沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

計画を実行する力

2018年07月28日 | スキルアップ

  中小企業診断士試験まで残り1週間となりました。末尾に改めて記しますが、今回は討ち死に間違いなしですね(笑)。下写真は夕焼けのような朝焼けです。珍しく霞がかかっていました。連発する台風の影響でしょうか。

 さて、夏休みの思い出づくりにと、うるま市の手作り工作のイベントに参加してきました。会社を休み10郎を連れて会場に向かいます。「その前に漫画倉庫に行きたい!」と主張するので連れて行くと、ゲーム用の中古カードを交わされました。レアものだそうです。「お父さんに勝ってもらった、と自慢してやる!」と意気込んでいました(笑)。おそらくそういう友達か先輩がいてうらやましたかったのでしょう。夏休みの思い出にと買ってあげました。2枚で400円。通常は1枚30円程度らしいので6~7倍の高値です。ご満悦の愛息。

 途中で、浦添市美術館で開催している「葛飾北斎展」を鑑賞しました。文化・芸術にうとい8郎は、北斎といえば「富嶽三十六景」や88歳で死ぬ直前の名台詞とされる『100歳まで生きられたら本当の絵描きになれたのに』を知っているくらいでした。展示内容は、アニメの原点など面白い絵がたくさんありましたが、ただ、大判?がなく、ほとんどがA4~3サイズ。ちょっと寂しい感じでしたね。有名な高波と富士山のやつとか、どかーんと壁にあるのだと勝手に想像していました(よく見ればあったのかもしれませんが)。物不足だった江戸時代だけに、日本画家も大きな絵は描いていなかったのでしょうか。でも、10郎もなんらかのインスピレーションを得たような感じでしたよ。みなさんもぜひ。

 美術館を背にTシャツを中入れする無粋な愛息です。

 西原町の「食堂やまびこ」でランチ。昔、妻と西原町に住んでいたときに、たまに使っていた食堂です。一時閉鎖していたようですが、数年前からリスタートしていたので気になっていたのです。

 店内はこんな感じ。メニューは沖縄食堂の王道系。意外にも若い女性が二人で切り盛りしていましたね。10数年前の記憶は定かではありませんが、このお二人ではなかったと思います。後継者の方なのでしょうか。

 10郎はオムライス。全部食べられなかったので手伝いました。8郎はしょうが焼きを注文。どちらも若い女性が作ったという感じで、きれいでおいしゅうございました。メタボ世代の8郎にとっては、おばちゃんたちが作る「濃い味」が恋しくもなりましたね。完全に旧世代ですね。

 さて、うるま市の会場に到着。木材で箱をつくります。スタッフのお兄さんがかなり手伝ってくれるので初心者でも大丈夫です。

 ものづくり精神に火が付いたのか、真剣な目つきの10郎。スタッフさんの指導の下、まるで職人のように木材に線を引きます。恒例の「への字口」もお兄ちゃんになった感があります(笑)

 慎重にくぎを打ちます。息子の真剣な表情にひと夏の成長を見出します。・・・しかし、どうしても後ろの黄色いキャラクターが目に入ってきますなぁ。

 ということで記念撮影。中身は女性でしたが、快く受けてくれました。熱い中、ご苦労さまです。ところで、君の名は?

 しかし、初めてのノコギリに苦戦したことから想像できましたが、組み立てるときにぴったり合いませんでした。きれいに線を引いても、その線を地道に削って形にする力がなければ、最後に差が出る、ということを実感した10歳です。いい経験になったね。スタッフさんが、蝶つがいをつける部分をカンナで削ることに。かなり形が変わりましたが、うまく収まりました。スタッフの皆さんからは「アートみたいになってる」と評価(?)をいただきました。2時間近くかけて、ついに完成! 暑さのあまり汗も大量にかきました。

 「自分でつくったものだから大事にするよ」とのこと(そうでなくても大切にせい。笑)。翌日、この箱に400円で購入したものを含む大量のゲームカードを入れて、勢いよく学童に向かいました(笑)。重くねぇ~か~。「父さんに勝ってもらったばーよー」と自慢してきたかな。

 

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 さて、試験です。

 「本番までに毎月60時間。最低でも2科目合格」を目標に、昨年12月にスタートした勉強ですが、まさに計画倒れ! 現時点で286時間。本番までにやっと300時間を超えるくらいでしょうか。1科目だけに集中していれば、その1科目は合格できたでしょうが、3、4科目に手を出してきたので、すべてが中途半端に終わっています。すべて、戦略の失敗、というより、単なる努力不足、の一言に尽きますね。宅建のときに比べると、積み重ねるスピードは上がってきているのですが、それは自己満足の範囲で、比較になりませんし。今回は「財務・会計」「情報システム」の2科目だけ受験します。過去問では惨敗中です。

 ただ、受けるからには来年以降の足がかりとなる何かは残しておきたいと思います。それはテストの点数ではなく、必死でもがいたという努力の証です。

 さきほどの葛飾北斎にまつわる逸話がエネルギーをくれたので、ご紹介します。

 

(前略)弟子の露木為一の証言では、「先生に入門して長く画を書いているが、まだ自在に描けない・・・」と嘆いていると、娘阿栄が笑って「おやじなんて子供の時から80幾つになるまで毎日描いているけれど、この前なんか腕組みしたかと思うと、猫一匹すら描けねえと、涙ながして嘆いてるんだ。何事も自分が及ばないと自棄になる時が上達する時なんだ」と言うと、そばで聞いていた北斎は「まったくその通り、まったくその通り」と賛同したという。


 すばらしい逸話です。自分を否定したくなるくらい苦しいときこそ進化している、ということですね(もちろんそこには努力の存在が前提ですが。自己否定だけで終わっては意味がありません)。80歳翁がそうやってもがいていたのであれば、45歳の若造、まだまだ苦しまなければと反省せざるを得ません。自分で立てた計画をあきらめずに実行し続けたいと思います。

 

 さて、次回のブログ更新は惨敗の報告となるであろうことを、今のうちに報告させていただきます。今日明日は、試験前最後の週末です。そもそもブログを更新している場合ではありません(笑) 仕事も忙しくなってきてやばいっす~(それが本職)。

 今日はこれにて!


西表島で跳んだ夏 最終日

2018年07月22日 | 離島物語

 ついにこの日がやってきました。西表島3泊4日の旅の最終日です。朝のフェリーで石垣島に戻り、午後には飛行機で本島に帰ることになります。ホテル西表アイランドをチェックアウト。おかみさんから手作りのお守りをもらいました。お世話になりました。

 スーパー星砂前のバス停に無料バスがやってきました。 

 連日の大冒険の疲れがどっときたのか、バスでうたたねする10郎。

 フェリー待合所でもこの通り。昨日までが気負いすぎていたのかもしれません。これも成長の階段。

 やっと船がやってきました。さらば、西表島。

 名残惜しくて、窓から島を写すちびっ子カメラマン。

 帰りの船は高速船だったのか、ものすごいスピード。アップダウンが激しく、隣の女性観光客が「超怖い!ここまで急がなくてもいいじゃん?」と困惑するほどでした(笑)。

  石垣市に着くとタクシーでレンタカー屋に移り、車を借ります。11年ぶりの石垣島ドライブです。道がまっすぐ! 

 時間がないので、絶景ナンバーワンの平久保崎は断念。11年前の旅ではいけなかった玉取崎展望台へと向かいます。30分程度で着きました。太平洋と東シナ海を望めるという180度の絶景が開けていました。ここは南側方面です。

 パノラマも一枚。

 北側方面にはきれいな三角山の野底岳(標高282㍍)などが見えました。野底岳は、恋人と仲を引き裂かれたマーぺーという女性が山に登って石に変わったという言い伝えが残る通称「マーペー山」です。不安定な天気だったので、こちら側は曇り空ですね。

 中国人観光客のように自撮り棒で撮影する母子。100均で調達したものです。何かと役に立ちました。

 展望台と駐車場をつなぐ散策路には、咲いたばかりなのか、こぶりで活きのいいハイビスカスを発見。活きのいい(?)8歳とツーショット。 

 絶景を背に、10郎に恒例のジャンプをしてもらいましたが、照れ臭かったのか、中途半端な結果に。どんどんお兄ちゃんになっていく証拠かな。

 いやー、いいところでした、玉取崎展望台。

  トイレからの帰りに急なスコールに見舞われます。さあ、飯食いに行くぞ。

  30分かけてたどり着いたお目あてのカフェが閉まっていたので(なぜこの3連休に!? しかも月曜日だぞ)、仕方なく隣のカフェへと。

 すると、なんということでしょう。お隣さんは11年前に利用した「carib cafe」ではありませんか。浮き沈みの激しい観光地のカフェ業界で、11年も続いているのなら、間違いなくいい店なのだと判断。入店しました。

 母子はハンバーグを。1200円。

  8郎はビーフシチューを注文。これが最高でした! 石垣牛ではなさそうですが、柔らかい牛肉がこれでもかと入っております。この旅で一番おいしい料理に最後に巡り合えました。こちらも1200円。ホテルなら2000円取られても不満なしのお味でした。

 満腹になったあとは、迷った挙句、11年前も訪れた御願崎へ向かいました。当時は夕暮れ時に行ったので、今回は青い海を見てこようということです。

 駐車場では父と母の手を握る、まだまだ甘えん坊の一人っ子です。いつまで握ってくれるかなぁ。

  御願崎です。ダイナミックな岬です。

 記念碑ごしに西表島が拝めました。びゅーりほー。

 ダイビング船やレジャー船が夏を満喫していました。やっぱり7月の海が一番美しいっ。

 西表島をバックに、この旅最後のスリーショット! ちび助がフレームから消えそうだぁ。最高の思い出となりました。

 新石垣空港では、時間つぶしにアイパッドでアニメを見る10郎。楽しそうだね。来年には歯は生えそろっているのかな。

  飛行機搭乗。窓から何を思う、8歳。

 夕方に那覇空港に到着。9月に引退する沖縄が生んだスーパーアイドル安室奈美恵仕様のジェット機をパチリ。

  帰宅後は3人ともぐったり。もちろん翌日から仕事で~す。

 

 3泊4日の西表島の旅(石垣経由)、勇気を出して海に、滝つぼに跳んだ息子の小さな背中に大きな成長を見た夏。二度と戻ることのない大切な時間を、家族3人で楽しく過ごせました。楽しかったはずなのに、終わりに近づくと、どこか寂しさが募ってくるのは旅の常ですね。

 いつの日か、西表島で跳んだ夏を、家族3人で過ごしたこの4日間を、10郎が楽しい記憶として思い出してくれたら、親としてこんなにうれしいことはありません。


西表島で跳んだ夏 3日目

2018年07月22日 | 離島物語

 さあ3日目です。西表島滞在最後の日でもあります。気合を入れて、ピナイサーラの滝&キャニオニングツアーに参加します。西表おさんぽ気分というショップを利用しました。県外のカップルさんと一緒です。

 しかし、残念なアクシデントがこの時点ですでに起きていたのです(ツアー終了後に分かりました)。愛機STYLUS TG-2に変調が起きていたのです。変調というより、設定が変わっていたのです。なぜか、画像サイズがガラケーサイズに小さくなり、ISO感度が2400まで上がっていたのです。昨夜父に内緒でカメラをいじった犯人はおおよそ検討がついていますが、本人が否定したので事件は迷宮入りとなっています。まあ、撮影しながらも気づかなかった8郎の責任です(笑)。ということで、メーンの日であるにもかかわらず、8郎撮影の写真は画質が悪いことをご了承ください(泣) おい、本当にいじってないのか!?

 今日お世話になるガイドさんは、昨日の酋長さんとは正反対の自称19歳の若者(残念ながらお名前を聞くのを忘れました)。しかしこのガイドさんも最高でした。10郎と気が合っただけでなく、カメラの腕がとてもよく、非常に助けられたのです。途中途中ではガイドさんの写真を活用させていただきます! カヤックの船着き場まで歩いて移動します。

  マングローブの道沿いにはサガリバナが落ちていました。全身の筋肉痛から、無理やり早朝ツアーに参加しなくてよかったとつくづく思いました。

 1日だけの求愛を終えた花たち。わびさびを感じます。

 妻撮影。

 ウミショウブに続き、サガリバナまで見せることができました。ありがとう、西表の神様。

 いざ、カヤックで出発です。2014年の北海道以来、4年ぶりの親子カヤックです。まだまだ、小さな背中がかわいいっす。

 8歳の坊やはかーかーと離れ急に寂しくなったのか、常にかーかーを意識し、追っかけます。

 30分ほど、のんびりこいで、ついに県内一の高さを誇るピナイサーラの滝が見えてきました! 幻想的です! 10郎がジュラシックパークのテーマ曲(巨匠ジョン・ウィリアムス作曲)をくちずさみ、ガイドさんを驚嘆させます(笑) タッターン、タッターン、タタタータッタッタッターン♬

 

 山のふもとの入り口はラッシュアワー状態。しばらく待機します。

 やっと上陸すると、それからは20分ほど、かなりの傾斜がある山道を這うように登ります。妻はひいひい言っていました。昨日の疲れが抜けない中での山登りはさすがにきつそう。マンションの階段上りを続けている8郎はなんとかしのぎましたが。10郎は、父母を置きざりにして、ガイドさんの後を追います。その体力に感動しました。途中でサキシマスオウの巨大な根っこに遭遇。ほかに青く輝くトカゲなど見ました(昔は公園でも普通に見ましたがね)。 

 ピナイサーラの滝にやっと到着。高さ55㍍の荘厳な雰囲気です。ピナイサーラには「年よりの白いひげ」という意味があるそうですね。まさに仙人のひげをほうふつとさせます。20年近く前、ヤスーンと男二人で記念撮影した記憶がよみがえりました。ヤスーン、また来たぞう! 今は亡きいちどぅしの優しい照れ笑いを思い出しました。

 滝つぼ周辺には数十人の観光客、ガイドさんでごった返していました。 

 今度は家族3人で記念撮影。

 10郎と8郎は滝つぼに入水。缶ビールを冷やせそうなくらい、とても冷たかったです。岩の上から飛び込んでいる観光客がたくさんいましたが、ガイドさんは「すべって危険なのでやらないでください」とのこと。残念でしたが、従いました。止めた理由はあとから分かりました。

  冷えた体を温めるランチは、なんと沖縄そば! ほっともっと弁当などではありません(好きだけど)。ガイドさんが重い荷物を担いで持ってきてくれていたのです。コーレーグースもあったので、使用。アウトドア効果があったとは思いましたが、本格的でとてもおいしかったです。ダシもあぶりソーキも最高でした.

 あったまったね、10郎。

 

 あれだけひーひー行った往路も、帰り道はあっという間。カヤックに乗って車まで帰りました。カップルさんは午後は別のツアーということで、お別れ。彼女さんが10郎に手を振ってくれました(10郎が連発していた『春に出てくるサメは何だ?春雨だよ』のギャグに反応する優し気な女性でした)。

 1時間ばかり休憩ということで、大通り沿いのジェラート屋に。昨日利用した「ブルーゼスト」はこの裏にありました。島は広いが、施設は集中!

 8郎は黒糖。おいしゅうございました。

 あまいジェラートをしぶい表情で味わう8歳。このあと、人生最大の冒険が待っているとも知らずに・・・。

 再びガイドさんと合流。大見謝川に向かいます。10郎はガイドのお兄さんとすっかり打ち解け、仲良しに。一人っ子だけに、いろんなことを教えてくれるお兄さんと遊ぶことが楽しくてしょうがない様子。父母を置いて、つねにガイドさんに寄り添います。

 ここは天然のアトラクション。多くの滝つぼがあり、安全にダイブが楽しめるそう。ピナイサーラでダイブをさせなかった理由が分かりました。

 まずは浅場で飛び込みの練習です。昨日の反省を生かし、鼻をちゃんとつまんでいます(笑)

 お次は2mほどのところから。怖くて逃げるかと思いきや、果敢に挑みました。えらい!

 さらに高いところに挑戦! 迷わずに飛び上がる息子を、下から見上げる父は感動しながら激写! かっちょいいぜー、10郎! 

 

 このダイブは、ガイドさんが撮ってくれた動画の方が素晴らしいので、スローモーションに編集しなおして、UPします。8歳10郎一世一代のダイブをご覧ください! 親バカなので全画面表示をお勧めします(笑) 

 そのあとも滝のぼりなどに挑戦。かーかーを置いて滝に向かっていきます。これもガイドさん撮影。

 しかし、8歳の冒険はこれで終わりではありません。クライマックスが待っていました。ガイドさんの案内で岸壁をよじ登ります。木登りは得意なので意外にするする上っていきます(驚)。動画で撮ったのですが、写真に落としています(この技術は今回初めて使いました)。

 なんと高さ3㍍はあろうかという地点まで行きました! ガイドさんより上です。

 まずはガイドさんがお手本。

 取り残された10郎ですが、父母の声援を受け、えいや!

 ちゃんと鼻をつまんでいます。

 ザブン!

 息子の挑戦に父と母はドキドキさせてもらいました。浮かんできた10郎のうれしそうな表情がたまりません。西表島まで来たかいがありました。 

 あ、一応、8郎も跳びましたよ。息子の前で逃げるわけにもいかないので(笑)。ガイドさんが激写したやつを証拠として載せておきます。

 別の滝ですが、飛び込んだ瞬間の動画もUPしておきますね。VR体験にどうぞ。

 10郎の表情には何やら自信が満ち溢れてしました。

 あとは川をゆっくりぷかぷか浮かびながら流れに沿って帰ります。

 8郎は川面に浮いたヤマツツジを水中から激写。ガイドさんも「いい構図ですね!」とマネをしていました。「やっぱ写真は奥が深い」とつぶやきながら。写真がうまいガイドって最高だぜ。

 水深15㍍防水などアウトドアで頼りになる機能を備えた愛機オリンパスSTYLUS TG-2。4年間で十分すぎるほど元を取ってきました。しかし、19歳ガイドさんは同機の最新バージョンTG-5を持っており、それにはIMAGE SHAREなる機能があって、スマホのアプリと連動させると、撮影した写真をスマホに送信できる機能がついていたのです!(ほ、ほしい!) おかげで旅の最後には、数分で何十枚もの写真を妻のスマホに送信してもらうことができました(CDに焼き付けて千円で売るなんて商売は若いスマホ世代相手には通用しなくなるでしょうね)。

 ぐいぐい前に進む10郎の小さな背中を見ながら、妻と二人、「今年来てよかった」と共感。

 お兄さんにべた張りです。

 ついに河口に出ました。ゴールです。

 お兄さんが10郎の記念撮影してくれました。お兄さんともここでお別れ。またしても10郎は寂し気な表情(笑)。これもいい経験です。

 宿に戻って、この旅最後の夕食。刺身、天ぷらがおいしゅうございました。

 宿のおかみさんには、この夜、小学校で開かれている地域行事(なにやら西表では新築祝いの流れで祭りになるそう)への参加を案内されました。珍しいので興味がありましたが、夫婦はあまりの疲労感に断念。それでも最後の夜だからと気力を振り絞り、星空観察へ行くことにしました。ウミショウブを見た近くの海岸です。ホテルでは電灯を無料貸し出していました。

 結局雲がかかっており、星は満足には見れませんでした。ホテルに戻り、サッカーワールドカップの決勝のあおり番組を見ます。午前零時に始まるLIVEまで見る気力はありませんでしたね。酋長さん、19歳ガイドさん二人の「フランスが勝つ。エムバペ、ポグバはえぐい」という予想は当たりましたね。

 8郎は一人、スーパー星砂で買った缶ビール片手にテラスでゆくります。過去の一人旅を思い出しました。西表の夜は真っ暗です。

 さて、明日、最終日は石垣市内の観光となるので、おまけみたいなものです(石垣市民に失礼ではないか)。よろしければお付き合いください。西表島、本当に最高でした。ありがとう!


西表島で跳んだ夏 2日目

2018年07月21日 | 離島物語

 2日目の朝です。父と母が準備で忙しいにもかかわらず、10郎は爆睡。いつもの8郎家の光景です。 

 窓から拝める西表島。雲がかかっていて多少不安になりましたが、早く行きたい気持ちに変わりはありません。

 朝食はこんな感じ。これでも抑えたほうです。結局、納豆も残しましたし。麺類が2つあるのはご愛敬ということで。

  タクシーで離島ターミナルへと移動。八重山観光フェリーさんにお世話になります。 

 施設内を徘徊していた不思議なゆるキャラと撮影。

  フェリー出発20分前にはすでに行列ができていました。早めに来てよかった。 

  石垣島が生んだ戦後沖縄最大のスーパースター、具志堅用高のモニュメントと記念撮影。10郎もうれしそう。ところで、クリスチアーノ・ロナウド空港があるくらいですから、当ターミナルも具志堅用高ターミナルにしてはどうでしょうか。 本島在住の無責任おっさんからの提案です。

 西表島には、1時間ほどの航路で到着。10郎撮影です。

 西表島の玄関口の一つ、上原港は3連休とあって、観光客の人だかり。

  バラス島シュノーケリングは、港から歩いて2分のところにある「ブルーゼスト」さんにお願いしました。オーナーの「酋長さん」と息子さんの「太郎」の二人でやっているそうです。酋長さんは来島40年になるのだとか。野性的な風貌のなかに、人情味がにじみ出る方でした。北海道出身ということで地元では「おしゃまんべさん」と呼ばれているそう。その「酋長さん」いわく台風8号の影響は限定的だったとか。よかったですね。8郎家も11年前の悪夢再来とはなりませんでした。

 ただし、最近は海面の上昇などでバラス島が小さくなっているとのことで、しかも大潮の満潮時間(つまり海面が最も高い)。酋長さんは「ここ数年は本当に『幻の島』になってきている。もしかしたら見られないかもしれない。それを了解の上でツアーになります」と保険をかけてきます。ここまできてキャンセルするわけにもいきません!

 いざ出港。「どちらにしろ今は絶対見られない」ということで別のポイントでしばらく遊ぶことに。酋長さんは撮影用にと10郎にもハンドルを握らせてくれました。もちろんあくまでポーズのみです。でも10郎、いい記念になったね! 

 ポイントに着くと、西表の海に初ザブン! 10郎と妻は今年初泳ぎです。水が冷たっ。でも気持ちいい!

 3人手をつないで海中散歩。生き物は小魚ばかりでしたが、サンゴは元気でした。

  約1時間くらいでしたが、逆流を泳いだこともあって、太ももの乳酸は限界までたまりました(笑)。妻はひざが笑っていたそうです。泳げないのによく頑張りました。しかし、10郎が片方のフィンをなくしたため、8郎は酋長さんと一緒にさらに10分ほど水中を探すことに。残念ながら見つかりませんでした。すいませんね。酋長さんは「僕の装着が緩かったね、すいません」と言ってくれました。

 酋長さんは「バラス島が見える時間帯です」と第一目的のバラス島へ船を向かわせます。3人の期待も高まります。12年ぶりのバラス島、頼む、顔を出していてくれ。 

 酋長さんが「あったよ!」と叫びます。確かに、海の上に白い砂らしきものが、そしてその上に人影が! な、なんだ!この蜃気楼のような光景は!

 さらに近づくと、まるで絵葉書のような光景がありました。バラス島が顔を出していたのです!

 12年前に8郎が上陸したときに比べると20分の1ほどの大きさに。でも小さいだけに逆に「まぼろし感」を増しています! こんな小さな島、ほかにあります!?

 それしにしても海がきれいだ! ここで8郎の耳に流れるBGMは山下達郎『LOVELAND,ILAND♬』を置いてほかにありません。バラス島のためだけに魚眼レンズ(防水プロテクターも)を持ってきてよかったぁ。

 早速、上陸。10郎が跳んだ!

 お次は妻撮影!

 やったね!

 家族3人で記念撮影。10郎の手にはいつの間にかサンゴのかけらが。おい、持って帰るなよ。

 ついに二人を「幻の島」に連れてくることができました。45歳は感無量です。

 50㌢ほどの深さに浸かります。冷たくて最高です! 

 当然ですが、透明度も抜群。

 いつまでもこの海に浮かんでいたい。心からそう思いました。酋長さんが迎えに来たので、やむなく乗船。わずか10分ほどの滞在でしたが、この旅で最高の爽快感をいただきました。さらば、バラス島。顔を出してくれて、ありがとう!

  さて、また場所を移して2本目のシュノーケリングです。青と黄色のエダサンゴが広範囲に群生する一帯。8郎も初体験。とてもきれいでした。台風の影響もそれほど感じませんでしたね。

 ニモの登場に10郎も大喜び。

 さらにウミガメを発見! 10郎と妻は初体験です。一昨年の阿嘉島で見ることができなかっただけに感動しました。西表の海はやっぱりすごい!

 サンゴに頭を突っ込んでえさを食べるシーンまで見ることができました。

  つたない動画ですが、西表の豊かな海の雰囲気だけでも味わっていただければ。雑音御免。

 充実した30分を終え、船に戻ります。船の下まで来ると、8郎の視界に何と人魚?が飛び込んできたのです! もちろん人魚ではなく、ふつうの水着ギャルたっだのですが、水深3㍍くらいのところをすごいスピードで推進していたのです。よく見ると、手に棒付きの動画カメラを持っており、亀を追いかけていることが分かりました。間違いなく水泳経験者でしょう(スーツでなくビキニなところもすごい)。去り際に8郎のカメラに手を振っていきました。あのアグレッシブさは中国系観光客でしょうか。

  船上に上がると酋長さんが「生き物を追いかけてはいかん。この海に来なくなる」と苦言をはいていました。8郎も気を付けようっと(笑)。しかしビキニギャルのおかげで(?)亀をもう一度撮影することができました。さらば、亀さん。

 船に上がると、酋長さんが「おにいちゃん、海に飛び込んでみなよ」とあおります。「海水が入らないように鼻をつまんでね」とのアドバイスを受け、10郎、西表の海に跳びます!

  ザブン! しかし、入水の瞬間に鼻から手を放してしまい(意味ないじゃん)、その上海水を多少飲んだようでせき込みながら、じたばたします。

 ひいひいしながら、酋長さんに拾ってもらいました。

 「もう一回やるかい?」と酋長さんに聞かれても「もういい」と即答。心を折られたようです(笑)。

   とにもかくにも、西表のシュノーケルは大満足でした! 

 島に戻ると酋長さんと記念撮影。まるで孫を迎えてくれるように楽しませていただきました。

 宿泊先のホテル西表アイランドに到着。送っていただいた酋長さんに「とても楽しかったです。ありがとうございました」とお礼を告げました。寂しげな10郎の表情が印象的でしたね。

 さて、このホテルは8郎が過去2回利用したホテルです。当時すでに古かったのですが、さらに円熟味を増していました(笑)。いろいろな記憶が鮮やかに甦ります。

 フロントには美しい花の写真が数枚飾られていました。すべてきれいな写真です。特に右端は、撮影者の方がよく考えて一枚に収めた素晴らしい力作だと感嘆しました。

 おかみさんとオーナーさんご夫婦の似顔絵が貼られていました。まさにこんな感じの仲のよさげなお二人でした。

 

 さて、お腹が空いたのでランチです。 しかし、大変残念な事実を知らされることに! 8郎は12年前に当ホテルを利用したとき、ホテル内の食堂で食べた石垣牛カレーが忘れられず、今回もひそかに期待していたのですが、おかみさんに聞くと「人手不足」を理由にランチ用の食堂は閉鎖したのだそう。腕のいいコックさんが辞めたのでしょうか。時の流れを感じ、さみしい思いになりました。二人に食べさせたかったな~。仕方ないので、案内された近くのラーメン屋「片桐」に入りました。ここは12年前にはなかったなぁ。

 移住組の方が経営されていて、鶏ガラだしのもちもち麺でした。「スタミナをつける」という勝手な理由で8郎はチャーハンも注文。炭水化物を表す黄土色一色です!

  10郎はいっぱい泳いだ分、食欲も旺盛。ギョーザをもしゃもしゃ食べました。おいしゅうございました。まさか西表島でラーメンを食べるなんて・・・。

  しかし、満腹になると同時に、大事なことに気づきました。「やっべぇ。満潮時間だ!」。そうです、大潮の満潮時間にだけ受粉をするウミショウブを観察するには、満潮時間の2時間前にスタンバっておかなければならないのです。わかっていましたが、こってり炭水化物を優先してしまいました。慌てて、おかみさんが教えてくれたホテルから100㍍ほどの海岸に向かいます。

 ウミショウブは夏の大潮の満潮時間帯をねらって受粉します。干満の差を利用するのです。ある研究所の予測ではこの日が開花確率の高い日とされていました。生息範囲は石垣島が北限で、沖縄本島でも見ることはできません。まさに幻の花なのです。以下はウィキペディアからの引用です。

 

 ウミショウブの雄花は、風や波の力によって、水面を走るようにして容易に流されてゆく。ほとんどの雄花はどこへともなく流されて終わるが、ごく一部の雄花はたまたま、水面上に開いている雌花にひっかかり、その内部へとはまり込む。潮が満ちてくると雌花は雄花を閉じ込みながら沈んでゆき、受粉を完了する。雄花、雌花ともに一日花で、こうした受粉イベントが初夏から秋にかけての大潮の日に繰り返される。受粉後の実の中には10個前後の種が入っていて、熟してはじけると、種が散らばり、根づく。このような方法で受粉する植物はウミショウブのみであるとされる。 

 

 海岸に行ってみると、すでに潮は引き、動きはありませんでした(泣)。ギョーザとチャーハンに時間を費やした食いしん坊一家が悪いのです。しかし、雄花はあちらこちらに見られたので、一応、記念撮影。

 遅れてきたとはいえ、貴重な光景に変わりはありません。まず、前回できなかったマクロ撮影! おしべが本当に面白い形をしています。まさに「小さな海の雪だるま」です。

 恋の花とも呼ばれるウミショウブだけに、ハートの形をした集団も。

  ウミショウブの受粉の光景は、動画がわかりやすいのでUPします。

 まずは、雪だるまことおしべたちが、めしべを求め、海面をスケーターのように滑走する美しい光景です。

  お次は不運にも袋小路に入ってしまったおしべたちの悲恋のダンスです(撮影者が途中でシャコに気を奪われてしまうのはご愛敬)。 

 10郎もちゃんと受粉のSCENEを撮影していました。

  どちらにしろ、年に数回の貴重なSCENEに妻と10郎を立ち会わせることができて、ラッキーでした。一日でバラス島とウミショウブという二つの奇跡を見せることができたので、西表の神様に感謝です。

 帰りの砂浜にはチョウの死骸が。そして、サガリバナと同じ一日花で今にも落ちそうなユーナも見ました。生命のはかなさも感じました。10郎、人の命も一度きり。この世に生まれたからには、どんなことがあってもたくましく生きていくんだぞ。

  夕飯は宿でいただきました。12年前よりは多少グレードが落ちたような気がしました。人手不足の影響でしょうか、これも時の流れでしょうか。もちろん、十分においしゅうございましたが。 

  部屋に戻ると、半端ねぇ疲労感が。老夫婦は互いにマッサージをして少しでも疲労回復につなげようと躍起です(悲)。一人元気な10郎は、今日一日の感想をかーかーにインタビューします。将来はリポーターか!? かーかーも一生懸命付き合っていました。おつかれさん!

 翌3日目はヤスーンとの思い出であるピナイサーラの滝と、人生初のキャニオニングに挑戦します。ツアーとしてはあきらめたサガリバナも見られればいいなと期待しながら・・・。

 川の字になった3人はあっという間に深い眠りにつきました。 


西表島で跳んだ夏 初日

2018年07月21日 | 離島物語

  7月の3連休を活用し、家族3人、西表島(石垣島経由)で3泊4日の旅を楽しんできました。天候にも恵まれ、45歳8郎の積年の思いが成就した記念すべき旅となったので、4回に分けてご報告させたいただきます! 長編となりますが、おひまな方はお付き合いください。下写真は石垣島の御願崎から望む西表島。感謝でいっぱいです。

 2001年ごろ(記憶もあいまいです)、いちどぅしのヤスーンに会うために、飛行機と船を乗り継ぎたどりついたのが、初めての西表島でした。当時島で自然ガイドをしていたヤスーンに案内され、県内一高いピナイサーラの滝を見ることができました。その後、勤め先の業務出張で2回訪れ、「海にふる雪」と称されるウミショウブという花、また川面に浮かぶ神秘的な一日花のサガリバナを見て、写真に収めることができました。さらには生命豊かなマングローブ、サンゴの死骸でできた奇跡の島バラス島など、3回の旅はいずれも大きな感動を与えてくれました。その感動を、妻子にも分けてあげたい、特に幼い純粋な心を持った愛息の記憶に残してほしい、というおっさんの思いが今回の旅の原動力です。難関資格の試験日まで1カ月を切っているという切迫した状況(怖)にも関わらず、妻も同調してくれました。なぜなら特に上記の花に関しては7月のこの時期にしか見られない可能性が高いからです。ネットリサーチで、7月の3連休の過去10年間の沖縄地方のデータを調べると、雨天が一日もありませんでした(驚)。さすが海の日! それらが後押しし、45歳の頭から難関資格試験の存在を消してしまったのです(笑)

 

(妻とは、11年前に西表島計画を実行に移したのですが、台風襲来で西表島がパンク。石垣止まりとなった不運な記憶があるので、11年越しのリベンジという側面もあります)

 

 そんな一年で最も貴重な3連休を限りなく有効活用するために、平日の金曜日の夜に石垣に向けて飛行機に乗る強行日程にしました。金曜日の業務時間の17時半をすぎるころ、妻からLINEで「これから空港向かいます」というメッセージとともに10郎の写真が届きました。すきっぱの最高の笑顔です! この純粋無邪気な笑顔を見られるのもあとわずか(2、3年でひげも生えてくるでしょう)。今回の旅を決断して間違いなかったと再認識しました。8郎も勤務時間を終えると、さっと空港に移動します!

 那覇空港は、台風一過の影響か、多少混んでいました。空港はいつ来てもなんだか心が高揚します(仕事以外)。

 搭乗手続きを済ませるとコーヒータイム。今回、10郎にはカメラをもたせ、自分で記録を残してもらうことにしました。妻が数年前に購入したニコンのコンデジです。まだまだ使えます。画質は父の愛機STYLUS TG-2より断然上です。

  さあ、搭乗です。 午後7時前だというのにまだまだ明るい。

 機内は空いていたので反対側の窓席に移動して撮影。美しい乗務員さんはにこやかに見逃してくださいました。非日常の景色は旅のだいご味ですね。 

 愛息が撮影した作品も初掲載いたします。神々しい。構図はなかなかよいですね。さあ、石垣が見えたぞ! 

 窓越しに大空の神秘を体感し、まどろむ8歳の10郎。まるで別れたメーテルに思いを寄せる銀河鉄道999星野哲郎です。この旅で最高のショットを行きの便で撮ってしまったのかもしれない、という後悔も襲ってきました(笑)。とーとーとかーかーは、この瞳が見たかったのです。

 そんな愛息の姿を記録に残そうと妻もストーカーのように張り付きます。親バカ、御免。そろそろ、うざいと言われますよ(笑)

 開港5年目を迎える新石垣空港に初上陸です! きれいな空港でした。短くて怖かった滑走路が懐かしいです。観光立県を目指すなら、これくらいの規模は必要でしょう。スタバもありました。

 タクシーにはかなり待たされましたが、やさしい地元の運ちゃんでした。30分3千円かけて、ようやくホテルに到着。港側に立地するベッセルホテル。周辺は夜になると人気がなくなります。

 リーズナブルな価格だけに室内もリーズナブル。ちいさなおやっさんがいますね。

 日曜日のたるんだリアルおやっさんを見ている息子はこうなります。

 夕食のために街へ繰り出します。途中で、11年前の石垣旅行で妻と利用したホテルを発見。当時は新築でしたが、今は壁面などにうっすらと経変劣化が見られ、時の流れを感じましたね~。

 タクシーの運ちゃんが言ってました。「繁華街のいいところは全部ナイチャーが経営している。地元育ちの自分からしたら、足を運びたくなくなるさー」と。多額のキャッシュを抱えてきたリタイア組で構成するセレブな集落もあるのだそう。とても景色がいいところだそうです。その人たちが悪いわけではないですが、なんだか悲しいですね。

 週末金曜日にしては、人の姿はまばらでした。

 当初は石垣牛ステーキ店にしようかと迷ったのですが、今回は大自然との交流がテーマなので、お金のかけ方を再考。ネットで探した「てっぺん」という居酒屋にしました。

 店内は満席。ほとんど観光客でした。

 石垣牛をあきらめきれずに、石垣牛のサイコロステーキを注文。おいしゅうございました。

 アーサ入りかき揚げ天ぷらも。

  カウンターのほとんどの観光客が頼んでいた「てっぺん盛り」です。お値段は1200円と意外に良心的でした。左は「羽根つきギョーザ」。ほとんど10郎がたいらげました。

 「ガリガリ君入りサイダー」という奇特なメニューに反応した8歳。石垣の夜を満喫しています。

 南の島の夜でご機嫌な愛息は、芸を披露してくれました。お得意の妖怪カオナシです! しかし、その口元には、多少のおとぼけ感を漂わせています。ということは・・・。

 ひょこっりはんとのコラボ!です。 楽しませてくれました。

 満腹で帰路へ。先にも書きましたが、ベッセルホテル周辺は夜間の女性の一人歩きは避けたほうがいいかもしれません。治安は悪くないのでしょうが、観光地だけに、どんな人間が入りこんでいるか分かったものではありませんからね。老婆心までに。

 自販機でチューハイを買って、初日を閉めます。おやすみなさ~い。家族3人爆睡。

 初日はこんな感じで移動で使ってしまいました。翌日朝から西表島に向かいます。

 そこからの2日間は8郎の期待以上に西表島が応えてくれました!


思わせぶりなマリア

2018年07月14日 | どぅしぐわぁ

 今週は、思わせぶりな進路を描いた台風8号(マリア)に翻弄されました。8郎同様、沖縄本島在住の、とくにお子さんを持つ方々は、進路が気になってニュースにくぎ付けだったと思います。結果、沖縄本島はぎりぎりそれましたが、先島地方を直撃。それなりの被害もあったようで、お見舞いを申し上げます。

 8郎家もマリア様接近を控え、テラスビューが自慢の窓ガラスを養生テープで緊急補強! 不格好ですが、先日の7号で「窓が割れるるかと思って眠れなかった」という妻を安眠させるためです。この貼り付け作業だけで1時間超かかりました。はがすのは2分でしたが。

 ついでに、風が強まるといつもパッカンパッカンと耳障りな音をたてる換気扇の口も閉じました。おかげで無音でした(笑)。次からもこうしてやるぞ!

 なぜこのような写真まで載せるかというと、あくまで個人的な備忘録的な意味です(笑)

 さて、思わせぶりなマリア様がお越しになる数日前に話は戻ります。

 以前、ご紹介したツカピンの居酒屋が、めでたく10周年を迎えました。お祝いに、パレットくもじにある「エーデルワイス」というお店でケーキを買い、友人らと駆け付けました。

 ツカピンも元気そうでした。娘さん二人もスタッフとしてお手伝い。奥さん、お母さんともども、いつもながらのアットホームな雰囲気でした。当然、お客さんも下写真のように満席!(けんぱー撮影の写真を無断借用)。10年間慕われてきたその人柄で、多くの常連さんに祝ってもらっていました。

 病気との闘いは、もうちょっと続きそうだが、よんなーよんなーな。

  

【追記】先日入院していた、どぅしぐわぁもめでたく退院しました。まだまだ経過観察が必要なのですが、とりあえず、ほっとしました。早くみんなでお祝いできる日を持ちたいものです。 

 

 閑話休題で、おいしゅうございましたシリーズです。いちぎん食堂のオムライスです。普通においしゅうございました。童心に返ってたまに食べたくなりますね。食欲をかき立てる黄色と赤のシンプルなデザインに思わずカシャッ。

 なんとか81㌔台で踏ん張っている45歳です。

 

 そしてついに届きました。中小企業診断士1次試験受験票です。気づけば本番まで残り一か月を切っています(汗)。勉強が戦略通りに進んでいない、情けない45歳です。やばいっす~。今年は玉砕間違いなし! 

 さて、思わせぶりなマリア様がどれだけの被害を八重山地方にもたらしたのか、とても気になる8郎家です。その理由は当ブログを継続して読まれているマニアの方はご存じだと思いますが・・・。電話で現地の方に確認すると「大したことはない」と言っておりました(もちろん場所によるでしょうが)。

 となれば・・・。

 当ブログも思わせぶりなまま、今日は閉店ガラガラということで。


さっぱりな7月

2018年07月03日 | 10郎

 7月に入るや否や、台風7号が沖縄本島に接近しました。深夜の風雨はものすごかったですね。台風一過後もぐずついた天気が続いていますが、週間予報によると、週末はさっぱりとした7月の青空を期待できそうです。

 さて、愛息10郎もさっぱりしました。「こうのいけ」で髪を短くしたのです! 親ばかながら似合うでしょう!?

 ドラゴンボールのキャラクターのようなロン毛を好んでいた愛息が、なぜ素直に短髪にしたかというと、やはり現在進行形のサッカーワールドカップの影響が大きいようです。敗退はしましたが、ポルトガルのスーパーエース、クリスチアーノ・ロナウドを見て、かっこいいと思った様子。少年の憧れって、本人のこだわりを一瞬で変えるくらい、すごいエネルギーなんですね。ついには上着を脱いで、ロナウドのゴールパフォーマンスも決めました。おいおい、宿題まだ終わってないぜ。

 毎朝の起床が家族で一番遅いので、父からアサオソイーノ・ジュナウドと命名された愛息でした(笑)。運動能力も上がり、口も達者になってきた今日このごろ、妻と二人、「ついにやなわらばー世代になってきたね」と面白がっています。

 さて、史上初のベスト8進出を賭けた運命のベルギー戦。「4年に一度の試合だから・・・」との思いで家族3人午前3時に起床してテレビ観戦しました! 原口、乾のスーパーゴールで2点を先制したものの、なんと後半に3点も奪い返され、まさかの逆転負け。後半に投入された期待の本田のプレーもさっぱりで・・・。早朝5時にチルダイしたまま、再び床についた家族3人です。でもリーグ敗退が確実視されていた中、ちょっとだけ長く夢を見させてもらったと考えれば、22人の侍をほめるしかありませんね。たられば論ですが、GK川島の度重なるミス、逆転ゴールにつながった本田の直接すぎるCKが悔やまれるばかりです・・・。気持ちをさっぱり切り替えて、また、本田、香川、川島、岡崎の高齢者軍団(失礼)もさっぱり入れ替えて、4年後を目指してほしいものです(長友だけは多少「元気玉」残っていそうですが)。野球の大谷翔平のように、世界を驚かせる純国産選手を見てみたいっす!

 

 最後に、休みの日につくった8郎特製の簡単冷やしうどんです。冷たいオクラとトマトが、さっぱりして最高です。キムチもいいですね。カロリーも低そうだから、また作ってみようっと。

 ということで、大した話題もないまま、更新した今回。ここで、きっぱりさっぱりと終わらせていただきます。