座禅は吐く呼吸に意識を集中し、表面的な静かだけではなく、体の微細な部分も含めて、静かになることが大切なのです。
静かになるには、最低でも45分から1時間は必要だと、私自身の体験から考えています。 逆腹式呼吸を行いながら座禅を行っていますと、体の中を流れる気の動きも、はじめは堅く時間の経過と共に、その流れは緩やかになってきます。
ゆったりと流れるようになるには、45分から1時間はかかるのです。 その流れが更に緩やかになるには、もっと時間の経過が必要になります。 したがって、最低でも、座禅時間は1時間あったほうがよいと思われるのです。
体の中の気は、神経の腺に沿って流れているといわれ、微細な神経が集中する脳細胞にも、その刺激を受けることになります。 その流れが緩やかになればなるほどに、私達はセクシャルなエクスタシーをはるかに超える、崇高な至福感を感得することになります。
日常的なストレスからも解放され、いつも精神的に健康でいられることになります。 更に、脳細胞を常に刺激を受けることにより、その開発率も上がり、なおかつ脳そのものも活性化されるのではないかと、思っています。