大型連休があっという間に終わりました。振り返れば過去6年間は愛息10郎の野球大会に家族でエネルギーを注いだ大型連休だったのですが、退団した今年は野球と無縁の連休となりました。野球一家にとってそれは寂しいものではありましたが、一方で6年ぶりに家族3人で過ごす時間を多く作ることができました。宅シネマもいろいろ鑑賞できました。ということで今回のカテゴリーは「映画」です。宅シネマで鑑賞した3作品をご紹介します。
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本題に入る前においしゅうございましたシリーズです。恩納村の『ゆんたく亭』という庶民的な食堂で『護佐丸そば定食』(750円)をいただきました。地域が生んだ歴史上の英雄の名前が入った定食ではありましたが、味はザ・家庭料理で、胃袋に優しくおいしゅうございました。

これで750円はコスパ最強ですね。恩納村に立ち寄る際はぜひ。減量中の8郎ではありますが、今後も機会があれば、沖縄が誇るB級グルメを食し、紹介していきたいと思います。
ていうか、やせれ~。
体重に関する話は最後に余談として挙げさせていただきます。どなたも興味ないでしょうけど。。。
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さて本題です。おススメ映画全3作のうちB級と評される2作から紹介いたします。
まずは邦画の学園コメディー『おいしい給食』(2020年~20024年のシリーズ3作)です。市原隼人さんが給食大好き教師を演じています。給食を通していろんな事件が起こり、それを生徒も一緒になって解決していく(自然に解決している?)というストーリです。とても51歳のおじさんが紹介する内容ではありませんが、B級映画と割り切れば気休めに最適です。
子供向けのように見えますが、時代設定が1980年代後半なので昭和世代こそが楽しめます。8郎家はシリーズ3作まで完見しました。年内にシリーズ4作目が劇場公開されるようなので給食大好き10郎(毎日お代わりするそうです。女子の分は残せよ!)と楽しみに待っています。もちろん観るのは公開後しばらくたってからのアマプラ無料版になってからですけど。
2作目は40年前のハリウッド大作『オーバー・ザ・トップ』(1987年)です(8郎は中学生のとき映画館で鑑賞)。連休中に10郎と2人、アマプラでサクっと鑑賞しました。主演は8郎のみならず世界中の元少年たちのヒーローことシルベスター・スタローン。腕相撲大会で優勝を目指すトラック運転手と一人息子の物語です。下記リンクはロビン・ザンダーが歌う主題歌『In This Country』が流れるクライマックスシーン。この数分間を見るだけでも熱く泣けてきます。
この映画はある意味、父子の成長映画です。それを象徴するシーンが2つあります。
昭和の父であるスタローンは、弱気な息子をゲームセンターに連れていきヤンキーといきなり腕相撲をさせます(今では児童虐待になるでしょう。笑)。もちろん息子は負けてしまうので、悔しくて泣いてその場から逃げようとします。そこでスタローンは息子を追いかけてこう言うのです。
「堂々と戦って負けたんだったら、恥じゃない。次、頑張ればいいんだ。でも今逃げ出したら次は無いぞ。逃げたことを一生後悔するぞ」
息子は父から注入された闘争心で再びヤンキーに勝負を挑み、見事逆転勝利するのです(出来すぎのストーリーではありますが)。ここまでが1つ目のシーン。しかしこの映画はそこで終わりではありません。そこで終わると日本古来の「親の教えは素晴らしい」的思想を植え付けただけで終わってしまいます。
2つ目は、腕相撲大会でラスボスが待つ決勝戦を前に、けがを理由に「勝てそうにない」と弱気になるスタローンに向かって息子が問いかけるシーンです。
「パパは僕に逃げるなと言ったでしょ? (戦う前から勝利を)パパはあきらめるの?」
8郎の胸にもぐさりと突き刺さりました。息子に受験勉強を強要する前に自ら努力して勝利するシーンを見せつけなければと🔥 この映画に教えていただきました。40年前の子供のころに観たときの感想とまた違う感動があるのもこの映画のいいところです。
息子の激にスイッチが入ったスタローンは、息子に闘う姿勢を見せるべく反則まがいのテクニックを使いながら(笑)、見事優勝カップを勝ち取るのです。ベタでしょうが最高のストーリーです。
B級映画にはB級なりのよさがある。いや、B級でしか伝えられないテーマがあるんです。子育てに悩むお父さん、この『オーバー・ザ・トップ』をB級と侮らずに一度ご鑑賞ください。往年のハリウッドご都合主義的なシーンも満載でツッコミどころも多く楽しめます。そもそもあんな体重差なら勝てるわけがありませんよね(笑)。
最後の3本目が今回イチオシ、いや激オシ🔥の作品となります。SF映画の金字塔『インターステラー』(2014年、クリストファー・ノーラン監督)です。この映画に関してはB級などではありません。超が付くA級・・・いやS級です。久しぶりに遭遇した大傑作です。SFに全く興味のないシニカル映画評論家水野8郎ですら合格点をクリアする92点を献上奉る次第であります。こんな名作を10年間も見逃していたなんて恥ずかしい限り。
アインシュタインの相対性理論など難しい宇宙論理が出てきますが、全然嫌味はありません。逆に、時空のことなどほぼ考えずに生きてきた人生を反省し相対性理論を学びたくなるくらいです。約170分という長尺もあっという間に時空を超えてしまいます。ラスト10分の父と娘の時空を超えた家族愛は映画史に残る号泣必至のシーンです。
脚本も映像も俳優陣の熱演もほぼ完ぺきです。ハリウッドの底力をまざまざと見せつけられた珠玉の1作でした。〝超絶イケメン俳優〟ことマシュー・マコノヒーもイケオジ世代に入り、父親の信念と哀愁を熱演していました。こんな傑作を見せられると、同じくSF映画の超大作『アルマゲドン』が一気にB級に見えてしまうなぁ。未見の方は時間を作ってでもご覧ください。8郎家ももう一度観るつもりです。
※ところでこの映画の欠点が唯一あるとすればジャケットでしょうね。「ジャケ詐欺」が逆方向に働いていると思います。ジャケットのほとんどが、灰色の惑星を背にした宇宙服、ととても地味なのです。普通のSFアクション映画にしか感じられないのです。8郎もそれに騙され長年敬遠していた次第です。
以上、B級を中心に宅シネマで締めた2025年大型連休でした。
映画選択のご参考になれば幸いです。
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最後に余談と言い訳をさせていただいた上で今回の記事を終わります。
伝説のB級連続ドラマ『池中8郎80㌔』がついにタイトルを更新してまで再放送を始めやがったのです。その名も『池中8郎85㌔』。遠回しに書きましたが、単純に体重が85㌔の大台に乗ってしまったということです。

そうなんです。もう少しで52歳になるおじさんは人生でMAXに近いヘB級になっているのです(無理くり語呂合わすな)。連休中の暴飲暴食が原因です。6月末に控えた人間ドックに向けて「70㌔台に戻る」と誓ってはいるものの、井上尚弥ばりの減量をしなければ、まず無理ですな(涙)。
この件に関して言い訳もさせてください。実は8郎、筋肉も付いてきているのです。2年間続けてきたディップスと最近買った懸垂マシーンでの筋トレ、さらに朝晩のプロテイン摂取のおかげです。さすがに20代の頃には勝てませんが、30代以降で最もぐてー(沖縄方言で筋肉マン)になっていると思われます。ゆったりだったシャツがパンパンになっているのでホントです(見た目では分かりません)。なので85㌔超えは決して太っただけではありません(多分)。
ということで、以前より食事制限をしても減量の効果が現時点では出にくくなっていると思われます。いずれ太い筋肉が全身に増えればカロリー消費も高まるので、やせやすい体質に徐々になっていくと思います。今後も高タンパク質、低カロリー、低塩分の食事を心がけていきたいと思います。70㌔の世界はあきらめずに長期的に目指していきます🔥
余談とせこい言い訳は以上になります。
さて、連休期間中、計画通りに勉強できていないので(汗)、今日はこれにて。
ん? 誰ですか 今日の記事ネタこそB級だったなと言ったのは? そのと~り。