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本気を出さない子

6年生のこの時期になっても、まだエンジンがかからない子がいます。

その原因はいくつか考えられる。

1つは怠惰な生活習慣が身についてしまっている。学校から帰ってきたら、まずゲーム、あるいはテレビやマンガ。で、そうやっているうちにだんだん勉強する気がなくなってくるというパターン。

2番目は自信がない子。自信がないなら勉強すればいい、と思いがちですが、そうではない。そんなに勉強して、もしできなかったらもう自分としてはどうしようもなくなる。だから、やらない。

2番目はそう多くないと思われるかもしれませんが、結構います。それだけ頭が回っているので、実は本当を言えばやればいいわけですが・・・。

しかし、そういう子は落ちること、負けることは恥ずかしいことだと思い込んでいるフシがある。

これはお父さん、お母さんの中にもそういう感覚があるようです。

でも中学受験は勝負事ですから、当然負けもある。

それを恥ずかしいとかみっともない、というような感覚でとらえてしまうと、失敗すること自体が恐くなる。でも失敗はするだろうから、では先に理由を作っておこう、ということになって、だから本気を出さないわけです。

こういう子はやはり、その根本で落ちることに対する恐怖感があるから、そこを解決しないと動きません。

よく試験が終わってから、合格できなかった時にものすごい喪失感を感じるお父さん、お母さんがおられますが、これもやはり心理的な原因は同じです。

別に不合格でも、その後立派に成長している子どもたちはたくさんいるわけで、やはり心構えを変えておかないといけないでしょう。


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