沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

成長の秋 2022

2022年11月27日 | 10郎

 サッカーワールド杯カタール大会で日本代表がドイツに逆転勝ちしました。暗いニュースばかりが続く国内に久々に明るい話題を届けてくれましたね。選手優先の森保采配が見事奏功! 外国勢相手にもひるまない闘志むきだしの日本代表を誇りに思いました。次戦コスタリカ戦がいっそう楽しみです。同時に、ロシアによるウクライナ侵攻など世界情勢はまだまだ緊張が続いていることを忘れずにいたいですね。

 11月終盤。ここ沖縄はまだ28度になる日もありますが夜は半そでではもう寒いです。

 下写真のような秋空の下、10郎の後輩たち5年生以下の学童野球大会を応援してきました。結果は悔しい逆転負けを喫しましたが、子供たちは声を出して頑張っていました。「もう俺たちが新代表だ」という緊張感ある姿に成長を感じました。同時に、成長過程のまだまだかわいい子供たち、そして学童野球にお別れをする日が近づいていることに、49歳初老、一抹の寂しさを感じました。

 わが愛息10郎ですが、来年1月の最後の市大会、3月の選抜大会に向けて自主練を続けています。一方でチームの練習試合はすでに新代表となる5年生が主体となっています。10郎のモチベを切らさないようということで、先日8郎の所属する草野球チーム「ダン●ンズ」の試合に武者修行を兼ねて参加させました。チームリーダーのIKUOが気を利かせて「1番ライト」とイチローのようなオーダーを用意してくれていました(笑) 感謝です。試合内容は3打数1安打1三振。10郎がダン●ンズに参加するのは2回目ですが、大人からヒットを打ったのは初めてです。スタメン起用に応えたね! 最後の打席はカーブを混ぜられた上にストレートで空振り三振ともてあそばれたけど(笑)、中学校に向けていい勉強になりました。ヒットの模様は動画に残していますので興味のある方はご覧ください。

 8郎のダン●ンズのユニフォームを箪笥から引っ張り出して着用していた息子がほほえましかったです

 

 そんな成長著しい10郎の小学生最後の運動会がありました(草野球と同じ日です)。いまだ終息しないコロナの影響で、学年ごとの観賞、弁当なしというスタイルです。仕事だった8郎はその時間だけ抜け出してきました。職場の先輩同僚に感謝です。

 リレーでは、その爆速を買われ第二走者とアンカーを担いました。第二走者ではほかのランナーを置き去りにするほどのダントツの走りっぷり! 4月生まれなので成長が速いというアドバンテージはあるのですが、それにしても速すぎます。ご覧ください。躍動感あふれるフォームと階段上りで鍛えた太ももを!

 そしてアンカーでもダントツのまま1位でゴール! 毎日の900㌘木製バットの素振りで前腕の筋肉も発達しています。こんな体でいまだに鬼ごっごをしているそう。こんな鬼に追いかけられる子供たちがかわいそうです(笑) たくましく育ったね。父ちゃんも感無量です。

 来年はもう中学生かぁ。時がたつのは早い。仕事を抜けてまで見に来てよかったです。生涯一度のSCENEを愛機D300が一枚に抑えてくれました。

 そんな、2022年成長の秋でした。

 

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 最後においしゅうございましたシリーズです。

 会社近くのラーメン屋で食べた「台湾混ぜそば」です。辛口でおいしゅうございました。900円くらいだったかな。ウクライナ侵攻やコロナの影響かどこも値上げラッシュなので、外食するのもホント迷いますね。

 このような生活を続けているので体重はずっと83㌔台のまま! 先日冬服のズボンを履いたところ、腹回りが超きつかったです。1年でかなり太ったことを実感しましたね~(泣)。衣替えに向けて急ピッチでダイエットをしなければ、椅子に座るのも苦しい冬がやってきます。おっさんの腹回りまで成長させてしまう秋に今年こそ別れを告げるつもりです。今日はこれにて。

 

【余談】8郎が2019年秋に岡山県まで行って参加したイベント「1000人の金田一耕助」がその時以来3年ぶりに実施されたとのネットニュースがありました。うれしい限りです。金田一を演じた俳優・石坂浩二さんも参加し盛り上がったようで、遠く沖縄の一ファンもうれしい限りです。いつかまた行きたいな~。

金田一ファン 3年ぶり真備に集結 横溝生誕120年 仮装で聖地巡る:山陽新聞デジタル|さんデジ

金田一ファン 3年ぶり真備に集結 横溝生誕120年 仮装で聖地巡る:山陽新聞デジタル|さんデジ

 作家横溝正史(1902~81年)の作品に登場する人物に扮(ふん)してゆかりの倉敷市真備町地区一帯を歩く「1000人の金田一耕助」が26日、行われた。新型コロナ...

山陽新聞デジタル|さんデジ

 

※関連して当時の当ブログの記事も併載します。秋の夜長にでもお読みください。8郎自身も久々に読んでみようと思います(笑)。3度の秋を経ても、書きなぐり文章に全く成長を感じない当ブログです(笑)。

 

金田一と歩く旅@岡山(前編) - 沖縄 8 Scene

突然ですが、40代後半男性こと8郎から、同世代の殿方たちに質問です。子どものころにできなかったことを、50歳を前に急にやってみたくなる瞬間ってありませんか?もち...

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金田一と歩く旅@岡山(後編) - 沖縄 8 Scene

ついに清音駅(きよね・えき)に着きました。駅名もきれいですが、外見もとても小さくてかわいいですね。名探偵金田一耕助の顔出しパネルがありました。倉敷駅からの電車内...

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消えた『10郎甲子園』

2022年11月06日 | 学童野球

 愛息10郎の所属する学童野球チームにとって、県大会出場を懸けた最後のチャンス「冬季大会市予選」に出場してきました。結果は残念ながら2回戦敗退。入部した3年生のころから県大会を『夢の10郎甲子園』と銘打ち、親子3人で追いかけてきましたが、叶えることはできませんでした。残念の一言です。最後のバッターとなってしまった10郎は試合終了直後から号泣していましたね。2試合でノーヒットと最大の強みである打撃が起動する前に4年間が終わってしまったのですから(四球と盗塁では貢献しました)。下写真は1回戦の会場となった、8郎の母校M小学校グラウンドです。空は秋晴れでした。

 大会の経緯を記していきますが、その前に余談を一つ。

 10郎が生まれたときからこれまでの成長を写し記録し続けている愛機NIKONの一眼レフD300、SONYのホームビデオカメラHDR CX-180の2機も出陣しました。ともに老体にムチを打ち、成長真っ盛りの10郎を激写してくれました。下写真は、プレーボール時にマウンドで気合を入れるポーズです。ご覧ください、自宅マンション8階までの階段を2段上りで鍛えた太ももの張り具合を!(5年生のときに立ち幅跳び学校一になった強靭な下半身です)。1年間でここまで成長するんだなぁ~。

 1回戦の相手は古豪のMH。十郎はエースナンバーを背負って先発しました。コントロール重視で四球は1つだけという安定した内容でしたが、球威が落ちた分、珍しく4本もクリーンヒットを打たれましたね。試合は、10郎の相棒の一人であり、これまでいいところがなかったキャプテンS君が意地の3点タイムリーツーベースを放ち5対3で勝利! 2回戦進出を決めました。スランプが続いていたS君の苦悩を見ていた8郎もうれしかったです。10郎は4回を自責点2の5奪三振でした。エラーと投内連携の乱れから生じたボーク(10郎は責められません)があったので、本来は自責点1かな~。

 試合後、10郎とは「やはり力を抜くと球威が落ち、いいバッターには打たれる。コントロール重視は大事なことだが、相手が強くなるほど自分の最大の武器である速球を全面に出していこう」と確認しました。しかし、この大会で10郎が再びマウンドに上がることはありませんでした。

 

 運命の2日目はダブルヘッダーです。初戦2回戦の相手は会場提供のKR。もちろんうちは完全アウェーですが、ここを突破すれば県大会出場を懸けた準決勝への進出が決まります。保護者含め全員気合が入っていました。準決勝に備え、投球制限がある10郎はキャッチャーです。

 試合前から8郎はちょっと不安でした。KRとはこれまでに一度だけ対戦しており、うちのサウスポーN君が完封勝ちを飾った縁起のいい相手です。しかしその試合には、うちの監督が1年前から警戒していた技巧派エース(当時の5年生大会で好投)が登板していませんでした。KRは打力は低いですが、守備が堅く元気いっぱいの好チームです(うちが2回戦負けした直前の大会ではベスト4に入っていました)。万一その技巧派エースが復活していてチームがノッてきたら、うちは足元救われかねないと懸念していたのです。うちのチーム内にも「前回完封勝ちした相手だからそう手ごわくない。準決勝のことを考えたほうがいい」という安パイモードが多少見えていたので。

 8郎の懸念は早速当たってしまいました。マウンドに立ったのはまぎれもなく1年前に活躍していた技巧派エース君でした。彼の緩急をつけた投球に10郎はじめ誰もタイミングが合いません。三振こそしないものの全部ゴロやポップフライで、スコアボードにはゼロが並びます。一方で、先発に指名されたわれらがT君も期待に応え好投🔥 T君は通常はキャッチャーなので10郎とバッテリー相性がいいのです。佐賀の九州大会の決勝戦セーブで付けた自信を思う存分発揮し、こちらもゼロを並べます。うちのチームの試合にしては珍しく緊迫した投手戦となりました。

 しかし後半。あってはならないミスが起きてしまったのです。ランナー1,3塁のピンチで仕掛けたトリックプレーでそれが発生しました。1,3塁の場合、学童野球では1塁ランナーが盗塁をすると同時に3塁ランナーが一気にホームを狙うケースが多々あります。なので、守備面としては、2塁手は3塁ランナーが走った場合、捕手が2塁に投げた送球を遮るようにキャッチしホームに投げ返し、本塁でのアウトを狙うというトリックプレーがあります。ただし3塁ランナーがスタートしなかった場合は、2塁手はグラブを引っ込め、捕手からの送球は2塁上で待っている遊撃手が捕球し、1塁ランナーの盗塁を防ぐのです。大会前にこの練習を繰り返し行っていました。

 しかし、想定通り訪れたこの大事な場面で、日ごろは好守備を見せる遊撃手のY君が監督のサインを見落としていたのです(泣)。1塁ランナーが盗塁を仕掛けたので捕手10郎が2塁へ送球したのですが、Y君が2塁ベースに移動していないではありませんか! 2塁手のR君は3塁ランナーが走らなかったのを見て当然に送球を取らずにスルーしたのですが、2塁にいるはずのY君がいないので10郎の弾丸送球はそのまま2塁ベースを超えてセンターまで転がっていったのです。相手ベンチの歓声が沸き上がる中、走る気なんてなかった相手3塁ランナーがバンザイしながら余裕で生還。あまりに痛い1点を与えてしまったのです。これが決勝点。なんともやるせない勝敗の分かれ目となりました(泣)。1点を争う展開で、監督も秘策として繰り出したので責められませんが、「策士、策に落ちる」結果となったような気がします。。。大事な場面でサインを見ていなかったY君も大きな減点ですが、チーム采配としてはピンチこそ真っ向勝負してほしかったと思います。ただ、監督も「こうでもしないとこのチームでは県大会に行けない」と実力を分かっていた上での采配だったとも思います。

 1点ビハインドのまま最終回ツーアウトで10郎に打席が回ってきたときはチーム全体が盛り上がりましたよ。10郎の豪快なホームランが出れば同点だ!と。しかし願い空しく10郎は引っかけてしまい、ファーストゴロで試合終了となりました。0-1の完封負け、言い訳のできない完敗です。

 4年間の終わりとしては余りにふがいない結果に、部員の半分が悔しくて涙を流していました。保護者会会長である8郎も、まさかこんなに早く終わりのあいさつをするとは想定していなかったので、言葉に詰まりましたが、監督、コーチ、保護者会への感謝を述べ、部員たちには「負けたのは相手の努力が上だったからだと認めよう。ぜひ野球を続けて、この悔しさをばねに次はもっと大きなステップを踏んでほしい。やればできる」とティモンディのパクリ上等で伝えました。泣いている保護者もいっぱいいました。

 敗戦から約1週間となる今でも、悔しさとチルダイ感は消えませんね。子供たちを晴れ舞台に行かすことができなかった親としての努力不足も痛感しました。

 

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 夢破れた涙のラスト大会ではありましたが、野球の神様は8郎にひとつだけプレゼントを用意していました。前述の通り1回戦の会場が8郎の母校であるM小学校だったということです。M小学校の思い出については、これまでも何度かご紹介してきた2年前の記事をアップしておきます。

 

37年越しの夢叶う - 沖縄 8 Scene

表題の通りです。47歳おっさん8郎の37年越しの夢が叶ったのです!と言っても、ブログチェッカーのみなさんはともかく、初見の方は何のことやらだと思うので、過去の関...

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 野球の神様は、最後の最後でもう一度、息子を母校マウンドに立たせてくれたのです。感謝しかありません。

 そのマウンドで愛機D300が写したベストショットは下写真です。10郎1人しか写っていないので、見方によっては白熱した大会の興奮が伝わらない単なる失敗作と思われるかもしれません。しかし、8郎にはハッキリ見えるのです。後ろの木陰に、39年前の幼き8郎が写っているのが。電気も水道も止められた暗い部屋で、自分で背番号1を貼り付け、朝食はインスタントラーメンをかじり、休憩時間は自分だけ弁当がないためにチームと離れこの木陰で独り寂しく過ごしていた、ネグレクトの哀れなガリガリの少年8郎が写っているのです。そうです、この1枚は8郎が母校のマウンドで39年かけて撮影した愛息との万感のツーショットなんです。

 10郎へ。このグラウンドにエースとして立ってくれて、そして勝利投手になってくれて、ありがとう。昔の父ちゃんとは比較にならないくらい筋骨たくましく育ったね。例え県大会出場を果たせなかったとしても、君と過ごした学童野球4年間に父ちゃんは心から感謝しています。このマウンドで父ちゃんの手を離れていった背番号1を、君はこのマウンドで取り返してくれたんだ。39年間消えなかった悔しさを吹き飛ばしてくれるくらい楽しかったよ! ありがとう。

 そして、お願いがあるんだ。君が投げる1球1球に「ナイスボール!」と声を振り絞ってエールを送っていたうしろの8太郎👻のことを、いつまでもいつまでも忘れないでほしい。

 

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 県大会すなわち「10郎甲子園」という目標を果たせずに、帰宅後も落ち込む10郎。父8郎はこう伝えました。「もっと大きな目標を忘れているんじゃないのか? それは沖縄一の二刀流になることだろ」🔥。昭和の熱血オヤジからの激に10郎はスマホで爆笑系Tiktokを見ながら深くうなずいていました(おい、ちゃんと聞いているか?)。

 年明け早々に6年生最後の公式大会(市レベルなので思い出づくりですね)があります。その後には各市町村からセレクトされた選手のみが集まる選抜リーグ戦もあります。市代表として10郎は間違いなく選ばれることでしょう。君の暴れる場所はそこだ! 落ち込んでいるひまなんかない。時速120㌔超のストレートを投げ、100㍍の特大ホームランを打ってやろうぜ。君ならできる! 

 

 以上、はかなく夢と消えた『10郎甲子園』のてんまつです。しかし、コントロールもよくなってきた10郎の『二刀流』への挑戦記は始まったばかりです。ブログチェッカーの皆さん、これからも応援よろしくお願いいたします。

 美しい朝焼けに8郎家は気持ちを再確認しました。勝っても負けても野球って最高です!