私が精神的な支援を受けてる方が、自分は行けなくなったからと、横浜みなとみらいホールでのコンサートのチケットを、譲ってくれました。 いつも聴いていた客席側からでなく、舞台側から聴く席でした。
曲目は時々、映画などで聴くメロディーで知られるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18と、チャイコフスキーの交響曲第6番<悲愴>ロ短調作品74でした。
いつもは目を瞑ってクラッシックを楽しむのですが、さすがに舞台側から聴くのは初めてでしたので、目を開けて聴いていました。
ピアノ協奏曲のときには西本さんは、ピアノの清塚信也さんに心を配りながら、オーケストラをまとめる雰囲気でしたが、ピアノ演奏がなくなると、身振り手振りで激しく動き、楽しむことが出来ました。
時には手で髪を振り上げ、時にはタクトを置いて、全身で音楽を纏め上げようとしておりました。 正装して指揮をとっていましたので、隣の千葉から来られたご夫人に「私は目がはっきりと見えないので聞くのですが、西本さんの胸は膨らんで見えますか」と訊ねました。 私には青年のように見えたからなのです。 とても女性指揮者には見えなかったからです。
ピアノ協奏曲のときには、グランドピアノが客席側によく聞こえるように、上板が立てかけられますので、私達の席はちょっと不利かなとは思いましたが、全体を纏め上げる指揮者を見ながら音楽を聴くという醍醐味も、改めて感じいったしだいです。 楽しい時間でした。
横浜みなとみらい駅にくっついた形で計画されたクイーンズスクエアの施設も、楽しむことができました。