沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

1年ぶりの2DIVE

2019年09月29日 | ダイビング

 令和初ダイビングをしてきたので、ご報告いたします。場所は慶良間諸島より本島に近いチービシです。

 

 ログを振り返ると昨年からほぼ1年のブランク!(1週間程の誤差あり)。バディは昨年に続き同期入社のTAKAが付き合ってくれました。 

 2日前から始めた準備も楽しいものです。12年目を迎えるMY重器材は、ていねいに扱っているのでまだまだ使えます。ちなみに丸めた古新聞はカビ対策で活用しているものです。

  午後スタートの部を選択。恒例の三重城港から出発。平日ということもあって、客は少なかったです。 ガイドさん3人はみな女性でした。肉体酷使の職場のはずですが、接客という意味では男性より向いているのかもしれません。ていねいな説明に安心しました。

 予報では曇りでしたが、予想外の快晴! TAKAは晴れ男なのかもしれません。そのTAKAがスマホでこのような美しい写真を撮っていたので無断借用&転載!(笑)。

 1本目のポイントは、ナガンヌ島が目の前に。この島で家族3人1泊した夏から2年が経っていました。あの頃までは10郎を肩車することができたなぁ。一瞬、感慨にふけった46歳です。

 いざ、1年ぶりのDIVE to OKINAWAN BLUE! 

 (注)とりあえずかっこつけたかっただけの横文字!

 冷たくて気持ちいい~。でも、台風17号の通過後なので、多少のにごりが。。。ピント合わせの天敵となりました。

 (注)前回からダイバーズコンピュータを持っていないので各種データはありません。

 1本目は砂地でした。

 殺風景かと思いきや、海水のうねりが創り出した砂の造形美が、そこにありました。

 何だか、心癒されます。TAKAも気持ちよさげに海中散歩を楽しんでいました。

 砂の造形美は動画でも撮影したので、興味のある方はご覧ください。涼しくなれると思います。

 サンゴ豊かなポイントへ移動。

 まずはサンゴに注目。

 エダサンゴの先端もうっすら慶良間BLUE

 脳みそサンゴ!

 慶良間ブルーヒトデもたびたび目撃。「大」という漢字にも見えますね。

 

 いつかもUPしたことのある、イバラカンザシという奇妙な生き物も再び動画撮影。オチは読めますがご覧ください。

 

  お次はお魚さんたちにフォーカス。まずはヤガラの仲間。奇妙なスタイルをしていますね。また、何色?と聞かれても答えられない色彩ですね。威嚇しているのかな。

 釣り人から見た雑魚の帝王(失礼)ことオヤビッチャはいたるところに。

 海中のアイドルことカクレクマノミには会えませんでしたが、ハマクマノミがいました。

 ワンランク希少度の高いセジロクマノミも。

 個人的にうれしかったのが、1㍍級のミーバイ(ハタ科)です。こんなの釣れたら門中一同分の刺身をごちそうできますね。貫禄たっぷりにゆったりと去っていきました。

 ほかにも、一匹で海底を堂々と泳いでいった1㍍近いロウニンアジもいたのですが、濁りでピントが合わず。残念!

 2本目のポイントは過去に何度か経験のある「ラビリンス」へと。洞窟ポイントです。

 洞窟内はスチールよりもムービーでお楽しみください。途中で一瞬、写真モードに切り替えたため、動画も短いながら前と後に分けるはめに(汗)。

  動画でお分かりのようにガイドさんが8郎向けに写真を撮っていました。その写真にはリュウキュウハタンポの群れと、それを写そうとするおっさんがいました。

 「早く進め~」(By後方のTAKA)。

 洞窟を出ると、亀にも遭遇。シャッターチャンスを逃してしまった8郎。いい絵はありません。

 下写真はガイドさんが後日送ってくれた写真です。きれいに撮れていますね。左上に写るはタイミングを逃した46歳で~す。

  あ~、とても楽しかった。

 無数のバブルとともに1年ぶりの2DIVEも終わる時間となりました。

  チービシからは30分程度で帰港。1時間かかる慶良間諸島と違って体力的にも楽ですね(リアルおっさん登場)。

 夜は韓国居酒屋で打ち上げ。ほかの有志らも参加してくれて、盛り上がりました。ダイビングのあとのビールと肉は最高です!(これまたTAKA撮影を無断借用)。

 まだまだ飽きる要素のない8郎最大の趣味であるダイビング。少なくとも年に2回は潜りたいものです。今回は、2年連続付き合ってくれたTAKAに心底感謝ですね。決済してくれた妻にも。

 台風18号(ミートク)が迫っています。これで沖縄のダイビングシーズンもひと段落つくのでしょう。

 1年ぶり2DIVEの余韻に浸りながら、今日はこれにて。


凪のケラマブルー

2018年09月24日 | ダイビング

 今年2回目のダイビングをしてきたのでご報告いたします。ポイントは慶良間です。

 会社同期のTAKAに誘われたのです。ここ数年、人からダイビングに誘われたことのない8郎(泣)、すぐに乗っかりました(笑)。午前6時に起床(素晴らしい朝焼けに天候にも恵まれたことを知りました)。午前7時すぎに自宅を出発。妻子に港まで送ってもらいました。

 さて、冒頭写真でお分かりのように、三重城港を出てからも、海面はベタ凪! 小ぶりな入道雲をまるで鏡のように映しています。船もほとんど揺れず、約1時間、快適な船旅となりました。

 ポイントには午前8時15分ごろに到着。すでにシュノーケリングなどを楽しんでいる観光客の姿が。島滞在組なのでしょうね。8郎らもダイビングする前に、ウェットスーツのまま海に浮かんだのですが、それだけでも心癒されました。水温は28度とまだまだ温かかったです。

 いざ、ダイブ! 美しいケラマブルーに包まれます。最高です。

 右は上機嫌なTAKA。数年ぶりというわりには落ち着いていましたね! 個人ログを振り返ってみると、彼と潜るのは10年ぶりでした。そのダイブでは同じく会社同期であり、8郎にとって故ヤスーンに次ぐダイブ師匠であるE氏も一緒でした。時の流れは速い。

 太陽光のシャワーが降り注ぎます。まさに楽園。

 しかし、ダイバーはうじゃうじゃ(笑) ぜいたくを言えば、平日に来たいものです。

 

 体験ダイブという観光客カップルも一緒だったので、1ダイブ目は試運転とばかりに、海の中をたださまようだけという感じでした。途中でこういうドロップオフにも遭遇。

 しかし、ケラマブルーのあまりの美しさに不満はありません。太陽光に輝く気泡が美しかったので、何枚かUPしておきます。

  新種のクラゲではありません。深い位置にいたダイバーの気泡を真上から撮影してみたものです。

 まるで海の中で雨が降っているかのようでした。しかし、魚はこれを嫌がるようですね。

  今回のダイブではウミガメに多く遭遇。延べ4匹見ました。

 しかし、いい写真を撮ろうと、多くのガイド、ダイバーらが亀さんを包囲します。中には触ったり押さえつけたりする人もいました。いけません。

 亀さんも必死に逃げます。

  しかし、絵に植えたダイバーらが、あとからあとから襲撃してきます!怖!

 亀包囲網の様子は動画でも撮っていますので(笑)、興味のある方はどうぞ。

 

 もちろん8郎はさわったりしません。こちらはガイドさんと相撃ちならぬ“相撮り”となった一枚です。女性ガイドさんでしたが、とてもていねいで好感の持てる方でした。おかげで楽しくダイビングできました。

【後記】ショップより記念写真がメールで送られてきました。見ると相撮りにはなっていませんでした(笑)。どうせならカメラ向いているときに撮ってくれませんか!(笑)。でも2枚目はしっかりと記念写真を押さえてくれていました。ログも添付してくれるなど、とてもていねいなショップさんなので、次も利用したいと思います!

 亀さん、お疲れSUMMER!

  そのほかのお魚さんたちをご紹介します。まずはケラマブルーのスカートをはいたおしゃれなお魚さん。すいませんが名前は図鑑を調べても分かりません。知っている方、教えてください。ハゼ科でしょうか。

 ヤマブキベラ。餌を待っているのか、ダイバーの前をよく横切るので、個人的には最も撮影しやすいお魚さんです。

 サンゴ礁に潜むニジハタ(アカミーバイ)。おいしそう。

  正式名称は分かりませんがベラの仲間でしょうか。ハデですなぁ~。

 

 今回のダイブでうれしかったのが、沖縄に生息する6種類のクマノミのうち5種類が一気に見られたことです。まずは最も地味(失礼)なハナクマノミ

 お次はニモことカクレクマノミです。

 8郎が好きなセジロクマノミ。背中の白い一本の筋が自己主張しています。ウルトラセブンというあだ名もあるそうです。確かにかっこいい。

 あ、こっち向いた。アイスラッガーを投げるなよ!

 お次は女性ファンが多いというハナビラクマノミ。ほかに比べて上品で繊細な感じがしました。

 TAKAが記念撮影してくれました。クマノミの実物はこんなに小さいのです。8郎が進撃の巨人的にでかいというわけではありません。

 そして最後に王道の本家クマノミ。アーティスティックに撮影してみました。

 8郎も過去2回して見ていない、最も希少なトウアカクマノミは次回以降のテーマということで。

 奇妙な海中生物の動画をアップします。おそらく環形動物イバラカンザシの仲間だと思うのですが、人間が近づいたり、さわったりすると、姿をひっこめる生き物です。

 

 2ダイブは無事終了! 船上に上がっても目の前の美しいケラマブルーに癒されます。サングラスがないときついですが。

 もう一度飛び込みたい! また10郎を連れてくるぞ。

 TAKAと二人船上でまったり。しかし、きんきんに冷やして持ち込んだ缶ビールは、無愛想な船長に拒否されてしまいました(船上に酔客がいると困る、という理由だけで。たかが一本あらに!)。一応1級小型船舶の免許だけは持っている8郎。「船の上では船長が絶対権力者」という海の掟を知っているので、しぶしぶTAKAとの乾杯を断念。今回のダイブではそれだけが残念無念です!

 さて、海を眺めていたTAKAが「魚が跳んでいる」というので見てみると、確かに波だっています。8郎はシュノーケラーがはしゃいでいると思ったのですが、あまりに長い列を作っています。無愛想ではありますが、海経験は豊富であろう船長によると、カツオの群れが小魚を追って入ってきたのだとか。貴重な生態シーンもみることができました。

 さらば、ケラマブルー。2018年、夏の終わりのいい思い出になりました。

 帰りもベタ凪。大きな揺れもない船上でしたが、疲れからTAKAと二人、座りながら爆睡。たかが2ダイブとはいえ、45歳、ともに「体力の限界!」です。

 あ、無愛想な船長に拒否された缶ビールは、港近くの公園で飲みました。まだきんきんに冷えていましたよ。

 声掛けしてくれたTAKAには本当に感謝です。来年もぜひ行きたいものです。器材を水洗いし、干す作業はそれなりに難儀ですが、ケラマブルーの余韻に浸りながら、次の計画を考えると、とても楽しくできるものです。今週はずっと雨。この日に行ってよかったとつくづく感じました。

 BC(浮力ジャケット)を干すハンガーは、数年前にE氏にもらったもの。とても頑丈で重宝しています。E氏も風のうわさに元気だと聞いております。いつの日か、また3人でケラマブルーを潜りたいものです。凪の日にね。


うりずんの宮古ブルー

2018年03月31日 | ダイビング

 1泊2日の宮古島ダイブツアーから帰ってきました。美しい宮古ブルーを満喫してきました! 本編のダイビング編とダイビング以外の番外編に分けて報告いたします。

 那覇空港には朝6時半に着いたものの、預け入れ荷物受付には、すでにこのように行列ができていました(汗)。1分ごとに2,3歩しか進みません。機材を入れたメッシュバッグ(10㌔相当)を持っている8郎は並ぶのを断念し、いったん朝飯をとることに。

 A&W。旅行一発目の飯にしては芸がないですね。

  戻ってみると、空港女性スタッフから「急いでください」とせかされ、荷物をカウンターに預けたあと、なんと女性スタッフに先導され、搭乗口まで走ることに! 久々に数百㍍を走りました。飛行機に搭乗してみるとすでに満席。窓側席をゲットしていたのですが、なんと、島に帰るのであろう宮古んちゅおばさんがすでに占有しているではありませんか。客室乗務員さんが「こちらの方が窓際なので移動していただけますか」と求めたのですが、おば様は不満そうにぶつぶつ言いながら動こうとしません。中央席の旦那もだんまりを決め込んでいます。時間もないので「通路側でいいっすよ」と譲りましたが、夫妻から特にお礼の言葉もありませんでしたね。宮古んちゅのイメージを悪くしますよ!

 そんな中、客室乗務員さんが、みゃ~くふつ(宮古方言)を交えながら丁寧にごあいさつ。「うりずんのさわやかな季節に当飛行機をご利用いただきまして、たんでぃが~たんでぃ(ありがとうございます)」という言葉に癒されると同時に、8郎が一年で一番好きな季節が到来していることに気づかされたのです。確かに寒くもなく暑くもなく、そして湿気もない、まさに旅行シーズン。 決済してくれた妻に感謝です。降りる際に、客室乗務員さんに「席をお譲りいただきありがとうございました」との言葉をいただきました。業務とはいえ、気にかけていただき、感謝です。

 宮古島には予定より10分遅れて到着。機内アナウンスでは「風の影響で滑走路を変更」としていましたが、風は強くなかったので、その日与那国島を訪問する予定だった天皇夫妻に対する過剰警備の影響もあったのではないか、というのは疑い深い8郎の推測です。ともかく、10年以上ぶりの宮古島は、まさにうりずんの爽やかな気候で「んみゃ~ち(ようこそ)」と8郎を迎えてくれたような気がしました。赤瓦の空港施設が青空に映えていました。

 今回利用したショップは「カラカラ先生ダイビングスクール」。ネット上で評判がいいのと、なんといっても宿付きで料金もリーズナブルだったのが理由です。Rさんという女性ガイドがワゴンで空港まで迎えに来てくれました。早速、荷川取(にかどり)漁港に移動です。ボートに乗ると、ショップオーナーであり今回のガイドをしていただく同じく女性のMさんにごあいさつ。50代とは思えない元気ばりばりの方でした。もちろんガイド、お客さん、皆さんヤマトンチュです。いつもながら船上にウチナンチュは8郎一人。 宮古んちゅすらいません!

 ショップ自慢のボートはオレンジ色にこだわった清潔感あれふる船でした。

 お客さんはほとんどが常連さんのようです。そしてほとんどがおひとり様。ほかには、二人の息子を体験ダイビングさせに来たという肝っ玉母さんもいました。大阪から来て3連泊するという女性は、昨日、大人気の洞窟スポット「魔王の宮殿」「中の島チャネル」を満喫したのだとか! 悔し~。8郎も希望していたのにっ。連泊する常連客を優先するのは仕方ありません。

  今回潜ったポイントは「エメラルドガーデン」と「ビーマクパナリ」という2か所。そんなに大差なかったので(悲)まとめて報告いたします。宮古島ダイブの至上命題ともいえる洞窟ダイブの夢が果たせなかったのはまさに残念無念!

 2階席からはごらんのとおりの絶景が。長い橋は池間大橋です。宮古ブルーならぬ宮古エメラルドグリーンも美しいっす。

 後ろに目をやると白波の軌跡。やっぱり海って最高ですね! 自分の船が持ちたいっ。誰か2億円くれませんか! 「う~みよ~、お~れ~のう~みよ~」。加山雄三の心情が分かるような気がしました(笑)

【後記】後日、加山雄三さんの愛船「光進丸」が静岡県で炎上、沈没したとの報道がありました。ご真情をお察しします。

 エメラルドガーデンの売りは砂地が広がっていること、だそうです。宮古まで来て砂地って! でも10カ月ぶりの水中散歩はのんびりとして気持ちよかったです。なんといっても宮古ブルーに包まれる心地よさは想像以上でした。

 最初に発見したブツは誰かが落とした工具箱。こんなの見るために、航空チケット買って宮古島まで来たんじゃないばーて。

 ところどこにあるサンゴのなかには、まるで愛息10郎が描いた迷路のようなものもありました。自然って不思議です。

 カクレクマノはばっちり撮れました。

 その後はしばらく、大したお魚さんに会えず・・・。への字口がキュートな君の名は? 【後記】ミツボシクロスズメダイだそうです。

 油断していると、コブラの数十倍の猛毒を持つとされるイラブー(エラブウミヘビ)とニアミスしたり。

  大きなウツボもいました。いつ見ても、映画『グランブルー』の冒頭のシーンを思い出します。ジャック少年が素潜りでウツボにエサをやるシーンです。BGMも最高だったなぁ。

 そんなまったりタイムを打ち消すかのように、オーナー兼ガイドのMさんが、慌てた様子でボードに何やら書き込みます。見ると「みたことない大きさ!! ヒラムシ」と書かれています。宮古島でのガイド歴18年、本数1万本というMさんが「見たことない!!」と驚くくらいです。一体、どんな生き物!?

 これです!

 全長は大きく見積もって15㌢程度。そもそも普通のヒラムシがどれくらいか分からないので興味も半減(笑)。Mさん、すいませんっ。そこにいるのがクマムシだったら間違いなく驚いたことでしょう。水中でも、あったかいんだからぁ~♪ 

 その後はそれなりの光景が見られました。

 ライトブルーデバスズメダイの群れなどカラフルな熱帯魚とエダサンゴのコラボはとても美しかったです。8郎のおそまつな写真でそれが伝わりますでしょうか?

 こちらはパンドラハナガササンゴの群落だそうです。初めて聞く名前です。開けちゃいけない花笠でも持っているのでしょうか。広範囲に広がっていました。

 立派なテーブルサンゴもちらほら。

 そして今回の最大トピックはウミガメです。8郎が発見しました。小魚のクリーニングを受けて気持ちよさそうにしていました。

 自撮りで無理やりツーショット。

 さようなら~。

 水温は22度とまだ冷たいのに、女性ガイドの一人はなんと半袖。たくましいっす。フード付きベストを着用していなかった8郎に対し「寒くないですか?」と聞いてきましたが、その言葉そのままお返したいっ。後ほど、宿の受付や部屋の掃除、皿洗いの仕事までこなしていました。ガイドさんの仕事も大変です。おつかれさま!

  これにて2ダイブ終了です。名残惜しい中、船に上がります。

 のんびりでありながら、あっという間の2ダイブでした。 

 池間大橋の下をくぐり、荷川取漁港へ戻ります。最初、伊良部大橋かと思ったのですが、同じくおひとり様ダイバーの男性に、スマホのGPSで池間のほうだと教えてもらいました。ウチナンチュがヤマトンチュに教えてもらうという異常な光景でした(笑)ITってすごい。

 池間大橋(1425㍍)は、下から見ると結構壮観です。橋の上からの絶景度は伊良部、来間より上だといわれています。

 荷川取漁港に戻ると、ランチタイムとなりました。2ダイブで終了する8郎の分までありました。ほとんどのショップは弁当ですら有料なのですが、ここは食事サービスにも力を入れているようで、ダイビング料に混みです。そして、あったか手作りの麻婆豆腐! キムチや卵入りスープも付いています。写真では分かりづらいのですが、ご飯はお茶碗の3杯分ありました。ショップの若い女性ガイドが二人とも、多少ぽっちゃりさんだったのはこれが原因でしょうか・・・あ、ただの推測です。港で飯を食べる「非日常」もダイビング旅ならでは。

 宮古ダイブ至上命題である洞窟がなかったのが残念無念ですが、こればかりは仕方ありません。機会があればリベンジしたいものです。宮古島は複数回行く価値のあるダイビングスポットだと痛感しました。慶良間諸島にいくより、もう一回宮古島でもいいとすら思えました。最後の水中写真は、砂地に写った自分の影、です。

 ダイコンで確認すると、2本で計98分潜っていました。タンクが12㍑(ふつうは10㍑)だったのと潜水深度が浅かったために、比較的長時間、海の散歩を満喫することができました。このショップの方針、サービスなのでしょうね。

 以上、離島まで行った割にはあまり見どころもないのですが、これにて宮古島ダイブリポートは終了です。宮古島ダイブの総括を、みゃーくふつをお借りして言うと「ずみ!」(最高)でした。ただし、洞窟に行けなかった悲しい事実だけは「ばっしらいん」(忘れられない)ですね。

 今回で通算84本となりました。100本を目指して、地道に続けていきたいと思っています。そのためにも体を鍛えておきたいものです。当面の最大目標は西表の御願崎となりました。

 ダイビング以外の宮古島ツアーも、この後、番外編としてアップします。興味のある方は、引き続きお付き合いください。


日帰りギンガメツアー(下)

2017年06月11日 | ダイビング

 日帰りギンガメアジツアー@粟国島近海の後編です。

 ガイドさんの「島船が上がりました。彼らは昼ご飯に入るので、今が勝負です」との号令の下(そんな受け身の理由~?)、ほっともっと弁当を消化しきれていないのを承知で、粟国ブルーに再びダイブです。

 事前のレクでは、ギンガメはダイバーの気泡を怖がるので絶対に近寄らないこと、万一ギンガメアジの下に入ろうものなら、ダイバー、ショップともに立ち入り禁止になるなどの注意事項を受けました。

 強い激流に向かいながらまたバタ足です。本当にひとかき5㌢くらいの感覚ですよ。ここでは初級者の方は絶対についていけないでしょう。レジャーどころか危険です。8郎も少なくとも女性ダイバーには負けないようにと先頭集団を維持。Mさんの動きが止まったので、ポイントはもうすぐだと直感。Mさんに追いつき、開けた場所では、多くのダイバーがバブルを吹き上げていました。約10年前のマンタスクランブルを思い出しました。

 ダイバーの泡の向こうにギンガメのスポットがあるのです。早くいかなければ。

 ダイバーらと並ぶような位置に来ると確かにそこにはギンガメアジがトルネードを巻いていました!

 ごごごー。 

 ちょっと遠いですが、確かに迫力の絵でした。

 ただ、近寄れなかったのでいい絵は取れませんでした。ネットなどでは、素人の方もかなり近寄っているものがたくさんありますがね。ルールを破ったということでしょうか(笑)。もしかしたら島在住ショップを利用すれば近寄れたのではないか、などど考えてしまいましたね。そのうえ、サーモクライン現象やプランクトンの影響か、ピントがなかなか合わず。アップした2枚は比較的いいやつです。目視ではイソマグロみたいな大きい魚がトルネードの周りを回遊していた記憶があるのですが、写真には写っていませんでした。トルネードとしては、アジたちもそこまで切羽詰まっていない感じもしたし(笑)。浮上後、ガイドさんも「玉としては小ぶりのほうですね」と言っていました。

 とはいえ、長年見たいと思っていたSCENEだけに、8郎的にはそれなりの感動もありましたよ! こればかりは写真でお伝えすることはできませんが。ちなみにダイバーたちが離れているので比較対象がないのですが、ギンガメアジは一匹当たり体長50㌢~1㍍あるそうです。

 梅雨の晴れ間と決済を出してくれた妻に感謝です。そして8郎の海の神ことヤスーンにもね。

 【追記】さて、開設11年目を迎える当ブログで、史上初の動画(8郎撮影)もアップいたします。お暇な方はご覧ください。まったく大した動画ではないですが、水中という雰囲気だけは伝わってくるかと思います!「異音がうるさい」「トルネードはまーやが」などという苦情は一切受け付けませんのでよろしくお願いいたします(笑)

 【2017 粟国島筆ん崎のギンガメアジ】

 その後は潮の流れが比較的穏やかなところで、マクロ撮影にいそしみます。まずは、黄色い体に青い唇が印象的なシテンヤッコ(方言名カーサー)。

 ほっともっと弁当並みに、どこにでもいるツノダシヤッコ(失礼)。

 サンゴに体半分をかくすカニ。もちろん名前は不詳。

 チョウチョウウオが群れていました。繁殖のシーズンなのでしょうか。

 合わせて73分の2ダイブを終えました。現役続行を誓ったモスキートによると最深は1本目の16.7㍍でした。

  念願のギンガメアジが見れたということで、今ダイブはこれにて終了とあいなりました。

 

 船の2階には具合が悪いのかダイバーが一人寝ていたので、8郎は1階で一人優雅にフリータイムです。ウチナンチュの船長さんSさんに記念写真を撮ってもらいました。今時ダブルピースのはじける44歳です! 加齢により胸の肉が垂れ下がり、おじさんおっぱいが出てきているのが超ショック! 鍛えなおさなければと決意を新たにした次第です。もちろんおなかはかなりひっこめていますが。

 家から持ち込んだマイビール登場! こっちこちに冷凍してきたのですが、6時間の間にほぼ常温に戻っていました(驚)。でも海から上がったあとのビールは最高です。

 缶ビールのタンブルを開ける音が、誰の姿も見えない海に響きました。

 ごくごくごく。ぷは~。

 30分ほどで3ダイブを終えたダイバーらが戻ってきました。みな疲れ切った様子。8郎が聞いた範囲では、トルネードというフレーズは耳に入ってきませんでした。2ダイブであきらめてよかったかも!

 さらば粟国島、さらばギンガメアジ、そしてヒロサー・・・。

 帰路の船上では、みんなぐったりしていました。

 1時間半ほどで本島が見えてきました。飛行機と一緒にパチリ。座りっぱなしは腰に悪いっす。足と背中はかなり日焼けしてしまいました(泣)

 始めてから11年がたつダイビングですが、まだまだ飽きません。一番の魅力はやはり、海中という非日常の究極のような場所に、少年に戻ったころのように冒険気分でいられる、ということです。それ以外にも今回特に痛感したのが、ダイビングを目的に体力を維持するということです。若いころはそんなこと思いもしませんでしたが、その意義を年々感じるようになっています(笑)。

 港まで妻と迎えに来てくれた愛息10郎で~す。父が海に潜っている間、校内合唱大会と水泳教室、頑張ったそうで~す。それにしてもこのダブルピース、どこかで見た気が・・・。

 これで、沖縄の有名ダイビングスポットの大半は行ったような気がします。ということで、次の目標は本部沖の沈没船か、粟国を超える激流スポット西表の御願崎(ウガンザキ)、もしくは島自体、潜ったことのない宮古島かな。考えるだけでも楽しいものです。探せばまだまだあるでしょう。何年後になるかわかりませんが、節目の100本目は海外で・・・ともひそかに考えています(わが家の財務大臣である妻にはまだ言ってません)。

 さ、明日からまた日常に戻ります(当然)。仕事も勉強もがんばるぞー。


日帰りギンガメツアー(上)

2017年06月11日 | ダイビング

 11年になるダイビング人生初の「ギンガメアジルネードツアー@粟国島近海」に参加してきました! 写真が多いので上下2回に分けてアップいたします。

 

 船で2時間かかる粟国島近海に日帰りツアーということで、集合は午前5時40分。タクシーで着いた静かな三重城漁港にはまだ「ストロベリームーン」が輝いていました。ストロベリームーンとは、夏至の時期だけに見られる満月がイチゴのように赤くなる現象です。縁結びの効果があるともいわれているのだとか。既婚者となって12年がたつ8郎、女性ではなくギンガメアジとの縁を願いました。これほんと。

 暁の景色にまどろんでいると、バンに乗った男性に「8郎さんですか?」と声をかけられました。今回お願いしたショップのオーナーガイドのМさんでした。船の場所はもっと向こうだとのこと。荷物を載せて移動することに。ついた船は、ショップがWEBサイトで自慢するほどの、さすがの船でした。いいな~。8郎も、故・松方弘樹さんばりにこんな船で海に出かけたいものです!

 船の二階から美しい朝焼けに。早起きは三文の得ですね。ダイバー客は20数人でしたか。もちろん客のウチナーンチュは8郎一人ですけどね。スタッフは船長さんだけがウチナンチュだそうです。

 出港するころには立派な朝日が登場。

 太陽が上がると、梅雨とは思えないオキナワンブルーの世界が! 梅雨の晴れ間に決断してよかった。

 2時間かけて到着した粟国島は、逆光のせいもあって、神々しいたたずまい。まるで金田一耕助が向かった獄門島のようです(島のみなさん冗談です)。渡名喜島ともども、いつか上陸してみたいものです。

 ところで、早速潜れるのかと思いきや、ガイドさんたちは「島船(しまぶね)が先に来ている」と動揺。なにやら、筆ん崎(ふでんざき)という超一級ポイントは、粟国島のショップが優先という業界ルールがあり、彼らが終わったあとに本島組の争奪戦が始まるのだとか。初めて聞いたぜっ。WEBサイトにも書いとけ~。ということで、「すいません、40分待機となります。ウェットスーツは上だけ脱いでおいてください」と指示に従うことになりました。

 ひまなので、ダイバーさんたちの機材を撮影。いいカメラが並んでいます。8郎のスタイラスTG-2とフラッシュUFL-1は、初級者というよりもはや前世代レベルですね(笑)。ほかにも動画専用小型カメラや、なんとプロテクター不要のデジカメなどを持っているダイバーもいました。時代についていけない~。お金も~。

 40分が経ち、やっと「準備してください」の掛け声でみながスーツを着始めると、今度は「気を付けて!波が来ます!」と大声が響き渡ります。同時に船がど~んと大きく揺れました。緊張感を走らせるガイドと常連客の会話を聞くと、ポイントとアンカーを下す位置をめぐってショップ同士でも闘いがあり、それに伴う他ショップからのいやがらせ行為があるのだとか! 向こうの船がわざと回転するなどしてこちらに波を送ってきたのだそうです。しかも客がスーツを着るために片足立ちになるなどの危険な時間帯を狙って。おそろし~。客の安全よりショップ間のいざこざにエネルギーを注ぐやり方に怒り心頭です。どこの世界でも人間は利己主義で争うものでしょうが、厳格なルールで規制しなければいけませんね。こういう人間がいるからルールが必要となってくるのですよ。

 最初のポイント名はSAKURAだとか。いざダイブ! 

 水は思ったよりも冷たかったです。8カ月ぶりのダイブに、耳抜きがうまくできません。最近症状がひどくなりつつある副鼻腔のせいもあるのでしょう。しばらく耳が痛い時間が続きました。しばらくすると改善しましたが。この数年悩まされる副鼻腔、今後のダイビングにも影響してきそうな気がしてきました。

 さて、海中ですが、サンゴ礁はとても豊かでした。絶海の孤島だけにダイバー以外の人的被害が少ないのでしょうか。潮の流れに常にさらされているので温暖化の影響も少ないのかもしれません。

 潜って2分でいきなり大物が登場! ナポレオンフィッシュ(和名メガネモチノウオ)です。目の前を横切ったのですが、ワイコンをつけていたために、フラッシュの光が届かず。くっそ~。青被りです。

 そのまま、通り去っていきました。海中でみるのは2度目ですが、写真に残したのはおそらく初めて。いい絵はとれなかったけど、うれしかったぜ。あばよ~。ナポレオン。貫禄十分の名前ですが、方言名では「ヒロサー」だそうです。なんだか、かんたんぐわぁ~(笑)。

 その後、な~んにも現れず。青い海中を散歩。でも久々の8郎にとっては快適でした。 

 とはいえ、流れは強かったです。正直、体力勝負という面もありました。自宅マンション8階まで階段を2段上がりで上ることにしている8郎、なんとか追いつきました。鍛えておかなければ厳しい海中散歩だったかと思います。

 電池交換したダイバーズコンピューター、モスキートもしっかりと安全停止(減圧症予防のため浮上する前に水深3~6m間で3分間浮上を停止すること)を教えてくれました。あと、2年は持ってくれるかな!

 ドリフトなので、全員が海面で一列に並び、船のお迎えを待ちます。 船はダイバーを踏みつけそうな勢いで寄ってくるのでビビりますが、それくらい近寄らないと、ダイバーがロープをつかめないためです。

 昼飯は島弁当ではなく、あきらかに、ほっともっと弁当! 全国どこででも食えます(笑)。朝食抜きだった8郎はとてもおいしくいただきました。

  同じく一人旅という男性ダイバーと話したのですが、やはり「2時間かけて粟国まで来たのに、ギンガメアジ以外見せられても・・・」と苦笑していました。2本目以降に期待です。8郎は耳の調子が悪いこともあり、2本目でギンガメを見ることができたらそれで終わりにしようと決めました。 

 あまり役に立たなかったワイコン(笑)を外す前に青空を一枚撮影。びゅーりほー。

  さて、2ダイブ目は島船軍団が終わった時間を見計らい、決行します。8郎念願のギンガメアジのトルネードに出会うことはできたのでしょうか!? 早めにアップしま~す。 


1年4カ月ぶりで80本

2016年10月29日 | ダイビング

 沖縄も遅まきながら夏の終わりが近づき、次第に秋の天候になってきています。自宅のテラスから拝む自慢のサンライズも美しいっ。

 マンションからの出勤時に見上げる空もこのように雲ひとつない青空! もう我慢できず、ショップに2DAIVE予約してしまいました(もちろん事前に妻の許可を得ました)。

 久しぶりに行う、前夜のハウジングセッティングも楽しからずや。

 ショップは「うちなー割引」というのがある那覇市内の店を選びました。ボート2DIVEで税込み1万円とのこと。しかし、初回は入会金2000円が必要で、割引は2回目以降とのこと。だまされたような気もしたものの、それを払ってもほかのショップにくらべそう高くもないので、そこに決めました。

 ガイドしてくれたのは栃木出身のイケメンガイドさん。とても丁寧でした。ガイドの質の悪さがネットをにぎわす今日このごろ、そんな人ばかりではない!と言ってあげたくなる好青年でした(笑)。「海のない栃木で育ったため、海に潜るときは今でも感動の毎日です」と健気をことを言うとりましたなぁ。若きウチナ―ンチュたちよ、わったー生まり島の誇るべき財産にもっと気づかんかいっ。今、行われている世界のウチナ―ンチュ大会の先輩方もそう思っているのかもしれません、といつもながらの勝手な推測。

 海は荒れていました。船は転覆するのではないかというくらいどんぶらこっこ。体験ダイビングという別の客はポイント到着そうそうに吐いていましたね(悲)。ポイントはチービシ近くの「神山南のラビリンス」。何度か来たことがあるところなので、ブランクダイバーとしてはちょうどよかったです。リーフに囲まれて波はおだやかでした。

 いざ、1年4カ月ぶりのダイブです。嬉しさのあまり最初に自撮りする43歳をおゆるしください。 

 水温は27度とガイドさんの予想より1度下回っていました。8郎は3㍉スーツでしたが、はげ頭を水温とけがから守る恒例のフードのおかげで寒くはありませんでした。ガイドさんいわく「このポイントは深くても15メートルくらいです。8郎さんはブランクもあるのでのんびり潜りましょう」とのこと。流れは弱く砂地が多い、初心者向けのポイントですね。

  しかし、潜水後すぐに残念なことに気が付きました。2007年から愛用しているSUUNTOのダイバーコンピューターが無反応なのです! 昨年から水につけると調子がおかしかったのですが、ついに壊れてしまったようです。残念! ブランクのあまりの長さに力尽きたのでしょうか。

 とにもかくにもダイビングはスタート。今回はダイナミックな地形とは無縁でしたが、たくさんのお魚さんたちには恵まれたので、早速ご紹介していきます。 

  まずはカクレクマノミです。人間を威嚇しているとはいえ、いつみても愛嬌のある顔ですね。

 お上品なハナビラクマノミさんも。

  サンゴ礁の下には数えきれないほどのリュウキュウハタンポが群れていましたが、8郎が巻き上げた砂で映りがいまいちです(謝)。

  おいしそうなイシミーバイ(正式名カンモンハタ)さんはご休憩。

  タイワンカマスが群れていました。このあと、小さなトルネードを見せてくれましたよ。

  ガイドさんも片手で激写。HPにアップするのでしょうね。

  石の上で微動だにしない小魚。目元とあごのあたりがおしゃれなので撮影。名前を知っている方、教えてください。

  コールマンウミウシが3匹。もちろん集中しているは偶然ではなく、ガイドさんがわざわざ集めてきてくれたからです。そこまでしなくていいのですが・・・(笑)。それにしてもまじめなヤマトンチュは本当によく働きます!

  次も名前も知らない魚ですが、ずっと8郎を見て逃げなかったので、とりあえず撮影。愛嬌ある表情です。餌を待っていたのかな。君の名は。

  ウツボもにょろり。

  すごいサイケデリックなイラブチャーもいました! 先日亡くなった偉大なるディスコスターになぞらい、チービシのピート・バーンズと呼んであげましょう。

 ガイドさんがラビリンス(迷宮)へと案内します。クリップボードに「アカククリ」と書いているのを後ろから見ていた悪客8郎です。

 迷宮に入るとアカククリはすぐそこにいました! 全長40㌢はあろうかという大物です。アカククリはこれまで幼魚しか見てなかったので、ここまで大きくなることにびっくりです。座布団サイズで洞窟の主のような存在感でした。 

 ということで、逆向きも。

 このアカククリさんには、その後も出くわしたので、太陽光を背に撮影。独特の三角形のスタイルが逆光にマッチしていました。

 ほかにも、カーエー(正式名ゴマアイゴ)が海中を泳ぐ姿を初めて見たのですが、カメラには収められず。40㌢級の大物でした。見るだけでなく、いつか釣ってみたいものです。

 これにて、1年4カ月ぶりのダイブは終了です。2ダイブで近場のチービシということもあって午前中に終わることができました(40歳を超えると3ダイブはよほど意気込まなければ疲労感がハンパないかと)。よいガイドさんにも恵まれ、ノンストレスの海の中でした。1年4カ月ぶりの機材もダイコンを除けば故障もなかったです。

 あ~楽しかった。最高のリフレッシュになりました。

 ところで、これまで記録していたダイビングログが、買い替えたPCにエクセルがないために、開くことができません。でもブログで振り返ると、おそらく今回で80本に近づいたと思います。【後記】調べた結果、今回の2本でジャスト80本に到達したことがわかりました! ダイコンの故障は本当にショックですが、時計機能だけは維持できそう。来年のボーナス(あるかな)で新しいものに買い替えることができたらいいなと思います。8郎にとって最高の趣味であるダイビングは当面100本を目標に、地味ながらも続けていきたいのです。少なくとも50歳までは潜っていたいです。そして潜れる男でいたいですね。

 来年こそは「ギンガメアジの大群@粟国」を見に行くぞ!

 愛息10郎のたっての希望で、これから8郎家のハロウィンパーティー(ただの鍋パーティーですが)を始めますので、今日はこれにて。

 

 【追記】翌日、急に発熱し39.2度を記録。診察の結果、インフルではなかったのが救いです。2度目の診察で気管支炎だとわかりました。海風に当たりすぎたのか、10郎から何らかのウイルスをもらったのかわかりませんが、頭痛がひどいのでとりあえず薬飲んで寝ます。おかげさまで体重は79.5㌔と、ここ数年でもっともやせましたよ! 不幸中の幸いと言っていいのかどうかですが、とりあえず減量のきっかけにしたいと思います。


記録に残る 万座の夢

2015年06月14日 | ダイビング

  史上3番目に短かった梅雨のおかげで、6月中旬というのに晴天が続く沖縄。チャンスだと思いダイビングを楽しんできました。今回は地形派垂涎の万座ドリームホールに初挑戦です。ダイビング雑誌ですごい美しい写真を何度か見ていたので、いつか潜りたいと思っていました。

 ガイドは与那国で偶然再会したN本さんにお願いしました。心配していた風もほとんどなく凪状態でした。

 N本さんには8郎のほかに、女性客が一人。N本さんのお友達で関東地方出身のAYAさんという方で、ここ2ヶ月で50本潜っているといツワモノでした。フィリピンでアドバンスを取得したのだとか。8郎が7、8年かかったことをわずか2ヶ月でやっているんですね(笑)。話題も豊富で3人のダイビングを終始盛り上げてくれましたよ。

 1本目は普通のポイント。根付きの熱帯魚がたくさんいました。

 まずはハタタテダイの群れ。ピントがいまいちですっ。 

  お次はオレンジがブルーに映えるチョウチョウウオ。これも群れていました。

 警戒するとすぐ巣穴に入るため、なかなかペアが撮影できなかったハタタテハゼです。今回はなんとか収めました。といってもかなり望遠です。画像が粗いですね。

 恒例ともいえる、ブルーに映える王様ヤマブキベラです。黄色は目立つな~。

  ついでに3種そろい踏み。

  ハナミノカサゴもいました。

 トロピカルな縞模様の魚。ハゼの仲間ですかね。

 サンゴの天敵オニヒトデもいました!

 「特技をもったウミウシです」とN本さんのガイド。N本さんがそのウミウシをAYAさんの指の上に乗せると、そこからくるくると舞うように泳ぎ、また珊瑚にたどり着きました。まさに特技です。でもウミウシの名前は忘れましたっ(謝)。

 1本目は無事終了。「地味だけどそれなりに楽しめた」とだけ思っていたら、帰宅後、ダイコンをチェックすると、なんと最深32.3㍍を記録しているではありませんか。与那国の30.8㍍を一気に抜き去り、8郎のダイブ史上最深を更新していたんです。記録に残るダイブとなりました。

 2本目はついに万座ドリームホール。ダイナミックな地形を想像するだけで胸がわくわくしました。N本さんが入り口を指示します。意外にちっちゃい。

 人一人が入れるほどの穴を垂直に潜行します、見上げると確かに美しい青でした。

 洞窟の常連さんあ、アカマツカサがお出迎え。

 最後のホールではリュウキュウハタンポの群れがいたのですが、なぜかピントが合っているものが一枚もなく(泣)。不完全燃焼と相成りました。そもそも、雑誌などから夢想していた万座ドリームホールのイメージと違うなーというのが出てからの感想(苦笑)。想定していたスケールの10分の1でした。

 しかし、梅雨を早めに終わらせてくれた神様は、またしても8郎を見捨てることはなかったのです。

 N本さんが、ふとばたばたと上のほうを指差します。そして、水中ノートになにか書こうとするのですが、途中でやめてカメラ片手に急浮上! これはなにか大物の被写体を見つけたに違いないと8郎も改めて、上に目を凝らしました。すると、大きなエイが舞っているのが見えるではありませんか!

 右に急浮上するN本さんの姿が。客をお置いてきぼりですかーっ。

 8郎もなるべく早く浮上し、望遠ズームでなんとか撮影に成功。おそらくトビエイかと。尾がかなり長いですね。石垣のマンタスクランブルで見たオニイトマキエイほどの感動はありませんでしたが、うれしいプレゼントとなりました。

 船へ戻る途中、サンゴや岩の隙間から空気の泡が出ているところに遭遇。珍しい光景だったので、写真には収めましたが、なんという現象なのかN本さんに聞くのを忘れました。まさか温泉ではないでしょうが。

 満足の2DIVEを終え、N本さんとAYAさんに別れを告げました、愛車エクストレイルで国道を南下します。最高のドライブ日和だったなぁ。

 途中、おんな道の駅により、ジューシーと野菜天ぷら、そしてスタバのアイスカフェオレで腹を満たしました。おいしかったです。

 生まり島の青い海と空を満期できた一日でした。決済してくれた妻にも感謝です。

 あとは宅建の勉強をリスタートだ!


与那国ひとり旅 後編

2015年01月31日 | ダイビング

  さあ、2日目です。早くもハンマー撮影ラストチャンスです。本日3DIVEのうち2DIVEをハンマー狙いに充てることになりました。確率的には朝一が一番高いというので俄然気合が入ります。いざ西崎へ出港!

  ダイバーの数は昨日の倍に膨れ上がりました。船上は誰かとぶつからずに歩くのが困難なほどに。みんな同時に器材をセッティングするほどの場所がないので時間差をおいてやるような状況です。ショップにとっては一年で一番の稼ぎ時ですからイケイケドンドンなんでしょうね。でも安全第一ですよー。 

 次の写真は8郎が押したわけではなく偶然写ってしまったのですが、エントリー時の光景です。期待と緊張が交錯する瞬間です。ハンマーよ、もう一度現れてくれ、そう願いながら足を思い切り広げて、えいやー。

  8郎のダイビング史上に残る瞬間は、潜ってから3分も立たないころにやってきました。丸刈り半袖のガイドさんが合図を出しました。

  ハンマーだ!

 昨日の、いや8年前のリベンジを果たすべく、8郎も猛ダッシュ。その上を韓国人男性が最新式の動画カメラを片手に進みます。行く手には確かにハンマーヘッドシャーク。しかも昨日より鮮明に見えるばい!! 

 息ハアハアしながら必死に追いかけました。逃げていくハンマーとの間合いをはかり、今シャッターを押さなければ、間に合わないと判断。カシャ! ハンマーの群れが濁りの向こうに消えてしまうまでに数枚撮影することができました。8郎が撮影した数枚のなかで、一番写りがいいのがこれです。

  う~ん、微妙ですねー。ハンマーの由来である独特の形をした頭部は横から見ても分かりにくいんですよ。右上のやつは、何とかハンマーの端が光って見えますが・・・。念のため、8郎の下を通過した個体も撮影したので、UPしておきます。ぼけていますが上から見れば、本当にハンマーが現れた、ということだけは信じてもらえるかと。

 今ダイブで、8郎史上最深の30.8㍍を記録しました(過去最高は08年11月伊是名島の田老で30.1㍍)。それでも海底などは見えませんでしたがね。写真的には全然満足していないのですが、2日続けて見れたということに、かなり興奮してしまいました。これもきっとヤスーンが呼んでくれたんだね。ありがとう! 

 オクトパスからとめどもなく出るバブルも宝石のように輝いていました。

  2本目もハンマーに挑戦したのですが、残念ながら一匹も現れず。まさにオール・オア・ナッシングのダイビングです。でも、それがいつまでもダイバーをひきつける魅力なんでしょうね。南伊豆では夏に見れるそうですが(しかもハンマーが頭上を通る率も高いそうです)、それでもハンマーダイバーたちは冬になると与那国まで飛んでくるそうです。8郎は2勝1敗。高確率だとガイドさんが言ってくれました。8年前の3本を合わせると2勝4敗なのですが・・・。

 

 最後のダイブのポイントは「海底遺跡」になりました。8年前、あまりの潮の流れの強さに、最大スポットである「メインテラス」の撮影に失敗した苦い記憶がまざまざと蘇ります。ハンマーとはまた違った気合が入りました。ガイドはうれしいことにN本さん(写真左)でした。客は8郎のほかに、経験が浅いという自衛隊の方と、女性ダイバーです。みんな一人旅の様子。

  エントリーすると、そこにはすでに遺跡の風格が備わっていました。

  N本さんが指差す先にはグルクンの群れ。魚影も濃かったです。渡難の海の豊かさも感じました。

  そしていよいよ遺跡へ。N本さんが指差すのはその入り口となる「城門」(ぐすくもん)

  城門はダイバ一人しか通過できない狭さです。この巨石を積み上げてできたような通路は、人工の臭いを感じても不思議ではありませんね。

  そして二枚岩。薄い巨岩が二枚縦に並んでいます。自然というにはあまりにも奇跡を感じるポイントですね。ここは潮も穏やかで誰でも記念撮影ができます。しかし、ダイバーがうじゃうじゃしていたので、N本さんの合図で早めにメインテラスに移動することに。賛成です。 

  せっかくなので思い出づくりにと自撮りに挑戦(流行りの自撮り棒はありません)。うわー、二枚岩が一枚岩になってるあらにー。

  美しいアカバナ。ここを越えると、流れが激流に変わり、いよいよメインテラスの登場です。いざ!

  ごごごー

 8年前と変わらず強い流れです。何かをつかんでいないとあっという間に向こうに流されてしまいます。N本さんが女性を抑えるのに必死です。8郎は8年前の経験を生かし、左手で岩をつかみ、右手でカメラを構えます。よし、この構図だ。ちょっと濁っていて奥にある「巨人の階段」がよく見えませんが。体勢を立て直して、シャッターを押すぞ。

  すると、女性を安全な場所に移動させたN本さんが、こちらににじり寄ってくるではありませんか! N本さん、正直じゃまっすー。恐らく手前にいる大きなヤドカリの説明に来たのでしょう。あふれんばかりのガイド魂です。N本さんの吐き出す気泡をみれば、いかにここの流れが強いか分かります(ロケットのように後方に噴射しています)。N本さんが熱心になにやら書き込んでいる間、結局想定していた写真は取れませんでした(笑)

  ついにN本さんも流されます。そして「8郎さんの後からもダイバーが来てるのでもう移動してください」という合図。8郎も他の人に迷惑をかけるわけにも行かず、岩から手を離し、激流に身をまかせました。

  それでもシャッターチャンスは逃すまいと、後ろ向きの体勢に。後続ダイバーの姿が見えました。左手前の灰色のスーツと黄色いフィンを着用したダイバーにご注目を。 

  あっという間に流されてきました(笑)。8郎は先ほど撮影できなかった「巨人の階段」を無事ゲットしましたよ。(写真右)。ところで、階段と呼びたくなるのは理解できる形ですが、巨人の足には幅が狭すぎではないですかー?

  さらに流されながら、全景も撮影。あらためて壮観な眺めですね。この非日常さは、ダイビングやっていてよかったと思う瞬間です。 

  そのあとは流れの穏やかなスポットを散策。まずは「拝所(うがんじょ)」。N本さんの説明では、腹部にある十字架の模様が神秘的で、ダイバーはみなそこに向かって祈りを捧げるとか。確かに十字の線があり不思議なのですが、遺跡文化とキリスト教が結びつくとは思えません(笑)。おそらく自然の造形なのでしょう。ま、観光客はどんなこじつけでもミステリーを喜ぶものです。

  拝所の下にあるソフトコーラル。N本さんの説明では「これを触って色が変わると願いごとが叶うそうです」とのこと。おいおい、このサンゴは反応して変色しているだけで、そもそも本当に遺跡だったとしてもその当時は陸地のはずでこんなサンゴはないあらにー?(笑)まあまあ、観光中にやぼな現実論はやめましょう。楽しければいいじゃないか。

  そして、奇妙な形をしたくぼみ。真上から撮影。

  そして最後の名所。「亀のレリーフ」です。ほかのダイバーが言ってました。「ただの三角でどうみても亀ではない」と。8郎もそう思っていましたが、かなり上から見ると、三角の部分は亀の頭でその後に大きな甲羅が広がっているのです。でも、やはり亀というには苦しすぎるかなー。ま、楽しければいいじゃないか。

  後続ダイバーらも続々と終結。

  もちろんドリフトダイビングなので、エグジットはみんな集合し、船が来るのを待ちます。それぞれのダイバーにそれぞれの思いが交錯するひとときですね。

  船に上がると、同行の女性ダイバーは今にも吐きそうな表情でへこたれていました。かわいそうにっ。せっかく与那国まで来たのだからいい思い出にしてほしいものです。N本さんにあいさつする間もなくホテルに送迎されました。また真栄田岬で利用しますね!

 

 これにて今回の旅のダイブはすべて終了。ハンマーヘッドシャークと海底遺跡に8年ぶりのリベンジを果たせた、思い出に残る5DIVEとなりました。ヤスーン、ありがとう。そして何より、快く(?)決済を出してくれた妻に感謝です。

 

 ホテルではまたしてもお一人様ディナー。オオタニワタリのおひたし、カジキの刺身、フーチバーの天ぷらなど、大変おいしゅうございました。妻のほうが喜んだのではないだろうか、と思いながら完食しました。 

      ◆        ◆        ◆        ◆        ◆

 ダイビングが最大目的の今回の旅。本来ならこれにて終了なのですが、実は2日目のダイブ終了後、原付バイクを借りて、島の観光名所をぐるっと回ってきたので、その模様を番外編として後日、お伝えします。わずか1時間ほどの弾丸ツアー、迫る夕暮れとの勝負でした。そこまでお付合いください。


与那国ひとり旅 前編

2015年01月31日 | ダイビング

  8年前のリベンジと、9年半に及ぶ現部署での慰労をかねた、2泊3日与那国ひとり旅から帰ってきました。とても充実した旅だったので、3回(前後編と番外編)にわたってお伝えします。長文かつ写真もいっぱいの盛りだくさんでお届けします!

 

 那覇から与那国への直行便はRACが一日一便だけ運行。朝7時半発でした。お決まりの雲の写真を撮ろうとすると、窓ガラスの無数の傷にNIKONのコンデジのマクロ機能が反応して撮りにくいったらありゃしませんでした。雲の上は晴れていますが(当然)、与那国は3日間ともほぼ曇り時々雨でしたよ。

  狭い機内はほぼ満席。「老人と海」を20Pくらい読んだ辺りから記憶がありません(爆睡)。イビキをかいていないかだけが心配です。当初のアナウンスでは「天候不良により引き返す可能性も」とありましたが、着陸時以外それほど揺れませんでした。

  8年ぶりに降り立った与那国空港。なぜか地元のおばぁたちが出迎えてくれました。めんそ~れ~。風雨が強かったので、8年前を思い出す間もなく施設内へ。

  空港にはダイビング器材を持った観光客も多かったです。ホテルのマイクロバスが8郎を迎えに来てくれました。写真をUPして初めて気付いたのですが、1月の与那国で半袖を着用する後姿の丸刈りさん。今回世話になったダイビングガイドさんではありませんか!(のちほど登場)

  宿泊先に選んだのは、アイランドホテル与那国。一時、経営難で休館となった経緯もあるそうですが、その後合理化をはかり復活したようで、今では与那国随一のサービス満点の評価があるとか。単に競合相手がいないという気もしますが…。でも、2泊ともなんのストレスもなく過ごすことが出来ました。島を楽しむには島人の人情を感じる民宿が一番ですが、都会を離れて癒やしを求める場合はホテルに限りますね。

 8郎の部屋は3階でした。

 このホテルにはシングルがないので8郎もツインに。一人ではもったいないくらい広々としていました。家族連れで来たかったという思いも強くなりました(まぁダイビングするとなれば厳しいですが)。

 

 窓を開けると遠くにオーシャンビュー。岸壁に打ち付ける高い荒波に不安が増します。ロビーで説明してくれた女性のダイビングガイドさんは「大丈夫」との説明でしたが。

  今回利用したのダイビングショップは「マーリン」さん。島にある数店のなかで一番安かったのと、HPのスタッフブログが一番アットホームだったのが選択理由です。結果的に正解でしたね。実際にスタッフ全員が親切ていねいだったのと、何と、2年前に真栄田岬で利用したショップのガイドN本さんがヘルプでいたからです。うれしいことにN本さんも名簿のなかから8郎の名前を覚えていてくれたそうです。沖縄は狭い。

 さ、空の旅の疲れを癒す間もなく(疲れてませんが)、早速、渡難の海へダイブです。

 最初の1本目はリフレッシュを兼ねて、浅めのポイントだとのこと。「すべてハンマー狙い」を希望していたのですが、仕方ありません。「サバチ」と呼ばれるそのポイントは思っていたほど、波は高くありませんでした。しかもそれほど寒くもありませんでした。ボートコートはレンタルできたのですが、一度も羽織らずじまい。写真右の丸刈りガイドさん(やはり空港の後姿だっ)は、ウェットスーツも半袖だとか。寒くないんだそうです。たくましい外見とはうらはらに説明もていねいなナイスガイでしたよ。

  ダイバーは8郎のほかに韓国人グループ5人(男性2女性3)。なんでも韓国でダイビングショップを経営しているオーナーとそのインストラクターたちだとか。スキルがハンパね~。8郎はまたしても一番のヒヨっこだぁ~。それにしても、沖縄の海ながら周りは全部ヤマトンチュというのは毎回のようにありますが、韓国人に囲まれるというのは初体験。さすが国境の島です(笑)。唯一日本語が話せるという女性は、独り者の8郎にも積極的に声をかけてくれる優しい方でした。カムサハムニダ~

 8年ぶりの与那国ブルー。 太陽もなく冷たい感じが、8年前とおんなじでした。ダイコンで確認すると水温は22度。8年前より2度低かったんですね。

  最初の被写体は41歳おっさんの自分。すいません。

  ガイドさんは特に説明しなかったのですが、あちらこちらに腰の辺りが発光している小魚が群れていました(写真は一匹ですが)。青い海の中でとってもきれいでしたよ。【後記】図鑑で調べるとノコギリダイという名前らしいです。煮つけ、から揚げでおいしいのだとか。

  クマノミの群れです。今まで見た中で一番の数でした。写真には写っていませんが、もっと広がっているんです。まさにクマノミの町です。

 一本目は無事終了。波は高くなくても、さすが絶海の孤島、潮の流れは強かったです。エグジットしたら、すぐさまボートのへりにあるロープをつかまなければ流されてしまいます。 

  さ、ショップで弁当を食べたあとは、本日最後となる2本目です。ハンマーのポイントとして日本一有名といっても過言ではない西崎(いりざき)に。8年待ったんだ。出て来いよ、ハンマーと心の中で叫びました。2日間のタイトな日程なので、ぜひ初日に見ておきたいのですよ。

 潜ってしばらくすると、半袖ガイドさんがむき出しの左手を思い切り伸ばして合図を出しました。まさに「ハンマーがいた」です! 8郎は突然のことに動揺したのと、海水がにごっていたのでピントも合わせることができませんでした。しかし、それどころではないわい、ハンマーを追わなきゃ 

  周りの韓国人ダイバーらも餓えた狼のように急に速度を上げます。8郎の下から女性ダイバーがバタ足で追い抜いていきます(それまであおり足だったじゃないかっ)。まさにコリアンパワーです。息ハアハアしながら、やっと8郎はその群れらしきものを見ました。あの特徴のある頭の形はまさにハンマーヘッドシャークです。カメラのシャッターを押しました!

  ・・・う~ん、全然わからないっす。白イルカの群れといわれても判別つきそうにありませんな~。水深は30㍍より下。8郎のスキルではとても追いかけていけません(空気が足りなくなるだけでなく潜水病の危険度も高まります)。

 高い金払って与那国まで来たので「とにかく見ることができた」という安堵と、でも写真が取れなかったという悔しさが入り混じった心境のまま、その日の2DIVEを終えました~。ぶくぶくぶく・・・。

 ホテルに帰ると、レストランで夕食。もちろんお一人様です。他にダイビング客らしき客は点在するだけで、ほとんどが内地の高齢者の団体ツアーのような感じでした。その日はムーチーの日だけあって、メニューにも三色ムーチーがありました。粋ですね。味は普通のムーチーでした。 与那国らしいカジキのムニエルもおいしゅうございました。

  部屋に戻り窓を開けると外はホテルの外灯以外、真っ暗です。湿った潮風が入ってきましたが、このホテルは除湿機が24時間回っているので、あえてしばらく開け放しにしました。現職場での9年半の思い出をいろいろ振り返りました。誰にも説明できないさまざまな思いが胸をよぎりました。

  8郎のガラケーの待ち受けは、通常は愛息10郎のアップなんですが、この旅はあえて、7年前に亡くなったどぅしぐゎヤスーンの写真に替えました。確かにひとり旅ですが、8郎の海にはいつも最高のバディがいるんです。ヤスーン、ぜひ明日もう一度チャンスをくれ! 成功を願い二人で乾杯しました。

  疲れからすぐ寝たものの、習慣化した夜勤生活のおかげで、またもや午前1時に目が覚めてしまいました。熱い風呂に入り、窓を開けて冷風を室内に入れながら、ストレッチなどし、再び眠りにつくことができました。

 さて、翌2日目は8郎のダイビング史上に思い出に残るものとなりました。早めにUPしますので請うご期待!


モジ男のご褒美は与那国

2014年11月28日 | ダイビング

 来月初旬の金武キャンプ第2弾に向けて、豊崎のロゴスに行ってきました。見ているだけで楽しくなるような品揃えでした。しかし、特に何も買わず。隣のとみとんで10郎を遊ばせました。相変わらず変身ポーズにいそしむ10郎です。

 豊崎では風に吹かれながら3人でドーナツを食べました。おいしかったねー。

 もちのもちろんですが、8郎はそのあと出勤でしたぁ。

 

 さて、話は変わって。

 

 わたくし8郎、このたび、わがダイビング人生に残る決断をしました。それは「与那国のハンマーヘッドシャークに再挑戦する」ことです! そうです、2007年2月に挑戦しつつも、はかなくも惨敗した(つまり1匹も現れなかった)、沖縄ダイビング界究極ともいえるスポットに、いわばリベンジするのです。オンシーズ真っ盛りの来年1月後半で2泊3日のホテルパックを予約しました(宿泊先を変更しようか迷っていますが)。

 もちろん、ハンマーヘッドシャークは、人間がどう頑張ったところで、現れるわけではありません。前回07年も、「一週間滞在しているけど一本も見てない」と不満げなお金持ち観光客もいました。さらに、気象ニュースによると今年は暖冬なので、海水温が低くならないとやってこないハンマーだけに、可能性としては「見れない」と考えるほうが現実的です。でも、そんな問題ではないのですよ。行くからには「絶対現れる」と信じるしかないのですよ 今回は2日で計5本予定しているのですが、ショップには「ハンマーオンリー」と希望しています。見ることができるまで海底遺跡は捨てるつもりですっ。

 下写真は07年に使用して以来、ほとんど使っていないフードベスト。試着してみるとかなり狭いので(汗)、ボールや布団をつっこんで無理やり生地を伸ばしているところです。まるでとんねるずのモジ男、もしくはホラー映画「スクリーム」のようですね。しかしこれがないと、水温20度の渡難の海は潜れません。のびろよ、のびろ~♪

 でもこれって正しいやり方でしょうか?

 なぜ、そんなことを急に思い立ったかというと、我ながらはっきりとは分かりませんが、おそらく次の3点です。

 

 第一の理由として、 

 ①今年アドバンスを取得したので、そのスキルアップに相当するグレードのスポットで潜りたい。

  (前回07年当時はまだ経験10本程度。「与那国来るなら最低100本潜ってないと」とうそぶく金持ち観光客たちに囲まれ鼻血を出しながら頑張ったものの、高波と激流をコントロールすることができず。ハンマーは姿すら見せず、激流の「海底遺跡」では満足な写真が撮れませんでした。7年のときを経た自分の成長を確かめたい、っていう~) 

 

 次に現実的な理由として、

 ②来春の人事異動を想定すると、平日に休みが取れる現在の部署から出る可能性が高い。

  (つまり、異動後はダイバーがわんさかする級祭日にしかダイビングできなくなる。となると基本的に人ごみが嫌いな8郎は一気に海から足が遠のきそう)

 

 そして、一番大きな理由と思われるのが、②とも関連して、

 ③現部署で働いた9年間余。自分で自分にご褒美を上げたい。

 特別職ともいえる現部署で、自分なりに周囲に負けずにやってきたつもりなので、自分の頭とハートと体を誉めてあげたいのですよ。頑張ったなぁ、貧乏育ちの41歳、俺、的な(笑)。実際に笑われるかもしれませんが、これは自分にしか分からない心境です。

 

 8郎の思いを妻も了承してくれました。総額8万程度の出費(!)になりそうですが、ありがとうー。

 年始の高額な出費だけに、8郎も気合を入れます。まずは当日までの2ヶ月で体重を70㌔台に戻します!目標79.8㌔とすれば、現在(2014年11月29日午前5時軽量)83,9㌔なので(泣)、約㌔落とさなければなりません!暴飲暴食が恒例の年末年始を挟むのもあり、不可能に近いのですが(もう言っちゃった)、あえて宣言して自分に首かせを課します。そうしないとあのフードベストはきついっす。これは運動どうのこうのより、かなりの食事制限をしなければ無理ですなーーーーー。

 苦行を与那国リベンジの糧として頑張ります。

 待ってろよ、ハンマーヘッドシャーク!!! (大群で来てね

 【後記】万一、同行したいという方がいらっしゃれば早めにご連絡ください。いないとは思いますが(笑)