沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

孤独の1100里

2020年05月30日 | スキルアップ

 梅雨が続いております。5月も終わります。みなさんはどうお過ごしでしょうか。

 我が家にもついに届きました。アベノマスクです。まじちっせ~。デカ顔の8郎にはまず無理です。こんなのに数百億円かけるなんて、忖度官僚たちのセンスにもあきれるしかありません。また政権交代させるしかない!(近年の低投票率では無理か)。

 7月半ばの試験本番まで、コロナはもちろん、インフルエンザなどの感染症にも最大限注意しなければなりませんね。と注意喚起してくれた、という意味ではこのマスクに感謝です。

 

 そんな5月ですが、8郎の資格勉強史上、月間の勉強時間が初めて100時間を超えました!(宅建時は一度も90時間にすら届かず)。と言っても、独学のおじさんにとって節目を喜び合う友もおらず。ま、何時間やっても合格しなけりゃ意味がないですからね。

 ただし、月100時間超えは、コロナによる外出自粛、大型連休の影響も大いにありました。つまり、ほかの受験生も一緒だということです。8郎だけにメリットがあるというわけでは全くないので、大事なのは、この追い風をしっかりと自分の背に受けられるか、です。油断してはいけません。

 どちらにしろ「実質最後の1カ月」として臨んだ5月は、時の運もあって、自信となる過ごし方ができました(模試の結果がめっちゃ怖いですが・・・)。6月はこの勢いを維持するだけです。そして無駄を省く努力を追求することも忘れずにいたいと思います。

 ところで、通算1000時間の意味合いに関してですが、ネット上には「(中小企業診断士に)わずか数百時間で受かりました!」と豪語する方々が散見します。もちろん2次試験合格まで含めてですよ。8郎個人的には、一種の炎上商法に近い、ほぼフェイクニュースだと感じています。煽ってPVを稼ぐ的な。もちろん、実際にそういう天才たちは少数はいると思います。ただ、間違いなく難関大学での基礎学力が脳内に刻まれたまま(つまりアドバンテージがかなりある状態で)、受験した高学歴エリートたちに違いありません。

 国立再安易のR大に2浪し、さらにバイトのため大学の講義をほとんど受けずに、ほとんどの科目が「可」で終わった(笑)、まさに基礎学力に欠陥のある47歳にとって信じてはいけない数字なのです。宅建でも痛感しました。正味の時間(実際に机に向かって勉強した時間)で千時間をはるかに超えるよう地道な努力を続けるのみです!

 本番までには1200時間は行けそうです。そこまでやれば、正味1000時間を超えられる・・・ような気がします。非効率な独学で難関試験に挑戦する47歳にとって、どれだけ周囲が応援してくれようとも、本番で問題用紙に向かい合った瞬間、信じられるのは自分の努力、すなわち積み上げてきた勉強時間だけなのです。

 捨てかけていた「企業経営理論」と「運営システム」もなんとか5割を超えるため、この2科目を中心に据え、あとは暗記3科目に全力を投入していきます。「経済学」「財務会計」は本番直前に振り返る程度にします。あの難問ぞろいの科目で得点を上積みしようとするのは非効率だと判断しました。

 

 資格勉強の気分転換にと漫画を1冊、アマゾンで購入しました。『ザ・ゴール』(エリヤフ・ゴールドラット著、ダイヤモンド社)です。アメリカの高名経営コンサルタントが、当時1980年代のアメリカ経済の停滞を嘆き、組織の効率化を訴えるために書き上げた世界的ベストセラー小説の日本コミック版です。中小企業診断士試験においては「運営管理」で役に立つのだとか。

 なんでも、作者が同書内で提言する思考が、当時の日本の工場生産管理システムでほぼ体現されていたそうで、作者自らが「これがJAPANで出版されたら余計JAPANに勝てなくなる」として和訳を禁じた、いわくつきの作品だとか(すべてネット情報)。まだ、読み出したばかりですが、漫画だけに読みやすいですね。8郎にとって、面白いかどうか問題ではありません。少しでも試験に役立ってくれたら、その思いだけで買いました。

 

  ・  ・  ・  ・  ・

 

 最後に閑話休題的な話で恐縮ですが、漫画つながりということで。社会現象となった漫画『鬼滅の刃』が最終回を迎えたようです(8郎は一度も読んでおりませんが。笑)。作者は意外にも女性らしいですね。いい作品らしいだけに『ドラゴンボール』のように商業主義的にダラダラと続けてほしくありません。完成度の高い作品は散り際も美しいはず!

 10郎、人生を豊かにする面白い漫画に出会えてよかったね。そろそろ、とーとーの物語も卒業かな(何回言う?)。

 

 さて、当ブログも当面休止させていただきます。次にブログを更新するのは、かの恐怖の足切りに終わったファイナル模試の結果が発表される6月半ばになるでしょう。その時は、データを分析し(怖)、残り1カ月を切った最後の戦略を立てることになります。そして、その時をもって試験本番が終わるまでの間も、更新を休止いたします。ご了解ください。

 あきらめの悪い47歳のおっさん、7月半ばの美しい散り際(?)を目指して、今宵もあとちょっとだけ、孤独にもがこうと思いますので、今日はこれにて。


梅雨入り47歳

2020年05月24日 | その他

 沖縄県内のコロナ感染者の減少傾向が顕著になった5月前半、沖縄本島も梅雨入りしました。

 大雨洪水警報が発表される日もあれば、台風1号が例年に比べ遅れて発生したり、ピーカン五月晴れの日もあります。そんなある日、気分転換に外気を吸おうとに足を運んだベランダ、いやテラスから眺める光景にびっくりしました。な、な、なんと市街地の向こうに突然山脈ができているではありませんか。

 拡大します。

 もちろん雲なのはすぐ分かりましたが(笑)、このマンションに住んで4年、初めての光景だったので気象的にも希少な現象だったのではないでしょうか(また出たオヤジギャグ)。そんな珍百景を眺めながら、休日お昼の一杯。これがうまい。

 初挑戦してみたサントリーの新発泡酒「BLUE」です。天然水とエール酵母にこだわったとか。SAPPOROの「ホワイトベルグ」同様、フルーティーで飲みやすく、さらに日本人好みの味でした。「ホワイトベルグ」を超え、この夏の一本はこれだ!

 

 8郎も47回目の誕生日を迎えました。毎年そうですが、うれしさより不安と焦りしかありません。今、できることをやるしかない、そう言い聞かせ、不安を取り除くことにしています。おっさんの47回目の誕生日はどうでもいいのですが(笑)、母の日を家族3人で祝いました。甘えん坊10郎が🍰と💐を妻にプレゼントしてくれました。

 先日の家キャンプに間に合わなかったブツがついに届きました。4月18日の発送通知から1カ月以上もたっていました。メーカーも流通業者も中国系企業でした。

 早速、固形燃料を使って、メスティン料理! 

 作ったのはもちろん牡蠣めし(笑)。先日の反省を踏まえ、味付けを濃ゆくしました。おいしゅうございましたが、かの駅弁の味には遠く届かず。あ~、あずさ5号にまた乗りたい!

 梅雨入りしたので、テラスでのメスティン料理もしばらくお預けですね。

 

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 さて、不人気カテゴリーのスキルアップです。興味のない方はページアウトください。7月に本番を迎える中小企業診断士1次試験ですが、先日、大手予備校のファイナル模試を受けてみました。新型コロナによる在宅受験です。解答も同封されているので自己採点できます。本番同様2日かけてやってみました。

 結果は想定以上に最悪💀でした! 直前模試は本番より難しく作られるのは分かっていますが、それにしても、です。どれだけ最悪だったか、情報公開します。

経済学  56 (なんとか踏みとどまったので、出先はいいかと思いきや…)

財務会計 44 (一番得意にしたい科目なのに。最低でも5割はいきたかった・・・)

企業経営 35 (次の科目同様、先日まで捨てていた科目なので、まぁ受けいれます)

運営管理 31 (捨てていた科目とはいえ、昨年は50点超え。なぜこうなる? いやな予感)

経営法務 28 (不安的中!過去問では一番の得点源が何でこうなる?一番ショック)

情報シス 40 (これもまた全然伸びない。暗記に懸けるしない)

中小企業 40 (これはまぁ仕方ないです。あと1カ月、暗記に懸けます・・・)

 ということで、合計は274点です(昨年の本番299点すら下回っています)。700点満点なので得点率は恐怖の39%。つまりトータルでいうと、40点未満の足切り状態にある、という恐ろしい結果です。1000時間かけてきた努力はなんだったのか・・・。ユーチューバ―で「最終模試は最悪で絶望したけど残り1カ月で盛り返し奇跡の大逆転合格でした」という女性診断士の模試得点は360点だったとのこと。8郎より100点近く上あらに!

 この得点がリアルな現状であれば、どう考えても合格判定はでしょう。「今年も無理」という現実を突きつけられた気分です。へこみます。“今年合格”を掲げ、自分を追い込もうとしていただけでに、本当にへこみます。メンタルまで長い梅雨入りに入った気分です。

 原因はいろいろ分析できますが、宅建時代同様、独学という非効率な学習スタイルを強いられていることが最大要因なのは間違いありません。過去問に愚直に頼るしかないオーソドックスなやり方が、合格ラインの壁を超えるにはまだまだ至らせていないのでしょう。とはいえ、資格ゲットの王道である「予備校通い」は、共働きの庶民派サラリーマンにはちょっと無理なのです。今後も独学スタイルを貫くしかありません。

 あとは、1000時間と言えども継続的に積み上げたものではない、ことも大きいでしょう。やる月とやらない月(野球のコーチが大きい)があったので、記憶の植え付けが中途半端に終わっているのです。宅建の時の反省を生かし切れていませんなー。

 絶望的な状況ですが、ここまで来てあきらめるわけにはいきません。あきらめたら終わりだからです。無駄を省き、暗記系に集中します。最後まで自分を信じて、無謀な戦いに挑まなければなりません。奇跡を起こすためにも、奇跡を呼び起こすための努力をしておかなければならないのです(奇跡と言うな!笑)。そもそも牡蠣めしを2回も作っている場合ではないのです(誰か8郎の頭をひっぱたいてください)。

 正直、戦略変更も考えました。やはり科目別合格を狙おうかと。万一今年も1科目すら科目合格できなかったら、来年かなりきついからです。しかし、ここまで来たからには、トータルで合格計画を維持します。細かい手段の選択に迷っているより、正面切って闘う気持ちこそが来年につながる、いや、来年なんか考えずに挑戦したこと、その心意気こそが、来年につながる・・・って、どうしても来年のことを考えてしまいますね(笑)。そういう逃げ道を捨てるためにもトータル合格を狙ってリングに上がります。ユーチューブで話題の53歳マイク・タイソンのミット打ちを見ましたか? あのハードパンチを打つイメージで立ち向かうしかありません。

 運命の1次試験本番まで1カ月半となりました。それどころか、50歳まで残り3年を切っています。焦りと不安は隠せませんが、それをエネルギーに変えて、7月の本番まで全力投球するしかありません。

 引き続き、応援のほど、よろしくお願いいたします。ボコボコにされたボクサーが敗因を探るべく、病院に行く前に映像分析するかのように、これから解説を読み込むので、今日はこれにて。


ステイホームで家キャン

2020年05月09日 | キャンプ、車中泊

 新型コロナウイルスによる外出自粛ムードで迎えた2020年の大型連休も終わりました。みなさんは楽しめましたか? 生活が不安でそれどころではない、という方も多かったでしょうね。子供の虐待など悲しいニュースもさらに増えてきた感があります。

 8郎家では、外出自粛を逆手に初めての家キャンプ(家キャン)」に挑戦してみました。仕事から帰ってくると、妻と10郎がコールマン製のサンシェードを建ててくれていました。もちろんテント気分です。

  サンシェードは家族3人でもぎりぎり眠れる広さですが、あえて8郎は車中泊用のコールマン製のマットを敷きました。アウトドアグッズをより多く使うことで、キャンプの雰囲気を少しでもプラスするためです。マットは広げて2人分にもなりますが、折り畳んで1枚にすると、当然厚さが増すので寝心地のよさが倍増します。本当は窓を開けて過ごそうと思ったのですが、梅雨入りが近いのか、雨がぱらつく上に蒸し暑かったので、クーラーをつける始末(思い切りインドアあらに!)。

 妻と10郎が掲げた「ステイホーム期間中にやりたいこと十か条」の一つ、クレープをつくってくれました。チョコバナナ味で、おいしゅうございました。

 本当は、この日のためにAMAZONに発注していたあるブツでキャンプ飯をつくるはずだったのですが、コロナによる休業の影響もあってブツが間に合いませんでした。

 夜になるとLEDランタンなど間接照明が雰囲気をグレードアップしてくれます。

 メーンイベントである宅シネマの始まりです。コロナの影響で那覇新都心の映画館シネマスQは休館中ですが、宅シネマ専門のシネマス10は、今開いてます状態です。テントの中から見る映画ってなかなかいいものですよ。

 この日、上映されたのは妻が借りてきた『サマータイムマシン・ブルース』(2005年公開、本広克行監督)です。大学のSF研究会に所属する学生たちの時空を超えた青春映画です。ギャグあり恋愛あり、どんでん返しありのてんこ盛り映画です。妻と10郎はとても大満足でした。

 一方、超シニカル映画評論家8郎からすると、大きな失点が終始気になりました。瑛太上野樹里などの集客力のある若いタレントのほかは、監督御用達であろう劇団員をそろえたのが見え見えだったことです。どう見ても30歳近い役者が、ただでさえハイテンションの男子大学生を演じることに、かなりの違和感を感じました。青春映画なら、たとえ素人でも二十歳前後を使うべきでしょ! 劇団員だけに多少芝居がうまいのが逆効果となっています。加齢臭はちょっと醸し出しただけでも、一気に青春ストーリーの切なさ、初々しさを消してしまうんですよ~。キャスティングこそ最大の失点だと思いました。

 蛇足ですが、県出身の俳優、与座よしあきさんも重要な役割で出演(こちらも終始つかれるほどハイテンション)していたのですが、与座さんといえば、最近コロナに感染し入院したと報道されていましたね。あれ以来の続報がないのですが・・・。ご無事をお祈りしております。

 この映画のシニカル総評としては辛口の60点、というところでしょうか。ただ、ストーリーはとてもよく細かく練られており、最後は何がどうなったのか分からないほど、ひねられています(どんだけ~。笑)。そういう、てんやわんや系も楽しめるという方にはいい映画だと思います。毎回素人のくせにシニカルすぎる批評ですいませんね~。もっともっといい映画に出会いたいだけです(笑)。

 

  宅シネマの営業時間も終わり夜が更けるころ、サンシェードのメッシュごしに現れた呪怨ボーイいや、10怨ボーイです(ややこしい)。メッシュごしなのでモザイクなしでお届けします(笑)。自分の息子でなければ十分怖い! と言っても、一番の怖がりは、まだ一人で眠れないこの10怨ボーイ君なんですが・・・。

 妻がつくったウインナーコーヒ―。基本インドアの妻も初めての家キャンプを楽しんでくれたようです。

 本物のアウトドアには勝てませんが、なかなか経験できない楽しい一夜でした。外出自粛モードがもたらした「家キャン」。またやるかと聞かれたら微妙ですが(笑)、ソファを動かすことによって、4年前に引っ越してきてから一度も裏返したことのないじゅうたんを日干しにする機会を得るなど、別の効果ももたらしました。やってみてよかったです。

 

 さて、AMAZON経由の例のブツはなんとか大型連休の最終日に届きました。メスティンです。飯ごうのようなものですが、ちょっと違うらしく、ネットからの転載で説明すると「キャンプや登山・ツーリングなど野外調理の際に使用するクッカー」となっています。「炊く・煮る・蒸す・焼く、など様々な調理法が楽しめる、最強のギア」とも紹介されています。ここ数年のキャンプブームでその機能に注目が集まり、ヒット作となっているようです。中でもノルウェーの「トランギア」というメーカーが有名ですが、8郎はネット検索した上で、国産を選びました。メモリと収納袋が付いているのが魅力でした。1980円でした。ちなみに同時に注文していた別会社の固形燃料用のミニストーブは、履歴によると、4月18日と先に発送されたはずなのに連休が終わった現在もまだ届いていません(いくら何でも遅すぎだろ!怒)。

 お米を炊く際の水の目盛りです。これぞメイド・イン・ジャパンのていねいさ! 逆にないほうがいいという方もいるでしょうが。

 さらに、コロナによる遅延を詫び、返品も可能だとする手紙まで同封されていました。いやいや、コロナ渦の混乱の中、5月4日に発送して、3日目に届くなんて! メーカーさんの執念を感じました。あらゆるコネクションを使って連休中に届けたのでしょう。それに比べて固形燃料のストーブ!(笑)。付属物のくせに遅れるなんて。発送日もうそだったのではないかと疑ってしまいます。

 ということで、国内メーカーのプライドを見せてくれたメーカーさんのロゴをUPしておきますね。Neelac(二―ラック)さんです。

 さて、メスティンは使う前にシーズニング(慣らし)をします。米のとぎ汁で煮ると、アルミに皮膜ができ、焦げやにおいが付くのを抑えるのだそう。以前買ったスキレットのシーズニングには油を使いました。こういう作業も楽しいものです。15分ほど煮ました。

 さて、メスティンによる初のメニューは、「牡蠣めし」です! 昨年の「結婚15周年記念アルプスの旅」で長野駅までのあずさ5号で食べた駅弁「牡蠣めし」を忘れられなかったからです。献立は以下の通り。

【材料】

 ・牡蠣(缶詰550円)

 ・シイタケ

 ・ゴボウ

 ・ニンジン(使っている例をあまり見ませんが、彩りのために)

 ・大葉

【調味料】

 ・しょうゆ 大さじ 2杯

 ・みりん  大さじ 1杯

 ・和風だし 大さじ 1杯

 ・泡盛   大さじ 1杯

 ・しょうが チューブからひと搾り

 ・缶詰の汁 全投入

 お気付きの方もいらっしゃると思いますが、調理するときにはあえて、スノーピーク製の小型ナイフ&折り畳み式まな板を使いました。すぐそこには使いやすい家庭用の大きな包丁とまな板があるにも関わらず。雰囲気大事ですから!

 ご参考までに缶詰をアップで。「沖縄の塩シママース」とあります。

 牡蠣以外の材料はすべて短冊切りにし、30分水に漬けていたお米2号の上に投入。缶詰の汁ももちろん全投入。米と具がちょっと多いかなと少々不安のまま。

 固形燃料用ミニストーブが間に合わなかったので、自前のコールマン製ガスバーナーで熱します(間に合わない、買わなきゃよかった、ミニストーブ。戦国時代風にまだ言う~)。ベランダ、いやテラスを使用。テラスは火気厳禁ではないか、などといわないでください。牡蠣現金で買った、ということで許していただけませんか(我ながらおそろしいほどのオヤジギャグに猛省)。ところで新品のメスティンの表面に白いものが付いていますが、これが米ぬかによる皮膜効果なんでしょうね。

 10分ほどで汁があふれてきて、焦げだします(この焦げはシーズニングのおかげか、洗うときれいに落ちました)。食欲をそそる牡蠣の匂いが当たりに漂います。やはり固形燃料より仕上がりが早そうです。

 20分とありましたが、15分で加熱を終了しました。火を消すと、あっつあつのメスティンごとタオルにくるみ、保温袋に入れます(牡蠣の汁がこぼれる可能性もあるのでビニール袋に入れています)。

 メスティンの天地が逆さになるようにして、密封。あと30分蒸らせば完了です。この作業が大切なようです。

 完成です。手袋を装着しメスティンの蓋を開けると・・・牡蠣がつぶれてしまっている! やはり多かったか~。1.5号以下にしておけばよかったなぁ。味に変わりはないでしょうが、見た目が~。

 お椀によそいます。乱雑に切った大葉を添えて。

 SNS映えがイマイチなので、もうちょっと見栄えのいい皿に移し替えて撮影(笑)。それでも、しなだれた大葉がイマイチ!

 さて、肝心のお味はというと、超うす味でした! ネットの献立どおりに調味料も入れたつもりですが、あとから動画で確認すると震える手でのスプーン軽量のせいか(笑)、少なめになっていましたね。次に作るときはプラス1杯足さなければなりませんね。ところで、なぜ手が震えたかといと、アル中ではなく、カメラの三脚の両脇からの作業なので、非常にやりにくいのです(今回も動画撮影に挑戦してみました。片手間ですが)。世間の料理系ユーチューバーさんはどうやって撮影しているのでしょうか。

 動画を編集できたら後日アップしますね(そんな暇あったら勉強しろ!笑)。

【追記】動画がやっと完成しました。お暇な方はごらんください! 前回より音響効果を高めています(笑)。

 コロナ下で実現した「家キャン」。不幸中のちょっとしたいい経験となりました。みなさんも試してみてはいかがでしょうか。もしかすると一人暮らしの方のほうが、いろいろもっと楽しめるかもしれませんよ。

 今日はこれにて。


ステイホームな連休

2020年05月03日 | 映画

 新型コロナウイルスの終息が見通せないまま、大型連休も中盤に入りました。天気は快晴もあれば大雨もあるなど揺れが激しく、8郎の偏頭痛もピークです(ブログを打っている時点では大雨です)。皆さんはどうお過ごしでしょうか。

 不要不急の外出自粛や休業の要請で、平日の出勤中のバスから見た国際通りもガラッガラです。

 沖縄のオフィス街の中心地、久茂地のスクランブル交差点ももちろん。午前8時半ですよ。信じられません。

 さて、外出自粛を呼びかける「ステイホーム」が世界的な急上昇ワードになっています(沖縄方言では「やーぐまい」になるのでしょうか)。そんなステイホームの過ごし方の一つに、映画鑑賞があります(もちろんBDやネットなどの宅シネマです)。何を見ようか迷ってらっしゃる方もいると思いますので、勝手ながらシニカル批評家8郎から、おすすめの映画をご紹介させていただきます。ほとんどが有名作品なので、あまり参考にならないかもしれませんが(笑)。

 まずは、どんでん返し映画の傑作としてよく紹介される『バタフライ・エフェクト』(2004年公開)。恋人同士の時空を超えたすれ違いを描いています。自分がかかわることが、愛した人のためにならないと分かったとき、人はどうすればいいのか。ストーリーがあっちに行ったりこっちに来たりで疲れますが、展開が早いのでそう苦にはなりません。ネットでは「映画史上最も切ないラストシーン」と評されていました。確かにラスト、何とも言えない感情がわきます。

 でも児童虐待問題や治安の悪いアメリカ文化に映画を通して触れるにつけ、つくづく思いますね。「日本に、そして沖縄に生まれたよかった」と。。。

 

 お次は『アイデンティティー』(2003年公開)。こちらも、どんでん返しで有名ですが、ホラー、サスペンス系です。オチはもう忘れたのですが、とにかく、当時は「久々に面白い映画見た」と衝撃を受けましたね。現代版『サイコ』という感じでしたね。

 3番目が今回紹介する中で最も新しい『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』(2012年、アン・リー監督)です。アカデミー監督賞作品です。CGとは分かっていてもワンシーンごとが一つの絵として完成度が高いので世界観に引きずり込まれます。クラゲやクジラなどが登場する夜の海での映像は夢の世界でも描けないほど美しいものです。多少難解なストーリーの上、宗教、哲学的な重さを感じますが、仕事から離れた時間に見るには最適の映画だと思います。一生懸命生きるのもいいが、生きていうるちに忘れている大事なことはないか? そう問いかけられているような気がします。それが何かを考えさせてくれる映画です。

(補足)主役(成人期)であるインド人俳優のイルファン・カーンさんが亡くなられたようです(コロナとは無関係)。名作『スラムドッグ・ミリオネア』や『ジュラシックワールド』などの超大作でも存在感を発揮しておられましたね。ご冥福をお祈りいたします。

 

 残り2作は韓国映画です。ともに20年近く前の大ヒット映画なので、ご覧になった方のほうが多いと思うのですが、まだの方にはぜひ見てほしい傑作です。まずは軽めのやつから。『猟奇的な彼女』(2001年公開)です。ラブストーリーに全く興味のないおっさんですら感動しました。前半は退屈で軽いラブコメモードに何度もプレーヤーの停止ボタンを押そうと思っていたのですが、後半に向かうに連れて、どんどん引き込まれていきます。チョン・ジヒョン演じる“彼女”が、なぜ暴力的なのかという理由がほとんど説明されていないことは大きな減点です。とはいえ、ハッピーエンドそのものの大どんでん返しも用意されており、脚本の完成度がすこぶる高いと言えます。この映画でアジアンビューティーの代表格に上り詰めたジヒョン様のキュートさも見ものです。

 鑑賞後、何とも言えないピュアな気持ちになれますよ(おっさんが言うとキモ)。ちなみに、劇中にはストーリーと関係がないはずのUFOが飛んでいる真偽不明のシーンがいくつかあって、一部ファンの間では「実は別のオチがある」などの都市伝説でも盛り上がったようですね。知ってる方、教えてください。

 最後は、8郎が見た韓国映画のベスト・オブ・ザ・ベストにして、今やアカデミー賞監督であるポン・ジュノ氏の最高傑作であろう『殺人の追憶』(2003年公開)です。実際にあった「華城(ハソン)連続殺人事件」という10人の女性が強姦殺人の被害者となった連続猟奇殺人事件を題材にしています。受けを狙ったどんでん返しなどありません。そもそも単なるサスペンス映画でもありません。残忍な犯人を逮捕できなかった無念さ、自白強要など警察の違法捜査への警告、韓国に根差す縦社会への反発、などなど若き日のポン・ジュノ監督の韓国現代社会への怒りのエネルギーがすべて詰まった大、大、大傑作です。終始どーんとした重い緊張感に包まれた長尺の物語の最後に訪れる有名なラストシーンは映画史に残るものになりました。ソン・ガンホって本当に武骨感あふれる名優ですね(残念ながら日本にこういう役者は見当たりません)。韓国映画で同じカテゴリーとされ、ともに評価が高い『オールドボーイ』『チェイサー』『母なる証明』(これもポン・ジュノ監督作品)などより頭一つも二つも抜きん出ています。同監督が世界的名声を得たアカデミー賞4冠『パラサイト 半地下の生活』のラストすらひ弱に見えます。そんな『殺人の追憶』、ぜひご覧ください! 暴力描写があるのでお子さんと一緒に見ることはできませんが、8郎的に「人生で見るべき映画」だと断言させてください。

(補足)現実の「華城連続殺人事件」の犯人が、ほぼ特定できたというニュースが昨年末ごろありました。すでに別の犯罪(妻の妹を強姦殺人)で服役しているらしいのですが、DNA鑑定でほぼ犯人に間違いないということです。でも時効で罪に問われないんだそうです。ただ迷宮入りだけは避けられそうな段階にまで来れたのは、ソン・ガンホの熱演が韓国国民の潜在意識に根付いていた、と言えるのではないでしょうか。日本国内の「世田谷一家殺人事件」などの未解決事件も犯人を見つけたいものです。

 

 事後追加です。お子様とご一緒ならこちら。『センター・オブ・ジ・アース 2』(2012年公開)。高校生くらいの男子と義理の父が主人公の冒険もの。10郎の「ジュマンジほどではないけど面白かった」という感想につきると思います(笑)。ちょっと古めのCGですがいい味出しています。後の「ジュマンジ」よりは引き締まっていたロック様の肉体美にも注目です(高額キャラのロック様が出演しているということは「B級だがそれなりに面白い」ことを保証されたようなものです。笑)。そのロック様は登場しませんが、1もそれなりに面白いですよ。

 以上、シニカル映画評論家8郎からのおすすめでした。みなさんもおすすめあれば教えてください。

 

 ステイホームの過ごし方には料理もあります。凝った料理などできない8郎は、また日清カップヌードルでつくるチャーハンをつくってしまいました。カレー味です。さすがにカップヌードルとご飯だけでは子供によくないので、玉ねぎ、にんじん、ピーマンをたっぷ入れました。おいしゅうございました。10歳になったばかりのグルメ小僧からも高評価をいただきました。

 読書もステイ―ホームに有効ですね。ただ8郎は勉強による活字疲れもあり、本を読もうという気にあまりなれないので、もし手に取るとしたら、この2冊、という意味です。と言っても、以前もご紹介した、途中で投げ出したままのやつなのですが(悲)。買ったからには元を取らなければ、ということですね。結局、読まないかも・・・。

 さて、ステイホームの過ごし方をいろいろ書いてきましたが、一番やってみたいのが、実は家でキャンプをする「家キャン」なのです。そのために、あるアイテムを4月の頭にアマゾンで購入したのですが、コロナの影響による休業や減便の影響で、まだ届いていません。連休中に間に合いそうにもないので残念です。でも、そのアイテムが届かなくても、退屈している10郎のために何らかの自宅イベントをやりたいと思っていたので「家キャン」、実行してみたいと思います。その時はまたご報告いたします。

 今日はこれにて。


視界不良の千里

2020年05月02日 | スキルアップ

 新型コロナウイルスが沖縄ではちょっと弱火になったかなというところで、5月に入りました(まだまだ油断大敵ですが)。不人気カテゴリーの「スキルアップ」です(謝)。節目に来たので記録しておこうと思います。

 中小企業診断士1次試験に向けての勉強時間が1000時間を超えました(先述の通り、実際に机に向かっていたのは800時間かもしれませんが、それは置いといて・・・)。2017年11月のスタートから2年半もかかってしまったことを猛省しなければなりません。

 連休中の長い勉強時間には、時折、スマホのYOU TUBEから流れるリゾート系のBGMを聞きながら、α波を受けて心を癒しています。かなりストレス軽減になりますよ~。

 さて、やっとたどり着いた千里の丘から見た景色はというと、展望が開けたものとは言えません。過去問の繰り返しに労力を費やしているのですが、ほとんどの科目でいまだに6割を超えられないのです(繰り返し説いてきた過去問なので、少なくとも7割を取っておかないと本番で結果につながりません)。一番力を入れてきた「財務・会計」だけが6割を超えるようになってきたところです(かつて100点満点中8点のときもありました。5択でですよ!笑)。その次に労力をかけてきた「経済学・経済政策」はいまだに一度も6割越えならず(2次試験と関連がないので一番先に合格したいのですが)。ほかも同様です。暗記系は残り2カ月で追い込む予定ですが、果たしてどこまでできるか。

 

 そんな迷えるおっさんですが、元ネイリストで高卒(R舫議員のせいで急上昇ワードに!)という、ある女性診断士のYOU TUBEチャンネルから、最終盤の戦い方を教えてもらいました。「本番を見据えるのでなく、本番の少なくとも1カ月前に照準を合わせよ」というものです。5月を最後の戦いと位置づけ、6、7月は燃え尽き寸前でよろよろになりながらも5月の勢いでゴールに突っ込む、というイメージです。明らかに8郎より年下のコンサルさんですが、素直に言うことを聞こうと思います(笑。塾に通わない独学者は、わらにもすがる思いなんですよ)。

 5月末には6割を超えるよう時間を惜しんで過去問に向かいます。そうすれば、多少の展望は開けてくるはず、と信じて。

 休校に伴うオンライン授業などで、その役割に評価が高まっているYOU TUBE(もちろん負の側面もあるでしょうが)。独学者の8郎が極端な情報過疎に陥らないのもその効果ですね。感謝です。

 

 さて、そんな追い込みの時期を迎えた46歳にとって、最大の障壁は家事に使う時間であると同時に、夜の10時ごろに勉強部屋に現れるキジムナー👦と言えるでしょう。

 そのキジムナーは、父から「勉強中は入ってくるな」と言われていても、堂々とドアを開け「おい、そろそろモノの時間だぞ」と命令口調で入ってきます。モノとはもちろん物語の略語。それはまさに、ゲーム中に「おい、勉強の時間だぞ」とゲーム機を取り上げる父への仕返しのようにも見えます(笑)。ご覧ください、父がほどこうとしても絶対離さないという10歳児の執念が、小さな両手ににじんでいます。

 寝室へ移動する廊下でも「楽しい物語にしろよ」と命令口調です。どうしてもほどこうとすると、「(シャワー中の母が戻ってくるまで)さみしくて眠れないんだよ~」と寂しそうな表情を見せます。そこらへんがまだまだかわいい坊やなんですなー(親ばか御免)。

 ちなみに最近の物語のベースはもちろん「ジュマンジ」です(笑)。主役の10郎とその仲間たちが「ジュウマンジ」というゲームの世界で幾多の冒険を繰り広げ、ミッションを完遂、最後は登場人物全員で「10万字~!」と合言葉を叫んでリアルな世界に戻る、という鉄板の展開となっております。中身を考えるのに毎夜疲れる~。

(補足)家事や息子の相手が勉強の支障というのはもちろん冗談です。自分の油断こそが最大の敵だと分かっています。先人のことわざ、油断大敵とはよく言ったものですね。

 女性コンサルのアドバイスにならい、5月末に焦点を合わせて頑張ります。そして、その間に8郎は47歳になります(怖)。右肩下がりの会社に勤めるサラリーマンには「つかれた」と言っている時間すらないのです。往生際の悪いおっさんの無謀な挑戦に応援のほど、よろしくお願いいたします。

 今日はこれにて。