私に座禅の声かけをしてくれた友人は、1週間のうち3回も静功の会に参加していて、そのうち1回は24時間という泊りがけの会でした。 私は週に1回しか参加しておりませんでしたので、そうであれば私は、日常的にできる限り呼吸法を行ってみようと考え、実践しました。
電車を待っている時は立ちながら、電車に坐っているときは浅く坐って、事務所でもいすに坐ってちょっとした時間に、肩の力を抜いてリラックッスし、軽く目を瞑って、大きく息を吸ってできるだけゆっくり長く息を吐いていました。
勿論、夜は半身浴でお風呂に入った後に、布団の上で薄い座布団をお尻に敷いて、真っ暗にした部屋で、隣室で家族がテレビを見ている音を聴きながら、吐く息に意識を集中していました。 毎日1時間以上坐っていました。
半身浴で下腹が温められていたのがよかったのか、1ヵ月半で自発動という形で、下腹の臍下丹田が活性化し、心臓のように鼓動を始めたのです。 とにもかくにも初めてのことで、びっくりしましたが、普段から自然の動きに任せる、自然の摂理に従うんだという気持ちで、座禅を行っていましたので、丹田が動き始めた時には、静かのそのまま上を向いて寝て、その鼓動の動きを楽しみました。