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模擬試験のやり直し

模擬試験は、本人がそれなりにパワーをかけて解いた問題ですから、さらに勉強の材料として使えば効果がさらにアップします。

まず「間違った問題」をやり直す。

できた問題はもう良いのです。なぜ間違えたのかを分析する必要があります。例えば算数についていえば大別すると、

1ミスをしたり、問題を読み違えたりしてできなかった。
2 手に余る問題だった。

ということになる。もし1であれば、それを防ぐにはどうすればいいか、具体的な方法を考える必要があるでしょう。

では2ではやることはないか、といえばそんなことはありません。この問題ができるためには何が必要だったのか、ということを一度は考えてみてほしいのです。

それが案外ちょっとした特訓で解決する場合もあるでしょう。本人が何か大きな思い違いをしている場合もあるかもしれません。

したがって、そこを検討する必要があるのです。

知識の問題でも同じです。問題の読み違いや勘違いで知っている問題ができなかったのか、それとも覚えていないのか。

知っていてできなかった問題は、それがわかっただけで解決、でしょう。何を勘違いしたのかわかったのだから、次は間違えない。

しかし、覚えていないということであるならば、やはりしっかりやり直す必要はあります。

偏差値や合格可能性が気になるところでしょうが、それを眺めていても何も変わりません。今手が打てることはどんなことなのか、具体的に考えて変えていきましょう。


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過去問は何年分、何回やればいいか。

過去問を買ってくると、学校によって収録されている年度がマチマチであるかもしれません。

多くの場合は10年分でしょうが、複数回入試があるところは、それを全部まとめて3年分とか5年分とかにしている本もあるでしょう。出版社によっていろいろあるかとは思うのですが、過去問をやる以上、解説が詳しくないと勉強しずらいので、まずは解説の詳しいものを選んでください。そこに載っている問題をやる、というので良いと思います。

もちろんさらに過年度のものをやってもそれなりにプラスにはなりますが、統計データを古くなることもあるので、まあ、10年分やっていれば十分だし、むしろ手元にあるその過去問集の問題だけ、やればいいと考えてください。

塾にはきっと過去の問題もおいてあるかとは思うのですが、それを追いかけても切りがないでしょうから。

次に回数ですが、同じ問題を複数回やる意味があるか?と問われれば、それはやはりある、と答えます。なぜなら、実際にやってもらって満点は取れないから、です。

同じ問題をやって満点がとれない、というのは当然のことながら十分にまだわかっていない、ということであり、一度やった問題を完全にできるようにする、というのは最も大事なことだと思うのです。では何回やればいいか、という話になるわけですが、まあ、一般的には3回まででしょう。

大方見ていると3回目はそこそこ合格点を突破するので、それなりにまあ気持ちに余裕は出るでしょう。ただ全部の学校、持っている問題を3回やる必要があるか?と言われれば、そんなに時間がないからやらなくてもいい、と思います。

普通、多くの子どもたちは6校ぐらい受けるので、4教科とすると4教科×6校×10年×3回=720教科、ということになって、残り100日前後で考えると毎日7教科近くやらないと終わりません・・・。

だから、志望順によっては1回しかやらない、という学校が出ることだってあるわけで、もちろんそれでかまわない。

大事なことは、答え合わせをていねいにやる、ということであって、たくさんの問題を解くことではありません。

一度問題を解けば、わからない問題を復習すべきだし、覚えていない知識はやはりまとめて覚える工夫をした方が良いわけで、そういうことをやっていけば、時間は自ずと限られる。

入試前、やれるところまでやれば良いのです。

やり残しを苦にしないように、慌ててやろうとしないように、注意してください。


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なぜ負担が増え続けるのか

今は少子化ですし、中学受験人口も多くはありません。先日マスコミの人と話をしたのですが、

「難しい学校とそうでない学校の差が大きくなっているそうですね」

という話でした。実際に入試問題を見ていてもそう思うし、学校の先生の話を聞いてもそうでしょう。

全体の難度が下がっているわけだから、本来的に言えば負担は減らなければいけない。ところが現在もまったくその気配がない。

なぜ負担は増え続けているのでしょうか。

その理由は中学受験は塾中心の受験だからです。

高校受験の場合、学校側が進学について管理をする部分がある。これは大学受験も同じであって、どの高校にも進学担当の先生はいます。

が、公立の小学校は公立の中学に行く、というのが前提だから進学担当の先生がいるわけがない。

したがって、すべてが塾ベースになります。

これは塾がコントロールする面が大きいから、経済原理が通用しない。

全員が上位校を受けるわけでもないのに、みんなが上位校を受けるのと同じことをさせられる。しかも早くから。

みんなが無理なことをやめて、それぞれに合わせた準備を始めたら、こんなに負担が大きくなるわけがない。

逆にその負担が塾の利益になっているところはあるのです。

それぞれが自分の理解に合わせて少しずつ準備を進め、自分のペースで勉強できるようにすればいいのです。

特に小さい時は、負担を増やしてはいけません。

まずはできることをやればいい。あまり無理なスケジュールを組んで、子どもたちの自信をなくさないようにしてください。


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これからは一番伸びる時期

合格していく子どもたちの成績を追跡してみると、やはり最後の3ヶ月で伸びている子が多くなります。

やはり締め切り効果があるのは間違いない。あと3ヶ月だから、いろいろやりたいことはあるけれど、我慢してやるべきことをしっかりやる、という雰囲気になってくる。

小学校でも誰がどこを受験する、みたいな話が聞こえてくるので、それはそれでプレッシャーにはなるようで、同じ学校を受験する子がいたりすると、
「落ちる訳にはいかない」
みたいな気持ちになるようです。

あまり、それが強いプレッシャーになってもいけないが、そこそこ締まりが出てくるのは良いことです。

ただ、気持ちが引き締まっても勉強の仕方を間違えると、あまり成績が伸びない。

この時期心がけることは「よく入試に出て、あまりできないところ」を中心に勉強する、ということです。

あまり入試に出ないことをやっても仕方がない。

過去問をやってみて、あまりよくできないな、というところは丹念に復習する。覚えていないな、と思われるところはしっかり覚える。

そういうことをひとつひとつつぶしていって、自分なりに「準備が整ってきたなあ」を感じられることが大事です。

完璧、ということはなかなかないが、充実した気分になるように仕向けていきましょう。


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ゲームがやめられない子

入試まであと3ヶ月。

そろそろ受験勉強に集中してほしい。ゲームなんて・・・と思っておられる方も多いでしょう。

確かにゲームはやっていて切りがないところがあるので、これはもちろんやめてしまうのが一番良いと思います。以前、6年生にはゲーム禁止令を出していましたが、やはり小学生にはコントロールが難しい、と思ったからです。

それでも、まあ、隠れゲーム族というのはいるもので、家でやれなければ学校の友だちの家でやる、あるいはベットに潜り込んでやる(その結果としてしっかり目が悪くなる)ということもありました。

で、今は、本人が気分転換をするためにやるのは悪いことではないとは思います。

ただ、時間を決めてそれでやめられるかどうかが分かれ目。もし、それができないのなら、すべてゲーム機はしまった方が良いでしょう。

これもまた本人が決める話。

やめられないのなら受験にならない可能性も当然あるわけで、どうするか自分で決めさせることが大事です。






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過去問ができない?


ここにきて過去問の練習は進んではいるものの、合格点がとれない、という場合があるかもしれません。

いや、実際にはそういうケースが多いだろうと思うのです。普通に考えると例えば平均倍率が3倍として考えれば、そこを受ける受験生の3分の1しか合格点がとれないわけだから、基本的に合格点をとるのが難しい、と考えた方が良い。今から簡単に取れるようであれば、もっと上を狙ってもいいかもしれない、という話かもしれません。

だから、しっかり練習する。

やはり、それなりに学校別の傾向があるわけです。今までのカリキュラムテストでもない、模擬試験でもない、その学校独自の傾向があるわけだから、それに対処していけばいい。

合格点がとれないから練習するし、勉強すればいいのです。

で、大事なのは過去問の答え合わせをした後。

ああ、こんな点数???

と落胆しているのではなく、では、あと何ができれば、できなかった問題が解けるのかを考えることです。

例えば、知識が足りないのか、もしかしたら速さがわかってない?

分析して、まずは「すぐ解決できる」ところからやっていく。「応用力が・・・」と言ったところで、これは練習を積み重ねていくことでしか解決できないから、そんなことはいいのです。

植物の知識が足りないとか、電熱線が理解できていない、とか、そういうところを正していく。

ある程度すぐ解決できることを積み重ねていくうちに合格点が近づいてきますから!


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手間がかかるから難しい

算数の入試では一行問題のように、すぐに解き方が思いつく問題ばかりではありません。

もちろんこれら一行問題は確実に得点したい。しかし、多くの受験生はそれができるでしょう。

問題はその後。

いわゆる応用問題はやはり手間がかかる。

場合の数でも、簡単に式で答えが出る、ということはまずない。場合に分けて書き出してみたり、表を作ってみたりする必要がある。

速さも同じ。

そこでなぜ忘れ物をするかなあ。なぜ速さを変える!!みたいにまあ、条件がコロコロ変わる。それを確実に理解した上で、グラフや図に反映させないといけない。

で、手間がかかればミスも起きやすい。あるいは、間違える。だから差が出るから入試問題になるわけです。

一方であまり手間がかかりすぎると、みんな解けない。そんな問題は、入試としては不適格だし、それはできなくても問題ではない。

となると、適度に手間がかかるようにできているわけで、それを辛抱して解けるかが合否の分かれ目とも言えるのです。

だから、手間がかかることを面倒に思ってはいけない。一発で式で解けるなどと、考えず、じっくりと条件を読み解いてください。


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なるべく手を出さない

小学生ですから、やはりできることには限界があります。

例えば、当日の入試会場で応援していて、まず子どもひとりでやってくる受験生はいません。しかし高校受験の現場で言えばそんなことはない。(今は昔より保護者が同伴している数が増えましたが・・・。)

3年でこのくらい違うわけですが、やはり小学生にできることは限られる。限られるが、だからといって親が手を出してしまうと、自分でするチャンスが減る。

そして、自分でやらなくていいことは、できるようにはならないのです。

子どもたちに繰り返して言うことですが、「自分で考えなければできるようにはならない」のです。

先生がどう教えようと、動画を何回見ようと、自分でその問題をどう解くか、考えない限りできるようにはならない。

横からいくら解き方を教えても、本人が考えていなければできるようにはならないのです。

だから、ちゃんと様子を見ている必要はあるが、手出しをしてはいけない。

6年生のこの時期は特にそうです。本人が考えてわからない、と言えばそれは教えてかまわない。ただ、本人が何もしていないのに手出しをしても何も効果がありません。


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できなければ、また勉強すればいい

これまで練習してくると、やったことのある問題を解くことも多いでしょう。それができれば何の問題もない。しかし、できないと、本人もがっかりするでしょう。

教えている方も、もちろんがっかりですが。

で、お父さん、お母さんにもそういう経験があるはずです。

これは教えたでしょう。先週やった問題じゃない。

でも子どもはできないことがある。そしてここが大事ですが、だからもう一度教えるなり勉強するしかないのです。

文句を言っても、怒っても仕方がない。繰り返す。これしか方法がないのです。

実際に、子どもがいったんやった勉強を完全にマスターできれば、それに越したことはないが、そんなのは無理だと考えた方が良い。だれでも忘れる。覚えていたものができなくなる。だから繰り返す必要があるのです。

ただこれからは時間との勝負。何でもかんでもというわけにはいかないのです。

やるべきことは、しっかり絞っていかないといけない。受験する学校の出題傾向に合わせて「良く出て、今できないこと」を優先するしかないのです。

それをやっていても、なかなかできないかもしれない。しかし、最早それは入試まで繰り返していくしかないので、叱るのではなく、励まして繰り返していきましょう。


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正念場

理科の計算問題というのは、割合や比がしっかりしてこないとなかなかできません。

で、割合や比が5年生の後半ぐらいに佳境に入ってくるのと前後して、実は理科も計算問題に突入する。

それまでは生物や地学の範囲が多いのは、実は算数に左右されるから、なのです。しかし、これがある意味問題になる。というのは、知識の問題が随分先になっているので、6年生の今頃になるとあまり覚えていない。

確かに、組み分け試験のために覚えたのかもしれませんが、しかし、それは遠い昔の話、になってしまっているところがあるわけです。

だから、ここでがんばるしかない。試験直前期になると、確実に知識の力は1点につながるので、目を見張る位に覚える子もいます。だから、それでいいわけで、最初にあまり時間をかけない。

それと算数と理科計算が同時に進むこのシラバスについて、ある程度「できなくても仕方がない」と考えていた方が良いでしょう。それよりは、むしろていねいに基礎を固めた方が良い。

逆に6年生はここで、基礎がしっかりしていれば問題練習するとあることに気が付くでしょう。

理科計算は案外パターンが決まっているのだと。それがわかれば、それほどたくさんの問題を解かずとも本質が理解できるはずです。

この時期、知識の力も伸ばさないといけないから、両面でがんばるのは大変ですが、これは両方とも前倒しをするのはなかなか難しい。だから一気にやって、逆に一気に点数を伸ばせばいいのです。

点数が伸びれば、これはいけそうだ、と本人の自信にもつながりますから、正念場ととらえてがんばりましょう。


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第241回 問題文が読めていない

5年生の教室から
基礎を固める

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