古いデータですが、幼児能力開発研究所が行なった実験結果を、本で読んだことがあります。 3歳、4歳、5歳の子供を集め、目隠しをして、自分のお母さんを見つける実験をしました。
自分のお母さんを見つけた割合は、3歳で100%、4歳で50%、5歳で0%でした。 これは何を意味するのか。 小さいほど目には見えない感じる能力が、あるということです。
私は、胎児が胎内にいた時に、体外で起きた出来事を、生まれでたある時期に、さも自分が体験したかのように話す子供が、いるという事実を思い出します。
幼児教育は3歳から始めなさいという話がありますが、私は生まれでた瞬間からはじめることが大切ではないか、否、もっとそれ以前の胎児の時から、話しかけるように育てることが大切ではないかと、自分の反省も含めて感じております。
更に遡って考えれば、受胎する瞬間も大切ではないかと、考えを思い寄せます。 自分はもう既に手遅れですので、この事実を一人でもよいから、若い方に知っていただきたいと、常に思っております。
このことは、吐く息を長く吐く逆腹式呼吸を伴い、意識を集中した座禅の中で、ふと浮かぶ雑念を通して感得してきました。