ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

自分が思うように気は動く

2008-06-02 18:58:19 | 座禅
 吐く息を体の中へ、ゆっくりと吐いていく逆複式呼吸を行いながら、坐禅をしていく過程で、体の中を流れる気が、自分が思うように動いてくれるのが、分かってきます。

 目を瞑り、体の内臓をイメージしますと、その内臓に気が集まり、どこにその臓器があるのかが、よく分かります。 呼吸法を伴う坐禅を行う前であっても、その流れは弱弱しいけれども、体の中には経絡に気が循環しています。 ただし、一般的には、私たちはその気を感じることは、できません。

 たとえ分からないとしても、自分が思うように体の中の気は、動いていきます。 したがって、マイナスに物事を考えると、体全体がマイナス方向に傾いていきます。 私自身は、困ったことがあると、たまに困ったなあ、どうしようと、前向きに建設的に考えずに、その場にたたずんでしまいますと、体全体にじわーと変な分泌液が、体全体を覆うとします。

 あわてて、明るく建設的に、その場をどのようにしてよくして行こうかと、考え始めた途端に、ジワーッと体全体を支配していた変な分泌液は、うそのように、なくなってしまいます。

 ガンなどの不治の病にかかった時などは、特にマイナスに考えることによって、更に病気を悪化させてしまいます。 何事も、いつも明るく前向きに、建設的に考える癖をつけることが、とても大切なことです。

 逆腹式呼吸を伴う坐禅を通して、優しく脳を癒してくれ、至福感をも感得させてくれ、自然の動きにゆだねる感覚、自然の摂理に従う大切さを、感じさせてくれます。 坐禅の時には、いつも微笑みを持って行えるようにも、なります。 逆複式呼吸を楽しみ、坐禅を楽しんでください。