深夜の1時間の座禅は日常的に行ってはいますが、20年数年前3年間激しく行った硬式テニス以来、殆んど体を動かすことはありませんでした。
人と会うとき以外は、アルコールを呑むこともなく、もっぱらお水を飲んで過ごす毎日です。 昔から美味しいものが大好きで、甘味を抑えたケーキには眼がありません。
人間―生物の飢餓に対するエネルギーの保存システムに、自分でも知らず知らずのうちにはまってしまい、余分なエネルギーは20数年かかって、内蔵脂肪の蓄積という形で残ってしまいました。
従って健康診断をすれば、正直にその結果が数値に表れることになってしまったのです。
それではまずいと思った瞬間から、歩き始めたのです。 身近にいつも歩いている人が、何人かいてくれたおかげで、自分も歩こうかという気分になれたのかもしれません。
歩いて改めて分かったことは、体を動かさないとエネルギーの燃焼システムが、正常に働かなくなるのではないかと感じたのです。 食物の摂取とエネルギーの消費の関係が、バランスが崩れ次第に保存と蓄積だけに傾いてしまっているのに、気がついたのです。
いつも体を動かし運動をしている人は、システムが正常に働く、意識しなくても良いのですが、体を動かすことをしない人・できない人にとっては、エネルギーの蓄積だけで燃焼が、上手く働かなくなってしまうのではないかと、晩年の母の姿を思い出しながら感じてしまうのです。