沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

1300里の再起

2020年07月27日 | スキルアップ

 惨敗した中小企業診断士1次試験からはや2週間が過ぎました。その間、情報収集を除けば一切勉強していません。7月中は休むと決めたからです。リスタートする8月に向け、計画を立てることにしました。今回のテーマはほぼそれだけ(後半に読書ネタ)なので、興味のない方はページアウトをお勧めします。

 

 まず、大きな柱として次の2点を掲げました(ちなみに1次試験突破は当然のこととして目標には挙げてません。来年はさすがに受かる自信はありますので)。

 

 ①2次試験まで合格を狙う。

 ②2次試験までの総勉強時間を2千時間とする。

 

 ①に関していうと、残り4科目のうち主要3科目は2次試験で必須のスキルだということで当然の流れと言えます。2次試験は論文なので個人的には苦手としていないルールです。とはいえ、基本独学の身。2次試験は数ある国家試験の中で唯一、正解がないという摩訶不思議な試験です。心折られる受験生も多々いるようなので、なめてかかるつもりは毛頭ありません。

 ②に関しては、すでに1300時間費やしてきたので、来年10月予定の2次試験までに700時間を達成しなければなりません。過去一度も達成していませんが(泣)懲りずに続けたいと思います。時間配分については下記③にも書きますが、2次試験に300時間と考えています。筆記試験なので、とりあえず書いて書いて書きまくるつもりです。

 上記の2本柱を基に細かな戦略は次になります。

 

 ① WEB予備校は延長せず独学維持

 ②「財務・会計」の徹底強化

 ③ 2次試験に300時間費やす

 

 ①は、ここまで来たら、時間はかけてもお金はかけない路線で行こうという意味です。最短合格を考えるとコスパは悪いはずですが、ライフスタイルとしてはやりやすいと信じて。そして②ですが「財務・会計」。ああ、絶対に強化してやりますよ! 試験慣れしていないだけでスキルは一番身についているはずですから。おい、J-SMECA(試験主催者)、俺に28点などというこっ恥ずかしい点数つけやがって(自分が一番悪い)、来年見とけよ~🔥

 

 ・ ・ ・ ・ ・

 

 久々に読書をしましたのでご紹介します。20年近く前の世界的ベストセラー『金持ち父さん 貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ著)です。たまたまYOU TUBEで見たオリラジの中田敦彦さんが絶賛していたからです。ちなみに8郎は中田さんの主義主張のほとんどが琴線に触れません(謝)。でも考えの合わない人の言うことも、たまには聞いてみようと思い購入しました。

 中田さんはじめ多くの方が絶賛する通り、人生をより効率的(経済的自由)に生きるという観点から示唆に富む個所は多いです。生涯学習や、ファイナンシャルインテリジェンスを教育にという主張には賛同します。しかし、個人的には次の点がどうしても気になって、多くの方々のようにトータルでの評価を高くすることができません。

 まず、著者の友達の父である「金持ち父さん」と著者の実父である「貧乏父さん」とに分けている点ですが、ストーリー仕立てのために二人を無理くり差別化したのが見え見えだと感じました。真面目な公務員だったという実父「貧乏父さん」は確かに大きな財産をつくらなかったのでしょうが、幼い著者にそこまで悲しいほどの貧乏生活を強いたのでしょうか。大いに疑問が残ります。本を読んでいると著者はアメリカ(ハワイ)の恵まれた中流家庭育ちにしか見えないのです。 

 上記の違和感からどうしても8郎はこう問いかけてしまいます。「ロバートさん、十分豊かな学生生活を送っていたじゃないですか。あなたが金持ちになることができたのは、莫大な富を得た『金持ち父さん』からのご指南もあるでしょうが、そもそも家族のために生涯真面目に働き上げた『貧乏父さん』と、多くの税金で構築されたアメリカの先進的な社会制度に感謝すべきなんじゃないですか」と。アメリカの資本主義者は弱者への視点や共創の意思を持つこと自体「無駄」だと考えるのでしょうか。ちょっとずれますが、政治家になる前の若き日のドナルド・トランプ氏(当時はホテル王、不動産王)を称賛していることにも抵抗を感じました。金を稼げる人間は人種差別をしてもいいのでしょうか。結果論的にはそうも読み取れますよね。

 以上の細かい指摘はともかく、8郎の考えをシンプルに言いますと。「税金を多く払うのはばかだ」と考える金持ちが、いい国民だとは到底思えないのです。

 8郎がひねくれものなのでしょうか。

 シニカル書評は以上になります。あ、でも読まないよりは読んだ方がいい本だとは思います。

【追記】後日談になりますが、このロバート・キヨサキさんは、投資仲間に裏切られ、2年ほど前に破産したようです。ニュースになってましたね(計画的破産で本人の資産に影響なしとの報道も・・・)。

 

 勉強しないでいい、と決めた7月も残り数日。再起までの充電期間と位置づけ、今宵もちょっとだけYOU TUBEを見ますので、今日はこれにて。


骨折り損の夏

2020年07月24日 | 学童野球

 1年で最も暑い季節、7月が真っ盛りです。

 毎朝、起床するのに10分以上かけるグータラ息子10郎。起こすのに骨を折りますなぁ。妻に至っては不機嫌マックスになります(怖)。ただ、正直8郎も少年時代はこうでしたね。低気圧の影響を受けやすい副鼻腔などの体質が原因だと思っています。高校時代は「だー!」と叫び声を出さなければ起きられませんでした。グータラの気持ちは分かる父が、成長の記念にと愛息を撮影しようとすると不機嫌な目つきでにらんできました(笑)。反抗期の入口かな(このあとなぜかピースをしますが)。一人息子なんで、そんな瞬間もかわいいんですよね。

 7月は出勤の時点でごらんのような青空。カバンを投げ捨て、かりゆしウェアのまま海に飛び込みたい! ちなみに試験不合格に終わった今年は反省材料としてダイビングを禁止することにしました。

 そんな不合格試験もとりあえず今年は終わったので、これまで時間をかけてあげられなかった10郎との野球の練習にも精を出しています。約2カ月ぶりに少年野球の練習にコーチとして参加したところ、午前中だけの練習だったにも関わらず、体重が1.5㌔減ったのには驚きました。

 10郎とバッティングセンターにも行きました。8郎家の家訓「ボールは当てに行くんじゃない。バットの芯で叩き潰すんだ」(by星8徹)を守り、思い切りスイングしていました。ライトへの痛烈な打球やきれいなセンター返しまで披露してくれましたね。成長を感じました。

 しか~し、そんな愛息10郎がまたやらかしてしまったのです! なんと学校の休み時間に階段で転び、左手の脛骨を骨折してしまったのです。2月の右手首骨折に続いてのアクシデントです。しかも同じく公式大会の直前に! 4年生ながら代表ベンチ入りメンバーに名を連ねているというのに(悔)。全治5週間というので大会出場は絶望的です。監督、コーチ陣、メンバーにもご迷惑をおかけしております。まさに骨折り損のくたびれもうけ!

 整形外科の帰り道に撮影。なんで笑顔だばぁ~(笑)

 包帯を外せる日まで、タオルピッチングと筋トレに集中させます。

 

 そんなリアル骨折り小僧ですが、最近大いに関心を示している漫画が、なんと『三国志』(作・横山光輝)です。自らネットや図書館で情報収集をしています。もちろん仕掛け人は父8郎。30年前の感動を息子にも与えたいと、夜の物語(まだやってま~す)で取り入れたのです。すると効果てき面! 愛息自ら「三国志が読みたい」と言い出したではありませんか。妻と相談の上、全60巻を新刊で予約注文したのです(2万7千円)。ネット注文なのでまだ届いていませんが、届いた際には、当ブログで8郎の三国志愛を熱く語ろうと思います! その際はマニアックな話になるので関心のある方だけ、ご覧ください(笑)。金額的に中古(3分の1)も考えたのですが、もしかしたら今後増刷はないかもしれないということ、そして何といってもビンボー少年だった父8郎のキラキラ光る大切な思い出の作品なので、ピカピカの新品を選択しました。これで今年のダイビングは「ハイ、消えた!」(by往年の愛川欽也)です。

 おっとりタイプの愛息ですが感化されるのだけは人より早いので、早速、劇中の豪傑たちが使う武器を段ボール紙でつくっていました。宿題はイヤイヤやるのに、こういう工作系に骨を折るのはいとわない不思議な愛息です。一番目立つ真ん中の武器は三国志を代表する豪傑の一人、関羽が使う青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)です。伝説によると関羽が使っていたのは約50㌔もあったそうで、敵の甲冑はともかく骨くらいはぶった切ったはずです。

 自作の青龍偃月刀を振りかざしながら、ネットでアニメ三国志を鑑賞する10郎。関羽の大活躍を見て興奮したあとは、青龍偃月刀を振りかざし父に襲い掛かってきます。

 そんな骨折り損の夏も一生に一度の夏です。一日一日を楽しみたいと思います。折った骨だけ損をするでなく、益が来ると信じて。

 みなさんも夏バテ、熱中症にお気をつけ、乗り切ってください。

 これから10郎とピッチングフォームの改造に取り組むので(左手がダメなら右手を鍛えるチャンスと考えろ!🔥星8徹再登板)、今日はこれにて。


束の間のYOU TUBE

2020年07月20日 | その他

 惨敗を喫した中小企業診断士試験から一週間が経ちました。悔しさはまだ消えませんが、この気持ちこそ大事なエネルギーだと思い、自己否定せず、胸の内に種火🔥として燃やし続けたいと思います。ひゅーひゅー。

 下写真は8郎の3科目合格と、金融機関に勤める妻も何らかの試験に合格したことも合わせて、家族でお祝いしてきました。久しぶりの焼き肉屋です。二人を待つ間のスーパードライのうまいのなんのって。

 さて、不合格野郎には、もちろんご褒美などは一切ありません(泣)。でも、ちょっとくらいは、疲れ切った自分を休息させようと(泣)、約2カ月ぶりにYOU TUBEを時間の許す範囲で楽しんでおります。やっぱり面白いですね。ここ数年、テレビを見る時間が大幅に減りました。

 今回は、そんなアナログ世代47歳おじさんのお気に入りチャンネルをいくつかご紹介いたします。いずれも有名チャンネルなので知っている方も多いと思いますがご容赦ください。今回それ以外の話題はありませんであしからず。

 

 まずは、海外系YOU TUBE『EXIT JACK』(登録者数26.9万人)です。マンペーさんという30代の若者が、世界中を旅して、興味や疑問に思ったことに直撃体当たりするという内容です。世界のどこへ行っても、どんな場面に遭遇しても関西のノリツッコミで切り抜ける展開が面白いです。

 お次は、この『EXIT JACK』から派生した『BUCKET LIST』(同21.6万人)です。「死ぬまでにやりたいリスト(BUCKET LIST)」の完遂を目的に掲げたリョースケさんが、元の相方マンペーに負けじと世界中のあらゆるところまで踏み込んで自分なりの発見をする、という企画です。自分も一緒に旅しているような感覚が楽しいですね。

 この『BUCKET LIST』の中でも個人的に面白かった回も転載しておきます。わずか10分ばかりの動画ですが、トランプ政権誕生の背景の一つともされるデトロイトの荒廃ぶり(つまり古き良き製造大国アメリカの、そして白人至上主義の凋落ぶり)を、日本のどこのテレビ局より伝えていると思います。

 マンペーさん、リョースケさんの若い二人のアイデアと行動力には脱帽です。世界中のどこにいっても自分を見失わない関西人のパワーってホントすごいですね(笑)。ウチナンチュも負けてはいられません。

 

 ちなみに、この二人はともに新聞沙汰(ちょっと大げさな表現ですが)になっているようです。悪いことをしたわけではありません。マンペーさんはフィリピンの夜の歓楽街体験ルポがフィリピンの方から「人種差別だ」とクレームを受けたことで、リョースケさんは本物の銃をギャングから借りる様子をネットにアップした(まさに上記の動画のとき)ことで「日本人は非常識」とブラジルのメディアから非難されたためです。いずれも即犯罪になるとは思いませんが、これまでの道徳観や常識からはちょっと外れがちなところもあるというのは、個人YOU TUBERの短所だとは思います。ただし、個人的には、報道、表現の自由の範囲内だと思うので、YOU TUBERにそこまで厳格に求めなくても、と思うのですがね~(ただし、危険なところに足を踏みいれて命を落としたユーチューバーも実際にいるので、過度の危険は避けなければならないのは当然です)。そして、誹謗中傷系や、今話題の迷惑系YOUTUBERのやりたい放題を認めてはいけないというのは言うまでもありません。

 

 お次は、濃度で言えば、国内YOU TUBERの中でも独自の存在感を放つ、元暴力団で“アウトサイダーのカリスマ”こと瓜田純士(うりた・じゅんし)さんの『瓜田夫婦』です(同11.2万人)。顔面含む全身のタトゥーがインパクト抜群ですが、風貌に似合わない(失礼)知性と愛嬌を持つYOU TUBERです。しゃべりを聞いているだけで頭の回転のいい人だとすぐ分かります。キャラクターも最高、おとぼけカメラマンとのカラミも最高です。食わず嫌いでなく、ぜひ一度ご覧ください(当初はカメラマンと二人だけのからみだったのですが、最近は奥さんが表に出すぎて・・・夫婦愛は伝わりますが・・・)。面白かった2年前ころのやつを転載します。『殺●ぞ』。こんな狂暴なセリフで笑いを取れる人っていますか!?

 以上3チャンネルとも、あくの強い男性が出てくるので肩に力が入る場面も多々あり。なので、残りは、肩の力を抜いて見られるチャンネルを2つ。

 1つ目は『たっちゃんねる』 (同21.7万人)です。今回ご紹介する中で唯一8郎より年長の方(おそらく)が作っています。普通のおじさん「たっちゃん」が旅行先や近くの食堂で食べて飲む、それだけの内容です。TV番組『孤独のグルメ』のYOU TUBE版とも言えるでしょうか。気楽に鑑賞できるので、同じくおっさんの8郎は見ながらそのまま寝入ることもあります(笑)。食べて飲むだけでこんなにも幸せになれる、日本ってまだまだ豊かな国だなぁと実感します。あ~、ビール飲みてぇ!

 最後は、料理系の『はるあん』(同73.7万人)です。たまたま見つけたチャンネルですが、「はるあんちゃん」の笑顔に癒され、ちょくちょく見ています。この「はるあんちゃん」がただただ、かわいいのです(笑)。ぶりっ子だのなんだの批判的なカキコも見受けられますが、父性本能をくすぐられたおっさんたちにはそんなのカンケーねぇ! 料理の腕も一流でレパートリーも数えきれません。彼女の包丁さばきを見れば、背後に大変な努力がにじんでいることがすぐ分かります。ただし、夜見ると夜食への欲望をかき立てられ大変危険です。8郎が20歳若ければ「こんなお嫁さんがほしい」と言うところですが、すでに47歳初老にとっては、もう娘世代。「娘がいたらこんな娘に育てたかったなぁ」という思いです。おっさんの妄想を笑わば、笑え~。とりあえず、ご覧ください。特に初老の男性(笑)。

 この「はるあんちゃん」は高校1年の時にチャンネルを立ち上げ4年目を迎えるようです。最近一人暮らしを始めたらしく、コメント欄にもまるで父親のように心配するコメントが殺到しているようです(そりゃ登録者数70万人超ですから)。8郎も全く同じです!(笑)。もし、8郎が「はるあんちゃん」の父親だったら、一人暮らしを始めた瞬間に8郎は会社を辞め、バッキバキに筋トレし、軍隊式格闘技術をマスターして、娘の部屋に近づく野郎どもを一人残らず血祭りにあげるコマンドー(byシュワちゃん)となるべく、隣の部屋に基地をつくって迷彩服に身を包み寝泊りすることでしょう(怖。そして超迷惑)。

 おっさんのどうでもいい冗談はともかく・・・。ご紹介チャンネルは以上になります。

 

 作り手の個性があふれるYOU TUBEってホント面白いですね。長期的なクオリティの維持という意味では、ぜいたくな資金と組織力があるテレビ局には勝てないでしょうが、YOU TUBE、もしくはネット動画にしか出せない「個の魅力」という意味では、これからもどんどん表現の世界は広がっていくでしょうね。

 みなさんも面白いチャンネルあれば、教えてください。

 それにしても7月の夕焼けは美しい!

 47歳のおっさん8郎も、将来YOU TUBE界で何かできるくらいのスキルを付けるため、これからちょこちょこやるので(何を?)、今日はこれにて。


1300里のチルダイ

2020年07月13日 | スキルアップ

 皆様、お久しぶりです。約1カ月ぶりの更新です。

 7月11、12日の両日、中小企業診断士の1次試験を受験してきました。新型コロナウイルスの影響が懸念されましたが、無事に実施されました。8郎の結果はというと、恐怖のファイナル模試が予想した通りの惨敗と相成りました。2年余分の悔しさとチルダイ(沖縄方言で落胆、失望)に襲われている最中ですが、47歳おじさんの挑戦を記録として残します。貴重な夏休みまで全投入してラストスパートを掛けたのに超悔やしぃ! 今回はほとんどこの話題なので、興味のない方はページアウトをお勧めします。

 コロナの影響もありますが、試験を最優先した今年はまだ海に一度も行けていません。7月の美しい夕焼け空がなぜか哀しい。この気持ち、まさにチルダイ!

 

  まずは得点から。

 

 経済学  64点 (出足好調! と思いきや・・・)

 財務会計 28点 (目を疑うとはまさにこのこと💀)

 企業経営 56点 (あと4点、悔し!でも善戦かな)

 運営管理 42点 (難化しているので仕方ないか・・・)

 経営法務 60点 (難化に負けずギリギリ6割!後ほど余談あり)

 情報シス 68点 (一番苦手な科目だったのでうれしい!)

 中小企業 49点 (怒涛のラストスパート報われず・・・)

 

 合計は367点と全体得点率は52%です。全体合格まであと8%、60点近く足りないのです。昨年の笑激299点(泣)から大きく上乗せしてはいるものの、今年絶対合格を掲げてきた身としては情けない限りです。。。

  下写真はコロナ対策による教室の窓開放で室内温度が上がる、という事前予想があったので、試験会場の産業支援センターに念のために持っていったクールグッズです。結果から言うと、窓がないホールだった上にクーラーがガンガン効いていました。全く使わなかったです(笑) それにしても快適な試験会場でした。来年もここでお願いします(笑)

 何といっても、一番時間をかけてきた財務会計が昨年同様の28点だったのが超ド級の衝撃でした(さらに唯一の足切り科目というおまけ付き)。総勉強時間の3割はこれに費やしているはずで、過去問は経済学同様に6割を超えるようになっていました。簿記2級というアドバンテージもあります。あの激難ファイナル模試ですら44点は取っていたのに、なぜ!? 同模試で28点だった「経営法務」は60点へ、40点だった「情報システム」は68点へと積み上げて、共に科目合格してるばーて! そんな「財務会計」ですが、ネット民の反応を見る限り爆弾科目💣でもないようです。まぁ、中身の分析はこれからですが、8郎の力不足だとしておきましょう。模試を責めても仕方ありません。本番試験の結果がすべてですから。

 最大の敗因はこれまでにも書いてきた通り、独学という非効率な方法、そして継続的な努力の不足、だと思います。残り3カ月で300時間を積み足し、1300時間(ここまでやれば正味時間も1000時間超えたかな)に届きましたが、2年余かけてのだらだらとした積算なので中身が薄かったのでしょう。少年野球のコーチを始めた昨年、300時間程度しか勉強時間を確保できなかったのが痛いですね。1000時間というのは1年間ぶっ通すように注ぎ込むことで本当の意味が出てくるのでしょう。8郎の努力不足にほかなりません。

 下写真は、最終日朝、自分で握ったおにぎり。昨年の岡山ひとり旅で購入したおにぎりポーチを活用しました。

 チルダイしまくりの47歳ですが、ここであきらめる、という選択肢はありません。なぜかというと、もちろん自分で決めた挑戦だからというのが一番の理由ですが、中小企業診断士試験の学科内容が、サラリーマン生活に必須な内容なので、学んでいて面白いというのも大きな支えになっています。仕事から帰ってきてさらに勉強を続けるのは正直きついのですが、テキストから得たものが仕事にフィードバックされるという意義を感じる学問でもあるからです。

 ほかにもあります。宅建のときもそうでしたが、試験に挑むということは、挑戦することの楽しさ、ドキドキ感を教えてくれる、という副産物をもたらしてくれます。大学受験時のように自分を追い込むストイックな感覚を思い起こさせてくれるのは、初老の47歳にとってとても新鮮です。ネットに出た正式回答を見ながら自己採点している1時間の、変な汗がしたたり落ち、心臓が口から飛び出そうな緊張感は受験生にしか分かりませんよね。もちろん不合格となれば精神的にも落ち込みますが、目的が健全なだけに、客観的に見ると、落ち込む自分すらも健全に思えてきます(意味分かります?)。仕事の場合はどうしても嫉妬などのドロドロの人間関係がからんでくるので、成功も失敗も単純に一喜一憂できませんが、試験は忘れかけていたピュアな衝動に包まれます。ホント、新鮮です。勉強仲間がいたら、もっと楽しいはずなのですが、独学なのでこればかりは仕方ありません。どなたか暇な方(失礼)、一度きりの人生、二度目の受験アオハルを一緒に満喫してみませんか。

 下写真は時間前に到着し、過去問をめくって心を整える瞬間です。ソファなどに3密回避の告知文があったので、記念に載せておきます。

 それはともかく、思い起こせば2浪した大学入試、簿記2級、宅建士もすべてが3度目の挑戦での合格でした(なんで1回で受からんばー)。こうなったら「3度目の正直男」を全う(本意ではないですが)する意味でも来年絶対突破してやりましょうや~🔥 1年はあっという間です。悩んでいるひまはありません。

 来年は48歳の受験生ということになります。いずれ来る激動の時に向け、スキルアップ、インプットできることはすべて40代で終わらせたいと常に考えているので、2次試験(超難解の論文試験)のことまで考えると来年が正真正銘のラストチャンス、いやラストタスク🔥となります。背水の陣でありながら、勝利を宣言するくらいの気合を入れなければなりません。

 自分で掲げた「2千里余の道」。無様にも2回転んでしまいましたが、それも合格までの単なる通過点だと捉え直し、再び起き上がって歩き出します。まだ道半ばを過ぎたくらいです。歩けば歩くだけ、ゴールは向こうからやってくる! と言い聞かせながら(笑)。長い目で応援のほど宜しくお願いいたします。

 

 さて今後の方向性です。プラス思考で考えてみました。

 チルダイ惨敗の中でも、なんとか、なんとか、なんとか、上記赤色の3科目科目合格できました(再来年まで有効。ただし一律60点と計算されます)。今後向き合うのは4科目となるので、1科目当たりの集中度は高めることができます。さらに「中小企業」以外は2次試験と関連する主要3科目なので、やりがいもありますね。「中小企業」は暗記ものなので来年からの直前学習になります。なので、今年は主要3科目に集中することができるのです。そういった意味から先述の通り、2次試験も視野にいれた戦略を立てなければなりませんね。

 また、現在利用しているWEB講座も期限が切れるので、再契約するかどうか迷っています。経済的、時間制約的な理由で選択肢から外していた予備校も検討しなければなりません。やっぱり周りに勉強する人がいる環境は重要なので(自分では頑張っていると思っても実際そうではない、というのが独学では分からないのです)。とはいえ県内の有名大手予備校は経済的、地理的に難しそうなので、簿記や宅建のときに活用したニッチな予備校(失礼)も視野に入れています。

 右肩下がりの会社に勤める47歳サラリーマンの辞書に「疲れた」という言葉はない!(今年の流行語大賞にご推薦願います)。チルダイしながらも、また頑張るぞ~。

 

 試験関連で最後に余談を一つ。試験初日の夜、つまり翌日に最終2日目を控えた試験最後の夜のことです。「最終決戦を寝不足で戦うのだけは避けたい」と考え、追い込みは午前零時過ぎまでで終わらせ、就寝しました。しかし数時間後、人に起こされたような感じで、パッと目が覚めてしまったのです(肩を軽くたたかれたような、声を掛けられたような・・・そんな感じでした)。頭がぼーっとしたまま、辺りを見回しました。

 暗い部屋にはもちろん誰もいません。妻子は別室で爆睡中。時計を見ると午前4時半。もう眠れそうにないので、仕方なくスマホで「経営法務」のWEB講座を視聴することにしました。一番の得意科目だと信じて来たのに、恐怖のファイナル模試“40点”で自信がぐらついていたのもあります。120年ぶりの民法大改正の部分は必ず数問は出てくるとWEB講座の先生(顔は見えず声だけ)が言っていたので、そこだけは繰り返し聞いていたのです。「念のため、もう一度」と朝が来るまでその部分を繰り返し聞きました。

 緊張して迎えた「経営法務」の本番。問題用紙を開くと同時に、改正部分を真っ先に探しました。なんと、改正部分が5問くらい出ているではありませんか(拝顔したこともない先生、ありがとうございます!)。全部正解できたわけではありませんが得点を加算することができました。その結果「経営法務」は60点ジャストの科目合格となったのです。あの時目を覚ましていなければ、60点に届いてなかったと今でも思います。

 8郎を起こしてくれたのは試験の神様だった、というオチにするのは簡単ですが、8郎は今、こう考えることにしています。8郎を起こしてくれたのは、来年合格した自分だったんだと。「おい、苦しいだろうが、もうちょっとだけ頑張れ。来年につながるぞ」と教えに来てくれたのだと。周囲の支えがあってこその受験勉強ではありますが、勉強する苦しみを分かっているのは結局自分だけです。それを分かち合える唯一無二の存在が気遣ってくれたのだと。子供みたいな変な解釈で恐縮ですが、そう信じたいと思います。

【追記】大手予備校の総評によれば、この「経営法務」、今年の爆弾科目💣だったようです。「合格ラインに到達するのは容易ではなかった」と評されていました。少しは意地みせたかな、47歳の俺。

 

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 試験チルダイのためか、ファンタジーな余談を披露してしまったことをお詫びいたします(笑)。ちなみに、正式な合格は8月の協会発表を待つしかありませ~ん。ジャスト60点なので記入ミスなどあれば、この科目は一発不合格です(怖)💀

 

 さて話題を変えて、ブログ更新を休んでいた間の8郎家の記録です。AMAZONでミニ洗濯板(下写真)を購入しました。週5日、土まみれで帰宅する愛息10郎のユニフォームを洗うためです。妻が夕飯をつくっている間、ごしごし洗うのはほぼ8郎の役目となっています。10郎がどんな練習をしてきたのか想像しながら洗うのも仕事疲れを癒してくれるルーティンです。

 8郎は勉強で行けませんでしたが、Cクラス(4年生以下)の大会では超攻撃的2番バッターとして、タイムリー含むマルチ安打を放つなど大活躍したそうです!(妻がLINEで動画を送ってくれました)。優勝した県内でも有数の強豪チーム相手に惜しくも逆転負けでしたが大健闘だったようです。この強豪チームは、ほかの試合はすべてコールド勝ちだったとのこと。つまり、リーグ敗退した10郎らのチームは準優勝に相当する力を持っているということです。

 10郎、父ちゃんもいったんは試験勉強から離れるからキャッチボールの回数を増やして、再びエースの座を狙おうぜ! 父ちゃんも来年絶対合格するぞ! どっちが先に実現させるか競争だ。ちなみに、これまた余談ですが、10郎に「お父さん、また試験だめだったよ」と伝えると、10郎はしばらく無言のあと「次、頑張れよ」と言ってくれました(なぜ上目線?笑)。金融機関に勤める妻も小刻みに試験を頑張っています。8郎家の熱い夏は始まったばかりです。

 みなさんもコロナ、熱中症に気を付け、熱い夏を満喫してください。8郎も一日も早くチルダイから抜け出せるよう、仕事を頑張ります(笑)。 

 今日はこれにて。