ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

壁面の一点を見続けることは難しいことです

2011-11-24 08:10:12 | 座禅

 禅宗の中で、曹洞宗の座禅の作法で、45度で見下ろした壁面の一点を、半眼で見続けるとあります。 呼吸は普段行っている普通呼吸です。 

 私は、曹洞宗の作法で(臨済宗・黄檗宗もそうですが)座禅を行ったことがありませんが、どのようにして集中力を維持するかが、とても難しく感じます。

 私自身は、座禅が楽しく感じますが、時々、曹洞宗のお坊さんから、「座禅の修行が一番嫌だった」という本音をチラリと聞くたびに、集中力を維持する仕方が、とても難しいのだろうと感じていたのです。

 私の場合は、できるだけゆっくりと長く吐く息に、意識を集中しますので、1時間の座禅時間は、あっという間に過ぎていきます。 普通呼吸の場合は、数息法といって、ひたすら数を数えるしか、意識を一点に集中することができないのではないかと思うのです。

 ただひたすら坐るといっても、意識を何か一点に集中しない限り、雑念のオンパレードになるのは、必死です。 

 意識の集中の仕方が難しいことと、座禅会を行っているお寺が曹洞宗では少ないというのは、何らかの関係があるのではないかと、思ってしまうのですが。


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