ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

体の中へ吐いた息(気)が背中から出て行くのを感じる

2008-06-05 06:34:28 | 逆腹式呼吸
 目をつむり鼻だけで息をし、ゆっくり体の中へ吐いていく息は、逆腹式呼吸に習熟するにつれ、背中全体の経穴から出て行くのを、感じることになります。 

 息を吐きながらイメージすることによって、イメージしながら息を吐くことによって、私たちは知らず知らずのうちに、宇宙に無尽蔵にある気を、動かしていることを体感していきます。 ゆっくり体の中へ息を吐いていきますが、その時、実際には宇宙の気が、体の中へ入っていきます。

 入っていった気は、体の中へは貯まらず、全て体外へ鍼とか灸のツボ(経穴)を通して、出て行きます。 ところが体の一部に不具合があると、その部位に関係する経穴は、うまく作動せず、すこしずつ息(気)が貯まっていきます。 私自身は、息を体の中へ吐いていく内に、もうこれ以上入っていかないという経験をしたことがあります。

 何度かそのような体験の後、ある時、その経穴が開いたのでしょうが、プーンと一種焼けこげたような臭いを、発したことがあります。 後で感じたのですが、体内に貯まっていた悪い気が、出てきたせいなのでした。 

 逆腹式呼吸は、息を体の中へ吐くことによって、気が体の中へ入っていき、経穴から体外へ排出される過程で、その経穴の気の通りの調節の弁を、調整していることに気がつきます。 その結果、自己免疫力がつくことに、繋がってきます。