ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

ひたすら長く吐く息に意識を集中する

2012-06-15 07:54:17 | 逆腹式呼吸

 ひたすら長く吐く息に意識を集中すれば、時間はあっという間に過ぎていきます。 1時間はあっという間です。

 深呼吸の要領で大きく息を吸ってから、息を吐きます。 息を大きく吸う意味は、出来るだけ長くゆっくり吐くためです。 大きく息を吸うときには、胸を広げ下腹は、お腹の皮が背中に付くような感覚で凹まします。 

 十分息を吸った後は、出来るだけ長くゆっくりと吐きます。 鼻から息が出ていくのを一切忘れ、吐く息を体の中へ(下腹にある臍下丹田に向けて)吐きます。 全部吐ききるつもりで吐きますが、吐き切ってしまうと苦しくなりますので、その寸前で軽く息を止め、また大きく息を吸います。

 この繰り返しを行いますが、吸う、吐くのリズムは、出来るだけスムーズに自然に行うようにします。 苦しくなる寸前まで吐きながら、吸う吐くのリズムが、自然の流れに沿うようにというのは、ちょっと矛盾しますが、出来るだけ、そのようになるように呼吸を行います。

 出来るだけ長く吐く息だけに、意識を集中することによって、1時間の時間はあっという間に、過ぎていきます。 この感覚を把握できるようになれば、逆腹式呼吸が楽しくなり、また座禅が楽しくなってきます。