ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

免疫力が知らないうちについてしまう逆腹式呼吸

2006-10-30 07:38:57 | 逆腹式呼吸
 私達が病気になり、どこかの器官の具合が悪くなり、大抵の場合は病院なりクリニックに駆け込み、お医者さんに問診を受け薬を貰って帰ってくるのが一般的です。 場合によれば、鍼や灸を施術してもらったりします。
 鍼や灸は悪い器官に直接施術するということはなく、悪い器官と直接関係する気の通り道の気の調節する弁(ツボ)を刺激し、その結果として悪い器官を直そうという考え方です。
 今から2000年以上前の中国の皇帝が、人を実験台にして内蔵とツボの関係を調べたといわれています。 ある内臓が具合が悪くなると、その内臓に関係するツボの気の調節の弁も悪くなるということが、多くの犠牲の元で分かりました。 したがって、悪い内臓を直接触らないで、その関係するツボに鍼や灸を施術することによって、治癒させていきました。
 口を閉じ鼻だけで呼吸し、イメージで体の中へ吐く呼吸法は、自分が分からなくても、自然と気のツボの調節の弁をよくすることに繋がってきます。 イメージで体の中に息を吐くとき、自分では分からなくても、スムーズな呼吸ができるようになったとき、体の中に宇宙の気が体の中へ入っていきます。
 体の中へ入った気は、そのまま体から気のツボを通して出て行きます。 体のどこかが具合が悪いと、関係するツボの調子も悪く、一部その部分で気が滞留することになってきます。 
 私自身の経験でお話しますと、腎臓結石が残っていたり、心臓のある種の部分が変調をきたしていたりしましたが、あるとき、息を体の中へ吐いていた時に、次第に貯まってきて、もうこれ以上はいらないという状態になったことがあります。
 そのような状態が何回か続いた後で、あるとき、ぷーんとある種焦げ臭いような初めて嗅ぐ臭いがしたことがあります。 後ほど感じたことですが、ある部分のツボの調節の弁が悪いため、だんだんと息を吐くたびに(気が体の中へ入っていくため)貯まってしまい、逆腹式呼吸を繰り返す中で、その具合の悪かった弁も改善され(貯まっていた悪い気もでてきて)、一気に気の通りが良くなったのではないかと思いました。