沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

NOT FALL

2024年06月29日 | 映画

 夏真っ盛りです。入道雲も日に日に高く力強くなっていきます。8郎が1年で一番好きな7月ももうすぐです。

 今回の記事の主題は人間ドックなのですが、検索の都合上、カテゴリーは「映画」にしています。早速1本ご紹介します。

 

 昨年公開された『FALL』(スコット・マン監督)です。家族でアマプラ鑑賞しました。高さ600㍍のテレビ電波塔の頂上付近で繰り広げられる、女友達2人の落ちる!落ちない!のスリラー映画です。明らかにCGを駆使していますが、まるで自分も本当に地上600㍍にいるかのような錯覚をもたらされる素晴らしい映像技術でした。

 鑑賞時間の大半を高所恐怖症にさらされるだけでなく、登場人物の行為ひとつひとつに終始イライラさせられます。何といっても、命より再生回数を大事にする女性Youtuberがアホ過ぎるので!(笑)。そしてこのYoutuberに言われるがままに行動してしまうメンタルの弱い主人公にも終始煮え切らない思いでいっぱいになります(再笑)。愛息10郎が『この監督は何が言いたくてこんなイライラ、モヤモヤさせる映画を作ったのだろう』と素直な感想を述べるほどの怒涛のイライラ、モヤモヤ展開です。

 しかし、次から次へと起こるハラハラ、ドキドキのアクシデントなどストーリー展開は素晴らしく、尺も1時間半とテンポが良いです。伏線回収も◎です。オチはちょっと物足りないですが、地上600㍍を主戦場とするスリラー映画ならそれも仕方ありません。

 シニカル映画評論家水野8郎としては、猪突猛進系Youtuberへの警告と、なんだかんだ言って親の愛、の2点をきちんと描いたことに高評価を差し上げたいので総合75点とさせていただきます(相変わらず低!)。10郎も「今日悪い夢見そう。でも面白かった」というほどの完成度でした。

 くそ暑い夏に、ちょっとでもヒヤッとしたいのなら、ぜひご覧ください。ご家族でもお一人でも楽しめます。おススメです。

 

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 ナカユクイです。8郎が先日アップした、カミナリが落ちるシーンを捉えた動画の再生回数が2週間ちょいで900回を超えました(ブログ更新時点)。900回という数字が大きいかどうかはともかく、8郎のチャンネルでは圧倒的数字となっています。チャンネル登録者数も2人から一気に10人に増えました(少なくて笑)。10人の登録者様へ、当チャンネルは登録していただくほどのコンテンツは持ち合わせておりません!

 1,000回再生を狙って?動画を再掲させていただきます。

 ちなみに去年製作した『おっさん一人受験旅@福岡』は7カ月で118回再生、2022年に「最後の父子車中泊になるかも」として製作した『沖縄南城 子連れ車中泊』が2年間で217回再生だというのに、です。「落雷」パワー、恐るべしです。

 おそらく現在本土では梅雨真っ盛りなので、動画への接触率が高まっているのかと。。。WEBの仕組みはよく分かりませんが、「雷」というキーワードやハッシュタグなどで引っかかるのでしょうか。ま、どちらにしろ8郎に収益なんてこれっぽっちも落ちないのでカンケーありませんが(笑)。

 以上、ナカユクイでした。

 

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 さて本題です。先日、人間ドックを受けてきたので報告させていただきます。※8郎は30代後半の12年前からドックの結果については記録を残しています。それも時折引き合いにします。

 今回のドックは過去にないほど注目していました。理由は、昨年10月に始めた肉体改造が己にどれだけの効果を生んだのか確認したかったからです。どのような肉体改造に取り組んだかと言うと、

 ①筋トレ💪

 ②禁煙🚭

 ③炭酸飲料を辞めブラックコーヒーに☕

 の3つです。目新しいものはありませんが、若いころ以上に頑張ったつもりです。

 しかし、体重に関していうと82㌔台で推移してきたこの8カ月でした。3つの努力の効果を感じきれずにいました(加齢により新陳代謝も落ちてますから仕方ないですけど。泣)。どちらにしろ、とりあえず体重だけは最後まで努力して数年ぶりに70㌔台で受診する、という思いで前日まで摂食しました。

 ドック当時の朝、体重計に乗ってみました。いざ戻らん、70㌔台の世界へ!

 前日のざるそばとプロテインが体内に残っていたのか…600㌘オーバー。残念です。車で10分の健診センターまでに「気合い」で落とすことにしました(アニマル浜口か)。久しぶりの5時半起きだったので朝日も撮影することができました。今回は偶然にも妻も偶然同じ健診日だったので初めて夫婦で向かいました。

 主要な結果を個人的記録として載せておきます。

 

身長 179.2㌢(去年より4㍉縮んでいます。ついに軟骨がすり減り始めたか。夢の『180㌢倶楽部』入会あきらめます)

体重 80.4㌔(気合で200㌘だけ落とせたようです。13年で3番目に軽い体重でした。まぁ、頑張ったかな)

BMI 25.0(25以上が「肥満(デブ)」なのでまだおデブ界の住人です。でも出口は目の前だ)

腹囲 92㌢(こればかりは12年前から1㌢の誤差で変わりません。体質なんでしょうね)  

 

 以上を見ると、肉体改造の効果が思ったより数字に反映されていないのにショックを受けました。かなり筋肉は付いたと思うのでBMIはもっと改善していると思ったのですが。腹筋も過去最高に負荷を与えてきた自信があったのですが、出っ腹サイズは変わりません。

 ところが健診後に医師からはコレステロールがかなり改善しています。また50歳を過ぎて健康的に2.3㌔も落とせたなんてすばらしいです。このまま頑張りましょう』と高く評価されたのです。

 コレステロールが改善した理由を医師と探り合ったところ、

 ①食事改善 ②筋トレ ③禁煙

が要因だということになりました。ほぼ8カ月続けてきた3つの努力に該当します。やはり効果はあったのですね(禁煙も)。ちなみに甘い炭酸飲料を止めたことについて医師は「それはまぁまぁ・・・」と消極的でした。

 総合A判定までもう一歩だったのは、血圧と血糖値でした。それぞれ90102とともに前年比では改善していたのですが、ラインを下回ることができずB判定と相成りました。この2つを改善するには当然ながら「甘いものを避ける」ことが重要です。医師からは「体重を78㌔まで落とせば実現できる」と言われました。80.4まで落とすのにこれだけ苦しかったのにさらにあと2㌔以上落とすなんて、苦行です。

 しかし激動のアフター55を見据え、心も体も環境もストロングリセットして万全に備える8郎2.0という目標を掲げています。病気のリスクがすこぶる低い、そんな体を目指しているのです。そうです、アフター55の世界に無駄な内臓脂肪なんて1㌘も要らないのです。あきらめずに筋トレでそぎ落としていきます!  ベテランブログチェッカーの皆さんから「40歳になる前にも宣言してただろ」というツッコミが聞こえてきたような気がしました。

 ちなみにウオーキングとジム通いに頑張っている妻もほぼA判定だったそうです。二人の「ほぼ健康」を祝い帰りがてらガストでランチを取ることにしました。下写真は久しぶりに乗車した愛車ハリアー。何度も手前みそですみませんが、斜め後ろからの姿も美しいです(実は後部座席の足元は硬式野球に打ち込む愛息10郎が週5日持ち込む土で汚れまくっていますけど。笑)。

 8郎はカツ、海老フライ、ハンバーグ、ソーセージ、目玉焼きが乗った「ブラックカレー元気盛り」(1410kcal)に加えサイトメニューとして「濃厚ミートソース」(761kcal)まで注文。とても51歳のひざ痛おじさんが頼むメニューではありませんね。合計で2,171kcalと成人男性に必要とされる1日分カロリーをほぼ摂取してしまいました。

 帰宅後、間違いなく82㌔を超えていることだと思い体重計にすら乗りませんでした。さらにコンビニ買ったシュークリームまでお召しあがりになったそうでございます。緊張の糸がぷっつりと切れたおじさんほど怠惰な生き物はいませんね。

 明日から肉体改造また頑張ります。

 

 ところで今回の記事で「落ちる」という言葉を複数回使ってしまいました。6度目の挑戦となる難関国家資格試験まで残り40日を切った我が身にとって、それはまさに禁句中の禁句💀でございます。よって、お祓い的な意味から今回のタイトルにしました。それ以上のオチはないので今日はこれにて。


8番房の現実

2024年06月14日 | 映画

 今回のカテゴリーは〝映画〟です。宅シネマで観た2本をご紹介します。

 本題に入る前に、人気?の「おいしゅうございました」シリーズです。再来週に人間ドックを控え、カロリーを気にしている51歳8郎。久しぶりに商談で使ったスタバでも控えめ(?)のメニューを選択。あらびきソーセージ&スクランブルエッグイングリッシュマフィン(430円、343kcal)アイスカフェラテ(495円、251kcal)。小さいカップは優し気な女性店員さんからのサービスです。品名を忘れましたが新商品のようでPRを兼ねたサービスのようでした。大変申し訳ないのですが酸味があっておいしくはなかったです(優し気な店員さん、すいません!)。

 カロリーを控えたつもりが計600kcalになっています。値段も900円を超えているではないですか。現実は甘くないですね。やっぱり減量と節約を考えると、気軽に飲食店には行かない方がいいですね~(寂)。

 

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 さて本題の映画カテゴリーです。いずれも宅シネマで鑑賞したものです。

 まずは前から観たいと思っていた韓国映画屈指の感動作『七番房の奇跡』(2013年)。無実の罪で投獄された知的障害のある父親と幼い一人娘が主人公。切り離されてもつながり続ける父娘の親子愛を柱に、冤罪など重い社会的テーマも含んだ、ジャンル分けが難しい、まさに奇跡の物語です。冤罪事件は実話ベースのようですが、全体のストーリーは完全に創作です。妻によると、父に中指を立てるほど反抗期真っ盛りの我が家の1人息子10郎もクライマックスでは密かに泣いていたようです(実は心優しき少年なんですよぉ)。

 何といっても娘役のカル・ソウォンちゃんですね! 当時6歳だったという彼女の可愛さ、演技力なくしてこの作品は完成しなかったでしょう。まさに天使降臨の存在感です。たまに写る手の小ささも可愛すぎます。かつて〝日本の愛娘〟と呼ばれたマルマルモリモリ当時の芦田愛菜ちゃんも太刀打ちできません。娘のいない8郎、ソウォンちゃんの「パパァ♥」と言う呼びかけに2時間ばかり父親気分を満喫させていただきました。そしてクライマックスでは1人息子同様に密かに泣いてしまいました。

 超シニカル映画評論家水野8郎的には減点ポイントももちろんあります。そもそも知的障害のある父が一人で娘を育てられるのか、刑務所の囚人たちがいい人すぎる、などストーリーにリアル感が全くないということですね。完全なるおとぎ話として観る必要があります。とは言え、たまに現場検証や法廷シーンなどリアル感をブっこんでくるので気持ちが整理しにくいのですが。

 とにもかくにも、水野8郎も83点を差し上げる傑作です。おススメです。ぜひご覧ください。

 

 残りの1本は単なるおまけです。8郎の人生で「観なくてもよかった」ランキング、トップ3に入る快作(怪作?)だからです。その映画とは米映画『コカイン・ベア』(2023年)。たまたま10郎が不在だったので、妻と二人「子どもがいないときに観れるやつ」ということでR15指定だったこの映画を選択したのです。おバカ映画という前評判は知っていましたが、R15指定という響きに何らかの刺激を信じて。。。

 結果、時間の無駄でした(爆)。採点のしようもありませんので内容について多くは書きませんが、ネタ不足に悩むハリウッドの現実を垣間見た気がしました(中身で勝負する韓国映画を見習ってほしいものです)。しかし、その馬鹿さ加減こそが楽しいと割り切って、ポップコーンでも食べながら、という鑑賞方もたまにはいいかもしれませんね。別におすすすめしませんが、気になる方はどうぞ。ちなみにR15指定というほどのシーンは特段ないような気がしました(薬物がテーマだから指定されたのでしょうね)。こちらも一応実話ベースというのは驚きです。

 今日のネタは以上です。さいなら×3。

【追記】Youtubeで超絶面白い映画紹介チャンネルを見つけましたのでご紹介します。『あなたの知らない映画の世界』です。「主(ぬし)」と名乗る語り手のしゃべりがプロ級に面白いです。語りのおかげで映画を観た気になってしまうのが難点かもしれません。お暇な方はご覧ください。

 

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 さて、映画の非現実的な世界はさておき、右肩下がりの会社に勤める51歳8郎の現実に戻れば、時間がないことに気づかされます。診断士1次試験まで50日を切ってしまったということです。過去6年に及ぶ長い長い闘いで何度も気持ちが切れかけていますが、「1時間でも積み重ねることが勝利に近づく」そういう気持ちを大事に机に向かいます。8郎の勉強部屋こと〝8番房〟から6回目の挑戦で奇跡を起こすために。


梅雨こそ宅シネマ

2024年06月02日 | 映画

 梅雨入りして早10日が過ぎました。梅雨の晴れ間もよくあります。もちろん湿気は高いので爽快というわけではありません。晴れ間の写真を何枚かアップします。

 恒例の自宅マンションからの夕焼け。日のあるうちに帰宅できるなんて、基本定時退社が可能な今の部署に感謝です。30~40代半ばまでは想像もできなかったぁ。もちろん、帰宅後はビール飲んでごろ寝なんてやりません。勉強という戦いが待っていますので🔥 今日もこれから3時間は頑張るぞ~。

 五十路に入り体力も低下する中、暑い日よりは雨が降っても気温は低いほうがいい、とたまに思うことが年々増えてきていますが、こんな美しい夕焼けを見ると、やはり自分は夏が好きなんだ、と痛感します。永遠の夏休み小僧で結構です。梅雨よ、早く明けろ~!(人間とは自分勝手)。

 そんな梅雨の晴れ間でも、爆音なびかせ飛ぶ米軍機オスプレイ。しかも明らかにルール違反となる住宅地上空です。

 こいつらは日本を守るために沖縄にいるのではありません。太平洋エリアを支配するために、ちょうど中国の手間に位置する属国に兵力を置いているだけです(属国が思いやり予算まで出してあげる上に犯罪を起こしても見逃してあげようとするのですから居心地は最高でしょう)。とは言え、もちろん米軍駐留があるからこそ、他国の侵略を抑止しているという事実まで8郎は否定するつもりは毛頭ありません。そこまで否定する現実逃避で無責任な平和主義はいつか必ず行き詰ります。

 

 梅雨に合わせたかのように自宅飲みでワインを飲んでいます。さっぱりとした酸味が梅雨のジメジメ感を取っ払ってくれるようで、ちょいハマりしています。と言っても無粋なおじさんにワインの銘柄など分かるはずもありません。サンエーで購入したサントリーの格安白ワイン(果実酒)です。小グラスに氷を入れて愛飲しています(氷を入れる時点で無粋ですね)。

 でもこの小グラス2杯でも翌日二日酔いを感じるので、本当、ワインはほどほどに、ですね。

 

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 さて本題です。梅雨だけに仕事以外で外出する機会もほぼありません。ということで週末は家族3人で満席となる映画館「シネマス10」が連日開演となっています。そうです、いわゆる宅シネマです。宅シネマは8郎にとって8月の試験本番までの唯一の息抜きでもあります。鑑賞して良かった映画を年代、ジャンルを問わずに邦画、ハリウッド、韓国映画と3カ国分をご紹介いたします。

 愛息10郎が向学心を失いつつある(悲)ことはこれまでにも書いてきたところですが、親として少しでも取り戻そうと映画にも頼ってみました(笑)。なぜなら幼少期の愛息は『ドラゴン桜』や『ビリギャル』に大興奮し「俺も東大行く!」と目を輝かせていたからです。その心意気を取り戻してもらいたい、ということでネットから探し出したのが、2007年製作の邦画『受験のシンデレラ』(和田秀樹監督)です。毒親母子家庭に育つ女子高生が、余命わずかの熱血塾講師に見いだされ、マンツーマンで東大を目指すというストーリーです。まさに8郎の思いに応えた直球ど真ん中のストーリーになっています(笑)。勉強は苦しい、でもその先にはその苦しさに耐え抜いた人にしか見えない景色が待っているんだ~。国立最安易のR大学しか出ていない父からの自らを棚に上げたメッセージです(笑)

 Youtubeでご紹介したかったのですが、見つけられなかったので、映画.comさんのサイトを転載しておきます。

 

受験のシンデレラ : 作品情報 - 映画.com

受験のシンデレラの作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。大学受験のカリスマ講師・五十嵐は、友人の外科医から癌の宣告を受ける。余命1年半と知らされた彼...

映画.com

 

 内容としてはまぁまぁですかね。2007年公開という割には昭和の古臭ささも多少感じます。オチまでだいたい予想されるほど王道の受験映画という感じです。それにしても主演の寺島咲さん(この女優さんの存在を劇場公開17年目にして初めて知りました)が演じる女子高生の素直でかわいくてピュアなこと! 日本全国の女子高生がみなこうであれば日本の未来は安泰だと思ってしまうのは51歳のおじさんだけでしょうか?(笑)。そして塾講師を演じる豊原功補さん。バブル時代のドラマではよく拝見していましたが、やさぐれたキャラが多かったためか余り好きになれない俳優さんでした。しかし、この映画で見せる演技力は韓国映画界の大物ソン・ガンホ氏を彷彿とさせるものがありました。ドラゴン桜の阿部寛さんのコメディ色の強いキャラもよかったですが、豊原さんは余命を覚悟した男の儚さと潔さをうまく表現していました。

 いずれによせこの映画が、愛息を少しでも受験のシンデレラボーイへ導いてくれることを願うばかりです。

 

 お次はメジャーリーグで初の黒人選手だったジャッキー・ロビンソン氏を描いた『42 世界を変えた男』(2013年)です。

 ネットではかなりの高評価ですが、個人的にはまぁまぁ面白かった、という感じですね。白人社会が実権を握るハリウッドのご都合主義も感じましたので(実際の差別はこんなもんじゃなかったと思います)。どちらにしろジャッキー氏の不屈の魂には感動します。まさに野球の世界を変えた男ですね。オーナー役を演じたハリソン・フォードさんが、どうしてもインディ・ジョーンズ博士にしか見えないのは昭和生まれのおじさん8郎だけではないでしょうね。

 

 最後は今回イチオシの韓国産スリラー映画『テロ, ライブ』(2013年)です。自らの失態からラジオ局に左遷されたTVキャスターが、爆弾テロ犯人からの電話をきっかけに、あの手この手を使ってTV局への復活を企むが、逆に最悪の結末へ追い込まれていく、というストーリーです。

 久々に「息もつかせぬ」というスリラー映画の醍醐味を堪能しました。3本目にしてやっと出てきた超シニカル映画評論家こと水野8郎も高評価の80点を差し上げます(ただしクライマックスがちょっと間延びしますね)。

 愛息10郎も「超面白かった」として90点の高評価を付けていました。肝心かなめの『受験のシンデレラ』が何点だったのかは怖くて聞けない水野8郎でした。。。

 以上です。窓の外に雨音を感じながらご鑑賞してみてはいかがでしょうか。

 

 さて、たとえ梅雨の大雨でも室内練習場で練習を強行した強豪硬式野球クラブから帰宅する愛息と妻(送迎役)のために風呂を沸かしますので、今日はこれにて。


連休、頭痛ばかりってよ

2024年05月04日 | 映画

 2024年も5月に突入し、大型連休も後半に入りました。8郎家の1年で最大のメモリアルデーである妻と愛息10郎の誕生日も先月末に事終えました。今から14年前に妻が自らの誕生日に愛息10郎を産んだ奇跡の日です。今年は忙しかったのでディナーは宅配ピザ(10郎希望)で済ませる始末。ケーキの撮影も忘れてしまいました。そんなことより、2人とも健康第一で迎えることができただけで十分です。

 さて、天気の変化が激しい今年の大型連休。出勤時にすでに雨が降っているのはよくあることです。下写真は雨に濡れた駐車場に落ちるヤシの木赤い実。水面には8郎のマンションとヤシの木を反映させたという力作のつもりですが見えませんね(笑)。はい、失敗作です。

 晴れるとうりずんの青空は美しいです。中城村を通ったときに撮影。

 愛車ハリアーでドライブしてぇ~。

 そんな爽やかな大型連休ですが、悲しいことに8郎は片頭痛💀と戦っています。特に雨天の日は目覚めたときから頭がぼーっとしており「これは今日一日こんな感じだな」と分かるので、起きるのも嫌になります(泣)。連休の時間は勉強に充ててやろうと意気込んでいたのに悔しいです。ひどいときには横になるしかなく、さらに恐ろしいことに何時間寝ても夜はまた寝ることができるのです。これは同じ症状の方にしか分からない苦しみですね。

 片頭痛の原因はほぼ間違いなく気圧の変化ですね。ずっと晴れているときにこの症状は起こらないからです。気圧の変化による体調不良は気象病、天気病、気圧病などと呼ばれています。近年社会的認知度が進み、今や国民病と言っても過言ではありません。物理的には気圧が急激に下がった時に起こる(窒素が膨れて血管をズキズキさせる)のですが、最近の研究では急に上がったときに頭痛が一番ひどくなるとも言われています。経験上、何となくわかる気もします。

 昨年の鼻の手術はこれに関しては残念ながら功を奏していないですね。

 ネットで探した片頭痛対処法(アイスノンを使う、耳たぶを引っ張る、アルコールを摂らない、とにかく寝る等)を以前から試してはいますが、寝るときのアイスノン以外、とくだんの効果は感じません。その他に「筋トレ」が出てきたのには笑いました。いくら「筋トレ万能説」が闊歩する現代でもさすがに・・・と思いつつ、よく読んでみると一理ありそうです。「筋肉が太くなると水分備蓄も増える。それが血管の収縮をやわらげ、結果的に頭痛も和らげている」だそうです。長期的な対策という点で見ると確かにな、と思う部分はあるので、筋トレはしっかりとやっていきたいと思います。

 そんな大型連休のとある日。妻と10郎は野球の大会応援に行ったので8郎は一人在宅。片頭痛で勉強がはかどらないので、気分転換に買い物かねてちょっとだけ外出することにしました。太陽に当たれば何か変わるだろうと期待も込めて(笑)。こちら太陽万能説☀です。

 新都心で買い物した帰りには、久しぶりに浦添市の『まんねん』さんでランチを取りました。間違っていつもの「塩味」でなく「しょうゆ味」を選択してしまったものの、まぁ、普通においしゅうございました。でも、麺は8郎の好みではありませんね~。豚肉がなぜか鶏むね肉🐔に変わっていたのも残念だったなぁ。まさか、この店まで筋トレブーム?

 ジューシーも付けて税込1,100円でした。店員さんの応対、清潔感あふれる店内など高評価の店なので、皆さんも連休のランチに困った場合はぜひのれんをくぐってみてください。

 

 さて、50歳11カ月おじさんの一人外出の目的は何だったのかと言うと、おそらく20年ぶりの買い物ですね、ダンベルです(笑)。12㌔㌘で5,500円弱。なぜ中途半端な重さかと言うと、20年来使っている既存のダンベルの重量に合わせたからです。これで両手一度に鍛えることができます。

 古いやつはすでに錆まみれです。もちろんまだ使えます。

 何もしなければ老いていくだけの体に、少しでも負荷をかけていきたいと思います。

 

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 遅まきながら、本題です。連休中に自宅で鑑賞した映画3本を紹介して終わりたいと思います。テレビ録画していた「すずめの戸締り」(2022年、新海誠監督)も含めたいのですが、片頭痛に耐え切れず途中で寝てしまったので外します。愛息10郎によると「これから面白くなるところで父ちゃん落ちた」ようです。

 まずは2022年度の日本アカデミー賞8冠という触れ込みの『ある男』(2022年、石川慶監督)です。「戸籍売買問題」を軸に、特に男の人生観を問うヒューマンミステリーです。

 妻夫木聡さん、安藤サクラさん、窪田正孝さん、柄本明さんら豪華俳優陣をそろえています。ミステリー的要素も濃く重厚感ある内容でした。しかし、シニカル映画評論家水野8郎には終始欠点が目立ちました。カットを入れない撮影技法である「長回し」が「長すぎる!」のです。いかにいい俳優陣と言えども、あんなに長い尺で撮影されると、見ているこっちまで疲れてきます。鑑賞者に伝わらない、監督の「俺の撮影テクニックを見よ」的な自己主張だと感じました。それだけが残念。

 ということで、超シニカル映画評論家である水野8郎の講評としては期待外れの70点となります。「長回し」が全然気にならないという方にはおすすめです。芥川賞作家の平野啓一郎氏による原作はかなり評価が高いので試験が終わったら読んでみたいものです。

 

 お次は『決戦は日曜日』(2022年、坂下雄一郎監督)です。先の『ある男』でも重要な脇役を演じていた窪田正孝さんと、8郎とじりー(方言で同い年)の宮沢りえさんの競演による選挙コメディーです。日本の政治のおかしさを面白可笑しくかつ的確に描いています。窪田さんってよく知らなかったのですが、ミステリアスな雰囲気をもったいい俳優さんですね。イケメンで芝居もうまいという稀有な俳優さんだと思いました。

 仕事柄、かつて選挙事務所に入り浸っていた時期があるのですが、後援会のおじさんトリオ(いわゆる有力者)の描き方は秀逸でしたね。本当にあんな感じのおじさんが偉そうに出たり入ったりしています(笑)。この候補者を選んだんのは優秀だからじゃない、俺たちの言うことを何でも聞く単なるイエスマンだからだ、っていう。

 それ以外にもたくさんある日本の政治のおかしさは、宮沢りえさん演じる天然シロウト候補者の無垢な視点を通してよりゆがんで見えます。でも、それが現実なのです。2世、3世、4世までもが利益を求めてしがみつくだけの世界になってしまっている日本の政治。そこに理念は皆無です。少しでも変えていくには、こんな天然候補者さんが1人くらいいてもいいと思うのですが。。。

 宮沢りえさんをキャスティングしたのは成功の素でしたね。事務所や代理店の押しがあったのかもしれませんが、あったとしても宮沢りえさん以外の適役は思い浮かびませんね。ドリカムの往年の名曲をもじっただけの感が否めないタイトルはちょっと残念でした。内容を反映していないので。

 いい映画でした。連休最後にサクっと鑑賞できる映画を探しているという方にはおすすめです。

 

 そして今回のイチオシが『桐島、部活やめるってよ』(2012年、吉田大八監督)です。以前から気になっていたのですが、ネット評で「軽いうつ映画」「青春残酷物語」などと酷評があり、アマプラで有料だったこともあって二の足を踏んでいました(庶民ですから)。しかし、今回タイミングよく無料になっていたので妻と2人で鑑賞しました。結果、とてもよかったです。さすが邦画ですね。こういう繊細なつくりはさすがの韓国映画にも作れないでしょう。タイトルはつかみ感もいいし、何より作品の内容を一言で表しています。

 スクールカースト、昭和の体育会系根性主義、男女間の裏切り、などなどいろいろ嫌なところを見せつけられます。それでも8郎は「若いって素晴らしい。青春ってまさにこの時代のこと」と思ってしまうのは、年を取ったせいでしょうか。映画のつくりも最後はそういう青春賛歌みたいなスタンスになっています。けっして「青春残酷映画」ではありません。

 東出昌大さん演じる帰宅部ながらもモテ男が、神木隆之介さん演じる映画部の陰キャのカメラに写されて涙を流す最後のシーン。同じく帰宅部だった8郎には涙の意味がよく分かります(こちらはもてない陰キャでしたが)。「周りに陰キャと馬鹿にされても部活にこれほどまでに青春を懸けているやつが目の前にいるのに、俺の生き方って何だったんだ」という悔しさと羨望、後悔が入り乱れた気持ちです。モテ男への恋は実らなかったものの、壮大なエンディングテーマを演奏し終えた吹奏楽部の女子高生の微笑みにも青春の光を見ました。

 ところでタイトルにもある「桐島」君は一切出てきません(ちょっとだけぽいシーンがありますが)。でもそれは作品に全く影響はないのです。「桐島」君が主役なのではなく、「桐島」君が消えたことによって右往左往する全高校生による青春群像こそが主役でありテーマなのですから。青春とは、大人になる直前に焦りながら必死に何かと戦っている瞬間のことなのです(流行語大賞に推薦よろしくお願いいたします)。そうです、どこかのおじさんのように片頭痛と戦っている場合ではないのです。

 美しいだけではない超甘酸っぱい青春時代にタイムスリップしたい方はぜひご覧ください。観る人によって評価は大きく別れる作品でしょうが、水野8郎は珍しく90点付けました(けっして監督の名前にシンパシーを感じたからではありません)。

 以上、連休最後のお勧め映画3選でした。

※『ある男』のほうは、現代社会でストレスを我慢しまくっている男性には、人生の危険な方向転換をもたらすスパイスとなってしまう方向性があるので、ご理解の上鑑賞ください(笑)。 

 

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 片頭痛対策に話を戻します。効果的な方法を自分でも見つけました。それは筋トレ後に水シャワーを浴びることです。水だと筋肉を冷やして疲れを取ると同時に血管も引き締まるので頭痛対策になると思います。実際、浴びたあとは脳も体もさっぱりします!  同じ症状に悩む方は試してみてください(そう長くは続かないのであくまで対処療法ですが・・・冬は無理ですね)。

 今さっき(夜の10時)に、那覇祭り会場から帰ってきた10郎から、友達と行った祭りがどれだけ楽しかったのかを聞こうと思うので、今日はこれにて。


宅シネマに花束を

2024年03月16日 | 映画

 3月も半ばとなり、卒業シーズン🌸もピークか、ほぼ終えたようです。ヒンスー(貧乏)苦学生だった8郎は卒業式にいい思い出は一つもありません(友達に恵まれ、まだ無邪気だった小学校だけは唯一例外かな)。そんなことを思い出してしまう旅立ちの春です。今日のネタはまんちゃー(混在)ですが、カテゴリーは宅シネマにしておきます(すべてアマプラ)。サクっと4本紹介します。下写真は営業中に車窓越しに撮影した力強い夕日。そろそろ温かくなっていくかな。

 まずは韓国映画の新感覚ゾンビ映画『感染家族』(2019年、イ・ミンジェ監督)です。崖っぷちに立たされた一家がゾンビを使って金儲けを始めたことから、田舎町でパンデミックが巻き起こるさまを描いた新感覚のサバイバルパニック、だそうです(映画co●より転載)。B級感はあるものの、俳優陣は豪華キャストのようです。最後は家族愛も感じて、見ても損はない作品ですね。

 お次はほかにあてがなくパッと選んだ国産ホラー『きさらぎ駅』(2022年、永江二朗監督)。電車によって異世界に連れ去られた人たちをめぐる都市伝説的ストーリーです。エログロは一切ありませんので家族でも鑑賞可。80分程度なのでサクっと観れます。

 正直言うと全体の8割を過ぎるまでB級感満載で低評価です(笑)。でもオチだけはしっかりとされているので、70分辺りまでの長い退屈な時間を終えたあとの満足感は多少あります(エンドロール後もちょっと続きます)。アイススケート出身の女優さん以外、ほとんどが初見の俳優陣でした。

 3本目はハイスペック音響映画館で観なかったことを後悔していた『トップガン マーベリック』(2022年、ジョセフ・コジンスキー監督)。やっと観ることができました。ハイスペック映画館でなくとも、我が家には今、シャープ製55型有機ELディスプレイとSONY製ミニホームシアター(スピーカー)があるから大丈夫! 

 ストーリーは大体予想が付くもので特に感情移入はなかったのですが、戦闘機バトルは臨場感があって楽しめました。8郎より11歳も年上のトム・クルーズの肉体美を堪能し、己の出っ腹にため息が出ましたね(笑)。これからも筋トレは地道に続けていきたいものです。前回の挿入歌で世界的大ヒットだったベルリンの名曲『愛は吐息のように』が流れてなかったようでそれだけは残念。たまに寝落ちしていた8郎が聴いていないだけかもしれませんが。

 最後が今回のイチオシ『野球部に花束を』(2022年、飯塚健監督)です。基本無料のアマプラでレンタル料金を支払ってまでの鑑賞。いい映画でした! まさに、野球がテーマの映画に駄作はない、ですね(8郎格言)。これにはさすがのスマホ小僧も「面白かった」と高評価でした。

 野球部に代表される昭和のスポコン文化を笑いに変えた青春コメディー。昭和の部活あるあるが満載で笑えました。普通の野球映画にある試合を通しての成長や緊迫感は一切ありませんが、学園コメディーとして十分楽しめます。部員に明らかなおっさん俳優が1人キャスティングされているのですが最後までなんのツッコミがないのも逆に面白いです。ご家族で楽しめますので超おススメです。

 そして何より、強面8郎が童顔にすら見えてくる?元祖「顔面凶器」こと小沢仁志さんと、忖度能力を持ち合わせていない8郎より忖度なしのコメントを連発する元ロッテの現野球解説者里崎智也氏の使い方もサイコーでした。

 ちなみに、これまでに何度か書いてますが、8郎は「丸刈り強制」には断固反対です。この国が野球にまで軍国主義を導入していたという負の歴史を認めない無知な指導者がこだわる無用なルールだと思うからです。でも野球をやるなら丸刈りを「おススメ」します、という立場です。だって涼しいから! ※けっして自分の仲間を増殖させようと不毛なキャンペーンをはっているのではありません。

 さて、週末宅シネマの癒しの時間に欠かせない1杯。最近はYEBISUばっかですね。間違いない味です。値段は高目ですが8郎は宅飲みなら缶ビール1本で十分なので、価格重視で発泡酒を買おうという気には全くならないですね。

 いい映画があれば教えてください。 

 

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 ナカユクイでおいしゅうございましたシリーズを1つ。通勤途中の車窓から気になっていた、看板のインパクトが強いラーメン屋ののれんをくぐってきました。店名はどうぞ下写真でご確認ください。

 午後3時を過ぎていたので店内は閑散。8郎は『マグロ節そば』を注文。煮卵トッピングです。

 ダシは確かにうまかったです(下品ではありません)。スープに乗る柑橘系の皮やタマネギなどさっぱり感も加味されています。チャーシューもおいしかったです。一点だけ、個人的には「小麦の風味を堪能してください」とあった麺のインパクトが弱かったかなぁ。トータルとしては、おいしゅうございました。

 閑散時だからかスタッフの女性が1人で切り盛りしていたのですが、かつての美人お●鹿タレントスザンヌ(古)さんのようなきれいな方でした。アクの強い店だけに、いい意味での違和感を感じました。スザンヌさんが気になった方はぜひ。いつかの〝門脇麦〟さんのように「見てきたけどまーがよ!」という苦情は一切受け付けません。スザンヌに見えるかどうかはあなた次第です。

 

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 最後になります。愛息10郎の中学生ライフをそれを伝える写真とともに報告いたします。10郎が強豪硬式野球クラブ、県内でも有名な進学塾、の二刀流で頑張っていることはこれまでにもお伝えしてきました(成績はイマイチなのですが・・・)。しかし、実はこの2つだけでなく生徒会活動も入れた三刀流🔥で頑張っているのです!(総務担当らしいです)。はい、俗にいう「忙しすぎる中学1年生」なんです。先日の卒業式も生徒会主催で企画・進行したそう。無事に3年先輩を送り出せたということで、生徒会メンバーで記念撮影(下写真。10郎提供)。翌日にはメンバーで打ち上げと称したカラオケで4時間歌いまくってきたとか(しかも1年生は2人だけ。あとは先輩たち。父ちゃんと違って先輩受けがいいようです!笑)。青春満喫してるね~。

 好きなことが何ひとつできなかった中学生8郎だったのですが、今は息子の三刀流の活動を見るだけで「あの時俺ができなかったこと、いやそれ以上にやってくれている」と勝手にヒデキ感激の毎日です。息子が新たなことに挑戦するたびに親として感謝しかありません。

 10郎たち生徒会が花束🌸とともに卒業生に送った「諦めない限り夢は叶う」という素晴らしい言葉に、50歳のおっさんも元気をもらったところで、また宅シネマを1本と思うので(勉強せい)、今日はこれにて。


二日酔いの宅シネマ

2024年02月18日 | 映画

 おつかれさまです。2024年も2月の半ばを過ぎ、徐々に温かくなってきています。天気は晴れの日が多く、過ごしやすいですね。仕事の途中、空があまりに青く透き通っていたのでパチリ。

 オフィスビルからの夕暮れ時も美しかったのでパチリ。

 先日、久々に那覇で所用があったので、そのまま行きつけの飲み屋をはしごしてきました。久々に会うオーナーさんらも元気でうれしかったです。

 もちろん翌日は午前中は布団から出ることができず(泣)。50歳を過ぎて一番劣化を感じるのは肝臓機能でしょうか。いや、記憶力かもしれません。なぜなら、買った記憶も食べた記憶もない、沖縄そばのカップとスイーツの袋が部屋のゴミ箱に捨てられていたので。。。お前が買って食ったばーて!

 

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 ということで、本題です。二日酔いでほとんど勉強ができなかった週末2DAYSに宅シネマで鑑賞した映画を2作ご紹介します。

 まずはアガサ・クリスティー原作の『ナイル川殺人事件』(2022年)。8郎は原作を読んでいません。映画としてはリメイク版です。まぁまぁ面白かったです。ミステリーの女王様の原作だけに外すことはないですね。ただ、エジプトの景観がほぼCGだったのが残念。ちなみに迷探偵明智小8郎、珍しく犯人を当てることができました。愛息10郎に「お父さん、すごいね」と珍しく褒められました(笑)。

 ちなみこの名探偵ポアロシリーズは前作『オリエント急行殺人事件』(2017年)の方が完成度が高いのでこちらもリンクしておきます。初版発行から90年が経った今も「衝撃の犯人」は色あせません。2年前の観賞当時、10郎も「(犯人について)まったく想像がつかなかった」と驚いていました。 

 追記ですが、名探偵ポアロシリーズとしては3作目『ベネチアの亡霊』もあるようです。これまた原作を読んでいないので今から楽しみです。

 

 お次が今回イチオシの作品となります。BSで録画していた『コーダ あいのうた』(2021年、シアン・ヘダー監督)です。耳の聞こえないろう者家族の中で唯一聞こえる女子高生が主人公です。思春期の出口に差し掛かった主人公がろう者家族というコンプレックスに悩みながらも、幾多の経験を経て独り立ちをする前に、家族がくれた愛の深さに気づくというストーリーです。アカデミー作品賞を受賞するなど世界的評価の高い作品なので観た方も多いと思います。近年のハリウッド映画には道徳観の欠如しか感じなかったので、とても新鮮でした。自由主義国家アメリカの古きよき家族を見た気がします。

 耳の聞こえない家族に向かって手話を交えながら歌うクライマックスは涙なしには見れません。そして、娘を遠い都会に送り出す父の切ない心境も描かれていて「娘がいなくてよかった」とすら思った無粋な50歳です。いい映画ですので本当におススメです。

 

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 アメリカの古きよき家族、と書いたところで思い出したので、最後に余談を一つ。いや、もしかするとこれが今回の本題かもしれません。

 8郎がドラマを通して見た理想の家族像は「寺内貫太郎一家」でも「渡鬼一家」でも「サザエさん一家」でも「一つ屋根の下一家」でもありません(その中に8郎の理想とする父親像は出てこないからです)。8郎の理想家族とは、アメリカの約半世紀前の古典的名作ドラマ『大草原の小さな家』インガルス・ファミリーです。頑固者だった父が8郎姉弟に唯一鑑賞を許した連続ドラマです。西部開拓史を生き抜くワイルドさを持ちつつ家族には優しいチャールズ父さん。家族を侮辱されると自分より大きくマッチョな男にも立ち向かうところがかっこよかった。そして、決して豊かではない生活においても、いつも美しくて気高く優しいキャロライン母さん。こんな夫婦の下に生まれた子供たちが幸せでないはずがありません(そう考える8郎は古いでしょうか)。俺もいつかチャールズ父さんのようにたくましい男になろうといつも思っていましたが、なれなかったようです(笑)。

※ちなみに、実際のチャールズ父さん演ずるマイケル・ランドンさん(監督も兼任)は10代の女性スタッフと不倫するなど男としては最低だったとキャロライン母さん演ずるカレンさんが暴露本を出したようです(爆。現実とドラマは無関係です!)。

 懐かしいのでオープニング動画をリンクしておきます。激懐のオープニング曲に涙がちょちょぎれますね。家族という集団を信じることができた時代でした。

 余談その2です。『大草原の小さな家』はもちろん本国アメリカでも国民的ドラマだったので、製作40周年を記念した一家勢ぞろいの番組が10年前に放映されたようです(下にリンクはります)。残念ながらチャールズ父さんはすでにお亡くなりになっていましたが、その他のメンバーは勢ぞろいです。番組当時70歳だったキャロライン母さんは番組当時と変わらず気品が漂っていますね。ローラはじめ三姉妹は面影を探すのに苦労しました(笑)。長女メアリーはなんとなく分かりましたが。興味のある方はご覧ください。

 以上、二日酔いのときの宅シネマやYoutubeチャンネルの選択肢として参考になれば幸いです。

 チャールズ父さんの褐色のたくましい胸板を持てなかったアジア種の二日酔いおっさんは、真っ白に肥えた出っ腹をさすりながら、もう寝ます。


母想う梅雨入り前

2023年05月14日 | 映画

 2023年5月も半ばに入ります。五月晴れが続いており、梅雨入りはもうちょっと先のようです。

 さて、宅シネマと勉強に費やした(はずの)大型連休ですが、最終日は家族3人で外食する時間を持ちました。首里の人気ハンバーガー店「Zooton’s(ズートンズ)さんです。

 連休最終日ということで8郎は午前11時からビール! 欧米か(古)。

 「アボガドバーガー」を注文。

 妻は「パンケーキセット」。

 10郎は「ベーコンチーズバーガー」。「まじでおいしい」とかぶりついていました。

 10郎も中学1年です。いつまで父ちゃん母ちゃんに付き合ってくれるかな。

 夜は、座間味出張で一緒に祝えなかった妻と10郎の誕生日を祝うことに。ケーキは妻が好きな「パティスリーユウジ」さんで購入。おいしゅうございました。

 2人とも健康第一で頑張ろう! 

 毎年書いていますが、子の成長はうれしくも、ちょっと寂しいですね。

 お次は連休が終わり、灰色のサラリーマン生活(笑)が再開したとある週末の話です。妻と10郎と夕飯を一緒できないことが分かったので、久しぶりに一人飲みに出かけました。友人が営む店「こ●ぶ」です。20時半のバスで帰るつもりが、常連さん2人につかまってしまい(泣)、2次会へ行くことに。断らんかい! 

 店は、常連さんの行きつけで、数々のカクテルコンテスで優勝経験のある方がオーナーを務めるBARでした。

 優勝したときのカクテルだそうです。名前は忘れましたが、ヴァニラの風味がきいており、おいしゅうございました。女性向けですね。

 このお酒を使っているのだそうです。

 楽しかったのですが(しかもおごってもらいました)、翌日はかなりの二日酔い。勉強にも影響が出ましたね~。8月まではよほどの理由がない限り、飲み会を控えます~。試験やばいっす。

 

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 さて本題です。8郎が連休中に観た映画を4本ご紹介します。近くやってくる梅雨でやーぐまい(在宅)するときにでもご参考になればと思います。

 まずは17年前の傑作ホラー映画『サイレントヒル』(2006年、クリストフ・ガンズ監督)。ずっと見たかった作品の一つです。TSUTAYAでレンタルしました。評判通り独特の世界観がはんぱないですね。非日常感を十分に味わえました。灰色の霧に包まれたゴーストタウンの表現は怖いというより、素晴らしいとさえ思ってしまいました。そして突如鳴り響くサイレン。非日常の世界へのいざないは完璧です! 日本語版の予告動画が見つからなかったので英語版をリンクしています。

  数々のクリーチャーは今見ても古さを感じさせない完成度です(特に三角頭巾処刑人!)。ハッピーエンドではないので妻の評価は低かったのですが、母の愛がテーマだったと思います。子を助けるためなら母はクリーチャーが徘徊する真っ暗な地下室にでも一人で乗り込むのです! ホラーの世界でも、母は強し、ですね。 

 それにしても女性警察官はかわいそすぎました。

 

 お次はBS録画の邦画『ちょっと今から仕事やめてくる』(2017年、成島出監督)です。ブラック企業で精神を病んだ若者と、ふと現れた小学校時代の友達と名乗る謎の青年との交流を描いています。邦画らしいソフトなストーリで、最後はほんわかします。ご都合主義な展開もありますが、心癒される内容です。若手イケメン俳優2人の演技もよかったです。

 謎の友人の支えも当然ながら、実家の母の思いが主人公を支えてくれたのは間違いありません。

 それにしてもブラック企業の人間関係はひどいですね。とはいえ、個別の企業が悪いというより、弱肉強食を許してきた怠慢政治の結果でもあります。働く人を労働基準法でもっと守ってあげなければ、利益しか考えない一部の経営者だけがおいしい思いをし、日本の文化は崩壊しますよ。もうしてるかもしれませんね。

 

 お次は前回に続きシリーズ第2段『名探偵コナン14番目の標的』(1998年)です。アニメとあなどるなかれ。謎ときのスリリングさから最後はスペクタクルな展開まで。ハリウッドの超大作なんかより、ずっと見る価値があります。主要キャラクター毛利蘭の母が登場する稀有な回でもあるそうです。

 家族3人で「コナン映画シリーズ全作制覇」を掲げた次第です(笑)。

 

 最後は超重たいテーマに挑んだ傑作『灼熱の魂』(2010年、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督)です。内戦状態の国に生き過酷な人生を歩んだ女性とその子供たちの心のつながりを描いた作品です。本当に重いので、一人で鑑賞することをお勧めします。見たことを後悔する方もいるかもなので、ご注意願います。8郎評価としては「人生で見るべき映画作」の一つです。

 ギリシャ神話の悲劇「オイディプス王」を題材にしたと思われる残酷で重い展開ですが、テーマの根底にあるのは「サイレントヒル」同様、母の愛です。戦争が生み出す幾多の悲劇を乗り越えてここまで人類が生存し続けるのは、いつの時代も母の愛があるからなんでしょうね。そう思わされる傑作でした。

 マイナスポイントはというと、主人公の姉弟の背景がほとんど描かれないまま展開するので感情移入ができないことです。なので重いテーマに関わらず物語が淡々と進んでしまうように感じました。ストーリーの完成度は高いですが、脚本と演出に難があったのかもしれません。シニカル映画評論家水野8郎の自論なので気にしないで、鑑賞してください。では、さいなら。

 

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 ところで、ブログ更新している本日が「母の日」であることに気づきました。なぜ気づいたかというと、妻が自ら「母の日 寿司セット」を買ってきたからです(笑)。10郎の硬式野球部の送迎中にスーパーで目についたのだそうです。

 そういえば、今朝のスポーツ新聞にもプロ野球選手が母への感謝を書いたコラムが載っていましたね。通院のために母が車で往復1600㌔を送迎したヤクルト奥村投手など、どのコラムも母からもらった無償の愛への感謝に満ちあふれていました。子供にとって母の存在は本当に大きなものだと思います。

 

 さて、ここ2週間は「書き貯め」の意味もあって頑張ってブログを更新しました。でも、8月の試験に向けて「僕だけの80日間戦争」に突入しているので、今後の更新頻度は落ちるでしょう。でも5月中に少なくともあと1回は更新します。

 なぜなら近々8郎が50歳になるからです!  

 とにもかくにも50歳は人生の大きな節目なので記録を残しておきたいと思います。

 ちなみに8郎が母を最後に見てから40年になります。あの時の母は今の8郎より15歳も年下です。自身の記憶の引き出しをまさぐっても母の愛を感じた思い出は特にありません(死んだような目をした母にタバコの火を押し付けられた記憶は残っています)。今さら会いたいとも思いません。人間として大事なものをもらえなかった8郎は、50歳を前にしながら、自分には人間として大事な何かが抜け落ちたままなのかもしれない、と思ったりもします。

 灰色な心境は梅雨入り前だからでしょうか。

 次回からは明るく締めくくろうと思います! 今日はこれにて。


ホームランが聞こえた球春

2023年02月16日 | 映画

 2月も半ばを過ぎて、2月初めての記事となります。4日に立春(暦上での始まり)が過ぎ、沖縄も徐々に温かくなっていきます(ニンガチカジマーイでまた寒くなりますが)。会社からの帰路で見た美しい夕焼けを一枚。

 朝の出勤時には寒緋桜。まだところどころで咲いています。

 今回のカテゴリーは前回に続き映画にしました。2本ご紹介します。まずは韓国映画『ホームランが聞こえた夏』(2011年)です。耳が不自由な高校野球チームに、現役プロ野球選手が監督として招かれ、旋風を起こすという漫画のような設定です。一応、実話がベースだとか。

 コメディータッチで気楽に鑑賞できます。しかし、主人公のプロ野球投手が繰り返し「仲間を信じて打たせて取れ」というのには最初、閉口しました。8郎の野球観と相反するからです。10郎にも聞いてほしくないせりふでした。

 しかし、強豪との決戦を前に、厳しいプロ野球界で生き抜いてきた主人公は、高校生エースについに本音を語るのです。

 「打たせて取れ。というのは教科書の話」。そして、真剣なまなざしで放った言葉がこれです。

 

「試合では、ピッチャーがすべてだ、と思う瞬間がある。そういう気持ちをもって投げてほしい」

 

 かっけ~。8郎が10郎に伝えたいことを言われちゃいました~。ということで辛口映画評論家水野8郎からギリギリ合格点の80点を差し上げます(低!)。

 8郎が10郎に伝えたいのもその一言です。ナインと言ってもマウンドに上がるのは1人。バッターに向かってボールを投げるのもピッチャーだけなのです。そもそも試合を作っているのがピッチャーなんです。ほかのメンバーと責任、負担が同じであるはずがありません。

 「打たせて取ろう」と考えるやつにマウンドに上がる資格はないと思っています。全力で「打ち取る」ことだけ考え、打たれた場合は仲間の助けを求めればいいのです。それを勘違いして指導している昭和のコーチにいい投手は絶対に育てられません。

 マウンドに上がったら君がエースだ。王様として君臨するんだ。打たれたら、いさぎよく責任を取ってマウンドを降りればいい。みんなが「お前なら打たれない。万一打たれたら俺たちが抑えてやる」と願いを託すのがエースピッチャーなのだから。

 と、こちらも昭和の熱血オヤジのものかんげーはここまでにして。。。。

 観客に忖度しない韓国映画にしては内容はとてもソフトです。エンターテイメントとして家族でも見れるし、見て損はしない映画だと思います。試合の結末には、ただでは終わらない韓国映画の根性を見せられた気持ちになりますよ。

 あの夏、耳の不自由な球児たちに、確かにホームランの音が聞こえたんだ、そんな爽やかな青春の余韻を残してくれます。

 とは言え、マイナスポイントもその辺りにあります。タイトルとも連動する耳の不自由な高校生という設定自体がストーリーの核になっておらず、耳が聞こえない生きづらさがあまり伝わってこないのです。ろう学校の高校生という必然性が薄かったように感じました。

 

 お次はBSで鑑賞したものです。『西の魔女が死んだ』(2008年、長崎俊一監督)です。

 不登校の少女と自然の中で一人暮らしをしているおばあちゃん(外国人という設定がミソかも)との心の交流を描いたストーリーです。タイパの時代には敬遠されるであろうのんびりとした展開です。キム兄がいい味だしています。

 おばあちゃんの教えがあまりに善人説なところが気になりました。もちろん映画なのでそういう形が作りやすいのでしょうが。リスキーな現代の子供にこんな教え方では危険だと個人的には思いましたね。

 それはさておき、おばあちゃんと孫娘の世代を超えた絆の強さを描いた素晴らしい作品だと思います。悩める思春期の孫娘におばあちゃんが命を懸けて伝えたかったことは何か。天国からのメッセージが聞こえたエンディングもいいですね。8郎も15年前に亡くなった優しかったテルおばぁを思い出しました。ということで、不覚にも泣いてしまったおっさんが紹介しました。

 

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 ナカユクイで、おいしゅうございましたシリーズです。

 那覇市内のとある居酒屋のランチソーキそば。ソーキ分離型ですね。おいしゅうございました。8郎は具材はすべて器に入れてほしい派です。ソーキの脂がスープに入ってもいいじゃないですか。ソーキにスープが付いてもいいじゃないですか。それを踏まえて作っているのが沖縄そばだと思うので。ま、いろんな沖縄そばがあっていいんですけど! 寒い時期はとくに沖縄そばが食べたくなりますね。

 お次は居酒屋です。野球部の父ちゃん飲み会で使いました。ママさんとお母さん、バイトの子の4人で仲良くやっているフレンドリーな店です。手料理もおいしいです。家から歩いて10分ほどの場所にあるので、使い勝手がよさそうです。飲む機会を極力減らそうと思っている8郎ですが、こういう店は知っておいて損はないですね。申し訳ないですが、事情により店名は明かせません。会社帰りの一人飲みでも使いたいのですが、常連に深酒はしごする知人がいるのでやめておこうと思います(笑)。

 ちなみに野球部父ちゃん飲み会の3時間で、会計と帰路の記憶すらないほど酔ってしまった8郎。とても楽しかったのですが、体力の衰えも感じましたね~。49歳9カ月ですから。 

 

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 最後は、愛息10郎の学童野球ネタで締めさせてください。

 沖縄にもプロ野球チーム9球団が春季キャンプに訪れています。まさに球春到来です。

 昨2022年にセ・リーグを制覇したヤクルトスワローズの選手らが野球教室を開いたので、10郎らも参加してきました(妻同行)。10郎は4月から中学生になるので、こういうイベントも今年までですね。愛息と過ごす球春も今年が最後かぁ~。さみしいな~。

 昨年、日本人で初めて王貞治選手の55本を抜く56HRを放ち、史上最年少の22歳で史上8人目の三冠王となった〝村神様〟こと村上宗隆選手がバッティング指導をしてくれたようです! 奇跡~。10郎いわく「(名球会クラシックで教えてもらった大魔神こと)佐々木さんよりでかかった」そうです!

 村上選手はトスバッティングも実演し、振った2球とも見事スタンドインさせたようです。別日の打撃練習ではバックスクリーンを直撃弾で壊したことでも記事になってましたね。久方ぶりに現れた、夢を与えるスター選手ですね。8郎も見たかったです(泣)。今年の8郎にそんな余裕はありません。

 

 学童野球ネタでもう一つおまけ。U市選抜チームのユニフォームが支給されました。力強いブラックです! みんな、かっけ~。実際はあと3週間しか着ないので安価なTシャツ仕様なんですが、親ばか御免で、まるでWBC日本代表の新ユニフォームお披露目のように輝いて見えました! 166㌢の10郎は後列左から3人目。こう見えてもチームで3番目に背が高いそうです(両隣が1,2位)。背筋をまっすぐにすればもっと伸びるぞ。

 背番号はエースナンバー「1」を希望したのですが、じゃんけん争奪戦で見事に敗れ(笑)、5番となりました。しかし10郎にとって5番は縁起のいい数字。去年の夏、九州・山口大会で見事優勝したとき、マウンドで背負っていたのが5番だったからです。今度も優勝! 県大会に出れなかった悔しさをバネに、今度こそ、沖縄の頂点に立つぞ~。

 3月頭の県大会では誰よりも速いストレートを投げ、誰よりもどでかいホームランを打って優勝に貢献するんだ🔥 君ならできる! 選ばれし頼もしき仲間たちと追う、小学生最後の夢舞台の開会が今から待ちきれません。8郎にはもう聞こえます。沖縄の球春の空に響き渡る、10郎のフルスイングが放つホームランの音が!

 

 カキーン!

 

 ブログチェッカーの皆様に置かれましては、妄想オヤジの戯言はこれ以上聞きたくないと思いますので(笑)、今日はこれにて。


自分で創る

2023年01月24日 | 映画

 今回は大したネタもないので、カテゴリーを久方ぶりに「映画」とさせていただきます。最近見た作品でよかったものを3点紹介いたします。いずれもツタヤやアマプラでの宅シネマです。

 まずは『鳩の撃退法』(2021年、タカハタ秀太監督)。どんでん返し系ですが、あまりにどんでんでんするので、結局、オチはどういう意味だったのかと頭が混乱してしまいました(たまに寝ていた自分が悪いのですが)。どの作品でも同じキャラクターという稀有の俳優、藤原竜也さんは相変わらずの演技力です(最近は10郎までが「また同じキャラ?いつ、あーっ!て叫ぶの?」と聞いてきます。爆)。結論、おもしろかったです。

 お次は『老後の資金がありません』(2021年、前田哲監督)。涙あり、笑いあり、起承転結ありの純粋に「いい邦画」でした。

 現実はこうハッピーエンドでは終わらないでしょう。それを割り切った方なら、楽しめます。8郎家も2千万円なんていまさら作れませんが、8郎家なりに老後資金について考えなければならないと反省しました。現在のマンションの売却も含めてですね(現時点ではほぼ欠点のない素晴らしい自宅なのですが、10郎が高校に行くころはどうなっているのかと考えたりもします)。そういうきっかけとしてもいい映画だったと思います。

 そして今回イチ押しの作品は、40年近く前の『瀬戸内少年野球団』(1984年、篠田正浩監督)。何といっても夏目雅子さんの美しさに圧倒されます。昨年の紅白司会でさらに評価を上げた橋本環奈さんが「千年に一人の美少女」だとすれば、夏目雅子さんは「天地創造以来、神が創りえた最高の日本美人」と言えるでしょう(あくまで8郎私見)。ちなみにタイトルにある少年野球は後半になるまでほとんど出てきません。野球映画を期待するとはずれますね。

 2時間超と長いです。タイパ(タイムパフォーマンス)の時代だからこそ、ゆっくり見てもいいと思いますよ。昭和への哀愁、望郷につまされます。夏目雅子さんだけでなく瀬戸内海の島を舞台にした映像もきれいです。古きよき昭和がぎっしり詰まっています。

 以上、おすすめ映画3作でした。

 

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 ネタ不足のさいの鉄板コーナー、おいしゅうございましたシリーズです。まずは浦添市の『丸源』さん。辛口担々麺、おいしゅうございました。当然ながら8郎の頭頂部からは大量の汗がにじみ出た次第であります。写真左のチャーハンは、鉄板に卵をかけて自分で混ぜながらつくるスタイルでした。

 お次は、お好み焼きの「KO菜YA」です。オリオンビール中ジョッキが350円とリーズナブー。ここぞとばかりに2杯飲んでしまいました。豚キムチなど計4枚をいただき、3人とも超満腹。ですが、さきほどのチャーハンも含め、外食なのに自分でつくる、というのは個人的には合いませんね。プロがつくったほうがうまいに決まっているので。そうです、ふゆーさー(方言で怠け者)です。

 見てるだけでお腹いっぱいになりますね。書いてるだけでもお腹いっぱいになりますよ(じゃ、食うな)。当ブログ開設時から18年も続くご長寿ドラマ『池中8郎83㌔』は年度内にグランドフィナーレを決めてやります! アンコール厳禁でお願いします。

 

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 10郎の学童野球もちょこっと。U市の選抜チームの活動が始まっています。鬼ごっこによる交通事故(泣)で出遅れた10郎、代打や1イニングだけの投球など短時間の出場となっています。そんな中、UL市選抜との練習試合で、ついに選抜チーム初のホームラン⚾を放ったのです。1対0の接戦の中、代打で登場、勝利を決定づけるランニング2ランでした。腹部の痛みが完治していない中でしたが、「軽く振ったけど芯に当たったから飛んだ」と本人は冷静に分析。高反発バット「レガシー」を作った世界のミズノさんにも感謝です(笑)。投手としても1イニングを2三振無失点に抑えました。本人が「久しぶりに9から10割の力で投げた」というほど球の勢いが戻っていました。3月頭の本大会に向けて、投打ともに、いや「走」も含めて存在感を示してくれました! 妻撮影の動画でお伝えいたします。「奪三振」→「2点ランニングホームラン」の順です。

 地元チームでは3度の挑戦でも果たせなかった県大会優勝👑を、この選抜チームで果たしてほしいですね! 学童野球シーズン最後の最後に、こんなに楽しい大会を創ってくれた野球の神様に感謝しています。ちなみにあれやこれやで忙しい8郎は練習試合に同行していません(泣)。すべて妻が撮ったスマホ撮影で満喫しています。もちろん本大会は応援に行きますよ!

 

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 10郎のおそらく小学校最後となる授業参観に妻が参加してきました。教室には「思いを込めた漢字一文字」とテーマが与えられ、各児童の力作が掲示されていました。10郎は「創」と書いていました。

 「自分のために自分を追い込み、強い自分を創っていこう」

12歳の坊やが、なんていいことを書いているのでしょう!(親ばか御免)。「今日は階段上ってきたから腕立て伏せはやめとこう」と妥協しまくっているぐーたら父とは大違いです。息子のまじめなところは大いに伸ばしてあげたいと思います。

 10郎の中学校進学へ向けて、塾も探しています。人生は自分で創る、と意気込んでも知識というベースがなければまずできませんからね。そのベースを中学校でもたくさん蓄積してほしいと思います(本当はもっと読書をしてほしいのですが・・・スマホ世代にはなかなか通じませんね)。いつの世も、青春時代は一に勉強、二に野球! 三、四がなくて、五に恋愛!(あくまで8郎イメージ。友情は野球に含まれています)。それだけは忘れてほしくありません。

 睡眠時間をつくりたいので、今日はこれにて。


真摯にリスタート

2022年02月20日 | 映画

 新型コロナウイルスのまん延防止法が沖縄県では21日から解除されます。県内の感染者数は減っていないので引き続き感染防止は必要ですが〝日常〟がリスタートすることを歓迎したいと思います。

 さて、今回のカテゴリーは「映画」ですが、本題に入る前にサラリーマン8郎の春の人事について記録しておきます。今回は期待通りの残留でした(昇級もなかったのですがこれは期待していなかったのでまあいいです)。数年続けていた特定部署への異動希望を今回はしなかったこともあって予想通りではあったのですが、とにかくほっとしました。過去に書いたように今年は8郎にとって勝負の年です。仕事が一番大事なのは言うまでもないのですが、アフターファイブでも注力しなければならないことがあるのです。診断士試験と愛息10郎の学童野球ラストイヤーのサポートです。もし異動で新しい仕事を覚えなければならない事態になっていたら非常に苦労していたと思います。比較的定時に帰れる現部署は上司同僚にも恵まれており(感謝)、2年目となる現在の担当業務なら必ずやこなせます。40代ラストイヤーであることを毎日肝に命じ、一日一日を全力で頑張りたいと思います🔥 50歳オーバーの世界では、どの部署でも、いや、どこにいようと戦力となれるようスキルを積んでおきたいと思います。

 いつかサラリーマンとして大きな決断を迫られるとき、すべてを会社のせいにする男でいたくないのです(組合にはゴロゴロいますね。8郎は組合は必要な組織だと思いますが、現状を見なくなってしまった組織は機能しません。組合に入っていれば何とかなる、という考えはそもそも持っていませんので現在脱退中です)。そんな姿を10郎に見せたくないのです。

 

 本題に入る前に写真を一枚。愛息10郎、コロナで練習自粛中に体がなまっていたのか、ある夜いきなり「お父さん、明日朝早くからランニングしよう」と誘われました。一年で一番寒い時期ですし、遺伝的に朝に弱い体質だというのは父が一番よく分かっていたので「どうせ起きられないだろう」とたかをくくりOKしました。翌朝午前6時15分、「おい起きろ!」と声をかけられたので寝ぼけまなこで部屋の入口に目をやると、160㌢のスパルタ軍曹が立っているではありませんか! しぶしぶ起床し、付き合いました(笑)。と言っても走ったのは2㌔弱ですがね。父をどんどん置いてけぼりにする息子を頼もしく思いました。

 急に朝練をしようと言い出した理由は父には分かっています。先日一緒にYoutubeで見た、50戦無敗のまま引退した元プロボクシング5階級世界王者メイウエザーの名言『お前が遊んでいるとき、俺は練習している。お前が休んでいるとき、俺は練習している。お前が練習しているとき、もちろん俺も練習している』に啓発されたからです(笑)。息子の挑戦を精いっぱい応援しようと思います。

 2022年の最大の楽しみは、誰よりも大きなホームランをかっ飛ばし、強豪相手のマウンドで仁王立ちする君の姿を見ることです!

 

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 さて、遅まきながら今回のカテゴリー「映画」です。すべて自粛期間中の宅シネマです。1本目は2021年度アカデミー賞脚本賞『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020年、エメラルド・フェネル監督)です。Youtuberが絶賛していたのでTSUTAYAでレンタルしてみました。

映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』予告編

7月16日公開の映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』の日本版予告編が公開された。 詳細はこちら https://realsound.jp...

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 感想はというと、合いませんでしたね~。アメリカ映画らしい〝道徳性の欠如〟が至るところに感じられ、終始不快感が続きました(笑)。こんな生き方をしていたら悪い方向にしかいかないでしょ、っていう。文化の違い、そもそも個人の自由で仕方ありませんが。つくづく、日本に、そして沖縄に生まれてよかったと思わざるを得ません。あの復讐劇のてんまつのどこが成功でハッピーエンドなんでしょうか。弱い者の精いっぱいのリベンジ劇かもしれませんが、あとに残るのは悲しさだけです。次世代には復讐の仕方を教えるより、犯罪に巻き込まれない防犯能力、生き方を教えるべきだと痛感させられます。男性優位社会に女性目線から強烈な異議申したてをしたという意味では傑作かもしれませんが、人間っていやな生き物だとつくづく思わされる映画だとも感じました。好きな人ははまる作品でしょうけど。

 

 2本目はサクっと楽しめた邦画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(2011年、秋元康・総合プロデュース)です。『プロミシングー』で暗い気分になっていたあとだけに、さわやかな気持ちをいただきました。やっぱり邦画が一番ですね! 弱小野球部を女子高生マネージャーが甲子園出場に導くという青春ストーリーもよかったのですが、それ以上に、タイトルにもなっている世界的経営学者ドラッカーの思想に触れることができたのが一番の収穫でした。

 

映画 『もしドラ』 予告編

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 ドラッカーには名著『マネジメント』があります(国家試験「企業経営理論」合格者の8郎なので当選読んだこと・・・ありません!)。その名著から主人公の女子高生マネージャーが得た『最も大切なのは真摯さ』という言葉。8郎も強く共感しました。どれだけ立派な理論があっても、それを真摯に守る、続ける精神がないと中身のないものになってしまいます。真摯さが欠如した者だけは高い地位につけてはならない」とおっしゃる偉大なるドラッカー先生は幾多の研究の末にそうたどり着いたわけですね。どこかの会社からは消えた言葉です。中身を伴わないパフォーマンスを繰り返し、人事権者の権力集中に陰で貢献することが高く評価される社風に10年前から成り下がっているためです。

 備忘録的にドラッカーの言葉を抜粋しておきます。興味のない方は飛ばしてもらって結構です。 


 人の強みでなく、弱みに焦点を合わせる者をマネジメントの地位につけてはならない。人のできることはなにも見ず、できないことはすべて知っているという物は組織の文化を損なう。何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つ者も昇格させてはならない。仕事よりも人を問題にすることは堕落である。
 真摯さよりも、頭脳を重視する者を昇進させてはならない。そのような者は未熟である。有能な部下を恐れる者を昇進させてもならない。そのような者は弱い。判断力が不足していても、害をもたらさないことはある。しかし、真摯さに欠けていたのでは、いかに知識があり、才気があり、仕事ができようと、組織を腐敗させ、業績を低下させる。
 真摯さは習得できない。仕事についたときにもっていなければ、あとで身につけることはできない。真摯さはごまかしがきかない。一緒に働けば、その者が真摯であるかどうかは数週間でわかる。 部下たちは、無能、無知、頼りなさ、無作法など、ほとんどのことは許す。しかし、真摯さの欠如だけは許さない。そして、そのような者を選ぶマネジメントを許さない。 

 8郎が20年前の入社時からこの会社に感じ続けていることをドラッカーが歴史的な名著で完全に指摘してくれました。試験に合格したあと、名著を手にしてみたいと思います!

 

 さて、3本目は予想に反して(失礼)面白かった学園ミステリー『暗黒女子』(2017年、耶雲裁治監督)です。テンポよい展開と鮮やかなどんでん返しを家族3人で楽しめました。大事なキーワードは「あたしだけが主役! そしてあたしを引き立てる脇役が必要なのよ!」です(怖)。

映画「暗黒女子」キャラクター予告(白石いつみ篇)

映画「暗黒女子」キャラクター予告! 「白石いつみ篇」を解禁しました!!! 映画『暗黒女子』 http://ankoku-movie.jp/...

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 ミステリーとして評価がもっと高くていい映画だと思いますが、女子高生数人の人間関係にどっぷりと浸ってしまうので、その世界観の狭さが足を引っ張っているのかもしれません。娘がいない48歳のおじさんには新鮮で面白かったです。世の中のおじさんたち、作品選びに迷ったときはどうぞ。県出身の玉城ティナさんもご活躍です。

 

 そして最後の1本は今回、というかここ最近でイチオシです。先日BSでやっていたのでご覧になった方も多いでしょうが『怪しい彼女』(2016年、水田伸生監督)です。いい映画でした。8郎も一緒に見ていた妻子に隠れて泣いてしまいました。

映画『あやしい彼女』予告篇

映画『あやしい彼女』予告篇です。 2016年4月1日(金)ロードショー!

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 73歳の高齢女性が謎の写真館で写真を撮った瞬間に20歳の体に戻り、孫のバンドに入って大ブレーク、理想の恋人との出会い、娘孫との関係修復っていうファンタジーな設定なのですが、子や孫との世代間のギャップを乗り越え、お互いに生きることの大切さを共感できるという素晴らしい内容となっています。コメディー要素もふんだんです。ご家族で見るべき映画ですね。

 一番素晴らしかったポイントは、昭和世代の生きざまをリスペクトしながらも、けっして次世代の気持ちを無視していないところです。それが見事に交わって、すべての世代向けの作品に成就しているような気がします。次世代への視点が欠けているものほど、自分勝手な作品はありませんからね。ここ10年程、特に某公共放送の朝ドラはじめ、世の中の商品が〝昭和世代礼賛もの〟ばかりであふれているような気がします。金と権力持ってる多数層だから仕方ないかもしれませんが、過去を懐かしむだけでは次世代に夢を与えることはできませんよね。この映画にはそういったところはなく、個人的にはここ数年で見た映画でもベスト10には入ります。ちなみに韓国映画のリメイク版だそうです。

 以上です。邦画3作はすべておススメです! 

 

 さて、現部署残留が決まったことで、心も落ち着きました。年間計画を立てることもできます。コロナ制限も大方解除されますので、あとはやるべきことを真摯にやるだけです!