私は10数年前に初めて座禅(静功)を行なうまでは、座禅は禅僧の修行の一つぐらいの感覚しかありませんでした。 大学の級友の声かけで、生まれて初めて胡坐を組んで、真っ暗な和室で座布団の上に胡坐を組んで、1時間の座禅を行ったのです。
中国からの留学生の先生の話されることはさておき、私はひたすら普通呼吸で、吐く息だけをできるだけ長く吐いていました。 先生から言われたことではないのに、ひたすら長く息を吐いていたのです。
1枚の座布団の上に、普通の胡坐で坐っていました。 ただ肩の力は抜いて全身がリラックスするように、心がけました。
時間的に45分ぐらいした時でしょうか、頭のてっぺんの中心に電子があり、頭をすっぽりと電子の輪の帽子をかぶっているような感覚になったのです。
そのときには何のことやら分からなかったのですが、後から考えれば、頭の頂部にある百会が活性化したのでした。 生まれて初めて行なった座禅で、そのような変化あったので、何となく毎日、日中もちょっとした時間に、軽く目を閉じては吐く息をできるだけ長く吐く練習を、行っていました。