沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

悩み抜く2月末

2023年02月27日 | どぅしぐわぁ

 2月もそろそろ終わります。早いですね。2月最後の記事はネタが分散しており、何から伝えようか、次回に持ち越そうか迷いどころですが、2月で締めたいネタだらけなので要点を絞って、まとめて報告いたします。

 

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 まずは本題に入る前に、2月はサラリーマンにとって人事の季節、8郎自身について報告です。

 現部署への残留が決まりました。とてもほっとしています。実は以前に信頼できる情報筋から「(8郎が)かつて希望していた部署への配置で進んでいる」という前情報が入っていました。情報の真偽はともかく、それを知ったとき正直困りました。希望していたのはすでに過去の話。ここ数年は異動希望すら出していません。何度も書いていますが、慣れた今の部署から当面動きたくないのです。新しい仕事を覚える余裕は今の8郎にはありません。この不透明な流れは、誰かが個人的嗜好で人事をいじくったということなんでしょう(そしてそのまま海外旅行に逃亡するのは毎年恒例)。結果、8郎個人にとってはいい結果となったのでどうでもいいんですけどね。

 また、誰かの「超お気に入り」(人事権者周辺談)とされる若手社員が、ありえないほどのスピードで昇進を重ねているようです。「女性活躍」が理由だとか。長年頑張っている女性はほかにも数十人いるのですが。。。〝抜擢〟された本人も本意でなければ、やりにくいでしょう。

 毎年この時期に虚無的に壁に掲示される人事異動表を見るたびに(自分の立ち位置以外に興味がないので詳細まで見ませんが。笑)、この会社の行く末を憂い、悩める49歳です。本業のもうけである「営業利益」は実質3期連続赤字です。普通なら銀行が「斜陽企業」と判定してお金を貸さなくなり、上場会社なら経営陣は責任を問われ刷新を求められます。ところがうちの株主総会(ほぼ社員)では、笑顔と拍手で役員継続を承認します(その後役員室では拍手をした社員を集めての打ち上げもあるようです)。誰がこんな会社にしたのでしょうか。人事権者だけではできません。周辺の犬たちにも大きな責任があります。

 今8郎にできることは数年後を見据えて日々を大切に過ごすだけです。自分の人生は自分でつかみたいと思います。

 

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 さて! 本題に入ります。

 小学校からのどぅしぐわぁーである森ドゥが出演するギターライブを観てきました。会場は那覇市のイタリアンレストラン&ライブハウス「GALA」。日曜夜にもかかわらずTら~が付き合ってくれました。去年の忘年会以来ですが元気そうでした。どぅしぐゎの元気な姿を見ると自分も元気になってくるから不思議です(笑)。

 安達久美さんという著名女性ギタリストがメーンのステージでした(同情するなら金をくれの方ではありません)。われらが森ドゥは時折安達さんから主役を奪うなど、タイマンはってのハイパフォーマンスを見せてくれました。かっちょよかったです。観客も家族連れや高齢の方々も多いなどファミリーなノリでした。

 休憩時間に森ドゥが8郎らの2階席まで来てくれたのでスリーショット撮影。みんな、髪はなくなり(8郎だけか)、しわが増え、頬と顎のラインはたるみ、完全に人生の途上で疲れ切ったアラフィフおじさんです(笑)。でも、みんな自分を信じて一生懸命生きています。どぅしぐわぁーの活動を応援できることは幸せで素晴らしいことだと思いました。これからも頑張ろうぜ!

 ちなみにその日、実は体調不良だった8郎。日曜夜だったこともあって当初行かないつもりだったのですが、たまたま出勤だった(!)ことと、ライブ会場が会社から近かった(!)ことが、後押ししました。運命を感じましたね(笑)。でも体調不良もあって2本頼んだ瓶ビールの味をあまり感じませんでしたぁ。帰宅後も鼻水と頭痛、喉痛にうなされる始末。地声はハスキーボイスのプロレスラーの本間朋晃さん(下記参照)並みにガラガラとなっています。ずっと平熱なのでコロナやインフルではないと思いますが、同席した2人(特にTら~)に影響がないことを祈っております。他力本願ですいません。その夜も、今も平熱ですから多分大丈夫!

 体調がよければ最後まで楽しんだのですが、Tら~と相談し、後半開始早々に会場をあとにしました。森ドゥ、すまそ! メシもおいしくいい会場でした。会場のサイトをご参考までに貼っておきます。あとひまつぶしの動画1本も(見なくて結構)。

Italian restaurant & Live house Gala-那覇市松山のライブステージ×イタリアンレストラン-

 

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 悩み抜いた末に、ついに愛車エクストレイルを廃車しました。妻が中古車業者に売却してきました。売値は10万円(泣)。営業マンはオイル漏れがあることを知るとがっくりし、「オイル漏れさえしてなければ売値80万円行けたかもしれないです」と悔しがっていたそうです(われらがT-31は超が付く人気車種ですから)。とはいえ、こちらもたかが10万円で売っていいのかどうか、ぎりぎりまで迷いました。でも、時間がなかったのです(車検切れ当日ですから)。泣く泣く妻にLINEで売却を指示しました。先代カペラワゴンの衝撃の0円に比べれば頑張り切ったかな。。。

 妻から「最後にいっぱいなでなでした」とのコメントと写真が届きました。通勤に使っていた妻は8郎の倍以上、運転席に乗っていたわけですからね。家族みんな、さみしい思いでいっぱいです。

 さようなら、そして、ありがとう、エクストレイル! 

 君と一緒に走り抜けた11年間は、8郎家にとって一生忘れられない最高の11年間でした。

 

 当面マンスリー契約で軽自動車を借りることになっています。マイカーがなければ生活できませんので。

 同時並行で新車も検討しようと、先日、市内のトヨタさんに足を運んできました。購入する場合は次はトヨタさんに決めていますので。唯一試乗したのはいわゆる〝元祖高級SUV〟ことハリアーです。唯一無二の愛車だったエクストレイルを超える性能と感動を与えてくれる一台があるとすれば、これしかない!と妻とも思いを共有していたからです(もちろんランクルにはかないませんが・・・)。ハリアーと言っても8郎が指定したのはSグレード、いわゆる廉価版です。フルオプションの最上級グレードは500万円くらいするそうです(驚)。買えるかっ! 〝廉価版〟だろうがハリアーはハリアー。かっこいいです。

 前席は運転席と助手席を分ける分離型。分離帯に当たるギア周りは「馬の鞍」をイメージしているそうです。かっちょよすぎて、おじさん声も出ません。ただしハンドルはトヨタの汎用タイプみたいです。

 8郎家にとって後席は非常に重要です。名護のじいじ、ばあばを載せて5人でドライブに行くことがこれからも想定されるからです。愛息10郎が年々大きくなっているので、窮屈さを感じてほしくないのです。試乗してみると、ドアからの乗りやすさ、座り心地は最高でした。完全にエクストレイルを上回っていますね。

 荷室も広いです。思い起こせば11年前、エクストレイルを買う前に全SUVのカタログを広げ、比較表を作ったところ、エクストレイルは8郎家の「希望に応える度」95点だったのですが、実はハリアーが同98点と唯一エクストレイルを上回りトップに立っていたのです。もちろん当時は高級志向より頑健志向を選んだのですが。荷室はほぼフラットにすると最長190㌢もあるようです。ゴルフバッグも似合いそうです(ゴルフなどしている余裕はありませんが)。車内高ではエクストレイルに分がありますので、荷室の機能はどっこいどっこいでしょうか。

 公道に出て10分ほど試乗しました。エクストレイルと同じくガソリン2000ccなので、パワーは変わらないのですが、静粛性は格段にハリアーが上でしたね。後席はさらにいいようです。エクストレイルの後席は雨が降るとトタン屋根のようにバチバチ音が鳴り響いたものです(笑)。今となってはいい思い出です。

 途中で駐車し、横からの眺めを撮影。ボックス型のエクストレイルとは違ったハリアーの流線形がこれまたかっちょよすぎます。流線形はあまり好きでない8郎ですが、ハリアーだけは別格だと思っています。カーデザイナーさんのまとめあげるセンスに拍手!

 

 ヒップもかっけ~。Sグレードでリアスポイラーが2本も出ているのはハリアーだけというネット情報もありました(真偽不明)。

 感想はというと、よかったです。エクストレイル「どこにでも連れて行ってくれる無骨で頑健な弟」だったとすれば、ハリアー「どこにいても自慢できる容姿端麗の最強姉御」的な印象を受けました。デザイナーさんは、この美しい流線形について「都会を颯爽と歩くキャリアウーマン」をイメージしたのかなと勝手に考えたりもしています。

 しかし、若い女性営業さんが出した見積もりを見てびっくり。300万円をはるかに超え400万円に近い金額です! 8郎家のギリギリ予算「300万円以内」に門前払いを突きつけるような金額です。何度も言いますが、グレードは一番下の「廉価版」(Sグレード)ですよ! 

※ちなみにこのSグレードの登場によって「ハリアーはもはや高級車ではない」と決別するセレブなカーマニアも多いのだとか。ほっとけ!

 半導体不足などの影響もあり、今購入しても納期は早くても8月だそうです。あと半年間待たねばならないのです。しかし、だからこそ買うなら早めに決断しなければなりません。ほかにはカローラツーリングも選択肢に入れてはいるのですが、後席がイマイチなんですなぁ。。。でもハリアーの見積もり額より少ない額で、フルオプションを付けることができます。

 ハリアーを買うのか買わないのか、いやそもそも買えるのか。今、一番悩んでいるのがこれです。

 

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 さて、最後に愛息10郎の学童野球です。楽しかった4年間の学童野球シーズンのエンディングとなる「第14回美●島選抜大会」があと1週間後に迫りました。メンバーとしての練習は終え、本番を待つのみです。正直なところ、10郎のスタメン入りは厳しい状況が続いています。もちろん、親から見ても沖縄学童野球界きっての二刀流であることは疑う余地もないことであり(親ばか御免)、堂々と4番に座る実力はあるのですが、問題はポジションなのです。エースの座でライバルのM君に遅れを取っています。最後の練習試合でも下級生相手に2四球を出してしまい、降板を命じられています。

 つまり先発ピッチャーの座をライバルに取られてしまったのであれば、二番手か三番手の登板を期待されるため、ベンチスタートとなる可能性が高いのです。10郎はキャッチャーもファーストも外野もこなせるのですが、そのポジションには他チームで専門張っていた子がいるのですよ。自慢の打撃を売りに、その子たちからポジションを奪わない限り、スタメンは厳しいかもです。

 去年の今頃から取り組んだ「ショートアーム投法」で効果を出していたのに、自チームの監督、コーチ陣に「ショートアームじゃなければもっと速い球投げられるよ」と修正されたようで、ここに来て、かつての勢いが失せています。悔しい限りです。昭和野球の理論には一理あるのですが、父から見て息子のカラダに合っているとは思えないのです。残り1週間でショートアームに戻すか、そもそも戻せるのか。。。

 下写真は選抜チーム最後の練習での弁当タイム。妻がLINEで送ってくれました。もう中学生、ではありません、まだ小学生なんです。弁当をむしゃむしゃ食べる姿はまだまだかわいいもんです。

 フォーム回帰or現状維持に関しては、本人に決断を下してほしいと思います。自分が選んだ手段で結果を見せてほしいからです。とはいえ、もう中学生、ではありません。まだ小学生なんです(何回言う?)。最後の重要な大会だけに、ここは親が責任をもって強引にでも最善の方法へと導くべきではないのか。。。悩んでいます。

 どちらにしろ、選抜大会まで残り数日です。監督の頭の中ではスタメンは決まっているはずです。なので、あとはやるだけなんです。10郎には常々言っています。「たとえスタメンでなくても、チームは必ずお前の力を頼ることになる。その時のためにできること、素振り、タオルピッチングを誰よりもしておくんだ」と。その準備する努力こそが、父8郎が野球を通して息子に伝えたいことなのですから。下写真は10郎の努力を伝える一枚。地道に続けている自重筋トレで、12歳とは思えないバッキバキの肉体美になっていました!(驚&爆)

 こう見えても〝まだ小学生〟である10郎最後の大会の様子は、来週半ばまでには報告いたします。皆様の応援もよろしくお願いいたします。決戦にそなえ、親ばか御免でグローブ3つを磨きました。痛んできたグローブをケアしているうちに、いろいろな思い出が蘇ってきました。万感の思いで「父ちゃんが磨くのは今日で最後だぞ」と10郎に伝えたところ、Tiktokを見ながら「ほい」と軽い返事が返ってきました(笑)。

 はい。恒例ながら行かせていただきます。

 

 チバリヨー! 10郎。

 出すぞ、120㌔の剛速球! 

 バチミカセ!100㍍の大ホームラン。

 

【後記】以上のもろもろの事案について、2月ぎりぎりまで悩み切ろうと思います。頭と体の節々が痛いので今日はもう寝ます。


相棒との別れ

2023年02月19日 | 家族、親戚

 悲痛の別れはあまりにも突然やってきました。8郎にとって〝最強の相棒〟であり、家族の一員でもある愛車日産エクストレイルとの別れです。車検前の検査でオイルやラジエター液の漏れなどエンジンの状態がすこぶる重症であることが判明したため、もう車検を通さずに廃車することを決断したのです。くぅ~。文字通り断腸の思いです。

 エクストレイルは、愛息10郎がまだ1歳半だった2012年に購入し、今年で12年目を迎えていました。聞くところによると、近年は廃車の目安として「13年13万㌔」というのがあるそうです。エクストレイルの走行距離は9万㌔弱です。「あと5年はいけるだろう」と前述の通り5回目の車検前検査に出したのですが「かなり重症です。修理すると40万円以上かかります。部品発注など考えると修理期間も長期間になります。廃車を検討したほうがいいかもしれません」との返答だったのです。にわかに信じられず、ほかの格安業者にも診てもらいましたが「タイヤはなんとか車検を通せたとしても30万円近くはかかる。継続使用はできなくもないがおススメはしない」とほぼ同様の回答でした。

 今年手放すなんて一切頭になかった8郎は頭が混乱し悩みました。しかし〝頑健〟こそが信条のエクストレイルにとって、中途半端な延命治療は彼のプライドを傷つけるのではないかと考え直したのです。本当に断腸の思いで苦渋の決断を下したのです。

 下写真は11年間大事に保管していた購入当時のパンフレットです。今もページをめくるたびに当時の興奮が伝わってきます。

 当時、妻とボディカラーをレッドにしようかギリギリまで迷いましたよ。最終的に「沖縄の直射日光を考え白にしよう」と決めたのですが、ディーラーから「もう間に合いません。やるとしても別途10万円かかります」と言われたことまで思い出しました。結果、今のスチールブルーに落ち着きました。

 4WD機能かつ最低地上高210㍉という悪路走破性、ダイビングスーツのまま座ることができる防水仕様のシート&ラゲッジ、車中泊に最適なフルフラットのアレンジシート、年に数日しか使いませんが、あるととてもうれしくなる全シートヒーターなどなど、8郎にとって文句のつけようがない車でした。欠点といえば、先代カペラワゴンと比べ地上高が高いだけに、悪路では多少乗り心地が悪くなることくらいでした(ほぼ気になりませんでしたけどね)。

 もちろんハイパフォーマンスとしてはSUV王者ランクルには到底及びませんが、8郎家のライフスタイルを考えるとこれ以上の車は見つかりませんでした(実は1車種だけあったのですが・・・金銭的に断念)。このサイズのSUVとしては当時250万円台とコスパもよかった。5年ローンはきつかったけど、250万円以上の喜びを8郎家にもたらしてくれました。感謝と感動しかありません。

 それなのに、もう別れの時期が来たというのですか。。。

 

 ※購入当時の記事も載せておきますね。

 

最強の相棒、来る! - 沖縄 8 Scene

ついに買いました!日産エクストレイルです。小心者の夫婦が悩みに悩んだ末に、「40代のほとんどをすごす車になる。後悔しないものを買おう」と決意しました。10年飽き...

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個人的な備忘録としてエクストレイルの基本データを記載しておきます。読まないで結構です(笑)。

エクストレイル(X-TRAIL)2012年式  4WD  20TX  T31型

総排気量 1,997L

全長   4,635㍉

全幅   1,790㍉

全高   1,700㍉

重量   1.53㌧

ホイールベース 2,630㍉

最低地上高 210㍉

最少回転半径 5.5㍍

車両総重量 1,805㌔

最大出力(Kw/rpm) 101/5200

最大トルク(N-m/rpm) 200/4400

 

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 廃車をほぼ決定した日、迎えに行った妻の職場駐車場でも別れを惜しむかのように左右斜めから撮影。12年目もかっこいいぞ! 本当にもう走れないのか!? うそだろ~。

 ヒップだってかっこいいんです。

 写真を撮っている間にもいろいろな思い出が蘇りましたよ。キャンプ(伊平屋島まで連れていきました)や父子車中泊・野球部遠征など家族のイベントをはじめ、ダイビングやマラソン大会での個人的使用(仮眠や着替えも余裕)、親せき行事の節目、どぅしぐわぁたーとの楽しい男旅など数えきれない思い出が詰まっています。仕事で使ったこともありますね。運転手付きの高級車で逃げるある要人を追いかけまわして、追い詰めたこともあります(どんな仕事だばー!笑)。いつも8郎を守り助けてくれました。一人車中泊ができなかったことだけが唯一の心残りです。※2万円?した専用のサンシェードも使えなくなりますなー。

 10郎が野球練習へ出発する前に、自宅マンション前で妻子と記念撮影。「これがエクストレイルとの最後のドライブになるかもしれないよ」と聞かされた10郎も寂し気でした。

 それにしても何ともいいようのない感情に襲われています。大型ペットを飼ったことはないのですが、この感情は俗にいうペットロスに近いものではないかと思っています。少なくともあと2年は走ってくれるだろう、と思っていたのに、晴天の霹靂の別れが訪れたのですから。

 とは言え現実は非常です。相棒を失うことになる悲しみを処理できないまま、次の車の手配を急がなければなりません。妻の通勤、10郎の野球活動など8郎家のライフスタイルにおいて自家用車は絶対必要だからです。ところが半導体不足もあって世の中はどの車も納期に数カ月かかります。一体、どうすればいいのでしょうか! 今はやりのサブスクですら納期は早くても1カ月半と聞きます。当面はレンタカーという荒業に出る必要性もありそうです。

 いい方法あれば、誰か教えてください!(笑) 車検の有効期限まであと2日です。

 突然の愛車ロスによって2月半ばの美しい朝焼けにも全く心動かされない49歳です。


ホームランが聞こえた球春

2023年02月16日 | 映画

 2月も半ばを過ぎて、2月初めての記事となります。4日に立春(暦上での始まり)が過ぎ、沖縄も徐々に温かくなっていきます(ニンガチカジマーイでまた寒くなりますが)。会社からの帰路で見た美しい夕焼けを一枚。

 朝の出勤時には寒緋桜。まだところどころで咲いています。

 今回のカテゴリーは前回に続き映画にしました。2本ご紹介します。まずは韓国映画『ホームランが聞こえた夏』(2011年)です。耳が不自由な高校野球チームに、現役プロ野球選手が監督として招かれ、旋風を起こすという漫画のような設定です。一応、実話がベースだとか。

 コメディータッチで気楽に鑑賞できます。しかし、主人公のプロ野球投手が繰り返し「仲間を信じて打たせて取れ」というのには最初、閉口しました。8郎の野球観と相反するからです。10郎にも聞いてほしくないせりふでした。

 しかし、強豪との決戦を前に、厳しいプロ野球界で生き抜いてきた主人公は、高校生エースについに本音を語るのです。

 「打たせて取れ。というのは教科書の話」。そして、真剣なまなざしで放った言葉がこれです。

 

「試合では、ピッチャーがすべてだ、と思う瞬間がある。そういう気持ちをもって投げてほしい」

 

 かっけ~。8郎が10郎に伝えたいことを言われちゃいました~。ということで辛口映画評論家水野8郎からギリギリ合格点の80点を差し上げます(低!)。

 8郎が10郎に伝えたいのもその一言です。ナインと言ってもマウンドに上がるのは1人。バッターに向かってボールを投げるのもピッチャーだけなのです。そもそも試合を作っているのがピッチャーなんです。ほかのメンバーと責任、負担が同じであるはずがありません。

 「打たせて取ろう」と考えるやつにマウンドに上がる資格はないと思っています。全力で「打ち取る」ことだけ考え、打たれた場合は仲間の助けを求めればいいのです。それを勘違いして指導している昭和のコーチにいい投手は絶対に育てられません。

 マウンドに上がったら君がエースだ。王様として君臨するんだ。打たれたら、いさぎよく責任を取ってマウンドを降りればいい。みんなが「お前なら打たれない。万一打たれたら俺たちが抑えてやる」と願いを託すのがエースピッチャーなのだから。

 と、こちらも昭和の熱血オヤジのものかんげーはここまでにして。。。。

 観客に忖度しない韓国映画にしては内容はとてもソフトです。エンターテイメントとして家族でも見れるし、見て損はしない映画だと思います。試合の結末には、ただでは終わらない韓国映画の根性を見せられた気持ちになりますよ。

 あの夏、耳の不自由な球児たちに、確かにホームランの音が聞こえたんだ、そんな爽やかな青春の余韻を残してくれます。

 とは言え、マイナスポイントもその辺りにあります。タイトルとも連動する耳の不自由な高校生という設定自体がストーリーの核になっておらず、耳が聞こえない生きづらさがあまり伝わってこないのです。ろう学校の高校生という必然性が薄かったように感じました。

 

 お次はBSで鑑賞したものです。『西の魔女が死んだ』(2008年、長崎俊一監督)です。

 不登校の少女と自然の中で一人暮らしをしているおばあちゃん(外国人という設定がミソかも)との心の交流を描いたストーリーです。タイパの時代には敬遠されるであろうのんびりとした展開です。キム兄がいい味だしています。

 おばあちゃんの教えがあまりに善人説なところが気になりました。もちろん映画なのでそういう形が作りやすいのでしょうが。リスキーな現代の子供にこんな教え方では危険だと個人的には思いましたね。

 それはさておき、おばあちゃんと孫娘の世代を超えた絆の強さを描いた素晴らしい作品だと思います。悩める思春期の孫娘におばあちゃんが命を懸けて伝えたかったことは何か。天国からのメッセージが聞こえたエンディングもいいですね。8郎も15年前に亡くなった優しかったテルおばぁを思い出しました。ということで、不覚にも泣いてしまったおっさんが紹介しました。

 

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 ナカユクイで、おいしゅうございましたシリーズです。

 那覇市内のとある居酒屋のランチソーキそば。ソーキ分離型ですね。おいしゅうございました。8郎は具材はすべて器に入れてほしい派です。ソーキの脂がスープに入ってもいいじゃないですか。ソーキにスープが付いてもいいじゃないですか。それを踏まえて作っているのが沖縄そばだと思うので。ま、いろんな沖縄そばがあっていいんですけど! 寒い時期はとくに沖縄そばが食べたくなりますね。

 お次は居酒屋です。野球部の父ちゃん飲み会で使いました。ママさんとお母さん、バイトの子の4人で仲良くやっているフレンドリーな店です。手料理もおいしいです。家から歩いて10分ほどの場所にあるので、使い勝手がよさそうです。飲む機会を極力減らそうと思っている8郎ですが、こういう店は知っておいて損はないですね。申し訳ないですが、事情により店名は明かせません。会社帰りの一人飲みでも使いたいのですが、常連に深酒はしごする知人がいるのでやめておこうと思います(笑)。

 ちなみに野球部父ちゃん飲み会の3時間で、会計と帰路の記憶すらないほど酔ってしまった8郎。とても楽しかったのですが、体力の衰えも感じましたね~。49歳9カ月ですから。 

 

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 最後は、愛息10郎の学童野球ネタで締めさせてください。

 沖縄にもプロ野球チーム9球団が春季キャンプに訪れています。まさに球春到来です。

 昨2022年にセ・リーグを制覇したヤクルトスワローズの選手らが野球教室を開いたので、10郎らも参加してきました(妻同行)。10郎は4月から中学生になるので、こういうイベントも今年までですね。愛息と過ごす球春も今年が最後かぁ~。さみしいな~。

 昨年、日本人で初めて王貞治選手の55本を抜く56HRを放ち、史上最年少の22歳で史上8人目の三冠王となった〝村神様〟こと村上宗隆選手がバッティング指導をしてくれたようです! 奇跡~。10郎いわく「(名球会クラシックで教えてもらった大魔神こと)佐々木さんよりでかかった」そうです!

 村上選手はトスバッティングも実演し、振った2球とも見事スタンドインさせたようです。別日の打撃練習ではバックスクリーンを直撃弾で壊したことでも記事になってましたね。久方ぶりに現れた、夢を与えるスター選手ですね。8郎も見たかったです(泣)。今年の8郎にそんな余裕はありません。

 

 学童野球ネタでもう一つおまけ。U市選抜チームのユニフォームが支給されました。力強いブラックです! みんな、かっけ~。実際はあと3週間しか着ないので安価なTシャツ仕様なんですが、親ばか御免で、まるでWBC日本代表の新ユニフォームお披露目のように輝いて見えました! 166㌢の10郎は後列左から3人目。こう見えてもチームで3番目に背が高いそうです(両隣が1,2位)。背筋をまっすぐにすればもっと伸びるぞ。

 背番号はエースナンバー「1」を希望したのですが、じゃんけん争奪戦で見事に敗れ(笑)、5番となりました。しかし10郎にとって5番は縁起のいい数字。去年の夏、九州・山口大会で見事優勝したとき、マウンドで背負っていたのが5番だったからです。今度も優勝! 県大会に出れなかった悔しさをバネに、今度こそ、沖縄の頂点に立つぞ~。

 3月頭の県大会では誰よりも速いストレートを投げ、誰よりもどでかいホームランを打って優勝に貢献するんだ🔥 君ならできる! 選ばれし頼もしき仲間たちと追う、小学生最後の夢舞台の開会が今から待ちきれません。8郎にはもう聞こえます。沖縄の球春の空に響き渡る、10郎のフルスイングが放つホームランの音が!

 

 カキーン!

 

 ブログチェッカーの皆様に置かれましては、妄想オヤジの戯言はこれ以上聞きたくないと思いますので(笑)、今日はこれにて。