国際通りを初めて見ました。

 歴史の教科書でしか見ることのなかったパンデミック(感染症の世界的大流行)をリアルに体感した一年でした。戦争以外の理由でオリンピックが延期になるなんて誰が想像したでしょうか。オリンピックにならい、春夏の甲子園、沖縄で言うとNAHAマラソンまで各種大型イベントが中止になりました。プロ野球などのプロスポーツもシーズンを短縮するなどしました。前例のない光景を何度も目の当たりにしました。医療関係者の皆さんには頭の下がる思いです。

 国内政治では首相が交代しました。しかし、安倍氏から菅氏へのバトンタッチは、人事権掌握だけに〝全集中〟する政権の単なる継承のように見え、何ら期待はできそうにありません。コロナ対策に至っては献金元への配慮と忖度官僚のパフォーマンス政策だけを重用し、感染拡大を広げる一方です。悲しいことに、うちの会社もまんまこんな感じです。コロナウイルスの拡大ではありません、イエスマンウイルスの拡大です。

 国外アメリカではトランプ大統領を破り、バイデン氏の就任が確実になりました。しかし、40%を超える支持者がトランプ氏に投票していたという事実は、アメリカで表面化し始めた白人至上主義を浮き彫りにするトピックでしたね。こわい、こわい。

 世界経済もリーマンショック以上の不況に直面しました。県内でも旅行会社の大型リストラも行われました。新聞によると正社員の解雇が増えたようです。飲み屋街では閉店が目出ちました。景気持ち直しの傾向だとメディアは報じていますが、経済はそんな簡単に復活するものではないと8郎は考えています。お金の流れがいったん止まった事実は、資金力のない企業や個人には、ボディーブローとなって効いてくるでしょう。国債900兆円という天文学的な借金返済を子孫に押し付けて(経済学的には異説あり)まで、キャッシュを生みまくっているこの国もきっとそうなると思っています。愛息10郎たち世代に、いい世の中を残してあげられるのか、情けないことに自信がありません。

 サラリーマンとして生き、ニュースを見ている限り、暗い話にしか出会いませんね。

 

 そんな8郎の一年を振り返ります。

 昨年末から、なんだか心をザワザワさせていたカンが的中した🎯一年でした。

 今年の冒頭に「いいことか悪いことか分からないが、なにかある2020年」という趣旨の記事を書きました。予言的中、というには語弊があるでしょうが、コロナがパンデミックを起こし、世界中で多くの死者を出し、わたしたちの生活を一変させました。つまりカンは悪い方向で当たったのです。そのほかにも恥ずかしながら、わが会社でも〝創業以来〟とされた不祥事が発生しました。会社中が上へ下への大騒ぎとなり、コロナ不況と合わせて「このまま倒産するのではないか」と心底焦りましたよ(笑)。まさに人生で2度とないだろうというクラスの想定外の出来事でした。

 この2つだけでも、8郎のカンは当たったといえるのではないでしょうか。具体的に何がどう起こるのか? まで当てないと予言的中と言えないのは承知ですが、ただ、個人的に10年に1度くらい訪れるこのザワザワ感は、なんらかの資質?だと思っています。残り少ない人生でも、またこのザワザワ感が訪れるときは、気を引き締めようと思います。その時まで当ブログが続いていたら、みなさんにもお伝えしますね。「今年はなんかあるぞ! それがなにかは分からないが、とにかく気をつけろ」と。(いらない? 笑)

 本音を言うと、そのザワザワ感がいい意味でカタチとなって「中小企業診断士1次試験突破」に結びつくことを期待していたのです。それは、当ブログでご報告してきた通り、残念ながら外れました。こればかりは、事前に模試等で実力不足を思い知らされていたので、素直に受け止めることができましたが・・・。運に頼らずひたすら努力せよ、という試験の神様からのアドバイスでしょうね。そもそも期待という言葉を使っている時点で8郎の負けですから。来年の7月は「やるべきことはやった。もう2次試験対策に着手する」と言い切って試験に臨みます。

 ところで、もし「悪い意味」でカンが当たるとすると、近しい人に不幸が起こるのでは、という最悪の事態を想定していました。幸運なころに、それはありませんでした。心底ほっとしています。そう考えると、カンはいい意味で外れたとも言えるのです。ものは考えようですね。

 スピリチュアル感満載のザワザワ感の話はここまでです(笑)。その他を振り返ります。

 

 今年の頭から、当ブログに登場する愛息10郎にモザイクをかけました。その分、当ブログの存在意義が低下したことは否めません。しかし、プライバシー保護の観点からやらざるを得なかった措置でした。そういう世知辛い世の中になってしまったので仕方ありません。今後も継続します。

 その愛息はうれしいことに野球にハマっています。4年生ながら代表メンバーに名を連ね、打球の速さはすでにほとんどの先輩たちを超えています(早くネット越えホームランが見たいな~)。投げるボールの速さでもナンバーワンになるのは時間の問題だと思っています(あとは制球力とスタミナだね)。5年生になる2021年はエースで4番を狙います! 下写真は今年最後の公式大会での一枚。強烈なファーストライナーに終わったシーンですが、「ボールは叩くのではない。バットの芯で粉砕するんだ」という父の教え通りに歯を食いしばった鬼のような形相でボールに向かっていました。努力を重ねれば、きっといいホームランバッターになるよ!

 ザワザワ感(また出た)が見事に外れた中小企業診断士1次試験ですが、今年も試験後から今日までに計画通りの量を積み上げることはできませんでした。合計588時間と1年あたりでの過去最高を記録しましたが、その6割は直前3カ月で積み上げたもの。試験後の積み重ねはというと情けない限りです。学童野球への参加が一番の原因ですが、8郎の危機感不足もありますね。不穏な世の中を直視して、そこから生まれる不安をエネルギーに変えてでも、勉強机に向かいたいと思います。下写真は朝のバス通勤時に読む要点テキスト。20分は使えます(眠気との戦いですが)。ただし、この細切れ時間の細々とした積み重ねより、やはり土日をまるまるドカンと充てたほうが、間違いなく合格ラインに近づくでしょう。

 いちどぅしヤスーンが天に召されてから12年の年月がたっていました。あっという間の12年でした。その間、天国のヤスーンを無理やり下界に呼び戻す形で仲間たちは集まっていましたが、その形にも潮時が訪れたのです。胸に空いた穴が埋まることはありませんが、始まりがあれば終わりも必ずあることを受け止めなければなりません。先日の忘年会で、ヤスーンをやっと天国に送り出してあげることができました。死してなお、仲間たちに楽しい時間を与えてくれたいちどぅしに心の底から感謝です。

 そんな激動の、そして47年の人生でも間違いなく記憶として残る2020年がそろそろ終わります。不安に苛まれた一年だったからこそ、家族3人で肩寄せ合って過ごせる幸せを噛みしめながら年を越そうと思います。

 なにかあった2020年。いろいろ考えさせられ、勉強になった1年でした。その糧を自分のものにできるかどうかは来年答えが出ることでしょう。

 ブログチェッカーのみなさん、今年も大変お世話になりました。

 くれぐれもコロナにはお気を付けください。

 よいお年を!

 

【追記】大晦日の8郎家の様子を記録しておきます。

 妻が職場で割引チケットをもらっていたので、浦添市内のA&Wへ。おそらく7年ぶり。この外観、SNS映えしますね~。沖縄生まれのファーストフードとしてJefさん同様、頑張ってほしいものです。

 店内から撮影。今年2月で10年目(満9年)を迎える愛車エクストレイルを眺めることができました。2012年感動の納車から9年かぁ。時の流れは早い。走行距離は7万㌔弱。まだまだ健在です! 君の後任なんて考えられないぜ。これからも8郎家をよろしく。

 8郎はベーコンチーズバーガーを注文。もちろん、お代わり自由のルートビアも添えて。

 10郎も人生初のルートビアに挑戦。「チョコが入ってるみたい」との感想。薬の味がする、とはよく聞きますが(笑)。父ちゃんが幼かったころは、憧れの飲み物だったんだよ。

 その後、投げ納め(釣りでなくキャッチボールですよ)をしてこようと宜野湾市民公園に足を運んだのですが、冷たい風雨に50球程度で退散しました。

 

 年越しは家キャンプにしました、と言っても、テント代わりのサンシェードを建てることなく、リビングからソファを撤去し、そこに布団やマットを敷いてぐうたら寝そべるだけの計画です。それだけでも非日常の感じが出ますので。下写真はソファを置いた方の畳み間でアイパッドを見る10郎。意味ないあらに!

 少しでもアウトドア感を出そうと8郎は今年3度目となる、メスティンでの牡蠣飯に挑戦しました。前2回の反省である①味が薄かった、②米が芯まで炊けていなかった、を克服したかったからです。缶詰の牡蠣も従来より小さめのものを選びました。

 しょう油をかなり多めに入れ(おそらく大さじ5杯ほど)、砂糖も初めて投入(これまた大さじ3杯ほど)しました。加熱は固形燃料1個で20分ほどです。ほかの具材はしいたけとニンジンだけです。

 まだ在庫がある固形燃料を使用。

 ふたの重りにはダイビング時のおもりを使用。これ使ったのほぼ10年ぶり! 目的外ですが(笑)

 完成~。味はそれなりに仕上がっていましたよ!(喜)。おいしかったです。長野行きの「あずさ5号」で食べた駅弁ほどではないですが、近づいていました(というより本部町の岸本食堂のジューシーに近かったかな)。

 ただ芯の固さが多少残っていたのが残念。蒸らし時間は取ったので加熱時間の問題だと思われます。固形燃料でなくコンロかバーナーで30分は熱しないといけないですね。でも今回、勉強しました。おいしいお店のおいしいメニューにはかなり砂糖が入っているのだということを!(笑)。牡蠣飯、8郎の鉄板メニューにします。次はさらにしょう油を入れるぞ。あずさ5号の駅弁の色に近づけるためには10杯くらい必要かもしれません(怖)

 そろそろ日が暮れるというころ、テラスで体操をさせていた10郎が虹を発見。

 短かい虹だったけど、よい年を越せました。家族ともコロナにかからず、健康に過ごせた一年でした。健康第一です。おいっちにー。

 以上です!


腹の脂肪をたべたい

2020年12月27日 | 読書

 意味不明のタイトルですいません。読書好きの方には、つまらないオヤジギャグだとすぐに分かったことでしょう(笑)。

 久々のカテゴリー「読書」です。以下の2冊です。

 まずは8郎が敬愛してやまない巨匠・松本清張の『鬼畜』(1957年刊)です。半世紀以上も前の作品ですが、今に通じる格差社会がもたらす悲劇を清張らしく、感情を込めず淡々と描いています。ファンでありながら、この有名作を読んでいなかった自分をちょっと恥じています。

 主人公である冴えない印刷会社の男性社長が、不倫によってできてしまった3人の子の養育を不倫相手から押し付けられることで悲劇が始まります。事情を知った妻が鬼のように変貌し、「この3人を棄ててきなさい(殺してもいい)」という指令を下すのです。末っ子は、妻が先手を打ち自然死を装って殺すのですが、長女と長男は主人公に課せられた任務となります。捨てられる、殺される直前まで、無邪気な子供たちがあまりにかわいそうです。自分の子をよくも、という感じもしますが、主人公の心に「不倫相手が別の男との間につくった3人で、俺の子ではないのでは?」と疑い始めたところから凶行は加速します。

 毒饅頭で殺そうとして、嫌がる長男の口に「おいしいから。さあ、お食べ」と無理やり突っ込もうして失敗、逆に長男に慰められて涙するシーンは、人間ってなんて哀れな生き物なんだと悲しくなります。もちろん清張はそのくだりすら淡々と描いています。それが逆に、悲しみ、恐ろしさを増長させるのです。映画は見ていませんが、ラストに関しては映画の方がうまくまとめているようです。

 ただただ、3人の子供たちが哀れでなりません。生き残った2人がその後犯罪に手を染めるような大人になってしまったとしても、社会は彼らを本当に責めることができるのでしょうか。そもそも、「鬼畜」である親すらを責めることができるのでしょうか。彼らを棄てた、あるいは殺めた親もそういう悲しい生い立ちを背負っているのではないでしょうか。それを無視して親だけに責任を擦り付ける道徳観がはびこる社会が、民主主義を標榜する資格はありません(もちろん親子間の感情は否定できません。自分を殺そうとした親を許せなんて誰にも言えませんので)。「鬼畜」というタイトルはこの親だけを指しているのではなくて、社会全体に投げかけたメッセージだと考えています。

 今、そういった社会の矛盾に対する怒りのエネルギーから小説を書いている作家ってどれだけいるのかなと思います。もちろんいるのでしょうが、これほど多くの国民に読ませる力量を併せ持った人はまずいないでしょうね。小説は多くの人に読まれなければ、ほとんど意味がありませんので。あらためて松本清張、偉大なり。

 

 お次は一転、心がピュアになる純愛小説『君の膵臓をたべたい』(住野よる著 2016年)です。300万部超のベストセラーであり、映画化もされたので内容を知っている方が多いとは思いますが、当ブログの読者の多くは中年以上だと思うので(笑)、日々の生活に心が荒みつつあるというおじさんたちにあえて読んでほしいと思います。個人的には、韓国映画の傑作『猟奇的な彼女』を見たときのような想定外の爽やかな感動に包まれました。

 膵臓(すいぞう)に難病を患い余命いくばくもない女子高生と、地味な男子高校生が心を通わすラブストーリーです。前半は、何度も文庫本を閉じようと思ったほど〝恋愛ごっこ〟が続くのですが、半分過ぎたあたりからは、「これは傑作かも」という雰囲気が行間ににじみ出てきます(笑)。クライマックスに至っては前半の恋愛ごっこがうそのようにスピーディーな展開を見せ、次々とあきらからになる女子高生の秘めていた思いに、涙が止まりません。もはや作者の用意した展開に身をまかせるしかないのです(笑)。主人公の女子高生は亡くなってしまうのですが、彼女の思いが叶った形でのエンディングは、美しいの一言です。

 自分のことだけしか考えない恋愛が美しいはずがありません。恋した相手を思う自己犠牲があるからこそ、恋愛は永遠に美しくあり続けるのです(今年の流行語大賞に推薦願います。あ、もう終わったか)。それを『君の膵臓がたべたい』という万感の思いを遺言として残した女子高生が教えてくれました。 

 男性主人公の描き方があまりに中性的で(ホテルで二人きりになっても性的行動のかけらもありません)、そこはマイナス要素なのですが、それくらい中性的な男子高校生じゃないと、この世界観は成り立たなかったのかもしれません。

 47歳のおっさんが言うのもなんですが、お・す・す・めです! 

 あと、やっぱり恋愛は若いときにするものだなと、痛感しました(笑) 

 

  ・  ・  ・  ・  ・

 

 久々のおいしゅうございましたシリーズです。と言ってもいずれも大衆向けの店です。

 COCO壱のロースカツカレーです。そのままでも美味しいのですが、当店自慢の芳醇ソースをかけるとさらにグレードが上がります。ぜひお試しください。間違いなく千㌔㌍を超えているのは分かっていますが、どうしても食べたくなって月に一度は足を運んでしまいますね~。

 お次は我が家の外食の定番「く●寿司」です。妻と10郎を待っている間、瓶ビールと貝3点セットで時間をつぶします。最高のつまみですね。

 でも当店、最近、品質が落ちてきてるな~と感じますね。メニューも減っていますよね。コスパがいいので多くを要求できないのは分かっているのですが。そろそろハチローならぬスシローに〝くら〟替えかなぁ・・・(中途半端にダジャレを交えるな)。

 そんなこんなで、11月からの減食で79㌔台を維持してきた8郎の体重が、またしても80㌔台に浮上! 引っ込みつつあった出っ腹もまた膨らみ始めています。何回繰り返すば~。新年は70㌔台で迎えるぞ~。

 さて、いろいろあった2020年。当ブログの更新は例年通り大晦日でラストの予定です。大したネタはありませんが、モノ好きな方はのぞいてみてください。酔っぱらって更新できなかったらすいません。

 今日はこれにて。


V祝うX’mas

2020年12月26日 | 家族、親戚

 8郎家毎年恒例のクリスマスパーティー兼忘年会を先日、宅8郎、いや8郎宅で開きました。8郎家の姪っ子甥っ子5人が勢ぞろいしてくれました。

 早速、記念撮影。毎年恒例だった右肩下がりの構図は、今年中学2年生になったNAOTA(右端)の成長ぶりが早すぎて(嬉)崩れてしまったため、あえてのV字型の並びとなりました。やっぱり成長期の男の子の伸び方は半端ないっすね。中央の最年少小学2年生YUNAちゃんがとてもかわいく見えます(笑)。8郎妹の幼少時にそっくりです。

 8郎の母校N高に今年入学したたいちん(左端)はすでに176㌢に到達したとか! 8郎おじさんもそのうち抜かれるな~、いや、ぜひ抜いてくれ! 二人の兄貴に挟まれた、今回のホスト役こと愛息10郎は照れながらもスリーショットの中央を飾ってくれました。クラスで一番大きいと自慢する10郎ですが、このときばかりは第2次成長期のいとこ兄2人に圧倒された様子でした(笑)。この3人を赤ん坊のころから見てきた47歳のオジサン8郎も感無量です。野郎ども、いつの時代も男は生まれてから死ぬまで常に戦いの場にいるんだぞ。それを忘れずに、たくましく生きていけよ~!

 しかし、今回の主役は元気いっぱいの野郎どもではありません。V字型の写真左から2番目の最年長ひまりんです。なんと、公立大学のM大学に合格したのです。高倍率のOA入試を見事勝ち抜いたのです。まさに(ビクトリー)を飾ってくれたのです。おめでとう~。8郎にとって初めての姪っ子のひまりんだけに、超うれしかったです。苦しい生活にも負けず、自らの努力、努力で勝ち取った栄冠です。涙腺の弱まっているおじさんは涙をこらえるのに必死でした。おめでとう! 名護の親戚の家に同居して車で通学するのだそう。おじさんもできる限りの支援をするからね。

 

 さて、話は2週間ばかり戻ります。愛息10郎に対するクリスマスプレゼントは、本人の希望でゲーム機プレイステーションにしました。もちろん、今年のトピックとなったプレステ5ではなく旧プレステ4です(笑)。最近発売開始されたプレステ5は抽選の上、早くても半年後の納品と言われたので、まず間に合いません。ということで、クリスマスの2週間前に旧型の購入を決断したのです。見てください、愛息のこの驚きの表情を。

 父も愛息と一緒にやってみたかったので、コントローラーを追加購入! プラス4千円の支出増となりました。生涯年収の下り坂が明確になった今年の年末だけに超厳し~! ちなみに試合はというと、40対5という記録的大敗どころか、完全試合まで達成されました(泣)。ファミスタ世代のボタン操作では現代っ子に勝てません。

 余談ですが、思い起こせば昨年まで愛息に対し、サンタが実在するむにーをしてきたのですが、今年は先述の事情もあり、「プレステ4も品切れする可能性があるから、お父さんがサンタに交渉して早めに持ってきてもらうようにするよ」と提案しました。サンタなんかいないということがバレることを覚悟したうえで。愛息は多少不思議そうな表情を見せましたが「いいよ」と即答。サンタがいるかどうかより、プレステが手に入るかどうかが大事だったんでしょうね(笑)。さすがにもう信じていないでしょう。子供が成長するたびに、親がやることが減っていきます。寂しいですね。

 

 おい、ちび助。耳にたこができるまで言ってやるが、お父さんはクリスマスプレゼントなんてもらったことないぞ。前にも書いたが、君と同じ年ごろのクリスマス、友達がみんな持っていたラジコンカーが欲しくて欲しくて、妹と一緒に神様に死ぬほど祈り、枕元に靴下を置いて眠ったが、朝起きて見ると何も入ってなかった。当然さ、給食費も払えないほどの極貧だった上に、借金を背負いスナック勤めの母の収入だけの母子家庭だったんだから。父ちゃんはあの時、神も仏も、そして親すらも信じないと心に決めたんだ。世の中にはあの時の父ちゃんと同じように、悲しいクリスマスを過ごした子供たちがいっぱいいることを覚えておいてほしい。そんな貧乏性の父ちゃんは、君に高級ゲーム機を買うことを迷ったが、もう時代が違うということと、野球をもっともっと好きになってくれたら、という二つの思いから買いました。バーチャルの世界でもリアルの世界でも、野球を思いっきり楽しんでほしい。

 

 47歳お得意の貧乏回想録はこの辺にしておきます・・・。

 

 近い親戚同士でクリスマスを楽しく迎えることは8郎の夢でした。その夢をかなえてくれている愛息と姪っ子甥っ子たちに、おじさんこそ感謝です。みんな、ありがとねー。

 

 さて、クリスマスと言えば、面白い光景を見たので最後に紹介します。

 10郎の希望でキャッチボールをしようと宜野湾市の公園に向かっている途中で、バイクに乗ったサンタクロースの集団に遭遇したのです。

 コロナで暗い話題ばかりのクリスマスに、ちょっとほのぼのとする光景でした。いつの世も、クリスマスは大人のためのものではなく、次世代を担うかわいい子供たちのためにあってほしいものです。

 

 2020年もあと1週間。うれしかったこと、悔しかったこと、いろいろありますが、残りの日々も一日一日、一生懸命過ごせたらなと思います。8郎家の大晦日の予定はまだ固まっておりません。コロナが拡大する中なので、今年3回目の家キャンにでも挑戦しようかと考えております。

 当ブログの今年の更新はあと2回を予定しております。1回かもしれませんし、3回になるかもしれません。てーげー主義でいきますよ~。おひまな方はのぞいてみてくださいね。今日はこれにて。


12年目の「終わり」

2020年12月15日 | どぅしぐわぁ

 2008年に亡くなったいちどぅし(親友)ヤスーンを慕う仲間たちが12年間毎年続けてきた供養を兼ねた忘年会を先日、終えてきました。

 残念ながら2人が欠席となりました。森ドゥ、亀さん、ポン先生が参加してくれました(もちろん皆マスク着用です)。最後は絶対「7人勢ぞろい」を期待していた幹事としてはとても寂しい限りです。幹事の求心力のなさもあるでしょうが、これも12年という時が流れた証。誰だって逆らうことはできません。

 もちろん、たとえ4人でも、心優しいヤスーンは喜んでくれたことでしょう。きっとね。

 1次会はちょっと高めの居酒屋。日本酒、焼酎、ビールが飲み放題だったので、まんちゃー酔いしてしまいました。その日は朝7時から愛息10郎の野球大会の設営等で体力を消耗していた47歳だけに酔いが回るの早かったっす。

 写真は2次会。亀さん御用達のミュージックBARです。みんな、すっかりおじさんですが心はN高生のままでした。6時間超、何を話したかも覚えてませんが、ただ普通に楽しいひとときでした。どぅしぐわぁと久しぶりに飲む酒はうまいに決まってるって! な、ヤスーン。

 まるで鑑定人のようにレコードを丹念にチェックする亀さんを横からパチリ。いいお店に案内してくれてありがとう。このおじさんほど、ヤスーン会を縁の下から支えてくれた人はいない、と今さらながら感謝しています。その感謝の気持ちを動画に託したつもりです(ふざけすぎたかも。でも怒らんで~)。みんなに愛されているよ、亀さん。でも、楽しいからと言って、あまり飲みすぎないように! そのうちぼったくられるよ(笑)

 楽しかった宴もさすがに午前1時過ぎに解散。しどろもどろの亀さんをタクシ―に乗せ、日本酒に負けたポン先生、家路が一番遠い森ドゥに別れを告げると8郎は一人、行きつけのBARで3次会へ。なぜか一人で打ち上げたかったからです。4人でとても楽しかったのに、なんでかな~。自分でもよく分かりません(笑) 最後はヤスーンを独り占めしたかったのかな。もしかするとほかの3人もそうだったのかもしれませんね。もちろん8郎もぐでんぐでんだったので1杯で終わりましたが。翌日のきつさったらありません。20代に戻りたい!

 

 言葉では言い表せない感情が押し寄せる12年目の師走ももう半ば。8郎たちは、また年を重ねます。年を重ねるにつれて、重みを増している言葉が個人的にあります。それは、始まりがあれば終わりがある、です。当たり前のことを言っているようですが、とても大事な考えだと思います。そういう視点で物事を見なければ、今を大事にすることができない、と思っているからです。終わりはいつか必ず来るという緊張感があるからこそ、人間は一生懸命生き、美しい物事は美しくあり続けるのです。ダラダラと続けていては、中身もきっとダラダラとなってしまうでしょう。人生もまさにそうです。50の大台が見えてきた8郎はそう痛感しています。話がちょっと脱線しましたね。

 

 そういった思いと、12年も付き合ってくれたヤスーンをもう成仏させてあげなければ、というもう一つの思いが導いた最後の忘年会が終わったのです。それが何の余興もないただの飲み会に終始したのは、幹事の力不足以外なにものでもありません。すまそ!

 ヤスーンとの最後の男旅を記録した動画を、さみしくなった時に酒のつまみにでもしてくれたら、編集者としてこんなにうれしいことはありません。人間っていつか忘れる生き物ですからね。カタチにしておくのは、みんなにお世話になった8郎に課せられた任務でした。

 

 あらためて、ヤスーン、そして5人の仲間たちへ。

 

 12年間、いや30年間だね、本当にありがとう!

 

 これからも最高のどぅしぐゎでいてくれ。

 

 今回はそれだけのお話でした。

 アントキの7人の友情に乾杯。