ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

寝ながらも逆腹式呼吸を

2006-10-16 08:26:37 | 逆腹式呼吸
 寝るときには、できるだけ枕は低いほうがよいです。 頭は体に真っ直ぐのほうが気の通りも良くなります。 真上を向いて寝るのが、内臓に負担がかからず安定します。 横を向いて寝ますと、内臓や体の一部をを圧迫しますので、余り良くはありません。 
 両手の親指をお臍の上にそっと置き、目を閉じ口を閉じて鼻だけで息をします。 軽く吸ってゆっくり息を体の中へ吐くようなイメージで行います。 喉を通り体の内部を通り、お腹から足の中を通り足の裏まで行くようなイメージで、10秒以上かけて吐きます。
 全部吐ききろうとすると苦しくなりますので、無理をするのはよくありません。 吐き切る瞬間に、軽くまた吸います。 軽く吸いゆっくり吐く。 その繰り返しです。 イメージで吐いていると、鼻から息は出ているはずなのですが、慣れるにしたがって、殆んど鼻から息が出ていかないのに、気づくはずです。
 慣れてくれば、体の中を通って息が入っているのが(実際には気が入っているのですが)分かるようになってきます。 本に逆腹式呼吸とは、息を吸う時にお腹がへこみ、息を吐く時にお腹が出ると書いてありますが、そのことは余り意識する必要はありません(むしろ意識をしないほうがよいのです)。 体の中へイメージをしながら吐けば、自然と形はそのようになってきます。
 体の中へイメージで息を吐くことが大切です。 逆腹式呼吸をしているうちに、自然と寝てしまいます。 翌日は、気分が晴れやかです。