沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

「掴」 2009年

2009年12月30日 | 年末年始

 オバマ大統領誕生、「民主の風」政権交代、新型インフルエンザの流行、ついでにWBC連覇など、間違いなく歴史に残る1年だった2009年。早いもので明日までです。いろいろなことがありすぎて、ハチローはまだ総括ができていません。ただ業務的には充実した一年ではありました。みなさんにはどのような年だったのでしょうか。

 やんばるの田んぼには、温かい沖縄で越冬するために多くの野鳥が来ています。

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 渡り鳥の中で一番美しいともいわれるタゲリ。 太陽の光があたれば羽毛の光沢が際だつのですが…。

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 前回も確認されたナベヅルも元気そう。野犬などに、気をつけなはれや!

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 下写真は辺野古の清田ストアーで買ったタコライス。若い米兵がまとめて買っていくのを見てメタボサラリーマンもつられてしまいました。250円とお手頃価格。本場の金武町には勝てませんが、女将さん手作りの優しい味がしました。

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 一日早い年越しそばはやはり、岸本食堂。忘年会で二日酔いの腹にたたきこんできました。うまかったぁ。やんばる勤務も残すところ、あと1年ちょい。あきるまで食おうと思います。

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 今年もお世話になった方々に年賀状を作成。約180枚。夜中の4時までプリンターを回し続けました。階下の人、すいませんっ。もし届かなかったという方、単に住所が分からなかっただけなので(酷)、お許しくださいませませ。

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 年賀状にはやんばるの美しい日の出を載せようと計画していたのですが、忙しさのあまり断念。ハチロー夫婦のツーショット写真となっています。当時85㌔のハチローがそこにいますので初笑いにでもどうぞ。

 今年の世相を現す漢字には「新」が選ばれました。ハチロー個人的には「」を選定。つかむ、という意味です。やんばる異動一年目は「迷」でもがき続けましたが、今年は何となく掴みかけてきた、という感触があるからです。

 来年は2010年。宇宙の旅ももはや現実。振り返れば沖縄中が狂喜乱舞(バカ騒ぎ)した沖縄サミットも「ひと昔」ということになります。早いものですなぁ。

 さて、今年の更新もこれが最後かと。くだらない内容の当ブログにおつきあいいただき、ありがとうございました。

  それでは、よいお年を!


メタボの心も折れるX’mas

2009年12月27日 | お仕事

 午前様の帰宅が続く年の瀬です(泣)

 年内の業務上の山場に苦しみましたが、今日、何とか、ある程度のメドがつきました(汗) 久々に10時に帰宅できたので、久々に更新いたします!

 先日、妻と二人、クリスマスディナーを楽しんできました。恩納村のステーキハウスJAMです。10年前からいつか行こう行こうと思っていたのですが、ついに念願がかないました。

 店内はトロピカルな雰囲気で米軍人もたくさんいました。カップルでも家族連れでも接待でも全然イケます。

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 なぜかジョーズもいますなぁ(下写真)

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 さて、仕事の忙しさに気でも狂ったのかハチロー、サーロインステーキのシーフードデラックス(6000円超!)を注文(下写真) ロブスターにあわび(デカ!)、ほたて、イカ、ついでにグルクンまであります。すっげぇ豪華でボリュームたっぷり。おいしかったっす~。

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 しかし、あまりのボリュームに「おいいしいのに残す」というメタボ人生初の経験をしてしまいました(泣) 写真にはないですが、ご飯とお味噌汁もつくんですよ。

 階段には観光客を中心に名刺がずらり(下写真)。同じくたらふく食べた妻の足取りも遅く…。 

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 県外に本店があるようです。興味のある方はご参考に。

 ⇒ステーキハウス「JAM」

 今日は、食い物だけの話題となりました…。

 今から年賀状を印刷します。徹夜にならないように頑張ります!


年の瀬ピンク@辺野古

2009年12月12日 | むぬかんげー

 【題名注意】 風俗に染まった年末を過ごしているわけではありません。ご拝読を!

 先日、ハイイロガンという渡り鳥が市内の田んぼに飛来したという新聞記事を読んだので、早速行ってみました。いましたいました(下写真中央)。くちばしがピンク色ですね。しかも数羽のマガンも一緒に! 遠くて画像が荒いですが、貴重な一枚となりました。

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 お次は金武町の田んぼでみかけた、「水辺のバレリーナ」ことセイタカシギ。細い足が濃いピンク色。

Aklaasi

 温かい沖縄でのんびりと越冬してほしいものです。

 さて、先日、辺野古で飲んできました。辺野古とは、米軍普天間飛行場の移設先として日米合意されている人口2000人ほどの小さな集落です。毎日テレビ、新聞のトップニュースになっているので、今や日本一有名な区といっても過言ではないかと。

 県内で最初に米軍基地を受け入れた集落としても有名。隣接する米軍キャンプ・シュワブとは50年余のつきあいで、今でも地域交流がさかんです。

 まずは合鴨料理が有名な辺野古で一、二を争うBARの老舗に。アイビーカットの若い海兵隊3人がビリヤードにいそしんでいました。ハチローの超つたない英語にも笑顔で応えてくれて、撮影もOK。いい奴らでした。JAPANのハゲ坊主に親近感を抱いたのでしょうか…。

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 続いて、これまた辺野古で一、二の歴史を誇るスナックに入店。かつてはピンク色の装飾だったため米兵からは「ピンクダイアモンド」と呼ばれているようです。間違いなく後期高齢者の枠に入るであろうホステスさんがおっしゃるには「シュワブが来ると聞いて50年前に浦添からやってきた。電気も水道もなかったが、生きるために店を始めた」と。すごい根性ですね。電気も水もないのに飲食店を立ち上げるんですよ! もう「浦添からどうやって来たの」とは聞きませんでした。「荷物かついで歩いてきた」と言いそうでしたから(汗) Photo_3

 沖縄のおばぁ(失礼)ほどすごい世代はないと思います。おばぁたぁには、極限の苦しさを乗り越えてきた本当の笑顔があります。その笑顔を見ていると、ハチローの悩みなんてへのカッパだとつくづく反省させられるのです。

 そんなおばぁたぁが生活に困ることなく過ごせる社会を作るのが僕らの役目かと思いますなぁ。

 そのあと2件回りました。飲みやすい街でした。もっと海兵隊が暴れているのかと想像していたのですが…。出会ったのはみんな陽気で礼儀正しい奴らでした。食堂の老夫婦が口を揃えた言葉が心に残っています。「米軍のほとんどは真面目でレディファースト。よそから来た日本人の方が怖い」と。また意外にも、海兵隊はクリスマス前には辺野古から姿を消すそうです。理由は「アメリカ本国の家族がクリスマスを過ごせるだけのお金を送るため、自分が遊ぶのを控える」から。海兵隊の下っ端は貧困層なんです。

 日頃、米軍批判ばかりを繰り返す我らが沖縄県民(歴史的背景はあります。個人的にも尊大なアメリカーにはむかつきます)ですが、一方でわが身を振り返ると、故郷の家族のために命をかけて働き、生活資金を送るという若きウチナンチュがどれだけいるでしょうか。年末の居酒屋で見かけるのは、親のすねで豪遊し、あげくに「仕事がない(でも飲み会はある)。(投票も就職活動もやらないが)すべて世の中が悪い」とのたまう甘えん坊ばかり。

 これも、道徳を捨て経済的豊かさだけを求めてきた日本が、後世で被る代償です。

 堅苦しい話になり恐縮です…。

 今、沖縄はトックリキワタが満開の時期を迎えています。いたるところに、まるで桜が咲いているかのような美しいピンクが各地を彩っています。もともと外来種ですが、その繁殖力の強さから、県内でも存在価値を認められつつあるような気がしますね。

 何かとせわしい年の瀬ですが、季節の美しい花を美しいと思う余裕は持ち続けたいものです。U-35時代のハチローには出来ませんでしたがね。

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 さて、休みをとるのもままならない年末ですが、2009年の釣り納めとして、北部3大人気漁港の一つをターゲットに早朝釣りを計画しています。ついでに年賀状用の日の出も撮影しようというもくろみです。業務上許されるかどうか分かりませんが、敢行します!


月のない夜釣り

2009年12月01日 | むぬかんげー

 師走に入り、いきなり暗い話で申し訳ないのですが。

 先日、非常に近い親戚が、自ら命を絶ちました。遺書も残していないので原因不明ですが、うつ病をわずらっている家族の看病に苦しんだのが最大の要因かと。親戚一同かなりショックでした。幼い子供も2人残しているんです…。ハチローらにできる事は残された家族を支えることですが、どこまでできるか、先行き不安でいっぱいです。

 うつ病って本当に怖いですね。患者本人だけでなく周囲の人も苦しませる。ハチローも心の底から痛感しています。

   ◆    ◆    ◆    ◆    ◆

 さて! 久々の更新なので、気持ちを切り替えさせてください。これまでの出来事を。

 先日、アナログテレビが壊れたため、ついにデジタル対応に買い換えました。団塊世代永遠のアイドル吉永小百合様が薦めるAQUOSです。32型の安いやつで十分と思っていたハチローでしたが、結果的に40型を買うはめに! 32型、37型?は時代にそぐわないという営業マンの説得(妻も加勢)に、まんまとはめられたからです(泣)。減額間違いなしの冬のボーナスで一括払いします 年末が怖いっ。

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 でも、大きい画面ってやっぱりいいですねぇ。大画面に見合うDVDがあれば教えて下さい。

 先日、会社のクニ先輩と二人、念願の夜釣りに行ってきました。雨も降る中、名護漁港で6時間も粘った二人の成果はというと、クニ先輩が釣った名も知らぬ小魚1匹でした(下写真)。そんな馬鹿なぁぁぁ。夜釣りっていっぱい釣れるんちゃうんかいっ。ハチローの竿はハリセンボン以外まったく無反応でした。一体、何が悪かったのでしょうか? 二人が出した結論は「今日はツキがなかった」でした…。曇り空だったことは言うまでもありません。ちゃんちゃん。

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 それでも二人、暗い海を前に、缶ビールを飲みながらいろいろ話したのも楽しかったなぁ。これもまた釣りの楽しみの一つかと。一人よりは二人の方がいいっすね。

 それでも消化不良のハチロー。日をおいて一人で再挑戦しました(もちろん日中)。しかし本部漁港で3時間粘ったもののハリセンボン1匹。名護漁港に移動して、また3時間粘りましたが、竿がしなることはなく時間だけが過ぎていきました。「これがスランプというものかっ」。あせる36歳です。しかし、満潮時間を前に釣りの神様が微笑んでくれたのか、立て続けに強い引きが! トカジャー(上)と、スクガラスでおなじみのアミアイゴ(方言名ハラブッカーエー)の成魚でした。 勝手にスランプ脱出宣言します!

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 いつものことながら写真で見ると大きく見えますが、実際はかなり小さいっす(笑) トカジャーは過去最大だったので、重さを量ってみるとたったの約200㌘。2匹ともさばいて刺身にして食いました。

 さ、明日から年末はかなり忙しいっす。気合を入れなして頑張るぞぅ。みなさんも体調には気をつけ、最後の山を乗り越えましょう。