氷河ならぬ花河
渓流広場の池の周りを歩く。
池に添って色々な種類のチューリップが植えこまれている。画面中央部分に香奈が水中に入り込むような情景が見える。興味を覚えて望遠レンズで引き寄せて見た。
300ミリ望遠で引き寄せて見たが、手前の花を主役にピントを合わせたために奥はぼけてしまったが、ぼけた花の集団が池の中に向かって流れ込んでいるように見える。
恰も氷河が海中になだれ込んでいるような感じに見えた。
水面に映る花の反射が美しい。
ISO200 300ミリ f10 1/320秒
水面の美しさを主役にフレーミングをした。
水面の色のコントラストが美しい。
ISO200 デジタルフォト600ミリ f11 1/320秒
もっと大きくして水面の一部を拡大して見たくなり、デジタルフォトを併用し、600ミリにして撮影した。
揺れ動く水面の表情が面白い。
同じ所でカメラを右に振った風景。
少し上流に向かって歩いた所から見た風景。
上下の写真は24ミリ広角レンズにて撮影。
広がりのある風景には広角レンズが威力を発揮する。
振り返ると樹形の良い木の向こうに東屋が見えた。
手前に樹木を配し、奥に東屋、周囲にはチューリップと云うフレーミング。
シルエットの近い樹木が画面を引き締めている。
東屋の後ろには菜の花畑が広がっていた。
白雲の棚引く青空と黄色い菜の花。
初夏の爽やかな空気感が爽快な気分にしてくれる。
目を再び渓流広場に向ける。
そこにはチューリップとは思えないような八重咲の黄色い花が植えられていた。
いずれの花壇も花の色の配色には気が配られている。
樹木の根元にも各種の花が彩りよく植えられている。
渓流を挟んだ対岸にも花の絨毯が見える。
画面には出来るだけ変化を与えるように、樹木などを取り込み遠近感や奥行き感を出す様にしている。
渓流を挟んだ両側の花壇。
S字型の流れが画面に奥行き感と視覚的動感を与えている。
水面に映り込んだ花。
揺れ動く水面の情景が面白い。
向こう岸を入れずに水面のみでフレーミングした方がより面白かったかも知れない。