ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

呼吸法を伴う座禅は脳と心と生命力を刺激する

2011-11-16 08:58:20 | 座禅

口を閉じ鼻だけで呼吸をし、吐く息だけをできるだけ長く吐き、吐く息を体の中へイメージで吐く呼吸を、私は逆腹式呼吸と云っています。 この呼吸法を継続的に続けることによって、私達は意識しなくても、自然と体の中を流れる気の存在を感じます。

 普段行なっている呼吸で、深呼吸するように大きく吸って、吐くだけです。 ただし吐くときには、できるだけ長く吐きます。 細く長く苦しくなる寸前まで、ゆっくり吐きます。 苦しくなる寸前で、軽く息を止めまた大きく息を吸います。 ひたすら長く吐く息に、意識を集中します。

 この長く吐く呼吸を続けることにより、半ば眠っていた気の通る道(経絡)を刺激し、体の中の気の流れを、良くするようになります。 経絡は神経の腺に沿って流れているといわれ、微細な神経が集中する脳を刺激します。 気を感じやすい人は、頭がもやもやしたり、おでこ周辺で何かを感じることがあります。

体の上半身には、主要な気の流れる道(経絡)があります。 逆腹式呼吸を続けることによって、両目の中心部にある上丹田を刺激します。上丹田には生命力に関係する生命体があるとされ、結果的に生命力を高めます。

 両乳房の中心の奥にある中丹田には、感情とか情緒に関係するものがあり、いわゆる心があると思われています。 その心を鍛えることになります。

 勿論、微細な神経がある脳も鍛えることになり、その開発率を高めていきます。

 納戸も繰り返す大きく吸い、ゆっくり吐く呼吸を通して、ゆっくりではあるが、横隔膜の運動をしていることにもなるのです。

 以上が昨日のブログの記事から、感じたことです。