沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

モジ男のご褒美は与那国

2014年11月28日 | ダイビング

 来月初旬の金武キャンプ第2弾に向けて、豊崎のロゴスに行ってきました。見ているだけで楽しくなるような品揃えでした。しかし、特に何も買わず。隣のとみとんで10郎を遊ばせました。相変わらず変身ポーズにいそしむ10郎です。

 豊崎では風に吹かれながら3人でドーナツを食べました。おいしかったねー。

 もちのもちろんですが、8郎はそのあと出勤でしたぁ。

 

 さて、話は変わって。

 

 わたくし8郎、このたび、わがダイビング人生に残る決断をしました。それは「与那国のハンマーヘッドシャークに再挑戦する」ことです! そうです、2007年2月に挑戦しつつも、はかなくも惨敗した(つまり1匹も現れなかった)、沖縄ダイビング界究極ともいえるスポットに、いわばリベンジするのです。オンシーズ真っ盛りの来年1月後半で2泊3日のホテルパックを予約しました(宿泊先を変更しようか迷っていますが)。

 もちろん、ハンマーヘッドシャークは、人間がどう頑張ったところで、現れるわけではありません。前回07年も、「一週間滞在しているけど一本も見てない」と不満げなお金持ち観光客もいました。さらに、気象ニュースによると今年は暖冬なので、海水温が低くならないとやってこないハンマーだけに、可能性としては「見れない」と考えるほうが現実的です。でも、そんな問題ではないのですよ。行くからには「絶対現れる」と信じるしかないのですよ 今回は2日で計5本予定しているのですが、ショップには「ハンマーオンリー」と希望しています。見ることができるまで海底遺跡は捨てるつもりですっ。

 下写真は07年に使用して以来、ほとんど使っていないフードベスト。試着してみるとかなり狭いので(汗)、ボールや布団をつっこんで無理やり生地を伸ばしているところです。まるでとんねるずのモジ男、もしくはホラー映画「スクリーム」のようですね。しかしこれがないと、水温20度の渡難の海は潜れません。のびろよ、のびろ~♪

 でもこれって正しいやり方でしょうか?

 なぜ、そんなことを急に思い立ったかというと、我ながらはっきりとは分かりませんが、おそらく次の3点です。

 

 第一の理由として、 

 ①今年アドバンスを取得したので、そのスキルアップに相当するグレードのスポットで潜りたい。

  (前回07年当時はまだ経験10本程度。「与那国来るなら最低100本潜ってないと」とうそぶく金持ち観光客たちに囲まれ鼻血を出しながら頑張ったものの、高波と激流をコントロールすることができず。ハンマーは姿すら見せず、激流の「海底遺跡」では満足な写真が撮れませんでした。7年のときを経た自分の成長を確かめたい、っていう~) 

 

 次に現実的な理由として、

 ②来春の人事異動を想定すると、平日に休みが取れる現在の部署から出る可能性が高い。

  (つまり、異動後はダイバーがわんさかする級祭日にしかダイビングできなくなる。となると基本的に人ごみが嫌いな8郎は一気に海から足が遠のきそう)

 

 そして、一番大きな理由と思われるのが、②とも関連して、

 ③現部署で働いた9年間余。自分で自分にご褒美を上げたい。

 特別職ともいえる現部署で、自分なりに周囲に負けずにやってきたつもりなので、自分の頭とハートと体を誉めてあげたいのですよ。頑張ったなぁ、貧乏育ちの41歳、俺、的な(笑)。実際に笑われるかもしれませんが、これは自分にしか分からない心境です。

 

 8郎の思いを妻も了承してくれました。総額8万程度の出費(!)になりそうですが、ありがとうー。

 年始の高額な出費だけに、8郎も気合を入れます。まずは当日までの2ヶ月で体重を70㌔台に戻します!目標79.8㌔とすれば、現在(2014年11月29日午前5時軽量)83,9㌔なので(泣)、約㌔落とさなければなりません!暴飲暴食が恒例の年末年始を挟むのもあり、不可能に近いのですが(もう言っちゃった)、あえて宣言して自分に首かせを課します。そうしないとあのフードベストはきついっす。これは運動どうのこうのより、かなりの食事制限をしなければ無理ですなーーーーー。

 苦行を与那国リベンジの糧として頑張ります。

 待ってろよ、ハンマーヘッドシャーク!!! (大群で来てね

 【後記】万一、同行したいという方がいらっしゃれば早めにご連絡ください。いないとは思いますが(笑)


日米野球で夢膨らむ

2014年11月21日 | 草野球

 11月20日に那覇市のセルラースタジアムで行われた日米野球(親善試合)を家族3人で観戦してきましたので、ご報告いたします。

会場にはバスで向かいました。8郎が出勤に使っているバスです。4歳の10郎は無料。幸先のいい特典でした。

 会場に着くと、すでに多くの人が行列をなしていました。気分を盛り上げる看板前で記念撮影。日米のオールスターズよ、めんそ~れ~。

 スタジアムに入ってみるとやはり超満員です(主催者発表役1万8千人)。8郎は早速ビールを購入。10郎もNIKONの双眼鏡を手に、プレーボールを待ちきれない状態です。

 さあ、選手入場です。まずはメジャーリーグ軍団。当初参加予定だった最強バッター、プホルスがいないのと、元ヤンキース4番のカノが負傷欠場、そして壮行試合には出ていたキューバの怪物プイグがこの試合を欠場したのは残念ですが、世界最高リーグの優れた選手たちであることには変わりありません。平均身長188センチというメジャーリーガーのなかで、168㌢ながら首位打者&盗塁王に輝いたアルトゥーベは本当にすごいと思います。実際に小さかったです(列左から3人目)。

 そして、我らが侍JAPAN。大谷藤浪はやはりでかくてかっこいい!(左端のマエケンが小さく見えますね)。 最近、スター性がなくなりつつあるプロ野球選手ですが、この二人は間違いなく、長島・王、野茂、イチロー、松井に並ぶスーパースターになるでしょう(藤浪はまだ荒削りなところが垣間見えますが)。10郎よ、この国を代表する野球の精鋭の姿をしかと目に焼き付けておけ。

※画像が粗いですが200㍉望遠レンズのためこれが精一杯。ご容赦を。

 いざ、プレーボール!

 ところが試合はHRが一発しか出ず(米の4番ロンゴリアだけ)、期待していた大花火合戦とはいきませんでした。肝心の侍4番中田はなんとノーヒット。チャンスで三振、ポップフライを繰り返す始末。失礼を承知でいうと、外見だけでなく器までもが、悪いときの清原に似てきているような気がして残念な感じです。

  試合内容はともかく、娯楽としては楽しませてくれました。試合の途中では何度もウェーブが発生。3人も参加(10郎はついていけてないかな)。

 イニングの間には、マスコットと3塁審がギャグのかけあいで盛り上げます。これぞメジャー。7回には、「Take Me BallPark」を会場で合唱。野球の母国の文化も堪能しました。

 結局試合は、ソフトバンク今宮の攻守にわたる活躍と、広島の丸、ソフト・柳田のタイムリーなどで、めでたく日本が6-4で勝利。ヒーローインタビューには丸が選ばれました。試合終了後、ベンチから出てきた選手たちがボールを観客席に投げるサービスに野球少年たちの目が輝いていました。いや、大人だってそうでしたね。 

 「ここにもボールが飛んでくるかもしれないよ」というと、10郎は「これで打つ」とこの表情。めっちゃ気合入りまくりっす。ていうかその顔はゴジラのマネだな(笑)。

 最後は家族3人で記念撮影。いい思い出になりました。試合終盤から「だんだん面白くなくなってきた」とぼやいていた10郎ですが、とーとーが肩車するとまたおおはしゃぎ。いつまで肩に乗せられるかなー。

 8郎と10郎初のプロ野球公式戦観戦が、ここ沖縄発開催の日米野球という記念日。家族3人、一生忘れない一日となりました。10郎がこれで野球に目覚めてくれたらなー。豪華な試合観戦で、とーとーの夢もいっそう膨らんだとさ。


「異動」と「お金」に挑戦

2014年11月16日 | お仕事

 2014年ももう11月半ば。ここ沖縄では、米軍普天間飛行場の返還問題が最大争点といわれる県知事戦を今日(16日)に控え、各メディアはいろめきたっています。でも、多くの県民の関心はどうなんでしょうか。多様な問題を抱える島でありがなら、基地問題ばっかりに焦点が当たっている気がして、なかなか政治に興味が持てない8郎です。誰が勝つか、ということと同時に投票率も気になりますね。

 さて、そんな世知辛い世の中ですが、41歳の8郎、2015年に向けて新たな挑戦です。二つあります。一つは、2年ぶりに人事異動希望を出したということ。現在の職場について(そもそも人事権者のしょうもない保身的理由からなされたものであるのですが)、8郎としては2年間弱、自分なりに全うしてきたという満足感と、3年目以降はいたくないという危機感があるからです(笑)。希望先は、簿記2級の資格が最大限に生かせるところにしました。叶うかどうかは、半々というところですが、会社に対し自分なりの意思表示をしたつもりです。

 もう一つは、簿記2級に続く資格試験、ファイナンシャル・プランナー3級への挑戦です。難易度も知名度も低いのですが、自分に足りない「お金」に対する知識を得るために必要最小限の資格と判断しました。銀行でパートで働く妻も、8郎と職場の勧めで受験することに! 夫婦で頑張ります。もう一週間ほど勉強しているのですが、早速得るものがありました。それは住宅を建てるための有名なローン「フラット35」の支払い最終年が80歳であること、です。つまり8郎がそれを利用するには、あと3年がリミットということなんです!(もし借りれたとしても80歳までローンに追われたくないわいっ)。そういうことにも気付かせてくれるいい機会です。来年1月25日に向けて頑張ります。

 先日、家族3人、浦添大公園で遊んできました。大規模な遊具施設で有名なところです。8郎はいつもの通り、夕方から出勤なのですが久々に10郎とのふれあいを楽しみました。

 下写真は、複雑な構造のアスレチックで、いったん道に迷いながらも一人で通路を見つけ出し、はしごを上って、父母のもとへ帰ってきた10郎です。とーとーはプチ感動したぞ。

 公園名物の超ロングすべり台です。父母ともに満喫。8郎は2日間、ケツが痛かったっす(泣)。かーかーは全身筋肉痛だったとか。8郎より運動不足ですな。

 お昼ごはんは展望台でマック。メタボ親父8郎は新メニューのトンカツバーガーにしましたが、これは大失敗(笑)。中国産チキンで経営難にあるマクドナルドをさらに苦境へと追い詰めるでしょう…。冗談ですが。

 さて、12月の頭に、またしても金武町でキャンプをすることになりました! 風に悩まされた前回ながらも、夜釣りでチリリンと鈴がなったときの10郎の興奮した顔が忘れられなくて再決行を決断したのです(本当は父が一番興奮していたかも)。無事、決行できたらまたご報告いたします。楽しみぃー。


風と戦うキャンプ@金武

2014年11月05日 | キャンプ、車中泊

 今年初のキャンプを、初の金武町ネイチャーみらい館で楽しんできました。早速ご報告いたします。写真が多いので長文になります。

 愛車エクストレイルのトランクいっぱいに荷物を載せ、午前10時半に自宅を出発。目的地へ向かう途中でランチを済まそうと、ネットで探したカフェへ足を運びました。同じく金武町の屋嘉にある「くばま」です。金武湾に面したところにあり、景観が売りのようです。確かに美しい海が目の前に広がっていました。

 店内もきれいでオシャレな感じです。ロフトには大型スピーカが置かれていて、BGMがなかなかの音量で流れていました。8郎には許容範囲でしたが、うるさいと思う人もいるはず。机上にかわいいミント?の花瓶が置かれていたので、撮影。沖縄の秋が伝わるでしょうか。

 FOODはパスタがメーンのようだったので、2人とも注文。お味はまあまあというところですね。基本は、コーヒー飲んでゆっくりするところみたいです。

 腹を満たして、いざ、ネイチャーみらい館へ。

 チェックイン時間の正午すぎに到着。受付ではぽっちゃり型の愛想のいいお姉さんが対応してくれました。希望のテント区域が叶わなかったことを問うと、「3連休でほぼ満席なんです。すいません」とのこと。過去2回ともひとけのないキャンプだったので、今回はにぎやかでいいかなーと気を取り直し。ちなみに、「木炭を買いたい」と告げると、「となりに売店があるのでそこで」とのこと。売店に移動し、木炭を買おうと呼び鈴を押すと、先ほどのぽっちゃり姉さんが出てきたので、思わず笑ってしまいました。

 さあ、テント設営を急ぎます。過去2回の反省を生かし10郎と遊ぶ時間をつくらねば! しかし、台風20号の影響で風が強く、タープは2回ほど途中で崩れる始末。寝不足もあり、イライラしましたが、かーかーと力を合わせ、3時間かけて何とか設営完了です。自前のタープと同じメーカー(ロゴス)のテントだったので、デザイン的にはマッチしていますね。相変わらずタープがたるんでいますが、前回よりははるかに完成度が高まっています(笑)。

 過去2回と違い、周りにもキャンパーがいてにぎやかでした。

 設営後にバタンキューしたかーかーを置いて、10郎と二人、施設内の遊具施設へ。10郎の有り余った体力を発散させます。

 30分ほど遊ぶと、小腹がすいたので、受け付けの近くにあるパーラーでアイスを食べることに。しかし、ログタイプのおしゃれなパーラーに売り子さん姿が見えません。よく見ると窓口に「御用の方はこのチャイムを」とあるではありませんか。まさか、と思いつつ、押してみると、受付の方角から、あのぽっちゃり姉さんが走ってくるではありませんか(笑)。働き者です! ぽっちゃり姉さんが入れてくれた黒蜜アイスを二人で満喫しました。

 いったんテントへ戻ることに。写真右の小さな背中は、30分ぶりに母に会いたくて走る10郎です。その走り、昨日の運動会で見せてほしかった…。

 しかし、川岸で釣りをして遊ぶ兄弟をみるや、10郎は川岸へ方向転換。木の枝を見つけては何かもぞもぞと細工をしてはじめました。確認すると、な、な、なんと、枝に細い木の皮のようなものを巻きつけ、釣竿をつくっているではありませんか!! 「10郎もこれで釣りする」と。すごいなー、君は! 確かに家では、プラスチックのバットに紐をくくりつける遊びを何度も繰り返していたね。子供の日常的な遊びをなめたらいかんと痛感しました。 

 カヌーで遊ぶ人たちも。10郎、いつか乗りたいねー。

 テントへ帰ると、かーかーは「頭痛がする」とのこと(悲)。薬を飲ませ、10郎と二人、今度は近くの漁港散歩へ。釣りをしている人も多かったですね。海風が気持ちよかったっす。イカの断末魔的な墨が残る防波堤で、ポーズをとる10郎。ウルトラマンに出てくる悪役ベリアルのまねだとか。

 父子二人、釣りをしたくなったので、テント裏の川岸でとーとーの竿をセッティングすることに。こんな近くでできるなんてこのキャンプのいいところです。釣具屋による時間がなかったので、えさは魚肉ソーセージだけ。鈴とケミホタルを付け、長期戦に備えます。こんな安易な仕掛けで簡単につれるとは思いませんが、鈴の音がなるのを待つだけでも楽しみ~。

 夕方になるとかーかーも復活したので、早速BBQにとりかかることに。しかし、風が強くてチャッカマンがなかなか点火せず(点火すらしないならお前の存在価値はなんだばー)、丸1時間をむだに。8郎の右手は腱鞘炎寸前です(泣)。苦肉の策として、子鍋に入れた複数の着火材をテント内でライターにより火をつけ、燃え尽きないうちにグリル内に移すという荒業に。それが何とか成功し、やっと木炭が赤くなりました。さあ、火が消えないうちに急げー。

 なんとか、フィニッシュの焼きそばまで遠赤外線は続き、3人でたらふくいただくことができました。しかし、まさか火を付けることがこんなにも大変だとはっ。風おそるべし。勉強になりました。

 食後、まどろんでいると、暗い川の方からチリリン♪と待ちに待った音色が! 10郎と二人、懐中電灯をもって駆けつけました。竿先のケミホタルも揺れています。急いでリールを巻きました。暗闇から現れたのは、ガーラでもチンでもなく、フグ(悲)。釣果には残念でしたが、10郎とドキドキワクワクを共有した瞬間は楽しいものでした。ありがとう、フグ君。感謝の念をこめて、川に投げ返してやリました。しかし、干潮になっていたのを知らず、水に落ちるボチャッではなく、地面に落ちるボタッという音が聞こえたのは気のせいでしょうか。気になって暗い川面をのぞいてみたら、微動だにしない白い腹のようなものが見えたのは気のせいでしょうか…。

 ※22時過ぎには、またもやチリリン♪。たぐってみると小さなヤマトビーでした。ついでに小枝も巻き込み、糸がからまったため、あえなく納竿となりました。 

 かーかーと10郎がトイレに行っている間に、8郎は一人晩酌。コンビニで買った国産ウイスキー「山崎」です。何でもNHKの朝ドラ効果で、売り上げも倍増だとか。確かにうまい。ビールのように満腹感に襲われることもなく、これにして本当によかった!

 夜がふけるにつれ、風は強まる一方。1年前の伊平屋キャンプを思い出させます(涙)。かーかーと相談の上、タープは外しておくことに。テントは、自前のロゴスの強力ペグ(下写真)を追加で打ち込んで、設営を強化しました。

 風はやんだと思ったら、突然叩くような強風を打ち付けたりの繰り返し。8郎と妻は安眠できませんでしたねー。伊平屋に比べると、温度が低かったので、まだよかったのですが。 

 朝起きて確認すると、2本打ち付けたペグは微動だにしていなかったので、多少、感激です。この青いやつらがいなければ、8郎家のキャンプは大変なことになっていかもしれません。

 10郎だけが爆睡していました。どこでも眠れるというのは大事な才能だよ。どんなときでも朝はまた来て、一日が始まるのだからね。しっかり寝てないと闘えないぞ。父と母は疲れが全然抜けませんでしたよ。

 テントから出ると午前7時すぎの朝日。やっぱりキャンプで見る朝日は格別だ! 来てよかったと痛感するSCENEでした。 

 以上、8郎一家、キャンプ第3弾のご報告でした。いろいろ苦労しましたが、キャンプなりの充実感はほかのレジャーでは味わえません。家族の絆が強まるのを感じます。また、自前のテントもいっそう欲しくなりました。第4弾は、来年のうりずんの季節に、まだ利用したことのない東村の「つつじエコパーク」を想定しているのですが、今回のネイチャーみらい館が予想以上に快適だったため、もう一度ここを利用するかもしれません。「つつじ」は山の中なので釣りができないのもありますし…。とにもかくにも、こうやって計画を立てることからキャンプの楽しみは始まっているのかもしれませんね。


優しく走る運動会

2014年11月04日 | 10郎

 11月に入り涼しくなったと思ったら、台風20号が発生しましたね。沖縄に影響はなさげです。

 10郎の秋の運動会に参加してきたのでご報告を。

 朝8時半集合。名護からじいじばあばも来てくれました。愛されてるね、君は!入場前の整列で家族の姿を探す10郎です。お~い、心配するな。とーとーたちはお前しか見てないよー。

 どれだけ時代が変わろうとも運動会のメーンはかけっこです。保育園時にかけっこ1位だったとーとーから口酸っぱく「勝つためにはスタートダッシュが大事だ」と言われ、前かがみに構え、重心を前にするスタートの形を教わりました。「スピードをあげるためには腕を早く振るんだ」とも教わり、寝床の中で何度も高速ダッシュの練習をしてきました(立ってしろ)。父子鷹で1位を目指すのです。しかし、気になったの4人制コースの割り振りで10郎以外みな女の子だったということです。何か意味があるのだろうか…。

 かけっこの前に余興がありました。なんとか体操です。楽しげです。わが子の笑顔を見ると本当に落ち着きますね。

 移動の間に見せる10郎の走る姿は意外に絵になっており、「これなら1位は間違いない。しかも相手はみな女の子だし」と父8郎も安堵。

 そして練習を重ねてきたエイサーです。しかし、なぜか入場前にバチで火起こしの練習をする10郎。かーかーいわくアニメドラえもんの影響とのこと。(もしかして翌日に決行するキャンプの準備か?)

 演技はとーとーたちが座る目の前でした(喜)。10郎は多少緊張していたのか表情は固いまま(笑)。でも練習の成果を見せてくれました。

 お弁当タイムでは、かーかーとばあばが作ってくれた弁当を食べました。最近の新しい友達ARATA君からお菓子をもらったね。友達はいっぱいつくりなさいよ。

 そして後半戦。いざ、かけっこです。とーとーが口酸っぱく教えた、前かがみのスタートダッシュの形ができるでしょうか。10郎は写真中央。

 おおっ~と、これはウルトラマンセブンの「エメリウム光線」ではないですか!! おかげで両手は上に上がり、重心は真ん中のままです(笑)。両隣の女の子たちのほうが気合が入っているわい。

 パン! 号砲と同時に女の子3人が勢いよく飛び出しました。思い切り振るはずの両手が頭上だった10郎はもどかしいスタート。いきなり最下位です(驚)。

 そして、第一コーナーは恥ずかしいのかニヤニヤしながら走ります。目の前の女の子を抜こうと思えば抜けそうなのですが、女の子に遠慮してか、中途半端に後に付いたまま。そしてそのまま最終コーナーに!

 何と2位の女の子に笑顔で振り向かれる屈辱です。(注)1位の女の子はとっくにカメラのフレームから外れています。

 がんばれ~。少なくとも一人は抜かして最下位を免れろっ。親たちの応援もマックスに。それに呼応したのか家族を探す目線の10郎です。レースに集中せんかいっ。

 10郎もついに「このままでは女の子相手にびりっけつになる」という悲しい現実に気付いたのか(遅いわい)、表情が引きつり始めました。ラストスパートをかけるものの時すでに遅し。家族の姿を無視するかのように、目の前をすたこらさっさと駆け抜けていきました。

 結果はもちろん堂々の最下位。腰が砕けたかのような後姿がわが息子ながら悲しいっす。(注)1位の女の子はとっくに列に戻っていました。

 愛息の背中から、なんとなく分かりました。なぜ10郎だけが女の子の組みに入れられたのか…。それはいつもウルトラマンポーズなどでふざけているからだけでなく、競争にガツガツしてない性格から女の子と組ませたほうがちょうどいいと先生方が判断したからではないかと。実際に聞いたわけではないですが、当たらずといえども遠からずかと。なぜなら、気性の荒い男の子たちは同じ組で激しいレースを繰り広げていたからです(笑)。

 おい、10郎、来年はあの男達に混ざって、ぶつかりあいながら、1位を目指して走るんだぞ!byカール・ルイスと呼ばれた男。

 とにもかくにも以上、愛息の成長と優しい心を楽しんだ運動会でした。