07年1月06日の「トラス組」に触れたときに紹介した(トラス組・・・・古く、今なお新しい技術-2)「旧 登米高等尋常小学校」のスナップ写真が見つかったので掲載。上の写真。
1993年の正月。東北各地をまわったときのもの。
修理工事は、その3年ほど前の89年10月に終了している。今は「教育資料館」になっているが、当時、開館していただろうか?
なにせ、正月、元旦の午前中かなり早くに訪れていて、中には入れなかったから、外観だけ。
平面図と立面図は、「旧登米高等尋常小学校校舎保存修理工事報告書」から転載させていただいた。
なお、当時、「(財)文化財建造物保存技術協会」の一員としてこの建物を実際に調査され、各種の図面等を作成された石綿吾郎氏からは、たびたびコメントをいただいている。この場を借りて御礼申し上げます。
また、同協会が試行中の「文化財オンライン 建造物修復アーカイブ」(http://archives.bunkenkyo.or.jp/index.html)で観ることができる。
ありがとうございました。
屋根の目地漆喰がまだきれいなので、
竣工後まだそんなに時間は経っていないと
思います。
ちなみに、私が卒業した小学校の校舎は、
阪神大震災の後、立て替えられたと聞きました。
とても残念に思いました。
まだ残っているのはいいほうで、生徒数の
減少から、閉校してしまった小学校も
かなりあるとききます。
宗教施設や、官庁施設、役所とちがって、
小学校校舎は、必ずその地域の人たちにとって
精神形成時に深く関わる建物と思います。
校舎を残そうと決断した、登米町と町民の
みなさんたちの選択は時間を経て正しかったと
確信されたことでしょう。
「精神形成」
とあるのは
「人格形成」
の間違いでした。
訂正させて下さい。