ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅を楽しむー静か・定への道へ進むー2

2010-12-10 08:59:39 | 座禅
 座禅は意識を一点に集中しながら、静かになります。 静かとは心身ともに体の内部の隅々までを、静かな状態にすることです。 静かにするにはある一定程度の時間が必要です。

 私は最低でも1時間は必要だと、自分の体験から認識しています。 静かな状態を続けて維持しようとすれば、更なる時間が必要になります。 私はまだ3時間の経験しかありませんが、機会があれば更に時間を延ばしてみてみたいとは思っています。

 静かな状態を何処で感じるかと言いますと、血液などの流れではなく、体の中を流れる気の流れ具合で感じるのです。 特に微細な神経細胞がある脳の刺激の仕方で感じます。

 座禅を始めたばかりですと、その刺激は硬く、強く感じます。 それが時間の経過と共に、次第に緩やかに滑らかにはなってきます。 今ではこれぐらいの感覚であれば、もう1時間経ったという具合に感じるのです。

 殆んど動かない状態になることは、滅多にはありませんが、「定」と感覚とはこんな感覚という雰囲気は分かります。 ひたすら胡座を組み吐く息を出来るだけ長く吐きながら、一点に集中する座禅は、動く中では味わえない独特のものがあります。 だから楽しいのかも知れません。