ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

見えなくても感じるようになればー気感

2008-10-08 07:07:14 | 
 私が宇宙の気を感じ、座禅をやるようになるとは、自分でも思っても見なかったことです。 大学の級友が、温泉場で開かれたクラス会で、みんなの前で千葉に住んでいながら、私の近くの場所で、静功(気功の中で静かに行う功ー座禅)をやることになったと、話してくれていなかったら、また当時、心臓付近に少し痛みを感じていなかったら、一生涯、座禅には縁がなかったものと感じています。

 高い授業料を工面して、参加することになりました。 一時は友人の病気の回復を願い、3時間の座禅を通して、ひたすら念じていました。 今では、深夜の1時間の座禅が、自分の生活サイクルになっています。 また、その座禅で感じる素晴らしさを、ひとりでも良いから伝え、生きるための智慧として、参考にしてもらえたらと、ブログを書く毎日です。

 生来、意識することなかった呼吸を、吐く息をゆっくり吐くことによって、吐く息に意識を集中することによって、私たちが本来持っていた気感を、取り戻すことになるのです。 太極拳のような動く功ー動功は、10年も見よう見まねでやっていけば、自然と手の指先や。足の指先で気を感じるようにはなります。 

 吐く息をゆっくり、吐く息に意識を集中しながら、静かに暗闇の中で座禅をを行っていきますと、少しずつ体に微妙な変化を、与えてくれます。 目には見えませんが、確実に自分自身の体で、その微妙な変化を感じ、いつの日にか、自分の体の中を循環する気を、感じるようにもなります。

 よくお寺で開かれる座禅会では、お線香の火が消えるまでと称して、30分ぐらいで休憩にしてしまいますが、本来は、初心者であるからこそ、30分ではなく1時間の座禅時間を、行うべきなのです。 何故か、30分では体の中を流れる気の流れが、滑らかにならず、まだまだ、その動きは硬いのです。

 45分から1時間ぐらい経ちますと、気の流れも滑らかになります。 気の通り道(経絡)は、神経の線に沿って流れているといわれていますが、神経の線が集中する脳を、気が刺激をします。 はじめ硬かった刺激も、次第に滑らかになり、脳を優しく刺激し、いわゆる至福感を与えてくれるようになります。

 私達は、毎日の忙しい日常生活に追われ、静かにものごとを考える余裕はありません。 当然静かに座禅を行っても、雑念が頭をかすめます。 でも、その雑念も、呼吸法を伴いながらの座禅では、改めて静かに雑念をどのように考えていったらよいかを、考えます。 そのような脳を安定にした状態での思考は、時とすると宇宙の叡智が、そっとサジェスチョンを与えてくれたりします。

 先ず第1歩は、吐く息をゆっくり、吐く息だけに意識を集中することから、始まります。 呼吸法を、座禅を楽しんでください。