ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

坐禅は脳と心のエクササイズと考えるー3

2008-10-10 15:07:14 | 座禅
 吐く息をゆっくり吐き、意識を吐く息だけに集中し、静かに暗闇の中で坐禅を1時間続けていますと、遅い早いは別として、いつの日か体の中を流れる気を、感じるようになります。

 また、その体の中を流れる気は、神経の線に沿って流れているといわれ、神経の集中する脳を、やさしく刺激し癒してくれ、私達に至福感を与えてくれます。 脳を刺激し癒すことによって、日常的な悩みや困難さを、結果的に自然と克服することになります。

 脳だけではなく、目と目の間の奥にある、上丹田に存在するといわれている生命体をも刺激し、生命力にも関係してきます。 また、胸の中心部にある中丹田に存在するといわれている心ー感情とか情緒を刺激します。 

 坐禅は脳と心を鍛えるエクササイズだともいえるのです。 体は動かしませんが、体の中を流れる気が、あるときは強く硬く、あるときはやさしく滑らかに流れ、近接する神経細胞を刺激するのです。

 最近になって、坐禅の雑念の中で、坐禅は体は動きませんので、筋肉は鍛えられませんが、その前段での体力の調整ー正常に働くようにーが、行われるのではないかと、思うようになって来てます。

 体の力を抜いて(特に肩の力を抜く)坐禅を行うことにより、私達が生来持っている体の正常さを、取り戻してくれているようでもあります。 楽しみながら坐禅を行ってください。