沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

ナガンヌの星(前編)

2017年07月17日 | 離島物語

 7月の3連休を利用し、家族3人、ナガンヌ島へ1泊旅行に行ってまりました! 昨年の阿嘉島を上回る好天に恵まれ、沖縄の美しい夏を満喫することができました。愛機D300STYLUS TG-2が写した写真とともに、2回に分けてお届けします!

 

 3連休を前にした数日はずっと晴天。自宅マンションから見る夕日も下写真のように美しく力強かったです。そのせいもあって「まさか週末に台風発生来ないよなぁ」という不安が募るばかりでした(笑)。結論からいうと、この太陽よりもっと力強い姿を拝むことができました。 

 

 スノーケルセットを新調し、島が待ちきれない愛息10郎。宿題するときもマスクを着けたままです。って曇ってるやないかい! 仕事中に妻がLINEで送ってくれました。

  数あるナガンヌツアープランから8郎家が選択したのは、14時に泊港を出発し、コテージで1泊してから、翌朝9時に島を出るという「格安プラン」です。節約の意味合いよりは、混雑を避けたいというのと、7歳のボーイにとって長時間海にいるのもきついだろうという判断からでした。

 タクシーで着いた泊港に、送迎船がやってきました。ナガンヌの方角でもある背景の空には多少の雨雲が見られました。

 いざ、出港! 2階席もあり、定員53人という船内には8郎家を含め8人ほど。多くは午前の便に乗っていたようです。作戦成功!

 離岸直後の船からは、かなり大きなクルーズ船が那覇新港に着岸しているのが見えました。中国船籍でしょうか。沖縄に外貨をいっぱい落としてくださいね。そしてそれが、この島で生まれ育つウチナーンチュに1円でも多く届きますように。

 防波堤を抜け海に出ると快晴。入道雲が美しいオブジェをつくっていました。 

 青と白だけのコラボレーションはいつみても爽快ですね。森高千里の「私の夏」が聞こえてきそうです(1993年リリース、四半世紀も前やでぇ。古!)。

 泊港で買ったサングラスをかける10郎。妻と並ぶと豪華クルーズ船から降り立った中国の小皇帝みたいですね(笑)。 

 この旅には、今度こそ星空を撮影すべく愛機一眼レフD300を持ってきました。この旅初めての撮影。入道雲、慶良間諸島をバックに白波をたてて疾走するダイビング船です。沖縄の夏まっさかり!が伝わってきませんか? 

 ケラマ諸島といえば、沖縄の古くからのことわざ、キラマー ミーユシガ マチゲー ミーラン! ご先祖たちのことわざの意味をかみしめたい今日このごろです。

 アジサシの群れにも遭遇。一生懸命、狩りをしていました。

  パラセーリングを楽しむ光景にも出会いました。島は近いっす。 

 ついにナガンヌ島に到着。泊港から約20分。8郎は6年ぶり、妻と10郎はもちろん初上陸。船から桟橋に移ると、エメラルドグリーンの海が出迎えてくれました。まだまだ甘えん坊の小皇帝がそこにはいました。

 抱っこも今年で終わりかな~。寂しいなぁ。

 振り返ると、干潮時だったため、船はかなり低い位置にあるのが分かりました。

 桟橋の格子越しに見えるエメラルドグリーン。まさに宝石のような輝きです。飛び込みたくなります。

 愛息もこの笑顔。あらためて、すごい垂れ目さんですなぁ。誰に似たのかなぁ。

 ナガンヌ島は那覇から西に約15㌔に位置し、行政区としては渡嘉敷村に属します。面積は19.6平方㍍。東西約1.7㌔、南北約200㍍の「横長」の島です。

 上陸すると赤い屋根のダイニングレストランと宿泊施設であるコテージ群(右)がありました。白砂がまぶしいのなんのって。

  受付をすませると早速コテージへ。白砂ぁ~。この島ではサングラスがないと生活できませぬ。

  コテージの目の前にはごらんのようにパラソルとデッキチェアーが完備されています。コテージ宿泊者には無料レンタルという、うれしい特典です。

 注目のコテージにいざチェックイン。妻はもちろん女性だけに、宿には徹底してこだわります。

 そんな妻はドアを開けるやいなや「想定以下だよ」と低い声(笑)。8郎ものぞき込むと、ごらんのとおり、ベッド3台以外、足の踏み場もほとんどありません。あまりの狭さに笑ってしまいました。でも、基本寝るだけという意味では十分な設備でしたよ。なんといってもクーラーがフル稼働しています。8郎的にはそれだけで十分。トイレ、シャワーは共同で、シャワー施設はコテージからはちょっと遠かったですね。

 でも、窓のカーテンを開けるとごらんの通り絵葉書のようなSCENE。これには妻もびっくり。

  17時には遊泳時間が終了するので、急ぎ、島反対側のビーチへと移動。ビーチは思っていたより混みあっていませんでした。ほとんどの日帰り行楽客は午前中に遊んでいるのでしょうね。 

  パラソル&チェアーをレンタル。1500円でした。

 10郎、7歳の夏、ナガンヌの海にざぶん!

  透明度はご覧の通り。

  丸々としたイスズミ(方言名シチュー)がたくさん泳いでいました。 

  あまりの気持ちよさに10郎もお手上げ?

 10郎とイスズミの出会いはこちらの動画から(21秒)。いつもながらの出来の悪さなので、水中の雰囲気だけでも堪能ください。 

  

 休憩をはさんだ10郎はなかなか水につかろうとしないいかーかーを連れて再び海へ。砂というかサンゴのかけらなので素足はかなり痛いっす。

 母子ともにナガンヌの海を満喫しました!

 わずか1時間半程度ですが、海遊びはこれにて終了。翌日も朝一の出発なので、ナガンヌの海とはこれでお別れです。でも満足感にひたされた1時間半でした。

 コテージに戻る小道はヤドカリロードとも呼ばれているらしく、大量のヤドカリさんに合うことができます(笑)。集まっている姿を撮影したのですが、ちょっとグロなのでUPは控えますね~。

 コテージで休憩。すると晴天の中、通り雨が。これも沖縄の夏。

 

 星空撮影に多少の不安がでてきました。曇るなよ~。空に雲は少ないのですが・・・。

  シャワーを浴び、塩を流しました。環境に配慮し、シャンプー、石鹸は使えません(宿泊客は夜間は使えるそうです)。

 公式サイトには「18時から夕食」と書かれていた記憶があったので、準備中の妻をコテージに残し、男二人、先にダイニングに向かいました。ダイニングは下写真のように海風が吹き抜ける心地よい場所です。しかし、スタッフのお姉さんから「日によって変わり、今日は18時半からとなっています」と説明を受けました。「え!!」と驚きながらも、とても愛想のよいお姉さんだったので、男二人、素直に受けいれました。健康的に日焼けしたお姉さんは10郎にも優しく語りかけ、微笑みを投げかけてくれる愛嬌のある女性でした。

※このお姉さんが10郎のタイプらしいことが翌日判明! 後編でご報告いたします(笑)。

 真水が貴重な島ではレストランでの水も有料(100円)です。簡単メニューでも頼んでおこうかと家族会議をしていると、笑顔のお姉さんがやってきて「準備ができましたのでご用意いたします」とのこと。うれすぃ~。お姉さんが届けてくれた食材はこちらです。おいしそぅ~。

 早速、明るいうちにBBQ。ジューっと焼ける音が食欲をそそります。イカもおいしかったです。

  鉄板奉行はこの方。

 夕焼けを背に、いただきま~す。今だに、一口目には「あんむ」と口ずさむ10郎です(ドラえもんがどら焼きをうまそうに食べるあの音です。笑)

 写真をご覧になってお分かりのように、撮影した父は思い切り直射日光。44歳、また鼻を黒光りさせそうです。 

 BBQはとてもおいしゅうございました。無人島のBBQだからといって、品質の不安は一切ない、ということをお伝えしておきます。妻とも「普通のメニューにしなくてよかったね」と納得しあいました。ただ、南国チューハイとスーパードライが、灼熱の無人島だからか、自販機の電力不足なのか、すぐにぬるくなってしまうのはちょっと残念。今思えば、自販機で買わずにカウンターでお姉さんから買えば、氷を入れてくれたのではないだろうかと反省。

 さて、 BBQで腹を満たしたあとは、島の丘から夕日を眺めます。夜はコテージ前のデッキから、阿嘉島でできなかった星空撮影に挑戦します。うまく撮れたかな? 後編でご紹介いたします! 


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