沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

蟹と蠅のキャンプ@金武

2016年11月22日 | キャンプ、車中泊

 2年ぶりのキャンプに行ってまいりました。ご報告いたします。

 週間天気予報が見事に外れ、あいにくの曇り空。家族そろっての久々のアウトドアに期待と不安が高まる中、目的地の金武町ネイチャーみらい館へ高速を走らせます。

 10郎は早速、居眠り。父のNIKONのスカーフを首に巻き、不思議な恰好です。なんでも「ドラゴンボール」に出てくるキャラクター、人造人間17号のまねだとか。ネットで検索すると「ああ、そういうことね」という感じです(笑)。家では、黒いタオルをかぶってセミロン毛にします。

 ネイチャーみらい館に到着すると、かなりのキャンパーがいました。事務所の方によると、半分超が予約で埋まっていたらしいです。にぎやかで何よりです。

  8郎家はこのキャンプ場で過去2回、風に悩まされた反省から、スタッフに「風の弱いところ」を最優先に抑えてもらいました。指定されたのは西よりの場所です。しかし、結果的にこの判断は裏目となりました(泣)。なぜなら、今回、風はほとんど吹かなかったのです! さらにこの場所は、近くに大きな茂みがあるせいか、蠅がぶんぶん飛んでいるのです(怒)。ハエコナーズが3つくらい必要かと。さらに、1㌔ほど離れた養鶏場から時折、糞尿?のかほりが届いてくるのですよ。風が吹いていたら違ったかもしれませんが・・・。次回からこのサイトはなしですね。番号でいうと30番近辺です。

 とにもかくにも、テントとタープの設営は1時間弱で終了。ファミリーキャンプ5回目となると慣れてきたものです。特に妻の手際のよさが際立ちました(笑)。10郎は早速、アスレチックに移動し、うんていにいそしみます。もう余裕で完遂です! みてください、この自信に満ち溢れた表情を。 

 その後は、父子最大の楽しみである釣りへと。当初8郎が予約しようとしていた「港と川に近い」サイト近くで糸を垂らします。このサイトにテントをはっていた親子は8郎家より先に糸をたらし、椅子に身をうずめながら、のんびりと竿先を見つめていました(くぅぅ、8郎が望んでいたのはまさにこのスタイルだったのですが!)。 

 しかし、川の神様は8郎父子を見捨てることはありませんでした。30分ほど粘って「もうだめだ。バーベキューの準備があるから戻ろう」と10郎と糸を手繰り寄せると、なんだかかすかに重いのです。ぐぐっという引きはなかったので、魚ではなく枝でも引っかかったなと思いながら、手繰ると、なんと、カニが一匹引っかかっているではありませんか。

 沖縄のワタリガニことガザミです。甲羅は10数㌢ほどでしたが、ハサミをもつ腕は2倍超の長さがありました。10郎も喜んでいました。なんとか父の面目を保てました。

 さあ、早めの夕食、バーベキューです。自宅からロータスグリルを持ち込みました。3人なのでこれで十分。煙が出ない機能にも期待していたのです。今回のテーマは「お手軽」なので、肉はリウボウで買いました。和牛と豪産で3千円ほどです。

 おいしゅうございました。野菜は焼くのに時間がかかるので、次回からはサラダにすることに決めました。網の全スペースで肉を焼いたほうが効率的ですね。そうそう、網の買い替えも検討しようっと。ロータスグリルの純正品の網は網目が粗くて薄い肉ならすきまから落ちてしまうのです。

 食事後、10郎が「カニさんがかわいそうだから逃がしてあげよう」というので、そうすることに。「焼いてみよう」と思っていた父ですが(酷)、息子の情操教育を優先しました。えいや。

  さらば、ガザミよ。

 午後6時を過ぎると、暗くなってきます。ガス使用のランタンをともします。ランタンの暖かな明かりは、一気にキャンプの雰囲気を増しますね。LEDではだめですね。買ってよかったと思う一品です。

 日が沈み、チューハイを飲みながらまどろんでいると、闇の向こうから珍客が。ヤドカリです。阿嘉島の宿にもいましたなぁ。

  「もう怖くないよ」と素手でつかむ10郎。そのドヤ顔、最高だね!

  8郎はウイスキーにも手を出しました。でも寒くはなかったので、チューハイのほうが晩酌には合いましたね。

 午後9時前には就寝。時折雨がぱらつきました。周囲は午後10時くらいまでかくれんぼをしている子供たちがいて、うるさかったのですが、伊平屋の静けさよりはましでした(笑)。 

 ケミ蛍と鈴をつけて挑んだ夜釣りは結局、一匹も釣れませんでしたね(泣)。

 さて、雨や湿気、そして夜釣りでなかなか寝付けなかったので起床は午前7時すぎ。まわりのキャンパーらはもちろんすでに朝ご飯タイムでした。8郎家は「お手軽」だけにパンとインスタントスープで済ませました。ランタンと一緒に購入した小型ガスバーナーも重宝しています。

  片付けの時間となりましたが、せわしい両親をしり目に、テント内で寝転がる10郎です。 「テントは片付けも大事だよ」と何度言っても動きません。反抗期です(笑)。

  結局、両親のダブル説教に直面し、いやいやながら手伝うはめに(笑)。しぶしぶタープの解体。

  しぶしぶレンタルマットを返却します。やればできるじゃねーか。

 そして再びうんていに。相当好きですな。そのエネルギーを片付けに生かしてほしいものです。最近は逆上がりも余裕でできるようになりました!

 ということで、大した話題もないのですが、久々のキャンプ、楽しく過ごせました。今度は来年のGWあたりかな。そのときは10郎はもう小学生です。子の成長は早い・・・。

 

 帰りがてら、首里の沖縄ラーメン「通堂」で黒焦がしニンニクラーメンを食しました。おいしゅうございました。UPしますね。

 早いもので11月も後半。まだ全然寒くないので師走を感じませんがね。 

 今日はこれにて。


スーパームーンの秋

2016年11月16日 | 風物詩

 2016年11月14日、スーパームーンがみられるということで、会社から帰宅後、愛機のニコンD300でテラスから撮影しました。しかし午後8時を過ぎていたので、月はかなり高い位置に。街並みをからめた全景は撮れませんでした。比較対象がないのではどれだけ大きいのかわかりませんね(謝)。みなさんも見たと思いますが、本当に大きくてきれいでしたね。

 結局、翌々日にスタイラスTG-2でお手軽撮影。かなりのブレがありますが、これでお許しください。

 それにしても、過ごしやすい季節ですね。暑くも寒くもなく風も心地いい。ここまで快適なのは4月のうりずんの季節だけかと思っていましたが、11月も負けていませんね。さすがに泳ぐことはできませんが、ダイビングやキャンプなど行楽にはもってこいの季節です。沖縄生まれの夏男8郎だけに、秋のすばらしさに気づくのに43年もかかってしまいました。

 

 さて、愛息10郎ですが、空手、水泳ともに頑張っています。ともに始めてから1年近くですが、これまで「練習に行きたくない」という言葉を一度も聞いたことがありません。親としてはうれしい限りです。楽してくしょうがないんだね。水泳ではまだビート板を離せませんが、どんどん上達しています。 

 さて、ブログチェッカーのみなさんは見るのも飽きたと思いますが、恒例の朝日ショットです(3回連続です。笑)。これまでで一番きれいだったので懲りずにUPさせてください。スーパームーンと同じ14日の朝です。秋空は空気も澄んでいるのでしょうね。それがスーパームーンが拝めた一因だったのかもしれません。

 この朝日をみて、2年ぶりに家族キャンプをすることを決意しました! 土日の2DAYSなので夫婦ともに疲労困憊になるのはわかっていますが(笑)、行きたがっていた10郎のために決断しました。週末に決行したいと思います。お手軽キャンプを目指すので、またご報告いたします。


あきらめ?の秋

2016年11月11日 | 読書

  先日書いた通り、気管支炎による高熱に苦しんだ8郎です。熱は3日くらいで収まりましたが、ひどい咳が1週間ばかり続きました。会社も2日休み、先輩同僚に迷惑をかけてしまいました(謝)。計画していた2年ぶりのキャンプももちろん中止です。10郎、ごめんよ!

 沖縄の空もようやく秋の模様です。恒例のテラスからの朝日ショットです。

  やっと体調が回復したので、家族3人、車で北中城村の「ハンタ・バール」というイタ飯店に初めて足を運びました。

  中城湾を一望できる立地。ここからの朝日は、8郎家マンションも及ばないことでしょう。

  日差しがそれほど強くなかったので、テラス席を選択。不思議なことに店内スタッフはすべて若い男性という不思議な店でした(しかも近所の兄さん的な。笑)。きれいなお姉さんでなかったのが不満だったのか、苦々し気な10郎(笑)。お子様用チーズカレーはおいしゅうございました。

  8郎はステーキを注文。とてもおいしゅうございました。妻の豚肉料理はもっとおいしかったです。でも3人で4000円超! かなりのぜいたくとなりました(汗) でも価格の元は取れるお店だと思います。記念日などにどうぞ。

 風邪で寝込んでいるときに、本を数冊読みました。特に面白かったのが、「64(ロクヨン)」「桶川ストーカー殺人事件~遺言~」の2冊です。「64」は言わずと知れたベストセラー作家、横山秀夫の長編です。映画化、BD化もされていますね。激オモでした。重厚なストーリーと想定外の結末、そして読んだあとの余韻。どれをとっても横山秀夫はすごいですね。

 一方の「桶川ストーカー殺人事件」は骨太のンフィクション。事件そのものは10数年前にかなり有名だったのでほとんどの方が記憶にあるのではないでしょうか(この事件をきっかけにストーカー規制法成立への動きが始まりました)。清水潔さんという週刊誌記者が警察に先駆けて真犯人を突き止めた伝説の事件です。ジャーナリズム魂を持った清水記者が、幾多の困難にも真相解明の執念をあきらめずに警察の腐敗とマスコミの堕落をあからさまにしていきます。この清水さんの功績は、犯人を捜したことより、警察の堕落ぶりをあばき、「死人に口なし」である被害者の人権を回復したことが最大の功績だと思います。ジャーナリズムの塊である清水さんは今では週刊誌記者をやめ、大手テレビ局に籍を置いて取材を続けているようですね。

  どちらも長くて重い内容ですが、秋の夜長を短くするほど読みごたえは十分です! ぜひ。

 高熱にうなされながら読んだので余計、印象に残りました(笑)。

 

 先日、会社から帰宅しポストを除いてみると、管理業務主任者試験の受験票が届いていました。しかし今年は宅建試験に落ちたこともあって、こちらにエネルギーを注入するわけにもいかないので、受験を諦めました。宅建と同様に受験日に会社のイベントがあるのも理由の一つです(泣)。出費を採決した妻に申し訳なく思っています。

 8900円の表記が泣かせるぜっ。

 

 例年同様、社内で人事異動希望の案内がありました。8郎は3年連続で同じ部署を希望申請しました。何度も書きますが、うちの会社の人事権者は説明責任から逃げまくるどうしようもない汚ねえやつなので、8郎の希望は今度も叶わない可能性がすこぶる高いのですが、意思だけは示しておかなければなりません。専門的なことに終始する現部署では、サラリーマンとしての50代からの展望が描けないと思っているからです(まあ、どこにいても家族のために頑張りますが!)。

 「しっぽを振るバカだけがかわいい」という権力者心理に健気にこたえようと、しっぽを振るだけでなく、仰向けになって腹までみせる文字通りの本物のバカたちを見ていると、愛社精神というのは年々薄れていきますね。落ちていく会社というのはこういうものなのでしょうね。誰が悪いのでしょうか。バカな人事権者でしょうか。違いますよ。しっぽを振って腹を見せる大勢のバカであることは間違いありません。

 大声で元気よく、常に建設的で前向きな意見をいい、人の文句をけして言わない、誰とでも話を合わせる調整能力をもち、上司の指示ならなんでもすぐに動く。そんな無責任で汚ねーやつ(確信犯的なうそつきです)が大嫌いな生涯ひねくれ者の8郎です。

   

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 さて、11月は好天が続きそうです。楽しみにしていた愛息のためにも、キャンプはあきらめずにもう一度計画したいです。実現したらまたご報告します!