沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

6歳の恋文

2016年08月25日 | 10郎

 そうです。わが愛息10郎が6歳にして人生初のラブレターを書いたのです! あまりに面白かったので本人の許可なく勝手にアップします。

 発見したのは妻。幼稚園に迎えにいったときに、園児もほとんどいない園舎で、10郎が背中を丸めて書いていたそうです。お相手は、なんと、担任の先生!(笑) 今年4月に先生になったばかりの20歳のM先生です。内容は「いつもみんなのめんどうみてくれてありがとう」とだけあるのですが、冒頭部分をよく見るとしっかりとハートのマークがあるではありませんか! ひゅーひゅー 残念ながらM先生は先に帰ってしまっていたのでその日渡すことはできず、いったん妻が持ち帰ったのです。

 8郎が「M先生はやさしいのかい?」と聞くと、「一番若いけどがんばってるよ」とのこと(笑)。一番若い先生の、ときに3Kともいわれるオンナ社会(怖)での奮闘を、6歳ながらにして男目線で頼もしくとらえていたのでしょうか。手紙は、妻が翌日届けたそうです。

 自分の気持ちを文字で相手に伝える―。息子の人生初の行動に感動した父8郎です。

 

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 先日の日曜日、8郎がお世話になった会社の先輩が主催したビーチパーティーに足を運んできました。数年前まで同業他社の沖縄支社で勤務していたK氏が家族連れで沖縄旅行に来たのに合せて、瀬長島で開いたのです。8郎もせめて肉くらいは焼いてやろうという気持ちで参加しました(どぅしぐわぁであるけんぱぁの肉屋から肉を買い、差し入れました)。

 ヤマトンチュのK氏とは数年前まではともに仕事をし、朝まで酒を飲み交わした、いわば戦友みたいなものです(戦という言葉をあまり使いたくないのですがね)。尊大かつ沖縄に来てまで自己主張ばかりする、いわゆるナイチャーを全く好きになれない生粋のウチナンチュ8郎ですが、K氏はまったく違います。ある意味ウチナンチュ以上に沖縄を愛する心優しきヤマトゥーです。今は本土の本社に戻り、妻子のために奮闘中です。

 K氏一家を歓迎するかのように、沖縄晴れの青空でした。写真右は近くのカフェでアイスクリームをなめまくる10郎。

 もともと細めのK氏は多少ふくよかになっていました。激務からくるストレス、暴飲暴食でしょうね。大変ですなぁ。10郎とおない年の長女と、3歳になるという次女のお二人さんもすくすくと育っているようでうれしかったです。数年ぶりに乾杯したのはオリオンビールでしたが、おいしかったです

 肉を焼く仕事がひと段落つくと、10郎を連れて目の前の干潟へと。

 カニなど干潟の生き物と交流しました。小さなジャコがいっぱいいました。

 近くのゲームコーナーで電気自動車も満喫。手放し運転を満喫していました(危!)

 翌日が月曜日ということもあって、8郎家は2時間ばかりで退散。K氏一家の幸せそうな光景に力をもらいました。久々にあえてよかった!

 

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  さて、恋文を書いた愛息の話に戻りますが、これまでにも何度か書かせもらっています通り、基本優しい子に育っていると思います。先日も「お父さんのカバンにつけて」というので見ると、なんと手作りのお守りを差し出しているではありませんか! 輪ゴム使用なのですぐに壊れそうですが、しっかりと業務用カバンにくくりつけて出勤しています。輪ゴムが切れるまでかけていようと思います。中に何が入っているかはその時のお楽しみです(笑)。

 台風9~11号が同時に日本に接近したここ一週間。気象史上でも珍しく南下というコースで沖縄に接近した10号も、大東島で停滞したものの本島には上陸せずに再び北上するようです。2016年、8月の後半になっても、本島には一度も上陸していません。世界的な気象の変動なんでしょうね。サンゴが心配です。

 満月の夜、テラスから見た光景をアップして、今日はこれにて。

 本日、代休なので、これから塾で自習をしてきます!


親子だけの旧盆

2016年08月14日 | 家族、親戚

 お盆の季節がやってきました。8郎家は妻が休みを取れず、結局、名護に帰省できませんでした。8郎の実家(というほどのものはありませんが)には諸事情により戻っていません。

 でも、10郎には、ご先祖さまとの交流をしてもらいたいと、近くのサンエーで旧盆用の惣菜を購入しました。トートーメーはもちろん、仏壇もないのですが、壁に向かってお供えしました。でも線香も花もないのは寂しいですね。来年は仏壇を買おうかなとも考えています。

 10郎もウートートー。テルおばぁも10郎の成長を喜んでくれたでしょう。

 ご先祖さまに、好きなものを買ってくださいと、テラスでウチカビ(あの世のお金)を燃やしました。ご先祖さまたち、来年もまたいらっしゃい。  

 いつか、親戚みんな仲良く旧盆を過ごしたいものです。

 

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 さて、先日受けた宅建の模擬試験(過去問ヴァージョン)の結果が届きました。33点でB判定でした。

 30点を超えほっとした点数でもありますが、去年目の当たりにした難化傾向から、今でこの点数ではまだまだだという焦りとの半々な気持ちです。とはいえ、先生から「8郎さんが過去問を一生懸命やった証拠ですよ」とねぎらいの言葉をかけられ、多少の充実感もあります。あとは9月中旬の最後の模擬試験(本番を想定したもの)で35点を目指します!(去年は21点の大惨敗でしたから)

 ところで、宅建のほかに、もうひとつの国家資格を年内に受けようと思っています。それは「マンション管理業務主任者」です。宅建同様、不動産業界の資格で、簡単にいえば、マンション管理会社に設置が義務付けられている資格で、管理組合側との交渉役としての独占業務があるようです。正直、サラリーマンとしてのスキルというにはあまりにマニアックで実際役に立たないと思うのですが、宅建と試験範囲がかぶっているので、この機会にと思っています。さらに、一生マンション住まいだと想定すると、いずれは組合理事も担うことになるでしょうし、何より自分の家の管理についての知識が得られるというのは家族のためにもなると考えました。マンションの老朽化に伴い社会的需要が高まっているのと、なんといっても難易度が宅建より低い(!)というのも受験を決めた理由です。

 と、8郎同様に考えている人が多いことから、最近人気が上昇傾向で、いずれは宅建同様に「士業」に格上げされたり、試験内容が難化するのではないかという憶測が飛び交っているので、今のうちにというのもあります。もちろん勉強は10月の宅建がメーンですが、管理業務主任者の12月の試験に向け、こちらも申し込みたいと思います!

 この二つを無事に終えることができたら、資格勉強はいったん休憩に入りたいと思う8郎です。それまで、みなさん応援してくださ~い。

 

  さて、8郎家ですが、8郎が勉強中心の生活に戻ったので、あまり話題がありません(泣)。ということで、写真数枚によるつれづれなるままに。まぁ、いつものことですが。

 浦添のシーサー通りにあるラーメン屋「七町内(ななちょうない)」で夕飯を食べました。一番人気の担々麺を注文。おいしゅうございました。チキンから揚げはかなりボリューミーなので半サイズで十分ですね。妻は店内のとんこつ(?)のにおいが気になったようです。

  学童での疲れか、寝ころぶ10郎。このあと熱が39度近くまで上がるなど体調を崩し、学童を1日休みました。

  とはいえ、1日で復活。「段ボール遊園地」なるイベントに足を運びました。 6歳の10郎はもうお兄ちゃん世代でしたね。ほかの子供たちがとても小さく見えました。

 大好きなかき氷をほおばる姿に復調を確信しました!

  今日はこれにて。


2016夏のスナップ

2016年08月08日 | どぅしぐわぁ

 ここ2,3週間で撮影した夏の風景を数枚の写真とともにお届けします。

 先日、業務で本部町に行ったので、ついでにと備瀬埼に足を運びました。最大干潮時だったのですが、本土からの観光客を中心としたシュノーケル客などがたっくさんいました。中国人も多かったです。駐車場も満車状態。写真はあえて人がいないところを撮ったものです。

 浅瀬にも熱帯魚がいっぱい。驚きました。名護に勤務していたこともある8郎ですが、ここまでの遊び場スポットだとは知りませんでしたね(恥)。早く10郎と遊びに来たいものです。浅瀬で撮影した写真ですが、まるで水槽のようでした。

 今度の旧盆にでも行ってみようかな。

 次は海中道路とその向こうです。

 うるま市の宮城島に用事があったので愛車エクストレイルで海中道路を快走。渚のオールスターズの「MORNING CALL FROM THE BEACH」をガンガンかけながら、超気持ちよかったっす。すべてが輝いていたあの頃に戻りたいっ。そう考えてしまう頭輝く43歳です。

 宮城島にある製塩会社の敷地内の展望スポット「果報バンタ」へと。最近、観光客らの評判がうなぎ上りでネットでも話題になっていますね。数年ぶりでしたが、さすがに絶景です。しかし、気持ちいいということ以外、ほかにやることがないので数分で退散。でも絶景は気分を爽快にさせてくれますね。

 さて、先月の後半に浦添てだこ祭りがありました。引っ越す前から不動産業者に「朝日とてだこ祭りの花火は最高です」と言われていただけに、「ぜひ撮影しよう」と気合を入れていました。阿嘉島でほとんど活躍できなかった愛機D300を三脚に設置し、スタンバイ。D300の背中にもやる気がみなぎっています(?)

 始まりました。た~まや~

 しかし、望遠にしすぎたせいか、映りはいまいちでした(泣)。ピントもいまいちな上に、広角で撮ることも忘れる始末。D300よ、君のせいではない。怠け者ご主人のせいだ! 来年リベンジです。

 以上、2016年夏の風景あれこれでした。

 

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 毎年、旧盆に合せて実施しているヤスーン飲み会。今年は8郎の新居で行うことになりました。N高時代の飲み会同様、みなで一品ずつ持ち寄って安くすませようという魂胆です。ただ、Tら~のお父様が亡くなられた直後だけにTら~の参加は厳しいかなと思っていました。しかし、亀さんの車の助手席にはTら~の姿が! 8郎もうれしかったし、ヤスーンも喜んでいたはずです。甚平姿(!)の彼の手には相変わらず島酒がなみなみと注がれたコップが。これから飲み会というのになんだが、飲みすぎには気を付けようぜ! 午後8時すぎには森ドゥとポン先生も酒やつまみを持って駆けつけてくれました。みんな、ヤスーンに会いたいんだなっ。

 それからはテーブルを囲んで男5人、どうでもいい話(笑)で盛り上がりました。今振り返っても何を話したが覚えていませんが、楽しかったことだけは覚えています。そうそう、娘を思う父の心を森ドゥ、ポン先生から聞いたのは印象に残っています。しぶいね。

 2日後に43歳の誕生日を迎えるTら~。男4人、野太い声でハッピーバースデーを合唱し、祝ってあげました。実は8郎、亀さんから車で来るという連絡を受けたとき、もしや、と思ってケーキを買っていたのです!(もちろんネーム入り) これこそ20年の付き合いがもたらす、あうんの呼吸です。Tら~がうれしそうだったのが何よりだなぁ。35年の付き合いである亀さんも「泣きそうやっさ~」と言っておりました。

 しかし、おじさん4人が合唱したのは今思えば、午後11時過ぎていたなぁ。小さなお子さんが3人いらっしゃるお隣さん、大丈夫だったかなぁ(笑)。

 ポン先生と森ドゥは丑三つ時には帰りましたが、亀さんとTら~は泊まることに。8郎は主賓室に相当する畳み間を二人に譲り、自室で寝たのですが、起きてみるとなんと午前11時! あわててリビングにいくと、まぶたをふくらませたTら~が一言。「亀のいびきで一睡もできんかった。あの野郎殺す」(!) もちろん本当に殺すわけはなく(笑)、昼過ぎには二人仲良く帰っていきました。Tら~はしっかりとコップに島酒を注いで・・・

 そんな、Tら~と亀さんが帰る前に8郎に引っ越し祝いをくれたのです。それはな、な、なんとサントリー響17年ではありませんか! 8郎が飲んだことのない高級品です。同社の中級者編ともいえる「知多」でさえ人生最高のウイスキーと思っていた8郎です。本当にうれしかったです。サントリーのHPから商品紹介を転載すると「創業90周年を記念して1989年に新発売。酒齢17年以上の長期熟成モルト原酒を厳選・吟味し、酒齢17年以上の円熟グレーン原酒とブレンド。後熟にもたっぷりと時間をかけました。多彩な原酒が一糸乱れぬ絶妙の調和のもとに深く豪華なハーモニーを奏でているのは、サントリー伝統のブレンド技術の賜物です」とのこと(長くてすいません。笑)。

 ヤスーンも喜んでいたでしょう。大事に大事に、ちびりちびり、ヤスーンと飲み交わしたいと思います。もしくは、この飲み会をまたここでやることになったときにでも。ウイスキーは冬がうまいからね。

 みんな、ありがとねー。また飲まやぁ~

 さて、夏休み真っ最中の愛息10郎。わがまま度は日ごとに増していますが(笑)、集中力はそれなりに育っています。8郎家では強制的に勉強をさせようとは思いませんが、せっかく人間に生まれたのだから、この世とは何ぞや、自分の人生とは何ぞやと考えるだけの知識、そして生きていけるだけの技術として、いろんなことを学んでもらいたいと思っています。まだ公文などには通わせておりませんが、妻が申し込んだ「しまじろうシリーズ」で自宅学習です。楽しく興味をもって学ぶようにしています。集中したときにみせる「への字口」が多少、一文字になっているような気がしますが、これもお兄ちゃんになっていく証かな。

 今年も夏は足早に駆けていきます。

 今日はこれにて。


阿嘉島3連休(下)

2016年08月04日 | 離島物語

 さて、阿嘉島旅行記最終日です。11時45分にはフェリーに乗るので、朝からニシバマビーチへと。カイさんが送ってくれました。カイさんはこの後10時の高速艇で本島に帰るのだとか。忙しいですね! 本当に今回はお世話になりました。ありがとうございました!

 さて、9年ぶりのニシバマビーチは思ったより人が少なく、拍子抜けしました。まぁ、3連休の最終日ですから、そんなものですかね。晴れていましたが、雲が多かったです。おかげで海の色はバーニングブルーではありませんでした。でも十分きれいです。 

 地元のライフセーバーさんから注意点などを聞いたあと、入水。冷たくて気持ちよかったっす。

 波もおだやかで心地いい~。

 小さなアジが点在していました。

 一番うれしかったのはクブシミ(コウイカ)の赤ちゃん(だと思います)を見たことです。8郎も足の届かないところだったのですが、最終日だということもあって10郎も連れていき、見せました。10郎はよくわからなかったみたいですが、クブシミの赤ちゃんは一生懸命サンゴ周辺の海藻を食べていました。わかりますか? 中央の縞模様のやつです。

  母子二人でニシバマビーチを満喫です。

  カタブイするなど大気は不安定でした。

  熱帯魚にはあまり出会えませんでしたが、やはりニシバマは全体的な満足度ではほかの2ビーチより上でしたね。名残惜しいなか、フェリーもあるので1時間ほどで上がりました。

 初めてのシュノーケリングに挑んだ6歳の夏。そして、阿嘉島の3つのビーチを堪能したこの旅行記を10郎は覚えていてくれるかな。水中マスクごしに見た美しい景色をいつまでも覚えていてほしいと思います。 

  せっかくだからと2年前の国立公園指定の記念碑前で記念撮影。10郎の秘技つくり笑顔にも多少の疲労感が。

 迎えの車を待つ間、近くのパーラーでアイスクリームを食べました。無心でほおばる10郎のおまぬけな、そしてあどけない表情がたまらないっす。こういう無邪気な息子をいつかは見られなくなると考えると寂しさを覚えます。子供の成長って早すぎますね。それにしても10郎、平和な世に生まれて、それだけでもぜいたくだね。社会に恩返しする生き方をしていこうな。

  宿のご主人が港へ送ってくれました。「大変お世話になりました」と別れを告げました。11時半にフェリーが到着。

 10郎はなぜか渋い表情。帰りたくないのかな。でもこうみると、日焼けしたせいもあってか、かなりお兄ちゃんになったような気がします。アイスを食べていたちびっことは別人です(笑)。

  10番以内には乗船できたので、座席ではなく、フラットなスペースへとダッシュ。行きの便で苦しんだ妻が「やはり横になったほうがいいような気がする」とのたもうたからです!(笑)。しかし、座間味行きの方々がまだいたのでスペースはせまく、なんとか3人分を確保。妻は2秒で横になりました。少しでも揺れを感じたくなったのでしょうね(笑)。苦手なアウトドアの3日間、おつかれさまでした!

 2時間で泊港に。二人の背中にもつかれが。1200円を惜しまずにタクシーで帰宅しました。

 これにて2泊3日の阿嘉島旅行記は終了です。家族3人、海、人情という沖縄の離島のよさを満喫した3日間でした。

 好天にめぐまれ、夏の日差しも厳しかったですが、どんどんお兄ちゃんになっていく息子の表情が一番まぶしかったっす。

 以上、8郎家、阿嘉島3連休の報告でした。

 


阿嘉島3連休(中)

2016年08月04日 | 離島物語

 阿嘉島旅行記の2日目です。今日も天気がいい~。

 朝食を前に集落内を散歩することに。 かーかーは洗濯です。

 集落内には石敢當がいたるところにあったので、10郎に説明しました。「幽霊が入ってこないようにだよ」。すると10郎は「おれたちのお家にもつけほうがいいんじゃない?」(笑)。マンションだから無理だなー。 

 ブロック塀にハイビスカス。これぞ、8郎が幼きころにあたりまえのようにあった光景です。育った浦添もこんな感じでした。阿嘉島にはまだ残っていますね。住民はヤマトンチュばかりが増えているようですが。いつまでもなくなってほしくないなー。

 海岸ではサバニを発見。

 民宿に戻ると大きなヤドカリが。こわごわとさわる10郎。本人は「怖いんじゃないよ。気持ちが悪いんだよ」と主張していました。ぷっ。

  朝食です! ポーク卵です。十分おいしゅうございました。 

  さ、旅行日程メーンの今日は、阿嘉の海を満喫する日です。カイさんに阿嘉ビーチへと送ってもらいました。ここはウミガメ遭遇率100%というので、10郎にぜひ見せてあげたいと最初のビーチに選択しました。宿から歩いて5分ですが灼熱の太陽のため送迎しているようです。10郎も人生初のシュノーケリングに挑戦です。

 カイさんが貸してくれてパラソルを設置。これがなければ、まさに灼熱地獄です。観光客は当初は10数人といったところから、最終的には30人くらいになりました。

  10郎には、水が入ってきたときの対処の仕方などレクチャーしました。すぐにできるとは到底思えませんが念のため。いざ、海の中へ。ざぶん!

  父8郎がとりたかった写真がこれです! 題して「10郎、熱帯魚に会う」です。しっかりとベラ(正式和名はミツボシキュウセンだとか)を見つめています。

 そのあとは、やはり恐怖感もあったのか、父の背中に背後霊のようにしがみつきます(笑)。でもスノーケルはうまく使いこなしていました。

 しばらく遊んでから、顔を出すとご覧のように鼻がマスクから出ていました。「本人は大丈夫」だと言っていましたが。子供はちゃんと見ていないと危険ですね。上の写真でお分かりのように何度かマスクを変えました。でも、子供用マスクがなかったのですが、父に似て顔のでかい息子なので以外に大人用でもはまっていました(笑)。

  ウミガメは残念ながら見せてあげることはできませんでした。浜から数十メートルまで出ると見れたようですが、さすがに10郎を連れてはいけません。次回の旅のテーマだね、10郎!

 民宿に戻りました。ここはホテルでいうフロアのような場所。1泊目は本島南部から釣りに来ていたウチナンチュ集団が酒盛りで盛り上がっていましたなぁ。

 奥には次のようなパネルが。ジャック・マイヨールが宿泊したのでしょうか。宿主に聞くのを忘れました。

  ランチは近くのパーラーへ。宿から歩いて20秒です。 

  沖縄そばを注文。麺はのびていましたが、三枚肉は泡盛の香が強めで8郎的にはおいしゅうございました。汁のだしもまあまあよかったです。こわもての大将が印象的なパーラーでした(笑)。

  そばでパワーをつけた午後は、島の秘境ビーチとされるクシバルビーチへと。島の北西に位置します。もちろん無人ビーチです。ここは自転車でもまず無理な距離なので、またまたカイさんにワンボックスで送ってもらいます。 同じ宿のカップル(テントに泊まった方々)も一緒です。起伏の激しい山道なので、アウトドア感もあって楽しかったです。たまに海が見えるのですが、これまた絶景。

  20分ほど揺られると、車窓ごしについにクシバルビーチです。

  着いたぞー。秘境といわれるだけあって、整備感はゼロ。岩ごろごろです。もちろんシャワー、トイレなどありません。

  干潮でした。ごらんのように透明度は抜群。人工ビーチではありえませんね。 

  浅瀬で家族3人ショット! 足が着くどころか、8郎のでっぱらも着くくらいの水深です(笑)。

  おじさんもぷかぷか浮かびながら、秘境ビーチを1時間弱堪能しました。

  1時間ほど遊んで、またカイさんに迎えに来てもらい、宿に帰りました。宿の屋上には例のテントです。面白い光景ですね。

 シャワーを浴びたものの、夕飯までは時間があるので、また集落散歩へと。こわもて大将のパーラーでかき氷を食べようと向かったのですが、営業は午後3時までだとか(!)。仕方なく、近くのスーパーで酎ハイやらアイスやらを買って、パーラーに戻り、外付けのテーブルで一休み。 

  妻の職場の忘年会で2年連続1等賞を当てるくらいの強運の持ち主であるわれらが10郎。今回もアイスの棒には当たりのしるしが! あんた、すごいね。今度は宝くじを買って来いよ! 売店のおばちゃんは快くもう一本くれました。

  午後6時になってもこの青空です。

  かーかーを宿に残し、父子で再び釣りへと。今度は港に近い場所です。またビールを持っていきました。

 売店でオキアミを買ったので、前日よりは釣果を期待したのですが、まずはチョウチョウウオ。10郎は喜びましたが、写真をとってすぐリリース。 

  その後も小さなトカジャーばかり。でも引きが強くて楽しかったっす。

 そんなこんなで二人で雑魚釣りを楽しんでいると、竿を片手にライフジャケットを着た若い女性が一人、8郎らの近くまで来て、ルアーを数分やり当たりがないとわかると10郎に軽く笑みを投げかけて去っていきました。あの女性は一体?(笑)。島ならではの出来事といえば言えるのでしょうか。阿嘉島とはいえ、女性が一人でルアーしながら島を歩いているとは…。最近の女性のアクティビティ感覚はおじさんにはわかりませんっ。本人の自由なので別にいいのですが(笑)。見た目はヤマトンチュでした。

  さて宿に戻ると夕食。今宵はゴーヤーチャンプルーです。 ミミガーもありました。もちろん完食。8郎は、隣に座った男性ダイビング客といろいろ話をしました。一人旅の彼は伊平屋でも潜ったことのあるつわものでした。沖縄の島はだいたい潜ったのだとか。うらやましー。8郎も来年こそはギンガメアジの大群を見に行くぞー。

 夕飯を終え、19時すぎに宿を出発。もちろん、今回の旅の目的のひとつであるヒズシビーチからのサンセットを拝むためです。昨日の星空がいまいちだったので、夕日くらいは! と意気込みましたが、空には広い雲が(泣)。しかも、ヒズシビーチのことを聞くと、宿の人や売店の人もあまりよくはいいません。「最近は木が茂って入口がわかりにくいよ」とか「帰り道は暗くて危険だよ」の言葉ばかり。8郎が一人感動した9年前のヒズシビーチからすっかり変わったのでしょうか。家族もつれているので、周りのおすすめ通りに集落からほど近い天城展望台へと向かうことに。

 集落内をキジムナーのように走り回る10郎。そんなに楽しいのかい?(笑)  君がいると、父と母はどこでもパラダイスです。

 展望台に到着。二十人くらいの観光客が集まっていましたが、残念なことに西の空は曇っていました。柵にぶら下がる10郎の小さな背中にも郷愁が漂います。

 

 

 結局、夕日は完全な姿を見せませんでした。愛機D300が撮った中で一番の絵がこれです(泣)。重いのを我慢して持ってきたというのに、今回はほとんど活躍する機会がありませんでした!(泣)

 また集落を散歩しながら宿へ。途中でおっされーなバーが。入りたくなった8郎ですが、妻子持ちだけに、だまって宿へ。だまって宿へー。

  屋上では希望者たちのバーベキューが開かれていましたが、8郎家はつかれていたので、床へ入りました。

 明日は最終日。せっかくだから、阿嘉島の王道ニシバマビーチに行こうと決めました。