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そこまでやらないといけないの?

今から数年前、大手塾のカリキュラムがすべて早まって、5年生でいったん全てが終わるようになったとき、ある塾の先生がこんなことを言っておられました。

「受験業界は、目的が競争に勝つことだから、回りよりも少しで早い、少しでも多い、というような競争に陥りやすい。しかし、それで大変になるのは子どもたちで、しかもお父さん、お母さんも別に対抗する手段がないとすると、これは本当に困ったことですねえ。」

で、そこから数年経って思ったとおり、「しんどい思いをする子どもたち」がたくさん出てきているようです。早くから塾に行き、速いペースで勉強し、いつの間にか自信ややる気を失っている。

確かにそれについてこれる子どもたちもいるでしょう。そしてその子たちを選抜することが塾にとって意味のあることかもしれませんが、しかし、そのために「しんどい思いをする子どもたち」が増えていくのは、決して良いことではない。

これは中学受験が塾中心になることも一つの要因でしょう。あまりに小学校の内容からかけ離れている分、塾で特殊な勉強をしないと入試に合格しない。

ただ小学校の勉強をしただけで、合格できる私立中学はほとんどないに等しいのが現状だからです。

だから、「そこまでやらないといけないの?」という思いがあるものの、塾に通わせている方が多いのではないでしょうか。

一方で、早くからその矛盾に気づいて、親子で勉強を進めていたご家庭もあります。

本当にそれは少数だけれど、経験した方の話を聞くと、家族旅行も行けて、夜遅くまで塾に通うこともなく、割と余裕をもって志望校に合格している事実があるわけです。

その分、確かにお父さん、お母さんが研究して、教材を見つけて、いっしょに勉強はしているわけですが、でもそれでもやれていることは事実だから、つまり、そういう道はあるということなのです。

そういう道筋のひとつとして、フリーダムを始めたので、これでも十分やれる、と思っていただけるようにしたいと思っています。


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