ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

吐く息を出来るだけ長く吐くことだけに意識を集中する

2012-06-04 07:31:44 | 座禅

座禅を行うときに大切な事の一つに、いかに意識を一点に集中できるか、するかです。 ひとつのことに意識を集中することによって、雑念が起きにくい状況を作ります。

ひたすら数を数える数息法や、長く吐く呼吸に意識を集中します。 また普通呼吸で一点を見つめる方法もありますが、余程の集中力がない限り、すぐに眠くなるか座っているのが、嫌になってしまいがちです。

私は数息法を行なったことがありませんので、よく分かりませんが、ひたすら数を数えるよりも、長く吐く呼吸に意識を集中したほうが、よりやりやすいようには感じております。

胸いっぱいに大きく吸ってから、出来るだけ長く吐きます。 吐く時には下腹にある臍下丹田(よく分からないかもしれませんが)に向けて吐きます。 

胸いっぱいに息を吸う時には、素潜りで海深くに潜っていく方が、映像で見るようにお腹に皮が背中につくような感じまで、下腹を凹ます感覚が大切です。

吸う吐くの呼吸は、はじめは1分間に3回を基準にしますが、吐く息はできるだけ長く吐くようにします。 この呼吸に慣れるに従って、その回数も少なくなってきます(吐く息が長くなります)。

苦しくなる寸前まで息を吐きますが、あくまでも吸う吐くの呼吸のリズムは、流れるように自然に行うことが肝要です。 吐き切る寸前で軽く息を止め、また大きく息を吸います。

出来だけ長く吐くことだけに意識を集中しますと、時間があっという間に過ぎていきます。 この感覚を掴めば、自然と座禅が逆腹式呼吸が楽しくなってきます。