沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

シルバーウイークの夕まずめ

2021年09月25日 | 釣り、素潜り漁

 8郎家の20201年シルバーウイークをご報告いたします。

 下写真は、海中道路から見た今年一番の夕焼けです。美しかったぁ~。美しい景色は人の心もきれいにしますね。

 10郎がキャッチボールをしたいというので、せっかくなら釣りもと考え、よく利用させていただいている浜比嘉島に向かいました。出発時間は8郎家にしては遅い午後2時。夕まずめ(釣りに最適な日没前の時間帯)に合わせたためです。高速道路を中城I.C.で降りて県道を北上中、新しい道ができていることに気づきました。さらにトンネルまで! 快適ではありましたが、そこまで緊急性のあるインフラに思えませんでした。

 海中道路はいつ来ても爽快な気分になります! 10郎撮影。

 反対側の窓からは目的地の浜比嘉島。

 浜比嘉島の球場に到着。いつもながら人の姿がありません。ここで10郎のピッチングフォーム固めと外野守備の練習を20分ほどしました。もちろん二人できれいにトンボ掛けをして撤収。

 浜漁港へ移動。ここで汗を流した父ちゃん自らへのご褒美です! もちろん帰りの運転は妻が承諾。

 久しぶりの釣りなので仕掛けもうまく行きませんでしたが、仕掛けを投げ入れた数秒後に一匹かかりました(笑)。小さなガーラでした。10郎は喜んでいました。

 でも、その後は、この黒丸がやけに目立つ小魚くらい。

 でも10郎は2匹釣れたことにやる気を出したのか、日差しを受けてもあきらめません。あとから妻が言うには「俺、もうお父さん超えたよ」と調子に乗っていたそうです(笑)。いつも釣れない父を見ているから当然か!

 満潮時間帯が迫り、まさに夕まずめの入口あたりになっていましたが、釣れる感じがしなかったのと早くシャワーを浴びたかったので帰宅を決断。浜比嘉島、今回もありがとうございました。ゴミ一つ残さずに帰ります~。

 浜比嘉大橋を渡り、海中道路に入ると強い西日が車中に飛び込んできました。まぶし!

 窓を開けると海風も入ってきて爽快感MAXです!

 海中道路途中の陸橋に上って、二人を記念撮影。自分の母より大きくなった10郎です。

 8郎は自分が背を越したころに別れ、その後一度も会っていない母のことをふと思い出しました。今さら会いたいとは思いませんがね。美しい夕焼けを見ながら、少年時代のいろんな記憶が走馬灯のように胸を駆け巡りました。

 そして愛息10郎がいつまで家族のドライブに付き合ってくれるかとも考えました。子の成長はうれしくもさみしいことばかり!

  せっかくなので数十秒の動画も付けておきます。

海中道路の夕焼け

 翌日は首里のハンバーガーショップ「ズートンズ」さんへと。店の階段から眺めるは沖縄初の大型ホテル、グランドキャッスル。。。訂正、こちらも先日の読谷ロイヤルホテル同様、外資に買われ冠が変わっていました。時の流れは残酷です。チバリヨー、ウチナンチュ!

 8郎はベーコンバーガーを注文。

 燻製厚切りベーコンがこれでもかと挟まれていました。おいしかったのですが、ソースがちょっと足りなかったかな。ホワイ!ジャパニーズピーポー。

 妻のベーコンエッグパンケーキです。受け取って車に乗ろうとしたとき、店員さんが「エッグを入れ忘れました!」と追ってきたのにはビックリ(笑)。入れ直してもらい、お詫びに缶コーラを3人分いただきました。

 近くの中腹にある見晴らしのいい公園駐車場でおいしくいただきました。

 十五夜を翌日に控えたシルバーウイーク前半の最終日。夕方のニュースでお天気お姉さんが「十五夜当日は曇る可能性があるので今宵鑑賞したほうがいいです」と案内していたので、自宅絶景テラスに出てみました。すると空には立派な中秋の名月が浮かんでいました。

 建物とこんなに近くにある月を撮影できたのは初めてです。お天気お姉さん、ありがとうございました。

 そして秋分の日は、妻と10郎二人で名護に里帰り(8郎は仕事)。御年8●歳になる妻方のじいじが10郎のキャッチャーを買って出てくれました。もう上から投げることが難しいじいじですが、2回の休憩を入れて3回も付き合ってくれたそうです。座ること自体がなかなか大変だと思うのですが、孫を思うじいじの気持ちに感謝です。10郎も父8郎に向かって投げるときとは一転、優しく投げていたようです(笑)。忖度したな! じいじ、ばあばとの思い出をいつまでも大切に。 

 以上、お天気にも恵まれ、家族3人で楽しめたシルバーウイークでした。

 

 さ、近年の真夏日(30度以上)は11月ごろまで続きますが、夏盛りという意味ではさすがに過ぎた感がありますね。

 緊急事態宣言の解除もささやかれる中、学童野球の再開も期待されています。それに向けたグラウンドの草刈り作業を明日に控えているので、今日はこれにて。


4度目の有言実行

2021年09月21日 | スキルアップ

 8月に受けた中小企業診断士1次試験の公式な合格発表があり、48歳8郎の不合格💀が確定しました。合格ライン420点に対し418点とわずか2点足りませんでした(泣)。「中小政策」で加点が行われたものの、8郎を合格に押し上げるだけの奇跡は起こりませんでした。今回はその話だけなので興味のない方はページアウトをお願いします。

 

 試験翌日の解答速報で不合格を悟っていたので、精神的ショックはそれほどありませんでしたが、「合格率36.4%」とここ数年の高止まり傾向が維持されていたことが分かると「3度目の挑戦でも俺は3分の1にも入れなかったのか」と悔しさがふつふつとこみ上げてきました。ちなみに沖縄県内は219人が受けて21人合格、つまり合格率は10%弱ということで、まだまだ本土との学力格差を痛感しました。

 協会が発表した統計資料を分析します。

 まず受験者数は過去最多の1万8662人(世間の注目度の高まりが分かりますね)。合格者も過去最多の5,839人。ちなみに最年少合格者は14歳!(俺の34年返せ)、最年長は81歳(素晴らしい向学精神です)。国が合格者を増やしているのは、少子高齢化、産業空洞化、コロナ禍によって日本経済回復が見込めない窮状において、中小企業自らの自助努力を付けさせようとしているからにほかなりません。それは一方、国による中小企業保護政策の縮小を意味しています(わたしたちサラリーマンはその事実に気づかなければいけません)。日本政府はアメリカ同様、大企業の国際競争力を維持することに精いっぱいなんです。保護しないと生き残れない中小企業を助ける余裕はなくなってきています。

 話を戻します。今回のもう一つの特徴としては、30代の受験者数が40代を上回ったことだと思います(初めてかも?)。診断士試験は従来、民間企業の中堅世代(40~50代)が受ける試験、と言われてきました。一定の社会人経験があるほうが有利とされていたからです。この結果は若い世代にも日本の経済に対する危機感が増えてきた表れだと思います。試験会場にも若い人の姿を多く感じましたし。護送船団方式で上司の言う通りに漠然と生きリーマン生活を終えた昭和世代を見て何か感じるものがあったのか、令和経済のあまりの視界不良ぶりに勉強でもせずにいられなかったのか、8郎には分かりませんが、学ぶことはとてもいいことだと思います。学びこそ次の針路を教えてくれると考えているからです。「根性で乗り切った」という勘違いが許された時代はとっくに終わっています。48歳8郎も若い人に負けていられません。

 また話を元に戻します(笑)。寄り道が多いおっさんの結果を科目別に振り返りましょう。前回も書いてますが、今回は公式記録を踏まえて記録に残します。下写真は後日、郵送で届いた科目合格のお知らせです。

①財務・会計 🌸 

 無事に科目合格しました! 合格率は22.4%と例年並み。自己採点ではジャスト60点だったので、マークミスがないようにと、正式発表まで心が落ち着きませんでした。全体合格より先にまずこの科目の合格を確認したくらいです(笑)。受験番号を確認してひと安心。「令和3年度中小企業支援科目合格者(財務会計)」という時限付きの国家資格も得ることができました。この資格にほとんど意味はありませんが、8郎が勤める会社のレベルなら、役員含め、すでに8郎より財務会計に詳しい人はいないと言えるスキルであることは間違いありません。簿記3級すら持っていないのに経理部に配属されるいい加減人事が社風ですから(どんだけ危機感がないのか)。

 

②企業経営理論 🌸

 科目合格しました! 合格率は34.7%と高かったですね。自己採点で70点だったので喜んでいたのですが、易化していたようです(笑)。一番の得点源なので来年も受けようかと考えていますが、この科目の勉強スタイルは読解が中心なので、目がめっちゃ疲れるんですよ! ただでさえここ一年ドライアイに悩まされているというのに。もうしばらく考えます。他2科目と2次対策に充てたほうがいいかも。。。

 

③運営管理 💀

 58点で科目合格ならず! 合格率は18.5%と多少難化していました。あと2点で科目合格と同時に全体合格を勝ち取ることができたのに・・・という悔しさもありますが、この合格率にしては頑張ったという思いもあります。58点は8郎の真の実力にしかすぎませんね。来年はちょっとでも易化してくれたら60点は行けると気持ちを切り替え、すぐ過去問に取り掛かります!🔥

 

④中小政策 💀

 50点で科目合格もちろんならず!  8郎が今年全体合格できなかった最大要因はこいつです! 合格率はなんと7.1%。難化を競った「経営情報システム」ですら10.6%でした。今年一番の爆弾科目だったことになります。しかし、不満を言ってもしょうがありません。3回も落ちた8郎は痛感しています。これが診断士1次試験の難しいところだと。

※ちなみにこの科目では一部の問題に誤りがあったため、2問(計5点)が全員加点という異例の事態になりました。しかし、同1問がまぐれで当たっていた8郎は3点だけが対象だったので合格点には至りませんでした。

 以上が「48歳、真夏の大冒険」の公式てんまつです。「ゴン攻め」したつもりが金メダルには届きませんでした~。改めて、疲れたっ。

 

 3度目の挑戦に敗れてつくづく思うことがあります。今さらと言われるのは承知ですが、やはり敵は手ごわい、ということです。敵というのは試験の難易度だけでなく受験生の層です。宅建や簿記2級のときとレベルが格段に違いますね。特に大手予備校のTAC生です。今回8郎がゴン攻め(何回使う?)したにも関わらず50点と惨敗に終わった爆弾科目「中小政策」で平均6割近くを取るなんて、一体どれくらい勉強しているのかと驚きに近いものがあります。あるネット情報では診断士試験の難易度について大学と比較し(さすがに東大や早慶クラスとまではいかないまでも)、偏差値60半ばのMARCHクラス(明治、青山学院、立教、中央、法政大学)と格付けしていました。実際に受験生もそのクラスの大卒が多いようです。国立最安易(偏差値50半ば)のR大に2浪で入学し、学費を稼ぐためのバイトに明け暮れたためにほぼ「可」で卒業した8郎では、スタート時点でかなりの差があったということです。その差を縮めるには3年でも足りなかったということですね。

 しかし、追い込まれたときに、一番やってはいけないことがあります。それは自分で自分を卑下することです。自分を励ましてあげられる、慰めてあげられるのは、自分しかいませんので。8郎の人生訓です。

 ということで、この結果も裏を返せば、貧しかったため塾にも通えず独学でR大に合格した南の島の低学歴ウチナンチュが、おじさんになって働きながら予備校にも通わず3年かけて本土の上流家庭育ちのMARCH組の背中が見えてきた、という証左でもある。と、自分で自分を褒めてあげようと思います(笑)。もちろん家事もやっています。来年の本番へのチケットをやっとつかんだんだと意識転換するしかありません。

 2次試験で核となる国語力🔥については、MARCHクラス相手にもひけをとらないという自負があります(いや、俺のほうが執念を持って何倍も書いてきた!はず)。1次はもちろん2次含む合格を目指して、再スタートを切ります。来年49歳になる南の島のミスワリンでなく、低学歴ウチナンチュおじさんの4度目の挑戦、応援のほど宜しくお願いいたします。

 1次試験に落ちた身とはいえ、勉強のメーンは2次に置かなければなりません。そう計画を立て直します。敗戦直後に掲げた思想・生活のリエンジニアリングの意識を忘れずに、4度目の挑戦の道を歩こうと思います。不安な毎日であるなら、毎日もがくしかない!

 

 リエンジニアリングの大きな課題の一つに、愛息10郎の学童野球とどう向き合うかという問題があります。土日のコーチ業です。部の会計係を務めるなど頑張っている妻とも相談しなければなりませんが、今年同様大幅に自粛することになりそうです(泣)。そうしないと来年の合格もきついので。。。これも早めに結論を出さなければなりませんなー。

 

 最後に今回1枚だけの写真をアップいたします。これは8月の試験最終日前日に愛息10郎がプレゼントしてくれたお守りです。プラスチック板をレンジで熱して凝縮するやつです。そこにはどこで覚えたのか「有言実行」と書かれていました。ちび助なりの応援だったのでしょう。情けないことに父ちゃんは三度目でも君の期待に応えることはできなかった。でも、あきらめない限り負けではないってことを君に伝えるために、4度目の挑戦を決めました。絶対受かると決めたからにはまた受ける、それこそが有言実行だと思ったからです。父ちゃん、あきらめないぞー! このお守りは来年も使わせてもらうよ。

 さて、これから、かの背水の策の解約手続きを取るので(ネットだから楽ちんのはず~。泣)、今日はこれにて。


ブレずに17年

2021年09月13日 | 夫婦

 今年で17回目となる8郎夫妻の結婚記念日を祝うべく、先日、愛息10郎を連れてホテルランチを食べてきました。久々のドライブで楽しかったです。もちろんコロナによる緊急事態宣言下なので、人の多いところには一切近づきませんでした。青い空ハイビスカスの写真を一枚。定番ですが、何度見ても心癒されます。

 出発前の自宅マンションからの光景。まだまだ沖縄は夏です!

 国道を北上中も力強い入道雲に出会いました。

 利用したのは読谷村の「残波岬ダイワロイヤルホテル」です。ロイヤルホテルとばかり思っていたら、いつの間にか本土大手企業に買収されていたようです。おっと、写真左下をご覧ください。妻と愛息10郎が記念撮影を待っています。

 せっかくだからと、宿泊客でもないのに記念板の前で記念撮影。あっという間に妻の背丈を超えた10郎の成長ぶりに感慨深いものがありました。

 レストランは最上階の13階。窓からは読谷村ののどかな光景が眺望できました。お分かりのようにプールには一組しか姿が見えませんでした。コロナのお陰で観光業界の打撃は計り知れません。8郎一家の散財が少しでも収益になれば。 

 オーシャンビュー。はるか向こうの島々は慶良間諸島。ダイビング行きたいなー!

 反対側の窓からは伊江島まで望むことができました。最高のロケーションですね。

 緊急事態宣言下ということで、料理を取るさいには手袋を装着しなければなりません。こんなの初めてです。広いレストランには数組しかお客がいませんでした。自然とソーシャルディスタンスとなりました。

 いざ実食!(古) リエンジニアリングの軸であるダイエットを誓った翌日に宣言を一時撤回します!(だめだこりゃ)。でも、うまそ~。

 せっかくなので、食べる前に海も入れながら記念撮影。手ブレしないようにフラッシュをたきました。妻いわく「昭和の写真みたい」(笑)。

 欲張りスイーツまで。やせる気あるのか!

 とても、おいしゅうございました。無病息災で来られた17年を家族3人で祝うことができました。

 ついでにと1階のショップも見学。お客さんだけでなく店員さんもほとんど見えません。多少散財しようと思いましたが、明らかに観光客価格だったので(当然)、庶民派サラリーマン一家の財布が開かれることはありませんでした。

 あらためてご紹介します。こちらが結婚17年で得た最高の宝物です。最近、生意気な口を聞くようになってきましたが、「お父さんお母さんと飯食いに行くかい」と聞くと必ず付いてくる、まだまだかわいい坊やです(笑)。親ばか御免。

 残波岬ロイヤルホテル、とてもいいホテルでした。観光客はもちろん、地元ウチナンチュにもぜひ利用してもらいたいですね。沖縄県内で少しでもお金を回しましょう! 脱「ザル経済」を心から願うウチナンチュおじさんです。

 帰路の途上にあった「セーラ苑公園」なる場所に移動。ここも貸し切り状態でした。10郎と二人、キャッチボールをしました。日ごろのタオルピッチングの成果か、体幹のブレも減って、いい球投げていましたよ!

 以上、17年目を祝ったドライブランチでした。

 

 さて、ステイホームで2カ月も野球部に参加できない10郎。家での素振りはタオルピッチングの何倍もの量をこなしています。メシと風呂以外の時間は常に手袋を装着しているほどで、素振りをしていないと落ち着かないようです(笑)。その努力に報いてあげようと、本人希望の木製バットを購入しました(約1万円)。もちろん素振り用です。大人用の84㌢900㌘。小学生にはかなり重いのですが、ブレないスイングを極めるためです(逆効果だという人もいますが早いうちに大人用を触らせておくのも教育だと考えています)。本人いわく「3日で自分のものにしてやるよ」と自信たっぷりでした。チバリヨー!

 振って、振って、どんな球もブレずに捉えるスイングを作り上げるんだ!(星8徹登場)。

 早くコロナが収まり、大会が再開するといいなぁ。地道な努力を続けてきた君ならきっと誰よりも迫力のあるフルスイングを見せてくれることでしょう! 生まれ島、沖縄の青い空に白球をばちみかせ~!

 

 ということで結婚生活も18年目に入ります。初心を忘れずに、ブレないように、自分をもっともっと追い込んで頑張ります! 今日はこれにて。

 


残暑のリエンジニアリング

2021年09月01日 | むぬかんげー

 2021年もあっという間に9月になりました。猛暑日が全国的に続いていますが、さすがにここ沖縄でも朝と夕は太陽の勢いが弱まっているのを感じます。

 3回目の惨敗に終わった中小企業診断士1次試験から10日が経ちました。未だに心の傷は癒えませんが、前を向けるようになってはいます。

 ということで、診断士試験の勉強で学んだ理論を自らに生かしてみようと、生活をリエンジニアリング(再設計)することにしました。いきなり、かみそうな長い外来語を使ってすいません(用語の詳細については下記※参照)。目的はもちろん来年の2次試験合格です。1日1日を限りなく効率的に使う、という思想がベースにあります。これまでもやってきたつもりですが、今回の敗戦を受け、全然足りなかったと反省しています。己への厳しさが足りなかったのです。

※「リエンジニアリング」とは(ネット辞書から引用)

 業務・組織・戦略をゼロから根本的に再構築すること。時代遅れになったルールを破棄し、企業競争力の回復を図ること。1980年代のアメリカ産業界における「行き過ぎた分業」への反省から生まれた。業績の悪い部分を削って業績の良い部門に経営資材を集中させる「リストラ」に対して、「リエンジニアリング」は、既存の業務の流れを根本的に見直し、必要な機能だけに絞って業務を徹底的に再設計する極めて劇的で大胆な経営改善手法。従来の部分的な改革では実現できなかった大きな飛躍ができるほか、無駄の徹底的な排除をもたらす。

 だそうです! 

 

【追記。長くなりますので飛ばしてもらって構いません】

 リエンジニアリングが必要な巷のとある会社もそうすべきですが、一切やりません(切り捨て分社化と人件費削減だけが目的の組織改編ばかりチマチマ繰り返しています。とはいえ、それに正面切って反対はできません。もはや金がないという事実には誰も勝てませんし、数年前から覚悟していたので)。それはともかく、昭和に置いてきたはずの売上信奉主義をこの期に及んで高らかに主張しはじめ、最後の貴重な資金をドバドバ大量投入する方針に驚きです。大金を使えば売り上げは一時的に上がるってことは小学生でも分かります。その売り上げは自分たちの財布に残っていたお金が移動しただけだからです。それが運よく戻ってきたら「成功だ」と喜びますか? コロナショックの前年度と比べて「最後の投資が成功して売上が伸びたぞ!これからも伸びるぞ!」と本気で言えますか? もう財布には一銭も残ってないので、結果、戻ってきたお金をまた出さざるを得ないのですよ。そして、間違いなく売上は落ちていきます。売上が下降しているのは売るポジションにある社員が悪いのでもなく〝時代の要請〟です。売上を下げてやろうと考えて働く人などいません。時代が〝不要〟としつつある商品を、中身をほとんど改善することなく、大金と現場の根性だけで売れるはずがありません。人口も減り(沖縄は微増)、所得格差が広がり(沖縄はひどい)、政府の保護政策、世の中のキャッシュフローも減っていく時代です。その厳しい競争の中で生き残るために必要なのは根性主義ではありません。〝わが身を分析し将来を考える力〟です。いっときの大金と現場の根性でどうにかしろと言いきる昭和の経営者では乗り切れません。

 残り銭を使い果たす覚悟なら、これからの厳しい時代に備えた己の体質改善に使うべきでした。それこそがリエンジニアリング(かみそう)の趣旨です。商品の大胆なリニューアル、それに伴う大胆な組織改編、そして早期退職制度等です(今年で〝2021年度中小企業支援科目合格者<企業経営理論>)〟という、あまり意味のない国家資格を得ることになる48歳に断言させてください(笑)。ちなみにこの資格、3年限定です(泣)。

 あくまで例えですが。巷の会社は、体格的にミドル級以下だと自己申告したベテランボクサーが、ヘビー級並みに筋肉を太くして重いパンチを打つ練習をし始めたようなものです(映画『ロッキー THE FINAL』か!)。「俺様たちもそうやってでかく強くなってきた。お前らも俺様のように頑張ればまだまだでっかくなれるぞ。チャンスは向こうからどんどんやってくる! おい!水は一滴も飲むんじゃねー、バカ野郎!」という昭和の熱血トレーナー(言い過ぎでしょうか)より、「あなたが向かうリングにその太い筋肉はほとんど意味を持ちません。そもそもあなたの体格にはアンバランスです。優位性を考えて階級を下げるために、まずは体を細く強靭にするための投資をしましょう。ラストチャンス、大切に使いましょう」と当たり前のことを冷静に分析する令和のトレーナーを8郎は信じます。

 でも、なぜ身の丈知らずで一過性でしかない売上信奉主義を掲げたのか、その真意は2,3年後に必ず正体を見せますが、それすらに気づいていない、巷のとある会社の社員たちに強い危機感を覚えます(その真意にいち早く気づいて忠犬を装ったごく少数の無責任ズルは出世します。彼らにも悲しくも哀れな犬レースが待っていますが)。これからがある若い世代を見て8郎世代以上に大変だな思います(若さは金以上の価値がありますけど!)。でも、昭和バブル世代と同じ価値観を持って働く若い人には共感はできませんね。根っこが同じなので。上を批判する能力も権利もない、ただ若い、だけの人です。残念ですが、いっぱいいますね。

 もう使い道は決まったそうなので、いまさら何を言っても駄目ですが。これで、あと2、3年は自らの財布から出した最後のお金がもたらす一過性の変化を巡り、さも自分の手柄だと主張するちょうちんダメ社員たちのパフォーマンス笑劇を見せられることになるでしょう。そして間違いなく売上は落ちていき、給料も待遇も下がっていきます。一方で、一過性の売上増が実現した場合、その笑劇の終幕として〝真意〟が本性を現すでしょう。オチがバレバレのくだらないエンディングだと考えています。

 さて、終わりが約10年前から始まっている巷の会社に関する庶民派サラリーマンのものかんげーは以上になります。それでも8郎は頑張ります!

【追記終】

 

 話を戻します! 

 8郎的リエンジニアリング(かみそう)のターゲットは、

 ①生活スタイル②勉強方法の2つになります。

 まずは①生活スタイルです。早寝早起き! と言いたいところですが、こればかりは断念しています。数年前に当ブログで「5時から男宣言」と題し、早起き生活への転換を高らかに謳いましたが、2週間ほどで元に戻しました(恥)。理由は自分に合わなかったからです。早起きは三文の得を信じたいのですが、リアルに言うと、早起きすると逆に仕事への悪影響が出るのですよ。説明が難しいのですが、仕事前に仕事以外のことをすると仕事への集中力が高まらない、また業務時間を必要以上に長く感じる(眠気につながる)、などのマイナス点です。体質的に朝が弱いこともあり、そういう意味で無理な努力はやめようと判断しました。なので、平日の勉強は夜に行います(あとは出退勤時間)。

 生活リエンジニアリングにおいて最も意識したいのは効率化です。生活のすべての部分で、無駄な時間を最大限に省くつもりです。朝の新聞も見出しチェックにとどめます(そう大したこと載ってないので)、通勤バスでは居眠りをせずに参考書を読みます。帰宅後の家事も手早く片付け、テレビはほとんど見ないようにします。筋トレは逆に増やします(疲れが取れ、脳に酸素が行くので)。メシとシャワー以外、寝るまでの時間をすべて勉強に費やそうと思います(小説も読みません。Youtubeも・・・あんまり見ません!)。もちろん、これまでもそうやってきつもりでしたが、その密度を高めるのです。将来への不安をエネルギーに、頑張ります!

 ところで生活改善には、個人的に最大の阻害要因があります。それはズバリ「頭痛」です。これまでにも何度か書いていますが、8郎は生来の副鼻腔が原因と思われる頭痛が、ここ数年ひどさを増しているのです。年齢による血管の硬化などが要因ではないかと考えています。これが更年期障害?と思ったりもします。朝弱いのもそれが原因でしょう。これをどう改善するかもリアルな課題です。克服はともかく少なくとも改善しなければ、リエンジニアリングもうまく行かないでしょう。

 とはいえ、医者でも改善できないことを一体どうするか・・・。

 とりあえず健康体になるよう努力します(笑)。食事は野菜を多く炭水化物を控えめに、を意識します。血液が少しでもサラサラに流れれば、今よりは多少なにかが改善するのではないかと期待して。体重も70㌔台半ばを目指して余計なものを口に入れないようにします。1次試験勉強時はストレス緩和のために甘いもの食べまくっていましたが(おかげで数年ぶりの84㌔台に)、これも再び制限をかけます。週に2回としていた自宅マンション8階までの階段上りも、なるべく毎日行います。エレベーターに乗っている時間は自分になんのベネフィット(利益)ももたらさないのだ! といい聞かせて・・・(来週、普通に毎日乗っていそう。このおっさん)。

  ブログの更新だけは、頻度は下がりますが続けようと思います。庶民派サラリーマン8郎の凡人伝でもありますので。

 

 ところで最近よく思うことがあります。20代のころは(独身ということもあって)、もっと時間を大切にし、ハングリーに一瞬一瞬を大切に生きていたなぁ。だのに、いつの間にこう緊張感のない生き方になってしまっているんだろう、と。反省しきりです。時とともに自分の思考も経年劣化しつつあるのだと危機感が募ります。緊張感のなさがもたらす悪影響は自分の人生だけではありません。子に伝染させるのが一番の罪だと思っています。このままじゃいかん! それがリエンジニアリングの理由です。 

 

 ②勉強方法については、2次試験を中心としたスタイルにシフトします。今年3回目の不合格となった1次試験については(5科目は科目合格しているので)、残り2科目となる来年はまず突破できるだろうと考えています。今年に目を戻すと11月の2次試験の受験資格は8郎にはないですが、受けるつもりで勉強を始めます。試験終了後にネットで問題用紙を入手し、自宅で挑戦してみようという計画です。全く通用せず、ショックを受けるでしょうが、それがあえての目的です。

 その2次試験が終われば、1次科目も復活させて並行します。もちろん今年科目合格できなかった、主要3科目の一つ「運営管理」が軸です。今年不合格の最大原因であり暗記科目である「中小政策」は年度内は触りません。予備校のデータからすると来年は易化するはず(笑)なので、来年の大型連休当たりから着手する予定としました。

 ところで、今年合格した「財務会計」は来年も受けようかなと考えています(制度上可能です)。理由は、来年こそ70点以上を取って得点源にしたいと考えているのです。また、時間とプライドを一番賭けてきた科目なので、いくら合格したとはいえギリギリ60点では悔しいという個人的な感情もあります(笑)。となると、一番得意な「企業経営」も受けちゃおうか・・・などと計画が膨らんでいます(笑)。どうせ同じ1万3千円払うんだし! もうちょっと考えます。

 

 1次試験の不合格がほぼ判明した翌日、2次試験用の参考書をアマゾンで購入しました(左2冊は昨年購入)。どれも分厚いですが、中でも『全知識』というテキストに注目しています。youtuber講師がおススメしていたからです。時間が空いてるときは常に開き、頭にインプットするつもりです。バス通勤にも必携するようにします。重いけど「重いからこそ持っていく意味があるんだ」と言い聞かせ、頑張ります(星8徹登場)。

 下写真は5色の蛍光ペンです。と言っても、8郎が蛍光ペン画家になったわけではありません(そんな画家いる?)。2次試験で多くの受験生が使っているアイテムなので、8郎もそろえました。限りある試験時間で難解な長文を効率的に読み込むために、重要なカ所に色付け・色分けするためのマストアイテムのようです。 

 記録を見ると、3月にスタートした2次試験勉強については5月までに約90時間(5カ年分1回転)費やしています。その時間を1次に当てていれば1次には合格したかも、と考えると時間配分をミスったようにも見えます(結果論ですが)。しかし、2次合格がゴールだという長い目で見ると一緒なんです。2次試験に関してすでに現時点で90時間しているというのは非常に心強いからです。 

 広範囲で膨大な知識の詰め込みである1次試験に比べ、読解力と書く力を求められる2次試験(難易度はこっちが高し)のほうが自分に向いていると信じ、プラス志向で頑張ります。試験としては人生初の4度目の挑戦(泣)となりますが、ブログチェッカーの皆さんには長い目で応援してもらえると嬉しいです。

 

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 さて、試験前になかなか報告できなかった8郎家の報告を最後に。

 コロナによるステイホームの夏休みを独りぼっちで頑張っている愛息10郎。感想文の宿題が待っていました。テーマは漫画でもいいということで横山光輝大先生の傑作『三国志』を選択! 絵は得意だが作文は苦手だと主張する愛息に、父から基本を伝授しました。いきなり作文用紙に書き始めるのではなく、まずは本を読んで感動した要素をメモに取るように教えました。最初の頭づくり、全体のイメージづくりがとても大事だからです。10郎は不満げに聞いていましたが、あとから見てみると、一応メモっていました。あまりにも紋切り型なので笑ってしまいましたが(笑)。完成作が楽しみです。

 9月に入り、学校も再開かなと期待していたら、今日の発表でリモート授業が1週間延びました(泣)。まぁ、コロナの現況では仕方ないですよね。10郎、一人切りのステイホーム、あと少しだけ頑張ろうぜ。

 

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 さて、48歳にして挑む生活のリエンジニアリング。功を奏するかどうかは自分次第です。視界不良の50代の世界を前に、やれることはすべてやっておかなくてはなりません。一日一日を緊張感をもって過ごしたいと思います。

 リエンジニアリングとリストラクチャーの違いをもう一回確認するので、今日はこれにて(一回で覚えろ)。